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日本沈没 第二部
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日本沈没 第二部の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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日本沈没の第2部というものがあるということを知らなかったが、最近読んでみた。読んでみたといっても第1章あたりのパプアニューギニアの話であまりにうんざりして読むのをやめた。多分、谷甲州氏の海外青年協力隊の経験やそこで得た知識などをくどくどと文章力の欠如した駄文を書き連ねているだけなのだろう。緊迫感もなければ、人を引き付ける力もない。批判するのなら全部読み終わってからにすべきかもしれない、と思いながらあまりにも時間の無駄でしかないと思いやめた。小松左京さんはこの共著に同意したのだろうか?小学館はこれでOKなのだろうか? | ||||
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50年前「日本沈没」の あとがき で小松左京は「日本人のメンタリティーは日本列島という揺り籠によって育まれたものだ。わたしはこの揺り籠から切り離された時、日本人はどう生きてゆくかを書きたかった。日本列島沈没はその前振りに過ぎない」といった意味のことを書いていました。50年も前の事なので正確な引用ではないかもしれませんが。。。当時日本文化論というのが流行りました。つまり日本人のメンタリティーは日本の気候風土によって形成されているという主張です。前述の あとがき を書く時、小松左京の頭にはこういうことがあったのではないでしょうか。そういう経緯からすると、第2部は「龍頭蛇尾」ではないかと。。。 | ||||
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ネタバレにならないように説明すると カレーを作る話があったとして「食べやすい大きさにカットしたニンジンを入れます。」 で済む描写を切り方、包丁の力の入れ加減、1つ1つノギスで測った大きさなどどうでも いい部分を掘り下げてクドクドとした文書で5ページぐらいに伸ばして書かれてる感じ。 何かの伏せんかと思って読んでもなんもない。 話は面白いんだけど読んでて疲れる。 | ||||
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あれだけの噴火が起こり・・・。 一年後ではないのトバ火山を例に出しているけれど殆ど同規模の「スーパー・ボルケーノ」のイエロー・ストーンでは翌年から「火山の冬」なのにちょいと勉強不測では「死都日本」の霧島噴火の方が真実味が有るだろうな~。 | ||||
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日本列島が沈没して25年後の世界。地殻変動は依然として続き地球は急速に氷期に突入する。そして世界各地に散って自治区を建設した日本人たちの現地政府と現地人との軋轢の日々を描く。その先には国土なき日本政府の決断が形を現しつつあった。 ただ、「日本沈没」のようなスペクタクルではなく、むしろ地球環境や国際政治をテーマにしたシミュレーションに近い。小説としての軸ははっきりせず、各章で主人公が変るので読み手には優しくない。 真の主役はナショナリストとされる中田首相だが、最終的にはコスモポリタニズムの鳥飼外相のクーデターに敗れるのには違和感がある。国家の要素の一つは領土だが、日本列島が沈没してからはそれを担保できるのは日本が存在した日本海域がそれにあたる。それを否定する鳥飼外相が日本人を代表するように描かれているのは書き手に大きな認識誤りがあるからだろう。 さらに重要な欠点として天皇陛下の役割を書き忘れている。日本の主権はもともと古代の大王の列島開発に始まり、貴族や武家への統治委任を経て、明治憲法を改正した現行憲法に連綿といたる一本の道筋だ。つまり今も昔も権力継承上、天皇制は権威を担保する機能を受け持っている。これは選挙から切り離された重要な国家機能の一つだ。これに言及しないのは各地に散った日本人の一体性を無視することになる。 鳥飼外相は首相との対決で日本人をユダヤ人に例えた。ならば、彼らがユダヤ教にアイデンティティを置いたように日本文化にアイデンティティを置くのは当然のことであり、コスモポリタニズムの名のもとに日本の祖父の地を忘却するようなことはできないはずで、この時点ですでに論理破綻が見られる。日本政府を代表する者がこのような無能でありうるのは、平和ボケしてうっかり民主党に投票したあの総選挙のみだ。 本作が話題にもならずに忘れ去られたのは当然のことだろう。 | ||||
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ほかの方がいみじくも書いているように、これは説明であって小説ではない。 平板な文章が並んでいるだけだ。 1部だけで十分であるといいたい。 日本沈没には2部はないのだ。 | ||||
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谷さんの文章は接続詞が頻繁に使われ、説明がだらだらと続き、プロの作品であるにも関わらずまとまりがなく読み辛かったです。 上下巻を通し「、というよりも、(云々)」表現が何十回も出てきて、これにはうんざりしました。 首相、外相以外の人物像もあまり浮き上がってきませんでしたし、読み進むうち、特に渡兄妹の内心描写は「どうでも良い」という気分になってきて随分読み飛ばしました。 原案が小松先生でなければ、読み終えたかどうか、、、 第一部は抑揚感、緊張感あふれ、登場人物も個性的でページターニングな作品でしたから、この第二部にはがっかりです。 ご本人は出来上がった作品を読んでどう感じられたのか分かりませんが、小松先生がお気の毒になってしまいました。 先生の他の作品に触れたことのない方が「小松左京ってこんなもんかあ〜」と思われたら悔しいです。 | ||||
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これを小松左京の本だと思って読んだ人は失望するだろう。 まず文体が違いすぎて、とても小松作品を読んだ気分にはなれない。 これを読んで初めて、改めて小松左京の文章がどれほど心地よいものであったかと思い返したのは私だけではないだろう。 正直、この作品を最後まで読み通すのは苦痛だった。短い文の中に同じ表現を繰り返さないようにするのは文章作法の基本だが、この作品にはたとえば「…ではないか」という文尾の言い回しが何十回となく繰り返される。ほとほと、小学生の作文じゃないんだから、と言いたくなる。 内容的には、そもそもストーリーはないと言ってもいい作品だ。 強いて言えば、「地球シミュレータ」が予言する通りに世界が動いていくというのがメインの物語。第一部でも田所博士の理論通りに日本が沈没するという、小松作品にしては単調なストーリー展開だったが、それ以上に単調だといえる。 そして、日本沈没後の世界の描写は、ストーリーになんの寄与もしない枝葉末節の描写になってしまっている。つまり本筋に絡まない、エピソードの寄せ集めなのだ。 具体的に描けばリアリティが増すとでも勘違いしたのか、例えば現在のNGOの問題を将来に外挿したような、不必要に細かい描写。そのために物語全体のテンポやスピード感というものがなくなってしまった。 最後のシーンなどは「果しなき流れの果に」のパロディかと思わせるような既視感ありすぎの結末。 そして蛇足(としかいいようがない)エピローグは、取ってつけたような「SF」だ。 もうちょっと褒めるつもりで書き始めたが、けなす個所ばかり目についてしまった。 二部は必要でなかったというと身も蓋もないが、せめて小松左京監修、谷甲州著とでもしてくれたら、読者を裏切らずに済んだのではないかと思う。 | ||||
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小松左京が日本沈没を発表した時に、「日本が沈没して世界に流出した日本人がどのように生きてゆくか?」を書きたかった。とコメントした事に期待した読者としては全く残念! | ||||
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読んでも読んでも小説にならないので、けっこうつらいものがあったが、それでも読み進めていたら終わってしまった。 これは「説明」であって「小説」ではない。 しかも、導入というか助走というかまえがきというか、その程度のものが全体の九割を占める。この内容なら50枚の短編でいいのではないか。 代筆者の力量にも問題がある。 小松左京の文章には、単なる知識や説明にとどまらず、ほのかな色気や情熱の発露があって、それが作品に奥行きを与えているのだが、この本にはそれらが決定的に欠落している。平板で、冗長で、退屈だ。しょせんは代筆なのだから、仕方ないと言えば仕方ないが、第一部のレベルを期待して読むとがっかりするので、どうぞ覚悟して読んでください。 | ||||
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作者が違うので、文体その他が違うのは仕方ないのだが、小松氏の前作が印象的だったので、今ひとつ・・・と感じてしまった。第一部でばらばらになった懐かしい人々が出てくるのはうれしかったが、まさかこの人が生きていたの?今更それはないでしょう・・・という感じも。途中までしっかり描き込まれたストーリーが最後、いきなり未来へと飛んでしまったのにはびっくり。「えっ、何、これは?!」と思ってがっかり。いろいろな事情はあったのでしょうが、残念です。 | ||||
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第一部のカッパノベルス版のあとがき?で小松左京氏が日本沈没の影響による気象の変化や、 流民化した日本民族の今後を続編で描くと書かれていたのを読み、心待ちに思っていたあの頃から はや30年以上の月日が流れ、今回第2部が発表されたと知り、わくわくしながら読み始めました。 小松氏を含むプロジェクトチームが構想したという背景は良く出来ており、 登場人物も第一部でなじみの名前が所々で登場し、せりふにも旧作を読んだ人には、ニャッと思わせる 所もあるのですが、いかんせん小説としての出来が今ひとつ。各エピソードが小さくまとまって しまっており、感情移入しきれませんでした。紙面上の制限があったのでしょうか、もう少しページを 割いて書き込んでくれたら小説自体の印象もずいぶん変わったものになったかもしれません。。。 この作品には思い入れが強かっただけに残念です。 勝手な事を言えばやはり、この作品は小松氏自身の手で、完結して欲しかった。 | ||||
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期待が大きすぎたせいか、正直な感想としては、残念ながら時間とお金の無駄でした。 ありきたりなストーリー、各エピソードがどれもこれも中途半端で、盛り上がりにも欠けるし、ラストの薄っぺらさには超がっかりでした。 | ||||
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