日蝕

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評判

日蝕の評価:

3.11/5点 レビュー 90件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全160件 61〜80 4/8ページ
No.100
(4pt)

この文体を最後まで使いこなせた作者の力量は凄い

普通、こういう文体で小説を書くと必ず何処かで息切れするものなのだけれど、これを最後までやりとおせた作者の体力はやはり凄いと素直に認めざるを得ない。 ただ、若さゆえか幾分冗長の感がある。 アンドロギュノスが登場するまで、もう少し短く出来たように思う。 それでも、この凝った文体で描かれた中世ヨーロッパの耽美的世界は、十分に魅力的だった。 確かに三島由紀夫の再来は言い過ぎかも知れないが、少なくとも自分は久しぶりに三島の『仮面の告白』を読み返したくなった。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.99
(5pt)

15年前からの愛読書

平野啓一郎さんの一月物語には、近くの図書館で今から15年前に出会いました。それはまさに私が
探していた本そのものでした。1ペイジめから身震いするような感動をおぼえ、あっというまに
読み終えてしまいました。それからは、平野さんの本に夢中になり図書館の彼の本すべて読みました
私は詩を作りますが、彼の本は、とても情景が美しく私の心情にぴったりの本でした。
その後、その図書館で一月物語ばかり何ども借り、何度読んでも飽きませんでした。そうしたいきさつで、ネットで
販売しているのを知り飛びついた次第です。とても大切に宝物のようにそばに置いています。彼の新刊が出たらどんどん
読もうと思っています、ちなみに、彼の今までの本はすべて読みました。最後に立派なことは言えませんが彼は日本の
言葉をとても大切にしていると思います。
日蝕・一月物語 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕・一月物語 (新潮文庫)より
4101290407
No.98
(5pt)

斯くヒトは存在の限界を超える!

完璧な・・・多様な意味で・・・完璧な物語を読ませていただいた・・・と思う・・・ これほど完璧に構築された物語を他に知らない・・・ 二元論の真の終焉:精神と肉体、西洋と東洋、資本主義と共産主義・・・現実と非現実・・・宗教と非宗教・・・ヒトと非ヒト・・・諸々の相克を一つに溶かし、存在の真実(真実の存在)に至ろうとする地平を提示している良書に出会えた! まずは御一読を!!
日蝕・一月物語 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕・一月物語 (新潮文庫)より
4101290407
No.97
(3pt)

現代文学に擬古文をもってして孤独な戦いを挑むという思想

兎に角難しい漢字が多用されていて、読みづらさに面食らってしまった。こういった文章、昔の日本語の小説の様な言葉使いの文章を擬古文と言うらしい。もう一度言うが兎に角難しく読み難かったが、だがストーリーはそれほど難解ではなかった。

パリの学僧ニコラは自分の探究心の為に欲しい本があった。それを求めてフィレンツェに行く道すがらついでに怪しい錬金術師のいる村を訪れる。そして、人間とも天使とも悪魔ともつかない両性具有者を目撃する。だがその両性具有者は魔女だと勝手に決め付けられ異端審問にかけられ焚刑に処される。その時日蝕が起きるのだが、タイトルにもある日蝕だが、これは聖職者の腐敗の象徴として表現されているように思えた。他にも巨人など少し意味不明な所もあるが、やっとこすっとこ読破出来た。

これは極端な考え方なのだが、これは小説だがストーリーはさして重要ではないのでは?とも思える。それは現代文の小説ばかりのこの時代に、かつての日本語の素晴しき文学の表現方法を再度日本人に知らしめる。そういった作者の思想が、思想そのものがこの作品に練りこまれていて、その現代文学に単独で戦いを挑む様に選評者が感銘を受け芥川賞受賞に至り、更にその孤独な戦いの様に三島由紀夫の片鱗をみて、三島由紀夫の再来と言わしめたのではないだろうか。私にはそう思えてならない。

なおこの作品は
【第120回(1998年下半期)芥川龍之介賞】受賞作。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.96
(3pt)

現代文学に擬古文をもってして孤独な戦いを挑むという思想

兎に角難しい漢字が多用されていて、読みづらさに面食らってしまった。こういった文章、昔の日本語の小説の様な言葉使いの文章を擬古文と言うらしい。もう一度言うが兎に角難しく読み難かったが、だがストーリーはそれほど難解ではなかった。

パリの学僧ニコラは自分の探究心の為に欲しい本があった。それを求めてフィレンツェに行く道すがらついでに怪しい錬金術師のいる村を訪れる。そして、人間とも天使とも悪魔ともつかない両性具有者を目撃する。だがその両性具有者は魔女だと勝手に決め付けられ異端審問にかけられ焚刑に処される。その時日蝕が起きるのだが、タイトルにもある日蝕だが、これは聖職者の腐敗の象徴として表現されているように思えた。他にも巨人など少し意味不明な所もあるが、やっとこすっとこ読破出来た。

これは極端な考え方なのだが、これは小説だがストーリーはさして重要ではないのでは?とも思える。それは現代文の小説ばかりのこの時代に、かつての日本語の素晴しき文学の表現方法を再度日本人に知らしめる。そういった作者の思想が、思想そのものがこの作品に練りこまれていて、その現代文学に単独で戦いを挑む様に選評者が感銘を受け芥川賞受賞に至り、更にその孤独な戦いの様に三島由紀夫の片鱗をみて、三島由紀夫の再来と言わしめたのではないだろうか。私にはそう思えてならない。

なおこの作品は
【第120回(1998年下半期)芥川龍之介賞】受賞作。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.95
(2pt)

ねらって獲った芥川賞

擬古文調の文体、前半にこれでもかと出てくる中世ヨーロッパの知識、茶髪にピアスという風貌など全て作家としてデビューするため狙ってやったものでしょう。はったりが効き過ぎたのか出版社の一儲けしたいという意向なのか(近年ではKAGEROUのポプラ社)みごとに芥川賞を最年少(ここも出版社の興味を引いたに違いない)で受賞されています。擬古文はもうやめてしまっているようなので、やはり本人の本当の作風ではないのでしょう。

 「鏡の影」の影響に関しては[...] に詳しいです。自分としては「鏡の影」に出てくる魔女焚刑、処女懐胎のモチーフを、魔女焚刑→神との合一(錬金術における黒化、白化、赤化)に変えただけのように感じます。個々のプロットの類似はむしろ消そうと努力している跡が窺われるのですが、小手先だけなのでうまくいかなかったのでしょう。

 ただ、はったりに見合うだけの努力と、短期間で物にできる頭の良さを買って☆2つにしました。
 (皮肉ではありません。かなり頭のよい人だとは思います)
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.94
(2pt)

ねらって獲った芥川賞

擬古文調の文体、前半にこれでもかと出てくる中世ヨーロッパの知識、茶髪にピアスという風貌など全て作家としてデビューするため狙ってやったものでしょう。はったりが効き過ぎたのか出版社の一儲けしたいという意向なのか(近年ではKAGEROUのポプラ社)みごとに芥川賞を最年少(ここも出版社の興味を引いたに違いない)で受賞されています。擬古文はもうやめてしまっているようなので、やはり本人の本当の作風ではないのでしょう。

 「鏡の影」の影響に関しては[...] に詳しいです。自分としては「鏡の影」に出てくる魔女焚刑、処女懐胎のモチーフを、魔女焚刑→神との合一(錬金術における黒化、白化、赤化)に変えただけのように感じます。個々のプロットの類似はむしろ消そうと努力している跡が窺われるのですが、小手先だけなのでうまくいかなかったのでしょう。

 ただ、はったりに見合うだけの努力と、短期間で物にできる頭の良さを買って☆2つにしました。
 (皮肉ではありません。かなり頭のよい人だとは思います)
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.93
(4pt)

独特な世界観。

若手ながら実力派の名前を欲しいままにしている平野啓一郎のデビュー作。

ドミニコ会士の学僧であるニコラは、研究のための書物を探し求めていた。そんなニコラに司祭はとある村にいる錬金術師を訪ねるように助言する。半信半疑でその村を訪れたニコラ。だが、その錬金術師の生き様にニコラは打たれるものを感じ。

とにかく筆達者だなぁというのが最初の印象でした。
まるで大正か昭和初期の文豪の作品を読んでいるかのような文章は、とても若者が書いたとは思えないほどの出来です。

また、神の存在に対してどうしても疑問を抱いてしまう主人公の心情を丹念に描いているのも、とても興味深かったです。

小難しくてわからない部分もないわけではないのですが、それを差し置いても読んで損のない小説だと思いました。
現代文学の傑作のひとつです。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.92
(4pt)

独特な世界観。

若手ながら実力派の名前を欲しいままにしている平野啓一郎のデビュー作。

ドミニコ会士の学僧であるニコラは、研究のための書物を探し求めていた。そんなニコラに司祭はとある村にいる錬金術師を訪ねるように助言する。半信半疑でその村を訪れたニコラ。だが、その錬金術師の生き様にニコラは打たれるものを感じ。

とにかく筆達者だなぁというのが最初の印象でした。
まるで大正か昭和初期の文豪の作品を読んでいるかのような文章は、とても若者が書いたとは思えないほどの出来です。

また、神の存在に対してどうしても疑問を抱いてしまう主人公の心情を丹念に描いているのも、とても興味深かったです。

小難しくてわからない部分もないわけではないのですが、それを差し置いても読んで損のない小説だと思いました。
現代文学の傑作のひとつです。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.91
(5pt)

「体験」を体験する

著者の作品を読んだのはこれが初めてで、
擬古文というものにも慣れていなかったため、
はじめのうちは何と読み辛い本だと思いましたが、
作品の「神聖」な内容と擬古文が相まって、
徐々にその世界観に呑まれていきました。

作中の歴史的な背景や、
哲学的なテーマが伝えんとすることは
よく分かりませんが、
「日蝕」と「一月物語」に
共通して語られる主人公の鮮烈な「体験」の描写が、
個人的には大変印象的でした。

著者の言葉を借りて表現すれば、
世界を見ている私自身が、同時にその一部であるような感覚
を、私も人生で一度体験した記憶がありますが、
いまだにあれはなんだったのかと思い返すことがあります。
この2作品の特殊な世界観を通して、
真っ先に思い出したのはその時のことで、
主人公たちの奇妙な世界を追体験するような感覚で両作を読み進みました。

個人的に難解な部分はありましたが、
それ以上に非常に印象に残る作品で、
著者の他の作品にも手を出してみようと思えました。
日蝕・一月物語 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕・一月物語 (新潮文庫)より
4101290407
No.90
(1pt)

平野氏に文学的センスは皆無!

平野氏の『日蝕』が開示する世界に、哲学的で文学的なそれは全くもって見出だせなかった。 難解な言葉、擬古文、氏のペダンチックな趣向で構築されただけの形骸的な作品であり、表現力が欠落していて、しかも、洗練されてないレトリックが余りに目立ち、読むに堪えない。 一頁ずつ丹念に解いていった時間が無駄になった。 最早、文学などではない。 氏は雑学王にでも、なっていれば良い!
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.89
(1pt)

平野氏に文学的センスは皆無!

平野氏の『日蝕』が開示する世界に、哲学的で文学的なそれは全くもって見出だせなかった。 難解な言葉、擬古文、氏のペダンチックな趣向で構築されただけの形骸的な作品であり、表現力が欠落していて、しかも、洗練されてないレトリックが余りに目立ち、読むに堪えない。 一頁ずつ丹念に解いていった時間が無駄になった。 最早、文学などではない。 氏は雑学王にでも、なっていれば良い!
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.88
(4pt)

天才だと思った

読み始めからびっくりする絢爛な文章。 日本語の表現。 酷評もありますが私は単純にすごいと思ったし、 この時代にこれだけの作家はなかなか現れないと感じました。 確かに難しいです。 両性具有についても理解に時間がかかった。 「文学」としての芸術品です。 他の人のレビューにあるように 思想から入っていますね。 頭のいい人だなという印象があります。 テレビで見てても 知的な顔つきをしてる。 読んでおいて損はない作品です。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.87
(3pt)

いまさらですが読んでみました

昔、色々話題性豊富な作品だったようですが、私は「中世の神聖と異端について書かれた本」という点で読んでみました。  何か得るものはあったかと思うと、ちょっと思いつきません。 悪いですけど。  でも、頭は良さげな方なので、芥川賞作家という汚名?をすすぐほどの名作を書かれること期待します。 (堀田善衞レベルまで行ってくれればうれしいな)
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.86
(4pt)

天才だと思った

読み始めからびっくりする絢爛な文章。 日本語の表現。 酷評もありますが私は単純にすごいと思ったし、 この時代にこれだけの作家はなかなか現れないと感じました。 確かに難しいです。 両性具有についても理解に時間がかかった。 「文学」としての芸術品です。 他の人のレビューにあるように 思想から入っていますね。 頭のいい人だなという印象があります。 テレビで見てても 知的な顔つきをしてる。 読んでおいて損はない作品です。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.85
(3pt)

いまさらですが読んでみました

昔、色々話題性豊富な作品だったようですが、私は「中世の神聖と異端について書かれた本」という点で読んでみました。  何か得るものはあったかと思うと、ちょっと思いつきません。 悪いですけど。  でも、頭は良さげな方なので、芥川賞作家という汚名?をすすぐほどの名作を書かれること期待します。 (堀田善衞レベルまで行ってくれればうれしいな)
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.84
(5pt)

合理の果ての非合理 理性の果ての非理性

著者のことが気になり出したのは、梅田望夫氏との対論であるウェブ人間論を読んで以来である。あくまで肯定的にインターネット・テクノロジーがもたらす社会の展望を語る梅田氏に対して、テクノロジーの恩恵を認めつつ、どうもそれに警戒感を捨てきれないらしい著者が、葛藤しながら言葉を紡ぐ様が妙に人間臭く印象に残っていたのだ。

で、そのウェブ人間論から遡ること約8年前に上梓された著者のデビュー作である。高潔な文体と筆運びの巧みさに打ちのめされると同時に、はぁなるほど、と変に納得させられた。すなわち、テーマはまるで異なるこの「日蝕」と先の「ウェブ人間論」が、自分の中で明確な一線で繋がったような気がしたからである。

やや独断になることを恐れずに言えば、著者の関心は一貫して、合理的な秩序を超えた世界にある。ただしこれは単純なオカルト志向とは趣が異なる。おそらく著者が拘っているのは、人間が合理化を徹底することによって、逆に非合理の世界を際立たせてしまうという過程なのではないか。だからこそ著者は、「合理的」な自然科学者のピェェルが両性具有者と交わる様を描くのであり、また世界の全てを「合理的」にデータベース化して検索可能にするgoogleのやり方に、薄気味の悪さを覚えてしまうのだ。

この小説に何か人生訓的なテーマを読み取ろうとするのはナンセンスだ。著者は単に彼の想うところの「非合理的な世界」の存在を、彼独自の美意識において提示したかっただけなのだ。擬古文の使用や、錬金術や魔女狩りといったモチーフは全てそのための手段と考えて良いと思う。然して、その印象は鮮烈なもので、その試みは大いに成功していると思う。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.83
(5pt)

合理の果ての非合理 理性の果ての非理性

著者のことが気になり出したのは、梅田望夫氏との対論であるウェブ人間論を読んで以来である。あくまで肯定的にインターネット・テクノロジーがもたらす社会の展望を語る梅田氏に対して、テクノロジーの恩恵を認めつつ、どうもそれに警戒感を捨てきれないらしい著者が、葛藤しながら言葉を紡ぐ様が妙に人間臭く印象に残っていたのだ。

で、そのウェブ人間論から遡ること約8年前に上梓された著者のデビュー作である。高潔な文体と筆運びの巧みさに打ちのめされると同時に、はぁなるほど、と変に納得させられた。すなわち、テーマはまるで異なるこの「日蝕」と先の「ウェブ人間論」が、自分の中で明確な一線で繋がったような気がしたからである。

やや独断になることを恐れずに言えば、著者の関心は一貫して、合理的な秩序を超えた世界にある。ただしこれは単純なオカルト志向とは趣が異なる。おそらく著者が拘っているのは、人間が合理化を徹底することによって、逆に非合理の世界を際立たせてしまうという過程なのではないか。だからこそ著者は、「合理的」な自然科学者のピェェルが両性具有者と交わる様を描くのであり、また世界の全てを「合理的」にデータベース化して検索可能にするgoogleのやり方に、薄気味の悪さを覚えてしまうのだ。

この小説に何か人生訓的なテーマを読み取ろうとするのはナンセンスだ。著者は単に彼の想うところの「非合理的な世界」の存在を、彼独自の美意識において提示したかっただけなのだ。擬古文の使用や、錬金術や魔女狩りといったモチーフは全てそのための手段と考えて良いと思う。然して、その印象は鮮烈なもので、その試みは大いに成功していると思う。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010
No.82
(2pt)

聖性=性性?

暗号みたいな表現だらけの文体に苦労しながらラストまで読んでみたら、 「射精」こそが霊肉一致の瞬間!みたいな〆方に「開いた口が塞がらない」状態だった覚えあり。 平野氏の宗教に対する考え方が高度過ぎて理解が及ばなかったのかもしれないが、自分は「中世ヨーロッパについての薀蓄本」、ないしは「性を至高の存在として称え祭った『擬似』宗教文学」という印象しか持てなかった。 もし平野氏と酒を酌み交わす機会があれば、この作品に篭められたテーマについて納得行くまで質問攻めにしたいと思う。
日蝕 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日蝕 (新潮文庫)より
4101290318
No.81
(2pt)

聖性=性性?

暗号みたいな表現だらけの文体に苦労しながらラストまで読んでみたら、 「射精」こそが霊肉一致の瞬間!みたいな〆方に「開いた口が塞がらない」状態だった覚えあり。 平野氏の宗教に対する考え方が高度過ぎて理解が及ばなかったのかもしれないが、自分は「中世ヨーロッパについての薀蓄本」、ないしは「性を至高の存在として称え祭った『擬似』宗教文学」という印象しか持てなかった。 もし平野氏と酒を酌み交わす機会があれば、この作品に篭められたテーマについて納得行くまで質問攻めにしたいと思う。
日蝕 Amazon書評・レビュー: 日蝕より
4104260010