日蝕

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日蝕の評価:

3.11/5点 レビュー 90件。 D ランク

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平均点3.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全160件 81〜100 5/8ページ
No.80
(2pt)

何故芥川賞なのか甚だ疑問

芥川賞受賞作でありながら異様なまでに酷評されているので気になって読んでみました。はっきり言って微妙な気が
書き出しや舞台設定は非常に魅力的で引き込まれるのですが、読中、読後なんの感銘も感動も受けることはありませんでした。
僕の場合、読み進むにつれ、「描写の巧みさ、視点の鋭さのない作品だな」という印象が頭に浮かび、所々で必然性なく登場する用語に苛立ちを覚えるようになりました。
で、最後まで読んでみたら凡庸なストーリー。作家のデビュー作としては並なのかもしれませんが、これで芥川賞は酷過ぎる。そもそも純文学に該当するのかも微妙。
でも、中世を舞台にしたお話として捉えれば並の作品ですので、そういうのがお好きな方にはオススメ出来ます。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.79
(2pt)

何故芥川賞なのか甚だ疑問

芥川賞受賞作でありながら異様なまでに酷評されているので気になって読んでみました。はっきり言って微妙な気が
書き出しや舞台設定は非常に魅力的で引き込まれるのですが、読中、読後なんの感銘も感動も受けることはありませんでした。
僕の場合、読み進むにつれ、「描写の巧みさ、視点の鋭さのない作品だな」という印象が頭に浮かび、所々で必然性なく登場する用語に苛立ちを覚えるようになりました。
で、最後まで読んでみたら凡庸なストーリー。作家のデビュー作としては並なのかもしれませんが、これで芥川賞は酷過ぎる。そもそも純文学に該当するのかも微妙。
でも、中世を舞台にしたお話として捉えれば並の作品ですので、そういうのがお好きな方にはオススメ出来ます。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.78
(2pt)

どこかで、なにかで、

15世紀のフランスを舞台にある一人のカトリックの僧がフィレンツェを目指す途中で立ち寄った村で錬金術師と出会うのですが...という滑り出しなのですが、古い漢字か、当て字なのか分かりませんが全編古い字を使ったことで情緒は出ていますが、読みにくい。時代感溢れる演出ですが、もう少し上手く出来ないものか?とも思います、読みにくいことだけが良くないのではなく、読みにくさがあったとしても得られる何かの方が大きければ何の問題もないのですが、私にはデメリットの方が多く感じました。また、どうしても「薔薇の名前」が頭をよぎる構成といいますか、展開でして、「なんかどこかでみた」とか「似たような展開を何かで憶えてる」とかを感じさせます。意図したものではないかも知れませんが、そんなちょっとした違和感や演出がどうしても「読ませたい物語」よりも「びっくりしてくれた?けっこう上手いでしょ、私」的なる自己顕示欲に見えてしまう(もちろん私にとって、です)のです。これは技術的問題で、最初から上手い人はいないのでしょうけれど、その加減が私には鼻につく作家さんである、という傾向を感じ取れたので、しばらくはもう良いかと。でも、誰かからススメられると読んでしまいそうではあります。特別毛嫌いする程、耐えられない程ではありませんが、私の中の平野さんについてはおなかいっぱいな感じです。

特にオススメではないのですが、「薔薇の名前」の世界が(映画でも、本でも)お好きな方にヤヤ、オススメします。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.77
(2pt)

どこかで、なにかで、

15世紀のフランスを舞台にある一人のカトリックの僧がフィレンツェを目指す途中で立ち寄った村で錬金術師と出会うのですが...という滑り出しなのですが、古い漢字か、当て字なのか分かりませんが全編古い字を使ったことで情緒は出ていますが、読みにくい。時代感溢れる演出ですが、もう少し上手く出来ないものか?とも思います、読みにくいことだけが良くないのではなく、読みにくさがあったとしても得られる何かの方が大きければ何の問題もないのですが、私にはデメリットの方が多く感じました。また、どうしても「薔薇の名前」が頭をよぎる構成といいますか、展開でして、「なんかどこかでみた」とか「似たような展開を何かで憶えてる」とかを感じさせます。意図したものではないかも知れませんが、そんなちょっとした違和感や演出がどうしても「読ませたい物語」よりも「びっくりしてくれた?けっこう上手いでしょ、私」的なる自己顕示欲に見えてしまう(もちろん私にとって、です)のです。これは技術的問題で、最初から上手い人はいないのでしょうけれど、その加減が私には鼻につく作家さんである、という傾向を感じ取れたので、しばらくはもう良いかと。でも、誰かからススメられると読んでしまいそうではあります。特別毛嫌いする程、耐えられない程ではありませんが、私の中の平野さんについてはおなかいっぱいな感じです。

特にオススメではないのですが、「薔薇の名前」の世界が(映画でも、本でも)お好きな方にヤヤ、オススメします。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.76
(5pt)

気負いはあるが良作

文学会に切り込む気負いと硬さは感じるが、読み方によっては堀田善衛を連想させるような非常に美しい文体であり、近代純文学に対する作者の親しみと愛情を感じる。 読み始めは純文学へのオマージュ的なものかと思ったのだが、読み進めるうちに徐々にそういう穿った見方は蒸留されてゆき、美しいものだけが残った。 初期の習作としての要素も強いが、ひとつの到達点としても屹立している。 これ以降の平野作品もすぐれたものが多いが、日蝕のインパクトは忘れがたい。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.75
(5pt)

気負いはあるが良作

文学会に切り込む気負いと硬さは感じるが、読み方によっては堀田善衛を連想させるような非常に美しい文体であり、近代純文学に対する作者の親しみと愛情を感じる。 読み始めは純文学へのオマージュ的なものかと思ったのだが、読み進めるうちに徐々にそういう穿った見方は蒸留されてゆき、美しいものだけが残った。 初期の習作としての要素も強いが、ひとつの到達点としても屹立している。 これ以降の平野作品もすぐれたものが多いが、日蝕のインパクトは忘れがたい。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.74
(2pt)

判断保留

作家本人はこの呼び名も、それが読者の障壁となることも気に入らないようだが「擬古文体」とでも言うような文体が読みにくく、最初はなかなか入っていけないかった。
 物語そのものは、精神と肉体それぞれの宗教的な昇華の瞬間の目撃譚というような内容である。時代設定や場所、さらには宗教にも馴染みがないので、いつまでも違和感が残る。
 しかしそんなことよりも、何がこの若い作家にこのような作品を、このような形で書かせたのかという点に惹かれた。しばらく作品を追いかけてみないと判断はできないと思えたが、作家は物語が要求するスタイルであって、作家個人のスタイルではないと言っている。やはり気にしてみて、そのうちに自分の評価を下したい作家だと思う。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.73
(2pt)

判断保留

作家本人はこの呼び名も、それが読者の障壁となることも気に入らないようだが「擬古文体」とでも言うような文体が読みにくく、最初はなかなか入っていけないかった。
 物語そのものは、精神と肉体それぞれの宗教的な昇華の瞬間の目撃譚というような内容である。時代設定や場所、さらには宗教にも馴染みがないので、いつまでも違和感が残る。
 しかしそんなことよりも、何がこの若い作家にこのような作品を、このような形で書かせたのかという点に惹かれた。しばらく作品を追いかけてみないと判断はできないと思えたが、作家は物語が要求するスタイルであって、作家個人のスタイルではないと言っている。やはり気にしてみて、そのうちに自分の評価を下したい作家だと思う。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.72
(3pt)

擬古文の美しさは評価したいが。

評価の難しい本だ。

 まず気に入った点。擬古文という「日本語」の美しさは大いに認めたい。これは勿論平野自身が作り上げた文章ではないので 独創性はないが この時代復活させた点は功績である。この文章を読んでいると 言葉が生き物であることが実によく分かる。それほど 今の日本語とかけはなれた文章だ。

 気になった点。文章に幻惑されている一方 この本のテーマが最後まで見えなかった。やはりテーマが見えないものに 感情移入も出来ないし そもそも「読み耽る」ことも難しい。

 非常に乱暴に言うと アンティークの店で 無類に美しいアンティークを見つけたような印象だ。美しいが その美しさだけが存在理由であって それ以外の用途は何もない。そんな印象を受ける。
 もちろん文学という芸術の一つとして「美の追求」は常にある。但し 本書は それを擬古文という 作者自身の独創ではないものに 求めてしまっているような気がしてならない。それが 本書の弱みであり 毀誉褒貶ともいうべき評価なのだと思う。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.71
(3pt)

擬古文の美しさは評価したいが。

評価の難しい本だ。

 まず気に入った点。擬古文という「日本語」の美しさは大いに認めたい。これは勿論平野自身が作り上げた文章ではないので 独創性はないが この時代復活させた点は功績である。この文章を読んでいると 言葉が生き物であることが実によく分かる。それほど 今の日本語とかけはなれた文章だ。

 気になった点。文章に幻惑されている一方 この本のテーマが最後まで見えなかった。やはりテーマが見えないものに 感情移入も出来ないし そもそも「読み耽る」ことも難しい。

 非常に乱暴に言うと アンティークの店で 無類に美しいアンティークを見つけたような印象だ。美しいが その美しさだけが存在理由であって それ以外の用途は何もない。そんな印象を受ける。
 もちろん文学という芸術の一つとして「美の追求」は常にある。但し 本書は それを擬古文という 作者自身の独創ではないものに 求めてしまっているような気がしてならない。それが 本書の弱みであり 毀誉褒貶ともいうべき評価なのだと思う。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.70
(1pt)

若々しい(青い)感性

全編はじめて見るような難解な言葉のオンパレード(といってもちょっと本好きの日本人なら問題ありません)です。
どうでもいいことまで小難しい言い方にして何の意味があるんだろ?
この小説を平易な文章に変換すると、神秘の霧がはれて、“で?”っていう駄小説が姿をあらわします。
読了時の感想は中学生の時に書いた自分の日記を10年後に発見して読んだあとみたい。
一言で言うと“恥ずかし〜!”
真理とか、自分の存在理由ってなんだろうか?とか中学くらいに皆考えるでしょ?
そんな感じの小説です。
読んでもなんの感動もないっすよ。
中世ヨーロッパを舞台にした神秘小説ですが、我々現代の日本人に通じるテーマなどまったくありません。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.69
(1pt)

若々しい(青い)感性

全編はじめて見るような難解な言葉のオンパレード(といってもちょっと本好きの日本人なら問題ありません)です。
どうでもいいことまで小難しい言い方にして何の意味があるんだろ?
この小説を平易な文章に変換すると、神秘の霧がはれて、“で?”っていう駄小説が姿をあらわします。
読了時の感想は中学生の時に書いた自分の日記を10年後に発見して読んだあとみたい。
一言で言うと“恥ずかし〜!”
真理とか、自分の存在理由ってなんだろうか?とか中学くらいに皆考えるでしょ?
そんな感じの小説です。
読んでもなんの感動もないっすよ。
中世ヨーロッパを舞台にした神秘小説ですが、我々現代の日本人に通じるテーマなどまったくありません。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.68
(2pt)

買いですか・・・。

特異な設定と文体が当時話題になった記憶がありますが、その文体というか、語の選び方についに馴染めずに読了してしまったという印象が残りました。 肩肘を張って、その文体に合わせて物語を作っていくような佇まいが僕には空回りと映りました。 尊大に聞こえることを承知で書きますが、その「文体」という語すらそぐわないような、初歩的な問題のような気もするのですが。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.67
(2pt)

買いですか・・・。

特異な設定と文体が当時話題になった記憶がありますが、その文体というか、語の選び方についに馴染めずに読了してしまったという印象が残りました。 肩肘を張って、その文体に合わせて物語を作っていくような佇まいが僕には空回りと映りました。 尊大に聞こえることを承知で書きますが、その「文体」という語すらそぐわないような、初歩的な問題のような気もするのですが。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.66
(2pt)

ジョークなのかと思ったら・・・

正直何故この作品が芥川賞に選ばれたのかが分からない(大抵分からないけど) 浅田彰とかなんかが指摘しているように単なる復古趣味にしか思えないのだが いかがだろうか?
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.65
(2pt)

ジョークなのかと思ったら・・・

正直何故この作品が芥川賞に選ばれたのかが分からない(大抵分からないけど) 浅田彰とかなんかが指摘しているように単なる復古趣味にしか思えないのだが いかがだろうか?
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.64
(2pt)

日蝕よりは一月物語に注目すべきか?

三島との共通点が一体どこにあるというのか。耽美というにはどこか即物的であり、身を恥じ入るような背徳も読み取れない。平野氏に特徴的な古典的な文体は確かにひとつの世界を作ってはいるが、物語内容や描写、詳細に読めば文体さえ、若く現代日本的的な感性の横溢を感じる。それ故、古典的な文体はわざとらしく、逆に何かを隠蔽しているのではないかとさえ思えてしまう。

平野氏は何者かとの一体感や成就感、そして一瞬ではあるが永遠の幸福感に憧れていると思わせる。「日蝕」では『究極の至福と統一感』について感情移入できなかったが、「一月物語」を読んで、これこそ彼の根底に流れる情念であり、小説を書かせる源泉のひとつなのかもしれないと思った。それを表立って表出することを憚るがために、回りくどい表現になっているのだろうか。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.63
(2pt)

日蝕よりは一月物語に注目すべきか?

三島との共通点が一体どこにあるというのか。耽美というにはどこか即物的であり、身を恥じ入るような背徳も読み取れない。平野氏に特徴的な古典的な文体は確かにひとつの世界を作ってはいるが、物語内容や描写、詳細に読めば文体さえ、若く現代日本的的な感性の横溢を感じる。それ故、古典的な文体はわざとらしく、逆に何かを隠蔽しているのではないかとさえ思えてしまう。

平野氏は何者かとの一体感や成就感、そして一瞬ではあるが永遠の幸福感に憧れていると思わせる。「日蝕」では『究極の至福と統一感』について感情移入できなかったが、「一月物語」を読んで、これこそ彼の根底に流れる情念であり、小説を書かせる源泉のひとつなのかもしれないと思った。それを表立って表出することを憚るがために、回りくどい表現になっているのだろうか。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.62
(3pt)

秀作??いや習作でしょう

ストーリーに起伏もなく、新しい視点もなく、読み手側が受け取れるものがなにもない。
ただ作者が自分の頭の中身を小説世界に構築するための手すさび、という印象以上のものが出てこない。
三島由紀夫は二十歳前後ですでに起伏もあり新しい視点もあり、読み手をうならせる短編作品を世に出していたので、
この作品だけで言えば、三島とは比較にもならない。
ただし、自分の世界観を紡ぎあげて作品世界に昇華させるという作者の意図は肯定したい。
三島ではなく平野での作品勝負なのだから、三島うんぬんの言及はナンセンスかな。
私はこの作品では、平野氏の作品を今後も追って、
さらなる作者の挑戦を見たいという思いにはさせられた。

やるなら徹底的に。
冀(こいねが)わくば、平野氏がその頭脳内宇宙をさらに自分流に展開してくれることを。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.61
(4pt)

作品にどのような感想を持つか

この作品は著者のデビュー作であり、また芥川賞受賞作でもあります。読了後、最初に感じたことは、大学在学中にかかれたにしては随分と良くできているということでした。作品が生まれるまでの経緯だけでも異色作と言えるかもしれませんが、内容は重厚なテーマから丁寧な文章まで、新人っぽさをほとんど感じさせません。他にもだんだんと語り手の気分が高まっていくところでいきなり見開き真っ白のページを用意した事は、今までに類を見ない視覚を重視した技法で感心してしまいました。語り手を通してのキリスト教や教会、信仰の腐敗に関する著者の哲学的な考察にも頷かされます。よく調べて書いているという事も文章全体からくみ取れます。

 しかし、他のレビューアーの方の意見を見て頂くと分かるように、激賞している人と酷評している人とで随分と差があるようです。読んでみると、これらの原因はたぶん作品内の硬質な文体にあると思います。三島由紀夫に似た、擬古文調の文体は難読文字や常用範囲外の漢字が頻出してなれていなければかなり読みにくいです。激賞か酷評かというのはこの文体を単なる著者の知識の披露ととらえるか、作品の設定上必要な物と考えるかで変わってくるのでしょう。文体を抜きにすればなかなか良くできた作品という感じがするのですが、そういった意見もうなずけない訳ではありません。学問的な物は御免だという方にはあまり向かないかな、とそう思います。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318