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百鬼の楽師:妖怪探偵・百目3
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百鬼の楽師:妖怪探偵・百目3の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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最強最悪の妖怪〈濁(ダク)〉(この妖怪のネーミングは、「暗黒」「闇」「邪悪」を意味する英語の〈dark〉と掛けているのか)が意外にもろかったのと、登場人物のひとり、県警の大鋸(おおが)課長の正体とその行動に違和感を覚えたのと、その二点で星ひとつ減らしましたが、この文庫本三巻のシリーズ、読みごたえがあって面白かったです。 また、本巻のなかで拝み屋・播磨遼太郎(はりま りょうたろう)が語る《何をもってして人間と呼ぶのか。それはとても難しい。》p.257 という言葉が、人間と妖怪との共生、闘いを描いたこの物語の通奏低音として流れているように思いました。シリーズ第1巻の最初のほうにも、妖怪探偵・百目の助手を務める相良邦雄(さがら くにお)の言葉で、《でも、あらためて考えてみると、人間が人間であるというのは、いったいどういうことなのかと》p.48 というのがありましたし。 ところで、このシリーズ、色んな妖怪が出てきますが、わたしが気に入った(あるいは、印象に残った)妖怪ベスト5を挙げておきます。順不同で行きます。 ◎〈百目鬼(どうめき)〉の、百目(ひゃくめ)。容姿端麗、クールな性格。彼女の目玉を一個レンタルして、世の中を見てみたい。彼女に手を引かれて、異空間移動してみたい。 ◎〈九尾の狐(きゅうびのきつね)〉の、綾藻(あやも)。あまたの妖怪のなかでも、殊に人情味?と温かみを感じました。 ◎はぐれ使い魔の〈イイズナ〉親子。相良邦雄にじゃれて、まとわりつく場面が好き。第2巻第十一話「兆(きざ)しの黒雲」の中のワンシーンが、それ。 ◎海蛙(うみがえる)の〈トゥマイオッタ〉たち。彼らの特質である「一個体の経験を全員で共有できる」「種族みんなで記憶を継承できる」てところに惹かれます。 ◎〈豆腐小僧(とうふこぞう)〉。第3巻の最終話「終極」にチラッと登場するだけなんだけど、そのワンシーンがとても良く、心をぽっこりさせてくれたので。 | ||||
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もはやタイトルに偽りあり、としか言えない。どこが妖怪探偵だ。 筆致が達者なので、退屈ということはない。だが、この手の妖術バトルなんてアニメやゲームに山ほどあるだろ。 人間の悪意を吸収して巨大化していく敵というのも、今さらな感じがする。 劣化した「ゲゲゲの鬼太郎」のノベライズみたいだ。後味も良くない。下下下の下~~~というほどではないが。 単発短編を読んで機知に富んだ妖怪ミステリを期待していたので、思い切り失望した。 | ||||
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読後のハッピー感が半端ないッスな。「ラ・パティスリー」同様この登場人物たちの話をもっと知りたくなる。続編を希望するのは読者のわがままではあるがもうこいつらと会えないのか、と思うと切なさが尋常ではない。個人的には1クールくらいのドラマかアニメになってほしいところ。 | ||||
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妖怪百目が近未来都市で探偵業をやるという設定。設定だけを見たら、荒唐無稽なドタバタギャグにしかならない感じですよね。これが大人も引き込むクオリティーで、宿命と対決する人間ドラマの集積になっているのですよ。この巻からでなく、1巻から順を追って読むことをお勧めします。 1巻では、かなりユーモアも交えた余裕のある面白さだったのに、2巻でぎりぎりと緊張感に支配されるサスペンスフルな物語に変化しました。それはそれで面白いのですが、根を詰めてこの物語にハッキリ白黒を付けてしまうのはもったいないような気がしていました。 しかし、…安心してください。落としどころが絶妙ですよ。短編で外伝を書く余地もあるし、世代を変えて続編を書く余地も残した。こういうゆるさを残す方がいいのです。キッパリと何もかもに息苦しく決着をつけてしまわない方がいい。 | ||||
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1巻→とても面白い。 2巻→面白い。 3巻→まあまあ面白い。 ショートで繋げていけば良かったのに。 | ||||
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辛い過去や苦しい現実に苦悩しながらも前を向いて進む人の姿を妖怪という 存在を絡めながら上田先生らしく色彩豊かに描いた素晴らしい作品でした。 それぞれのキャラクターが非常に魅力的で最後まで一気に読んでしまいました。 ゆったりとした穏やかさの中に少し切なさや悲しさが混じる読後感が非常に心地よいです。 | ||||
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僕は百目を割りと気にいっていたので、完結はさみしい。 頭の中で出来上がったキャラが、スムーズに動いてくれたので、楽しく読めました。 | ||||
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