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日本沈没 第二部
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日本沈没 第二部の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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うーん、率直にいって単行本発売当時の巽孝之さんとかが書評で褒めすぎていたという感じですかね、やっぱり実際の執筆者が変わってしまうと別物に過ぎるし、ちょっと実際の執筆期間とかにもブランクがありすぎて、色々ともう遅かったというか……。 左京さん好きとしては第一部で主に活躍していた方々との再会とかは嬉しかったですけれどもね。ラスト辺りとかもまぁ、「果てしなき〜」に出てくる第三部?につなげる話にするには必要だったんでしょうが……。 かえすがえすも左京さんには今さら過ぎた花博プロデューサーなんかではなく、未完の諸作品をきっちりまとめるような作業に全力を傾注して欲しかったんですが、やはり万博プロデュース自体が十分面白かったんですかね、本当は万博自体がとうに19世紀の遺物、オワコンってやつだったとは思うんですが、あれだけ博識な左京さんでもその辺は見抜けぬままだったみたいで……。 何としてでも書きたかったからこそ実際の執筆を後輩に託したのは良いんですが、そういうことをされるんだったら、私は「虚無回廊」にこそ正真正銘に全力を傾注して欲しかったですし、やはり他の方々が色々とカスタマレビューにも書かれていますが、残念な部分の方が目立ってしまいますかね。 でもまぁ、そもそも左京さんにしては山本七平なんかのクズ本「日本人とユダヤ人」にも触発されて日本沈没自体を書かれていたようでしたので、本当はその辺の基本構想からしてちょっと色々外すていたのかな、とは思いますね。 小説としては好きなんですが、実際に読むと色々アラも目立ってしまうかなという……。 | ||||
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ある書評に「第二部」とあったが、存在を全く知らなかった。 前作と併せて、図書館から借りだした。 正直、非常に退屈だった。特に前半の冗長さで、読むのをギブアップしたくなってしまった。例えば、玲子が小野寺をネット検索するのに20頁、山崎が潜入、拘留され脱出、途中の雪とか氷とかの災難の記載に60頁も割いている。この程度の内容、半分以下の量で十分でしょと思った。第一部の重厚さとは異なり、ただ長いだけの印象だった。面白さも特になかった。 その一方、終章をあまりにはしょった感じで、大きく肩すかしを食らった感じ。ここのところをじっくり読みたかったな。 しかし素晴らしいと感じたところは、下巻だが、首相と外相とが日本人論を議論するところ。これまでにも各方面で述べられた日本人の特質をまとめただけかも知れないが、唯一、脇目を振らずに見入ってしまった。これだけは高採点を捧げたい。 他のレビュアーが書いているように、これは小説ではなかったね。 | ||||
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「日本沈没」の続編という事で、今度は地球滅亡の危機が描かれるのを期待したんですが 氷河期襲来による天変地異などは、殆ど描かれてないです。 国土を失った日本人が、迷走する様が淡々と書かれているといった印象を受けました。 「日本沈没」という名前を付けるなら、もう少し天変地異の様子を描いて欲しかったのが正直な感想です。 | ||||
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ハードカバーを発売日に買ったものの読む暇がなくkindle版が出たので通勤時に読む用で買い直しました。 結論的にはハードカバー購入時に読むべきだったな、と。 残念ながらこの何年かの日本の置かれた状況変化でリアリティが大きく損なわれてます。作者のせいじゃないですけどね。。。 沈没した日本が未だハイテク各分野で圧倒的な競争力を持っていることをベースに物語が組み立てられており、ここ数年の劣勢を考えると「まあこうはならんだろうな」と思ってしまいます。 某国の傍若無人ぶりとか、情報戦で某国に手玉に取られるところとかいかにもありそうなだけにこの点が残念です。あとあの人はなぜこんなところにいる???の説明もたりないかも。。 | ||||
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だれもが知っている「日本沈没」。 第一部の最後で「第一部 完」とあり、作者も第二部を書くと言っていたはずだったのに、 なかなか発表されなかった。 30年以上経って、小松左京×谷甲州というタッグでの刊行。 さすが谷甲州。 小松左京の代表作を違和感を感じさせず、見事に続編を仕上げた。 ただただ、感心するばかり。 得意の(?)中央アジアを舞台のひとつに豊富な知識をもとに 緻密な描写で書きあげている。 ブームにはならなかったが、第一部の映画リメイクにあわせて、 第二部執筆の予定を忘れずによく書いてくれた。 コアなファンには、たまらない作品。読みごたえあり。 | ||||
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だれもが知っている「日本沈没」。 第一部の最後で「第一部 完」とあり、作者も第二部を書くと言っていたはずだったのに、 なかなか発表されなかった。 30年以上経って、小松左京×谷甲州というタッグでの刊行。 さすが谷甲州。 小松左京の代表作を違和感を感じさせず、見事に続編を仕上げた。 ただただ、感心するばかり。 得意の(?)中央アジアを舞台のひとつに豊富な知識をもとに 緻密な描写で書きあげている。 ブームにはならなかったが、第一部の映画リメイクにあわせて、 第二部執筆の予定を忘れずによく書いてくれた。 コアなファンには、たまらない作品。読みごたえあり。 | ||||
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小松左京氏の著書はあまり読んだことがないので大きなことは言えませんが、良くも悪くも”日本沈没”の続編だな、という印象を抱きました。前半は散見的な描写で膨大なバックグラウンドの解説するために費やされるため非常に進行が緩やかで、ともすれば退屈に感じるところもあります。主に4人の視点から物語は描かれますが、いずれの人物も人物としての重要性よりも、あくまで”カメラ”役に終始します。このため物語りは淡々とし、政治を書くことに重きを置かれているようです。 内容は、日本列島沈没から25年、世界中に散逸し、ある国では難民化し、ある国では高い技術力で独自の地位を確立しつつある日本民族の未来を問う、というものです。日本列島消失による気象変化や世界の食糧難に言及するなど、架空の設定を土台にしているにもかかわらず非常に高度な展開を見せています。だだし、上にも書いたように基本的には政治を描いた作品です。個人的には鳥飼外相に同調できたので比較的楽しめましたが。 前作を読んだ人には一応お勧めですが、過度な期待は禁物だと思います。ただし、前作の人物の登場に期待している人は少しは期待してもいいかと思います。死んだと思っていたあの人まででてくるし…。 | ||||
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第一部を読んでいない人は、まず第一部を読むことをオススメします。日本沈没の時にプロジェクトリーダーだった中堅技術者の中田氏が沈没後25年を経て、首相として登場することに感動しました。領土を持たない国が、どうやって国民を統治していくのか、諸外国と伍してやっていくのか、国という存在を思いっきり考えさせる作品です。 一方で、小説のストーリーとしての面白さという点では物足りなさを感じました。登場人物であるワタリ、桜、中田首相、篠原、山崎、小野寺(小野田)、玲子のそれぞれを前半では非常に詳しく描写していて、いつそれらが繋がるのか、そしてポスト日本沈没の話に止まらず、とんでもないことが起きるという展開は素晴らしく、期待が大きく膨らみましたが、後半で登場人物間が繋がる場面、最後の展開はあっさりし過ぎてがっかりしました。特に、小野寺と玲子の再開は「これだけで終わり?」という感じで、山崎や篠原は何だったの?という思いで残念です。総じて言えば、読んで良かったとは思っていますが… | ||||
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このテーマと構成、主要登場人物の多さでこのボリュームでは少ない。 すでに物語りの構成とキャラクターはあるのだから、 谷甲州氏はもっと物語をふくらまして、現在のボリュームで上下巻くらいにするべきだった。使われなかった伏線やエピソードがたくさんあるし、各キャラクターも掘り下げかたが浅い。 全体的に言えばまるでダイジェストのような感じがする。 特に物語りの終盤に向かっては駆け足でバタバタ終わらせた感がいなめない。玲子と小野寺の再会シーンなどはこの物語の一つのクライマックスになるはずなのに余韻もなにもなく。通りすぎていく感じでせっかくの感動場面なのにもったいない終わらせ方だ。もっと紙面の枚数をかけるべき場面だと思う。、もう33年も待ったのだから無理矢理映画の公開に合わせなかってもよいのでは?少し残念である。谷氏はやはり小松御大に少し遠慮したのかもしれないが、今後完全版とか完本とか定本とかで再度出ることを望む。 | ||||
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今時、国家の財政基盤を書き込むのはリアリズムを出す手段として必須だと思う。なのにそれがない。 国土を失って国民が世界中に離散した日本政府の政府の財政基盤はどのように成立しているのか? 国家予算は世界各地からどのように徴収されているのか? 沈没前に日本が国際社会から借金した国債はどのように返還されているのか? あるいは日本政府が海外に避難させた資産はどう管理されているのか? 国土がない状態で、日本政府はどうやって成立しているのか? 議会や法や裁判所がどういう風に機能しているのか? 日本国憲法との関連はどうなっているのか? 小松左京が描くSF小説はそういう思考実験的なエッセンスこそが味であるのに、そうした根本的な国家のメカニズムを描かずに、世界に散った日本人が、国土を失ってもまだ政府があるという状態を全く何の疑いもなく既定のものとして描いていて不満。 | ||||
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小野寺とそれにまつわる人たちの途中の人生をもう少し詳しく書いてほしかった。ちょっと飛躍しすぎ?? あと、渡兄弟についても、、、 もう少し頁数をとって精緻に作品世界を作ってほしかった。 サイドストーリだと思えば納得ですが正規の続編と考えると微妙です。 | ||||
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多感な思春期に読んだカッパノベルスの「日本沈没」上下巻。SFが日本国を、日本国民を語る重厚さに感動した昔は忘れられません。ラジオドラマも毎晩ラジオにかじりついて聞いておりました。今回の再映画化(詳細はともかく。原作とはほとんど別物みたいですよね)であの興奮を思い出していたところへ、第二部の刊行!! 胸躍らせて読み始めました。ワタリ、花枝、邦枝、中田… 懐かしい名前を見ては、甦る感動にちょっとウルウル。予想以上に壮大な導入部に感激。しかし、話の細部が少しずつ粗くなったように思われ始め、中盤は何となく散漫になりかかり、そして最後は広げた風呂敷を慌ててたたもうとするような終わり方をしてしまって、何とも無念。これではミソをつけてしまうのでは…? どうせならもっと紙面と時間をかけても、きっちりと書き込み、書き上げて頂きたかったです。 原作者・小松左京氏は初めから第二部を構想しておられた。本書を実際に見て、そのことをはっきり思い出しました。33年という時間の経過、更には御自身が阪神大震災で被災されるという困難を乗り越えられて、このプロジェクトを立ち上げられたことには敬意と賛辞を表します。日本沈没本編が、それだけ卓越した着想と日本への愛の賜物だったということでしょう。私にとって、日本沈没本編の価値は何ら揺らぐものではありません。 | ||||
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小野寺とそれにまつわる人たちの途中の人生をもう少し詳しく書いてほしかった。ちょっと飛躍しすぎ?? あと、渡兄弟についても、、、 もう少し頁数をとって精緻に作品世界を作ってほしかった。 サイドストーリだと思えば納得ですが正規の続編と考えると微妙です。 | ||||
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