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海賊女王
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海賊女王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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とにかく面白い。 物語が進むに従って登場人物も増え其々の立ち位置なども複雑になっていくが、イングランドという大国を敵に回し、時代の激流に必死に立ち向かっていく主人公達の眩いこと、美しいこと。 最高でした。 | ||||
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80代の作者がこんな面白い巨編を!ヤバすぎでしょ。ストーリー、キャラ、エピソード、どれをとっても文句なしです。 | ||||
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最近これほどダイナミックな生命力を紡ぎあげた物語を読んだことがなかった。圧倒されました。作者の並ならぬ力量が溢れています。 | ||||
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たいへんきれいな状態の本で,ありがたかったです。 | ||||
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本書は上下巻を合わせると1200頁にもなる大作だが、非常に読み応えがあり、最後まで面白く読むことができた。 主人公はアイルランドで海賊を生業とするクランの領主の娘に生まれたグローニャと、グローニャを終生に亘り支える存在となる従者のアランだ。舞台はエリザベス女王が統治する16世紀後半で、イングランドとは人種も言葉も違うアイルランドのゲール人たちは、アイルランド征服を目論むイングランドと血生臭い争いを続けている。ただアイルランドにとって不幸なのは、ゲール人達の間でも仲が悪く常に仲間内での争いが続き、一致団結してイングランドに対抗することができない点だ。 そのアイルランドの地方領主の娘として生まれたグローニャは、少女時代から男勝りで海戦に参加し、数多くの戦いを生き延びていく。本書の面白さは、陰謀と戦いが続くこの時代を生き抜くグローニャとアランの活躍する姿と、この二人を通じてアイルランドとイングランドの血塗られた歴史を垣間見ることができることだ。 | ||||
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中世・イギリス・海賊という、大好きな要素満載だったので迷わず手に取りましたが、 今までにこんなに大勢の登場人物一覧を見たのは初めてで、まず、そこで面食らいました。 ファンタジー要素は一切無く、当時の時代背景を忠実に、そして(結構グロテスクな表現も)淡々と描かれています。 さらっと読み進めるだけでは時系列と地理が掴みにくくて、なかなか頭に入ってこず、私には難しい本でした。 | ||||
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胸のすく闊達な女海賊の冒険譚だけではない、イングランドの圧政に苦しみ続けるアイルランドの悲哀や権謀術策渦巻く英国王室の描写など、どこを読んでも引き込まれる作品です。 | ||||
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物々しく上下2巻で構成8されているが、登場人物が数多く出てくるが、描写が未熟。とりわけ主人公の、指導者としての、女としての、母親としての書き分けがいずれも未熟で、中途半端。読者にとっては充たされない気持ちがうっ積してしまう。また、巻頭の地図が不親切で、ストーリーの展開の参照にならない。 | ||||
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実在した海賊の女族長が主人公との事で興味を持ったんですが、登場人物が多くて誰が誰やらと混乱してしまったのと、地の文のクセが合わなくてストーリーが頭になかなか入ってきませんでした。 何とか上巻のラストまで読んだものの、下巻に手を出す気にはなれず・・・ 私には合いませんでしたが、ファンタジーではない実際の海賊の暮らしや仕組みを知るには良い小説だと思います。 | ||||
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幻想・耽美・ミステリー・時代小説etc。あらゆるジャンルの小説を変幻自在にものする皆川博子の、今度は女海賊(=アイルランド氏族の族長)が主人公の小説です。 生活のたつきとなる海賊行為、不安定な氏族間での戦い・陰謀・取引、だけではなく、果てはエリザベス1世の周辺にまで話は広がっていきます。 ストーリーの面白さはもとより、若々しく闊達な筆致、確かな時代考証と色鮮やかに(かつ綿密に練りこまれ)描き出される登場人物、やっぱり凄い皆川博子!と思いました。 ひと言で表現するなら、『素晴らしく面白い、エンターテイメント』これにつきます。 1930年生まれの方ですが、今なお新作を次々と発表されており(その作品がまた皆素晴らしい)、本当に凄すぎる皆川博子! (上)(下)巻と少し長いので、手に取るのを躊躇している方もいるかもしれませんが、読み始めると本当にあっという間です。どっぷりとその世界にはまってしまいます。 益々冴えわたるこの作家の、今後の作品も非常に楽しみです。いつまでもお元気で書いていただきたいです。 | ||||
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下巻のレビューも書いたが、上巻合わせてもそれ以外誰も書いていないところを見ると、それほど話題になっていないのではないか? 確かに分厚い上下巻ということで尻込みしている向きはあろうが、本作のような物凄い作品を見逃していることほど損なことはあるまいと思う。 冒険小説系としては10年に1作とまではいかないが、まあここ10年でも確実にベスト5には入る出来と言えるだろう。 女性作者による女性主人公の話とはいえ、この作品に共感できないのは男じゃないといえるほど男性の世界を描ききっているだけでなく、女性らしい艶っぽさも随所に現れ、女性が読んでも絶対に楽しめると思う。 とにかく本作はもうちょっと話題になって欲しい。 ミステリではないので年末ベスト選びもどこまで来るか?という感じだが、作者の今後の活躍とともに陰ながら応援していきたい。 | ||||
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いやいや、どこまですごいんだ皆川博子。 既に傘寿を超えてから本格ミステリ大賞を獲得、昨年はその余勢を駆って「双頭のバビロン」でも大向うを唸らせたばかりというのに、 さらに今年はこれほどの大長編スペクタクルでファンの度肝を抜いてくれた。 もはや「神」というほかはない。 量にして1800枚くらいだと思うが、とにかく一気読み必至の面白さである。 ここ数年特にミステリでの評価が高い作者にしてはミステリ要素はほとんどないが、 これほど面白ければそんなことを気にする必要はまったくないだろう。 また題名からもわかるように主人公は女海賊だが、男の世界を描かせてもこの作者は唸るほどうまい。 2013年を代表する必読エンターテインメントといえよう。 作者にはあと最低30年はこんな作品を書き続けて欲しい。 | ||||
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