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(短編集)
ラヴクラフト全集1
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ラヴクラフト全集1の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全73件 61~73 4/4ページ
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アメリカのホラー作家ラブクラフトの代表作『インスマスの影』所載。 ラヴクラフトの世界観を表すクトゥルフ神話の初めとなった小説。 と,ここまでは百科辞典の受け売り。 ホラー、クトゥルフ神話あたりがキーワードとなって、 それが気になったので読んでみたがせっかちなぼくには合わなかったようだ。 この小説は何ページまで読み進めば怖くなるのだろう。 | ||||
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おれも、「インスマンスの影」だけ読むという意見に賛成です。 それだけ、抜群に面白いです。 そのアイデアは他の作品にも影響を与えていて、 漫画の「新ジャングルの王者ターちゃん」のヴァンパイア編に影響が見られます。 あと漫画「七夕の国」はインスマンスの影をやろうとして失敗した話だと思ってます。 | ||||
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漫画みたいにさくっと読んで面白かったー^^ という作品を期待しているのならやめた方がいい。 翻訳のせいか若干の読みにくさも感じる。 そしてストーリーは淡々としている。 軽く読んでもあまり面白くない。 ただ、何も付けない豆腐のようにこちらが「味わおう」と 意識して読めば全く違った内容となる。 初クトゥルフで予備知識も何もないなら「図解クトゥルフ神話」 などと合わせて読むといいだろう。 寝るときベッドの下に化け物がいたのでは? シャンプーの時目を開けるのが怖い。 そんなじわじわと読み手の想像力をかきたてるかなり 深い作品です。 インスマウス、闇にささやくものは是非じっくり読んでみてほしい。 | ||||
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「インスマウスの影」「闇に囁くもの」「壁のなかの鼠」「死体安置所にて」 この巻に出された四作品の中で、ラヴクラフトの代名詞とも言うべきクトゥルー神話を舞台とした作品は、「インスマウスの影」「闇に囁くもの」の二作品です 「インスマウスの影」は、クトゥルー神話ファンであれば、いまさら言うまでもないほど有名な作品ですね。 クトゥルー神話は、ラヴクラフトの作品に魅入られた複数の作家によって、より練りこまれた部分が多いので、どこからどこまでがラヴクラフトの設定かどうか理解が難しいところがあるのですが。 少なくともインスマウス人はラブクラフトの作り上げたものですね。 白人というのは、日本人のように魚を食べる民族はもともとは少ないせいか、どうも鱗をもった生き物を嫌悪する性質があるようです。 ラヴクラフトは20世紀初頭のアメリカ人らしく、きわめて保守的で、有色人種に対しての嫌悪感はかなりのものだったようですから。 インスマウス人のような存在に日本人や中国人のような有色人種を重ねていたとの説もあります。 もっと言えば彼の作品に表れる怪物たちは、ラブクラフトが有色人種に対して感じていた嫌悪感をそのまま表現したものかも知れません。 「闇に囁くもの」ではユゴスの甲殻生物ミ=ゴが登場します。 あと「壁のなかの鼠」「死体安置所にて」の二作品は、クトゥルー神話は直接絡んでいませんが、「壁のなかの鼠」はラヴクラフトらしい世界観を感じます いずれにしてもラヴクラフトの小説は、主人公が感じる恐怖や嫌悪が文字を通じて感じ取る事ができ、それが非常に魅力的な世界となっています。 読み手としてはラブクラフトが提供する恐怖を感じ取る事が大切でしょう | ||||
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文章としては飾り表現が多く言い回しも古臭いのでなかなかとっつきにくいのだが、一種独特な世界観を読者に伝えるのには必要だったんじゃないでしょうか。 翻訳の良し悪しがよく評価の対象になってますが、自分が読み終えた感想としては「臨場感あふれる作品。 ページがスルスル進む。 じつにおもしろい。 」といった具合です。 読みにくさはさほど問題にならないと思うのですが・・・。 | ||||
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言わずと知れたクトゥルー神話体系の創始者のラヴクラフトの短編集ですね。 今読んでも、その面白さは損なわれていません。なんていうか、人間の狂気を これだけ狂気的な表現で描写できるのはラヴクラフトの他には、そうはいないのでは ないかと。ただ、原書を読んでも分かりますが、文体が少々くどくて、読んでいて 疲れてくる部分もあります。それは日本語訳の本書でも変わりません。 読書慣れしていない人にとっては、本書というか、ラヴクラフト作品自体を読むのが 少々難儀かもしれません。 しかし、面白さは保障します。訳文が少々古臭いという欠点もありますが、それでも この異様な世界観は十分伝わるはずです。ラヴクラフトの作品は、単なるホラー小説 ではありません。それは人類学、歴史学、SFの領域にまで入り込んでいるほどの幅広さです。 何か普段読んでるのとは違った変わった小説を読みたいと思っている方、ラブクラフトがオススメです。 | ||||
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文の前半と後半の意味が繋がっていないことが多いです。 前半に否定語がおいてあるにも関わらず、後半に肯定文がきたり、その逆の組み合わせが目立ちます。 これだけの良いプロットを、こんなにも読みにくくしている事に怒りさえ覚えます。 文の整合性の異常性は、修飾語の多少とは関係ないと思います。 7巻頃にはこのような状態は修正されているとの事ですので、出来れば1巻から翻訳をやり直し、新版として出していただきたいです。 翻訳さえ問題なければ5つ星です。 | ||||
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恐怖小説モノで、ラヴクラフトの右に出る人はいない!と確信しているが、いかんせん、少々翻訳がわかりにくい。もちろん、ラヴクラフトの文章そのものが修飾語が多く、わかりにくいということもあるが、それにしても、やはり何とかならないものか、という素人の希望はある。(この問題は、全集の7巻目ではだいぶ解消されているように思うのは、私の気のせいか。) ラヴクラフトの描く物語は、俗っぽく言えば「忍び寄る恐怖」系だ。恐怖や怪奇の正体が前面に出てくるのではなく、むしろ読者にその恐怖の正体を想像させるようなところがある。彼自身、病気がちで想像の世界に浸っていた人であるから、人の想像(妄想)こそが最大の恐怖であると分かっていたのかもしれない(しかも、その妄想は個々人によって異なる)。同時に、彼は独自の世界観を持っている(クトゥルー神話)。それゆえ、彼の作品は、想像力豊かな人にこそ「面白い!」と言える小説であることは疑いない。 | ||||
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ちょっとラブクラフトに興味をもって、この本を読んだんですけども。 どの話も面白かったです! 難解な文章だって聞いていたんですが、さほど難解でもなかったのですぐに引き込まれました。 「インスマウスの影」もよかったですけど、「壁の中の鼠」が特におもしろかったです。 ラブクラフトは最高ですな! | ||||
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クトゥルフ神話の原典なのだが・・・。 読みにくく冗漫な文章で、生前売れない作家だったというのもうなずける。 ただ、世界的にも稀な固有の神話のない国、アメリカの独自の神話とも言えるクトゥルフ神話を知る上ではずすことはできない。 そういう意味で読む価値はある。 ただ全巻読破するには根気を要する。 | ||||
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巻末に驚くほど詳しく「ラヴクラフト」や、「クトゥルー神話」に対する写真つき解説が載っていて、文庫とは思えぬ豪勢な全集です。まさしく「決定版」です。 彼は「ウィアード・テイルズ」というSF三文小説誌(今の日本でいったら、少年サンデーとかみたいなもの。アメリカではマンガではなく、小説が娯楽の中心。)で、独特の文体を駆使した恐怖物を書きつづけていました。これら短編は一作一作が独立したストーリーですが、同一の世界観を持ち、それを「コズミック・ホラー」と呼びます。 基本的考え方は・・・・ この地球も、宇宙も、実は眠れる邪悪な存在に支配されていて、人間などその宇宙の歴史の中で偶然生まれたものに過ぎない脇役(旧支配者の慰み物として「作られた」という展開もあり)! 彼らが目覚めたとき、人類など痕跡すら残すことなく消え去るであろう。 人類に救いは無い。 そして今も彼らは目覚めようとしている。 という、「人類は神の寵愛を受け産まれた」と、キリスト教的観念を結構まじめに信じていた1930年代のアメリカ人にとっては「衝撃的」なストーリーでした。 (諸行無常の日本人にはこの考え方はさほど衝撃ではありませんが、それでもこの小説群は素晴らしい!) このコアな世界観はSF、ファンタジーのファンにウケ、「シェア・ワールド小説」として、世界中の作家が作品に取り入れています。 また、R.E.ハワード、ロバート・ブロックなど、現代のSFやホラー、ファンタジーのジャンルで歴史的な作家の多くが、ラヴクラフトの直弟子です。 SF、ファンタジーファンは、まずこのラヴクラフト全集を絶対に読んでおかないといけません。 もちろん、この一巻を買ったら次も絶対読みたくなる事請け合い。試しに一度読んでみてください。何故、世界中の人が愛読しているのか、すぐに分かる面白さです。 | ||||
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1930年代に活躍したラヴクラフトは,日本での知名度は今イチですが,実は20世紀最大の怪奇小説作家と言われ,スティーブン・キングやロバート・ブロックも彼を師と仰ぐ偉大な作家です。彼の作品の特徴は,クドいくらいに詳細でリアルな描写と,既成概念に囚われない独特の世界観にあります。その世界観は「クトゥルフ神話」と呼ばれ,数多くの著名作家がこの神話を題材とした作品を描き,今なおその作品数は増え続けています。ホラー好きを自認する方ならラヴクラフトは必読です。 ラヴクラフト全集<1>には,「インスマウスを覆う影」「壁の中の鼠」「死体安置所にて」「闇に囁くもの」の4編が収録されています。特に「インスマウスを覆う影」「闇に囁くもの」はクトゥルフ神話を構成する重要!な作品です。私的には「インスマウスを覆う影」がオススメ。旅行の途中に片田舎の港町に立ち寄った主人公が体験する恐怖が描かれています。 | ||||
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文庫で気楽にクトゥルー神話体系を読むことができてしまうお得な全集。 文学にも映画にも、この神話に自分なりの新しい一ページを加えようとするクリエーターはたくさんいる。 そのような作品に対する理解度を高めるためにも、まずは原典を読んでおきましょう。 | ||||
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