日蝕

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評判

日蝕の評価:

3.11/5点 レビュー 90件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全160件 101〜120 6/8ページ
No.60
(3pt)

秀作??いや習作でしょう

ストーリーに起伏もなく、新しい視点もなく、読み手側が受け取れるものがなにもない。
ただ作者が自分の頭の中身を小説世界に構築するための手すさび、という印象以上のものが出てこない。
三島由紀夫は二十歳前後ですでに起伏もあり新しい視点もあり、読み手をうならせる短編作品を世に出していたので、
この作品だけで言えば、三島とは比較にもならない。
ただし、自分の世界観を紡ぎあげて作品世界に昇華させるという作者の意図は肯定したい。
三島ではなく平野での作品勝負なのだから、三島うんぬんの言及はナンセンスかな。
私はこの作品では、平野氏の作品を今後も追って、
さらなる作者の挑戦を見たいという思いにはさせられた。

やるなら徹底的に。
冀(こいねが)わくば、平野氏がその頭脳内宇宙をさらに自分流に展開してくれることを。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.59
(4pt)

作品にどのような感想を持つか

この作品は著者のデビュー作であり、また芥川賞受賞作でもあります。読了後、最初に感じたことは、大学在学中にかかれたにしては随分と良くできているということでした。作品が生まれるまでの経緯だけでも異色作と言えるかもしれませんが、内容は重厚なテーマから丁寧な文章まで、新人っぽさをほとんど感じさせません。他にもだんだんと語り手の気分が高まっていくところでいきなり見開き真っ白のページを用意した事は、今までに類を見ない視覚を重視した技法で感心してしまいました。語り手を通してのキリスト教や教会、信仰の腐敗に関する著者の哲学的な考察にも頷かされます。よく調べて書いているという事も文章全体からくみ取れます。

 しかし、他のレビューアーの方の意見を見て頂くと分かるように、激賞している人と酷評している人とで随分と差があるようです。読んでみると、これらの原因はたぶん作品内の硬質な文体にあると思います。三島由紀夫に似た、擬古文調の文体は難読文字や常用範囲外の漢字が頻出してなれていなければかなり読みにくいです。激賞か酷評かというのはこの文体を単なる著者の知識の披露ととらえるか、作品の設定上必要な物と考えるかで変わってくるのでしょう。文体を抜きにすればなかなか良くできた作品という感じがするのですが、そういった意見もうなずけない訳ではありません。学問的な物は御免だという方にはあまり向かないかな、とそう思います。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.58
(4pt)

良かったです。

「無」について書こうと思うならどうすればよいか。何も書かなければそれが「無」なわけで、そもそも何を書く必要もないじゃないか。文学に限らず芸術には常にこの問題が付いて回る。真っ白な画用紙が一番美しいのである。

文体や漢字の選び方について意見がわかれるようだが、あまり大きな問題では無い気がする。大事なのは設定の在り方ではないか。この時代を描くことによって作者は世界をある形に限定してみせた。創作とは「限定」することなわけで、この世界観には充分な必然性があると思う。錬金術や宗教といったモチーフが物語の中でどのように機能しているのかを考えると、現代を舞台に同じテーマを扱うのは難しかったのではないか。では、そもそも作者が書きたかった事とは・・・。

主題への取り組み方に真摯なものを感じる良い小説だと思う。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.57
(4pt)

良かったです。

「無」について書こうと思うならどうすればよいか。何も書かなければそれが「無」なわけで、そもそも何を書く必要もないじゃないか。文学に限らず芸術には常にこの問題が付いて回る。真っ白な画用紙が一番美しいのである。

文体や漢字の選び方について意見がわかれるようだが、あまり大きな問題では無い気がする。大事なのは設定の在り方ではないか。この時代を描くことによって作者は世界をある形に限定してみせた。創作とは「限定」することなわけで、この世界観には充分な必然性があると思う。錬金術や宗教といったモチーフが物語の中でどのように機能しているのかを考えると、現代を舞台に同じテーマを扱うのは難しかったのではないか。では、そもそも作者が書きたかった事とは・・・。

主題への取り組み方に真摯なものを感じる良い小説だと思う。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.56
(5pt)

文学で現代に聖性を取り戻す

平野氏が「三島由紀夫の再来」というのは、その才能としてはその通りなのですが、書いているものは平野氏と三島由紀夫とでは全く持って違います。

 戦中・戦後派の作家には多いですが、三島作品が退廃的ニヒリズムを基盤に有しているとしたら、その一世代後の現代に生きる平野氏は、そこから再び聖性を取り戻す・呼び覚ますということをテーマに、このデビュー作『日蝕』から既に作品を書いています。
 
 この『日蝕』は、ストーリー構成としても面白く、哲学的思考で満たされ、登場人物の些細な心情描写も富んでおり、正に傑作です。また、良い意味で、村上春樹、ホーソーン、カミュなどからの影響を感じました。この作品を読めば、閉塞した精神生活が続く現代社会において、そこを切り開く美しい光が見えることは確実です。

 私は、一年前はこの作品が読めませんでした。ひとつには、この懐古的文章に不慣れであったことと、もうひとつは、二十三歳でこの作品を書いたという平野氏に対する先入的嫉妬からでした。しかし、今ではこういった文章も読めるようになり、また、今回の再読にあたり、平野氏に対する幼稚な妬みを感じずに、読者として中立的に読むように心掛けました。そうしたら、なんと素晴らしいことか!・・・皆さんも是非、無駄なジェラシーを捨てて平野氏を評価してあげてみてください。彼は天才です。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.55
(5pt)

文学で現代に聖性を取り戻す

平野氏が「三島由紀夫の再来」というのは、その才能としてはその通りなのですが、書いているものは平野氏と三島由紀夫とでは全く持って違います。

 戦中・戦後派の作家には多いですが、三島作品が退廃的ニヒリズムを基盤に有しているとしたら、その一世代後の現代に生きる平野氏は、そこから再び聖性を取り戻す・呼び覚ますということをテーマに、このデビュー作『日蝕』から既に作品を書いています。
 
 この『日蝕』は、ストーリー構成としても面白く、哲学的思考で満たされ、登場人物の些細な心情描写も富んでおり、正に傑作です。また、良い意味で、村上春樹、ホーソーン、カミュなどからの影響を感じました。この作品を読めば、閉塞した精神生活が続く現代社会において、そこを切り開く美しい光が見えることは確実です。

 私は、一年前はこの作品が読めませんでした。ひとつには、この懐古的文章に不慣れであったことと、もうひとつは、二十三歳でこの作品を書いたという平野氏に対する先入的嫉妬からでした。しかし、今ではこういった文章も読めるようになり、また、今回の再読にあたり、平野氏に対する幼稚な妬みを感じずに、読者として中立的に読むように心掛けました。そうしたら、なんと素晴らしいことか!・・・皆さんも是非、無駄なジェラシーを捨てて平野氏を評価してあげてみてください。彼は天才です。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.54
(3pt)

海外での評価ってどんなんだろう。

神に仕える身でありながら、その威光を使って享楽的な生活をむさぼる者たち。 そんな人々の支配する村の中で、ひそかに新たな神を創造しようと試みる錬金術師…人間。 信仰に迷いを持つ主人公の目を通して、それらの顛末がえがかれる。 はたして、本当に冒涜的なのはどっちのヤツラかな?みたいな。 まあ、テーマはご立派だがそのことと小説の面白さはまた別問題である。 ということがよくわかる小説でもある。 しかしながら、こういうのを我慢して読みきってみるのもまた思い出というか、後になって効いてくる読書体験じゃないかな?と思ったり思わなかったり。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.53
(3pt)

海外での評価ってどんなんだろう。

神に仕える身でありながら、その威光を使って享楽的な生活をむさぼる者たち。 そんな人々の支配する村の中で、ひそかに新たな神を創造しようと試みる錬金術師…人間。 信仰に迷いを持つ主人公の目を通して、それらの顛末がえがかれる。 はたして、本当に冒涜的なのはどっちのヤツラかな?みたいな。 まあ、テーマはご立派だがそのことと小説の面白さはまた別問題である。 ということがよくわかる小説でもある。 しかしながら、こういうのを我慢して読みきってみるのもまた思い出というか、後になって効いてくる読書体験じゃないかな?と思ったり思わなかったり。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.52
(1pt)

難解な文章なのか?

他の皆様方の中には難解だと仰る方もいるようです。しかし、それは擬古文に馴れていないだけです。ただそれだけ。というか、芥川・漱石・鴎外あたりの作品をある程度読んでいる人間であれば、それほど難しい文章ではありませんし、所々に現代的な言い回しをそのまま旧仮名遣いで表現したような箇所があり、どうしても白々しく思えてしまう。やるのであれば清水義範ぐらいに詐欺とも言うべきレベルにまで文体模倣を昇華できるレベル(清水義範に掛かれば、もはや偽造であるw)でないと読み手としては違和感ばかりが目立つ。
 そもそも、本当に「文学的に難解な文章」というのはフォークナーやジョイスのような実験的作風の作家が書く作品のものである。ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』なんて読めないんだから(笑)
 で、内容のほうでございますが、残念なことに「これって小説なの?」という結論になるでしょうか。あまり文章そのものを楽しむという気分にはなれないし、物語を楽しむというわけでもないので、どうしても首を傾げてしまう。
 というか、これって純文学なのか? 純文学ってもっと違うものだと思うんだけどなぁ。
 著者は知識量があるので歴史小説家に転進すれば名作を続々と出すかもしれない。読んではいないが、もしかすると『葬送』は面白いかもしれない。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.51
(1pt)

難解な文章なのか?

他の皆様方の中には難解だと仰る方もいるようです。しかし、それは擬古文に馴れていないだけです。ただそれだけ。というか、芥川・漱石・鴎外あたりの作品をある程度読んでいる人間であれば、それほど難しい文章ではありませんし、所々に現代的な言い回しをそのまま旧仮名遣いで表現したような箇所があり、どうしても白々しく思えてしまう。やるのであれば清水義範ぐらいに詐欺とも言うべきレベルにまで文体模倣を昇華できるレベル(清水義範に掛かれば、もはや偽造であるw)でないと読み手としては違和感ばかりが目立つ。
 そもそも、本当に「文学的に難解な文章」というのはフォークナーやジョイスのような実験的作風の作家が書く作品のものである。ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』なんて読めないんだから(笑)
 で、内容のほうでございますが、残念なことに「これって小説なの?」という結論になるでしょうか。あまり文章そのものを楽しむという気分にはなれないし、物語を楽しむというわけでもないので、どうしても首を傾げてしまう。
 というか、これって純文学なのか? 純文学ってもっと違うものだと思うんだけどなぁ。
 著者は知識量があるので歴史小説家に転進すれば名作を続々と出すかもしれない。読んではいないが、もしかすると『葬送』は面白いかもしれない。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.50
(5pt)

ハリポタやダ・ヴィンチ・コードに通ず

文学界での高評価と京都大学法学部在学中と言う話題性、擬古文を用いた斬新感。 そのすべてを逆手に取られて、世間からはひがまれている、かわいそうな作者である。 しかしやはりただ者ではないのだろう。 深淵な内容であるにもかかわらず非常に読みやすく、どんどんと引き込まれる。 筆力は半端ではないのだと思う。 ストーリーは、キリスト教的なバックグランドを勉強してからのぞめば、かなり楽しく、知識もより深いものになっていく。 試しに、『錬金術』という言葉を百科事典等で調べて頂くとよいと思う。 いろいろ繰り返していくうちに、歴史感覚を無意識に養うことが出来るだろう。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.49
(5pt)

ハリポタやダ・ヴィンチ・コードに通ず

文学界での高評価と京都大学法学部在学中と言う話題性、擬古文を用いた斬新感。 そのすべてを逆手に取られて、世間からはひがまれている、かわいそうな作者である。 しかしやはりただ者ではないのだろう。 深淵な内容であるにもかかわらず非常に読みやすく、どんどんと引き込まれる。 筆力は半端ではないのだと思う。 ストーリーは、キリスト教的なバックグランドを勉強してからのぞめば、かなり楽しく、知識もより深いものになっていく。 試しに、『錬金術』という言葉を百科事典等で調べて頂くとよいと思う。 いろいろ繰り返していくうちに、歴史感覚を無意識に養うことが出来るだろう。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.48
(1pt)

長々と書かれた「作文」

率直な感想を言いますと、仰々しい文体とは裏腹に、「この作者には背負っているものが何もないんだなぁ」という空疎感です。「三島由紀夫の再来」とかいう売り出し文句がついていますが、三島には感じられる或る種の「のっぴきならなさ」が全く感じ取れません。「なぜ、この人は文学をやっているの?」という疑問が湧いてきて仕方ありませんでした。多分、好事家的な「骨董趣味」で自分の好みの世界を書いてみた、というだけなのでしょう。若いながらもその該博な知識には驚かされますが、知識だけでは「作文」は書けても、「文学」は描けない、ということの良い見本だと思います。ただ単に「仰々しい文体に溺れたい」という方は読んでみてもいいのではと思います。「作文」としては良く練られていますから。しかし「文学作品」、「のっぴきならないもの」に本気で触れたいと思っている方は、読んでも失望するだけだと思います。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.47
(1pt)

長々と書かれた「作文」

率直な感想を言いますと、仰々しい文体とは裏腹に、「この作者には背負っているものが何もないんだなぁ」という空疎感です。「三島由紀夫の再来」とかいう売り出し文句がついていますが、三島には感じられる或る種の「のっぴきならなさ」が全く感じ取れません。「なぜ、この人は文学をやっているの?」という疑問が湧いてきて仕方ありませんでした。多分、好事家的な「骨董趣味」で自分の好みの世界を書いてみた、というだけなのでしょう。若いながらもその該博な知識には驚かされますが、知識だけでは「作文」は書けても、「文学」は描けない、ということの良い見本だと思います。ただ単に「仰々しい文体に溺れたい」という方は読んでみてもいいのではと思います。「作文」としては良く練られていますから。しかし「文学作品」、「のっぴきならないもの」に本気で触れたいと思っている方は、読んでも失望するだけだと思います。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.46
(3pt)

処女作

平野啓一郎は決して泉鏡花のエピゴーネンなどではない。そう言う人がいたならば、私には鏡花を馬鹿にしているようにしか思えない。鏡花のイメージの絢爛さや、どこにどう繋がっているのか分からなくなるような美文は平野には見られない。まあ、漢字の使用は少し似ているかもしないが、『康煕字典』を使って漢字の使い方を練っていた鏡花には遠く及ばない。また、「三島の再来」というのも言い過ぎだろう。二人の文豪にはどう考えても及ばない。

本書は平野の処女作であるためか、技巧に凝りすぎている。古くさい言い回しは時代感を出すためかも知れないが、奇妙な使い方をしているところがちらほら見られた。

だが、平野はそう悪い作家ではないと思う。『葬送』などは構成もしっかりしているし、文章のぎこちなさが全くなくなっていて、平野の著作の中では一番の傑作だと思う。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.45
(3pt)

処女作

平野啓一郎は決して泉鏡花のエピゴーネンなどではない。そう言う人がいたならば、私には鏡花を馬鹿にしているようにしか思えない。鏡花のイメージの絢爛さや、どこにどう繋がっているのか分からなくなるような美文は平野には見られない。まあ、漢字の使用は少し似ているかもしないが、『康煕字典』を使って漢字の使い方を練っていた鏡花には遠く及ばない。また、「三島の再来」というのも言い過ぎだろう。二人の文豪にはどう考えても及ばない。

本書は平野の処女作であるためか、技巧に凝りすぎている。古くさい言い回しは時代感を出すためかも知れないが、奇妙な使い方をしているところがちらほら見られた。

だが、平野はそう悪い作家ではないと思う。『葬送』などは構成もしっかりしているし、文章のぎこちなさが全くなくなっていて、平野の著作の中では一番の傑作だと思う。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.44
(4pt)

文学というもの

この作品は読み進めるには大変難しいです。文系で、世界史を学んだ方しか分からないのではないか?とさえ思われるかもしれません。
しかし、現代よく出版される本は非常に読み応えに欠けると思いますし、感動する話とは誰かがどうしようもない病気で亡くなったりという展開で涙を誘うものが多いです。
それに比べ、この作品での常用漢字外の表現法も歴史上の出来事の重みをだすことに一役買っていると思いますし、
宗教、錬金術など非科学的なものについて言及するという作品は少ないです。
何も考えずに読むのであれば、面白くないのですが、理系の私などは知らない世界に魅了され大変勉強になった作品です。
文学とは単に面白い面白くないという一言であつかえる学問ではないのだと、身にしみました。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.43
(4pt)

文学というもの

この作品は読み進めるには大変難しいです。文系で、世界史を学んだ方しか分からないのではないか?とさえ思われるかもしれません。
しかし、現代よく出版される本は非常に読み応えに欠けると思いますし、感動する話とは誰かがどうしようもない病気で亡くなったりという展開で涙を誘うものが多いです。
それに比べ、この作品での常用漢字外の表現法も歴史上の出来事の重みをだすことに一役買っていると思いますし、
宗教、錬金術など非科学的なものについて言及するという作品は少ないです。
何も考えずに読むのであれば、面白くないのですが、理系の私などは知らない世界に魅了され大変勉強になった作品です。
文学とは単に面白い面白くないという一言であつかえる学問ではないのだと、身にしみました。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.42
(5pt)

平野クン

平野は衒学者でかなりのナルシストだが、許せる。
山田詠美の後に平野を読むと大笑いしてしまうが、作者は少なくとも、頑張って書いている。文化庁から派遣されて仏国へ行ったそうだ。
平野はどういった批評家に受けて芥川賞を受賞したんだろうか。
浅田彰か?高橋源一郎か?兎に角、活字中毒者である私は彼の文体を好んでしまうので、悪評はおそらくこういう文体に「疲れ」を感じてしまう人間の「嫉妬」か「浅はかな拒絶」だろう。
私は本屋で書店員をしているが、店長曰く
「平野は全然うれてねー。」である。
読む人を選ぶ作者なので、マゾヒストは不快感を味わう為に一読するのも良いだろう。
ちなみに、ストーリーは全く面白くない。
純文学でもなく、レトリック辞典や漢検辞書を捲りまくって必死になった大学生の幻想文学と言える。
平野よ、お前は冨樫義博を読め。
一部の批評家から関心を惹くだけでは、お前が狙うノーベル賞は絶対に取れないぜ?
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.41
(5pt)

平野クン

平野は衒学者でかなりのナルシストだが、許せる。
山田詠美の後に平野を読むと大笑いしてしまうが、作者は少なくとも、頑張って書いている。文化庁から派遣されて仏国へ行ったそうだ。
平野はどういった批評家に受けて芥川賞を受賞したんだろうか。
浅田彰か?高橋源一郎か?兎に角、活字中毒者である私は彼の文体を好んでしまうので、悪評はおそらくこういう文体に「疲れ」を感じてしまう人間の「嫉妬」か「浅はかな拒絶」だろう。
私は本屋で書店員をしているが、店長曰く
「平野は全然うれてねー。」である。
読む人を選ぶ作者なので、マゾヒストは不快感を味わう為に一読するのも良いだろう。
ちなみに、ストーリーは全く面白くない。
純文学でもなく、レトリック辞典や漢検辞書を捲りまくって必死になった大学生の幻想文学と言える。
平野よ、お前は冨樫義博を読め。
一部の批評家から関心を惹くだけでは、お前が狙うノーベル賞は絶対に取れないぜ?
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010