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影の中の影



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【この小説が収録されている参考書籍】
影の中の影
影の中の影 (新潮文庫)

影の中の影の評価: 3.64/5点 レビュー 28件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.64pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 1~20 1/2ページ
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No.28:
(2pt)

ちょっとしたお伽噺

うーん、リアリティがないなぁ。
あまりにも都合よすぎる展開。
最強のスパイ(ヒーロー)っていう設定はいいとしても、ストーリー展開がどうにも都合よすぎるなぁ。
月村さんってこんな作家さんでしたっけ?
影の中の影Amazon書評・レビュー:影の中の影より
4103395311
No.27:
(5pt)

ほれぼれするほど面白い。

読み始めたら一気に読みすすむ。息もつかせぬ展開。背景に国際的な政治が絡んでいるのでスリル満点。日本版007というコメントがあったけど、もうそれ以上だよ。
悲しい影がある傷ついたヒーローだけど、異郷の地にたたずんでこの『影ある』生き方を選んだ覚悟が伝わってくる。これだけ共感を呼ぶ主人公はいない。イチ押しです。
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4103395311
No.26:
(4pt)

日本版007

「カーガー」と呼ばれる元エリート警察官で格闘技も複数体得した中年男が、敵を次から次に倒していくアクションもの。つまり、日本版の007ですね。
ウイグル自治区の人権問題という、国際的な大きなテーマを扱うのも本家に似ています。
スピード感があって、面白かったです。
最初は凄かった中国の特殊部隊が、途中から素人相手にあっけなく殺られるようになってしまうというご都合主義的な部分は否めませんが、これも本家と同じといえば同じですね。
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4101212716
No.25:
(3pt)

盾になるヤクザと謎の男、暗殺部隊との息をつかせぬ攻防が物語の見せ所

フリーのジャーナリストが着手した新疆ウイグル自治区に関連した連続死の取材はその支援者の目前の死と遺された『カーガー』と云う謎の言葉から国際的な謀略へと繋がる。盾になるヤクザと現れた謎の男、中国の暗殺部隊との息をつかせぬ攻防が物語の見せ所ではあるが、自分はウイグル族を現在も苛む中国政府の政策が胸に痛い、強制収容所での弾圧、ウイグル族の女性を漢族男性の配偶者とするウイグル族の漢族への同化による民族浄化が進行している。しかし、他国への侵略とは違い占領した領土内では内政干渉とされ他国の追及は儘ならないのが実状だ
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No.24:
(1pt)

この人の小説くどいし現実味がない

機龍警察もそうだけどこの人ただのアニメオタクなんじゃないの?機龍警察もパターンは全部同じ。マジでつまんね。
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No.23:
(1pt)

読後感無駄

同作家の「水戸黄門」を読んで、思わず笑ってしまい、ほかの作品にも興味を持ったのですが。残念ながらストーリー、キャラクターがいずれもパターン的で、どこかのB級映画、漫画から借り出してつぎはぎしたような作品でした。背景となる国際情勢がリアルなのは参考文献が良かったからでしょうか。感動もユーモアも何もないので読むことを薦めません。
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No.22:
(4pt)

B級映画感満載でとても面白かったです。

いやぁ、今回もむやみに中国・アメリカや民族問題を出してきて、問題を大掛かりにしておきながら、ちっさい、うっすい中身で推移する展開がとても面白いです。
闇のヒーローも、背景や誕生を描きすぎて、しつこさ満載で身近すぎるし、B級映画バリにわざわざやくざのやられ要員をたくさん用意したり。
さらに、それぞれ数名のやられ要員には、若干お涙頂戴のエピソードも入れてみたりと、、、。
さらにそんなうっすぅーいエピソードについついウルウルしてしまう自分が、、、。

終章も無駄にタラタラ説明して、文句なし。ベタベタ感が最高によかったです。

月村さんの「槐」のうすうす感といい、今回のB級映画感といい、とても読みやすく楽しめました。
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No.21:
(1pt)

同じ作者が機龍警察シリーズを書かれているとは正直信じられません

重要な登場人物についての背景情報が、当人の一人語りで延々と説明されるのには辟易しました。他のレビュアーの方も書いていらっしゃいますが、同じ作者が機龍警察シリーズを書かれているとは正直しんじられません。
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No.20:
(4pt)

世知辛い現実から束の間の逃避をお考えの方にお勧め。

私は本編のような冒険小説において、敵役の強さは、主人公の魅力の「形容詞」であると思っている。
主人公・景村瞬一【カーガー/琉球語で影を意味する】が疾風怒濤の活躍を見せる『影の中の影」での敵役/中国の暗殺部隊はそれこそ筆舌に尽くしがたいほど強く、怖い。
紙一重の差で襲い来る敵を、技を駆使して葬り去る度に、景村はヒーローとしてのランクを上げ、最強の敵を倒した時それは最上級となる。
私は当初、格闘技術“システマ”を体得している云々から、川内康範を継ぐ、レインボーマンのような勧善懲悪ものを想像していたが、それとは違ったようだ。
また、脇役のキャラクター設定にも心憎いものがある。ジャーナリストの仁科曜子はヒロインとしての魅力充分だし、本来なら憎まれキャラのヤクザたちの心の内面を描くことにより、彼らも同じ人間であることを教えてくれる。その中でも特に樋口が印象に残った。彼もまたかなり強いが・・・。
読者の熱くなった気持ちをクールダウンさせる「終章 そして影は朝靄に還る」で、登場人物たちのその後が描かれるが、真の敵役である曾埜田の不気味な強大さ、また曜子と景村との邂逅などから続編が期待されるが如何なものなのだろう。
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No.19:
(4pt)

分かっているけど、面白い

社会派ジャーナリストの仁科曜子は新たな取材対象としてウイグル問題に取り組んでいた。最近ではウイグル人コミュニティーの有力者やボランティア活動家が次々と変死しており、難解なテーマに野心が疼いていた矢先、キーマンとされる人物へのインタビューが出来ることになった。しかし、待ち合わせ場所で3人の凶漢たちに襲われキーマンが殺されてしまい、死に際に「カーガーに助けを求めろ」と謎の言葉を言い残す。

作者お得意のアクションものです。スーパーヒーロー像を作り上げて明確な対立軸を設け、圧倒的な力に立ち向かっていく人々にもドラマを添えるパターンです。ウイグル自治区等の国際問題をメインにして、政治決着や強国との外交上の駆け引きも織り交ぜ、今回もエンターテインメント魂が充分な仕上がりです。想定内ながら人の繋がりも見事に決まり、人の成長や逞しさも描かれる一方、これ程の戦闘シーンを一気に読ませる筆力も流石です。
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No.18:
(5pt)

どんどん引き込まれてしまった。

どんどん引き込まれてしまった。当作家の本をよく読ませてもらってます。
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No.17:
(5pt)

面白かったです。

「土漠の花」以来月村先生の作品を端から読んでいる途中です。
読みやすくて途中で止められない本です。面白かった。
この作品がいいなと感じた方には「土漠の花」、「ガンルージュ」という月村先生の作品もきっと相性が良いのではないかな、なんて思います。
こういう本に出会えると本当に日々救われます。
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No.16:
(4pt)

面白いがもっともっと書けるはず。

月村さん、嫌いじゃないですよ。こういったおはなし。
カッコ良くて影のあるダークなヒーローが国家同士の理不尽な暴力に苦しめられた弱きものたちを助けてワルをやっつける。
中国から杜撰な民族弾圧の実験から生き残り亡命するウイグル人たち、取材をきっかけに巻き込まれる女性ジャーナリスト。彼等を闇に葬る為に送られてきた暗殺部隊。そして唯一の希望は彼等を守る依頼を承諾したカーガー(沖縄の方言で言う影法師のこと)の通り名を持つ伝説のプロフェッショナル。そして妙な縁から命懸けで彼等を助け暗殺部隊と死闘を繰り広げるヤクザたち。
キャラクターも立っているしストーリー運びもきっちり盛り上がって行く。たぶんきっとよく練られた良質の冒険小説なんだよね。テストなら82点で文句なく優秀、良くできましたってランクだと思う。
でもそれだけじゃ違うんです。ハリウッド映画やヤングジャンプでは味わえないなんかサムシングを読者は欲している。
冒険小説でも私小説でも恋愛小説でもジャンルは構わない。パロデイやおふざけ小説でもいい。
文が空から降ってきてる感じ、なんだか文字が一文字一文字が鼻の奥に突き通って来るような感じ、作者がこの本を通してオレのためだけにこのハナシを今頁のすぐ向こう側で書いている感覚。
そんな本に巡り会うことが錯覚かも知れないけど確かに何回もある。
だから月村さん。頑張って文をもっともっとかきむしって欲しい。こんなもんじゃない。凄いものを貴方は書けるはず。変に迎合したり出版社に売れ行きを心配しなくていい。僕は偏屈な一読者としてずっと待っています
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No.15:
(3pt)

うーん…

物語背景や中盤にかけての展開は読み応え十分だが、終盤になると途端にトーンダウン。いや、始めっからその部屋に籠城しとけよ!、とか、暗殺部隊後ろとられすぎだろ!とか、結局お偉いさんの電話で解決かよ!などがいちいち気になってしまった。システマである意味も特になかったように思う。

これだけワンパターンの短編を連発する作者が
どうして機龍警察のような長編傑作を書けるのかが逆に気になってきた。
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4101212716
No.14:
(4pt)

気軽に楽しむにはいいんじゃないの?

物語の展開が早く飽きさせない。
日本で繰り広げられる中国の陰謀を阻止するカーガーとヤクザたち。
あっさりヤクザを葬ったり一人のヤクザに二人やられたり、中国人工作員が強いのか弱いのかよくわからん。
ヤクザ頑張りすぎ。
官僚売国奴杉。
意外と簡単にピンチ脱出できたり。
よく考えると疑問を覚えるところもあるが細かいことは気にするな的なストーリー。
だからテンポが速いんだろね。
ちょっと薄っぺらい感はある。
気軽に楽しもう。
続編はあるのだろうか?
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No.13:
(1pt)

もう飽きた

機龍警察シリーズは全て満点級の大傑作。
ところが単発作は全然あかん。
■土漠の花 80点
■槐 60点
■影の中の影 40点
もう全部同じやん。
展開もプロットも基本的には全部同じ。
あげくに作を重ねるごとに質が落ちている。
こんな粗製濫造を有り難がっていると作者が駄目になる。
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No.12:
(3pt)

機龍警察とは

一気に読めます。楽しめます
しかしながら、機龍警察のような楽しみ方はできません。
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No.11:
(5pt)

真のヒーロー

最近、右系化している作家が多く、この作品の書評を見て、中国を悪者にした右傾化した作品か?とあまり期待しないで読んだ。
しかし、確かに中国は一番悪く書かれているが、アメリカも日本もろくでもないものに書かれていて安心した。国家間の利権の前には個人の生命の尊重なんてすっ飛んでしまうのですね。
この作品で一番気に入った点は、とにかく主人公が強い事。よくアクション映画やバイオレンス小説では、観る側、読む側をはらはらさせる為なんだろうが、やたらと窮地に追い込む。すると、わたしなどはヒーローは弱く、情けなくみえて、なんだかなと思ってしまう。
やっぱり、人の命を救うには、このくらい強くないと説得力ないだろう。
いつか、カーガーと槐の競演でもしていただければと思います。
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4101212716
No.10:
(5pt)

ウイグル人亡命団を守るために繰り広げられた中国の刺客との戦いが迫力満点

中国はある目的のために、日本に潜伏中のウイグル人亡命団の抹殺を目論む。それを阻止するために女性ジャーナリストと裏社会のやくざが中国からの刺客と激突する。日本の警察は頼りにならず、殺害されたウイグル人が残した謎の言葉「カーガー」を手がかりに立ち向かっていく。

序盤から物語が大きく動き、最後まで目が離せず一気に読んだ。中国政府による人体実験の話や、CIA、KGBといったアメリカ政府の機関との関わり、警察と犯罪組織の癒着、日本、アメリカ、中国間の国際情勢の話など本当によく考えられていたと思う。

読み応え満載の中、特にウイグル人亡命団を守るために繰り広げられた中国の刺客との戦いが迫力満点だった。いつ襲われるかという緊迫感の中、菊原組の進藤、谷田部、樋口、和久井、須永たちの命を賭けた男の生き様には胸が熱くなったし、ロシア武術のシステマについてやそれを駆使して武術を極めた男の戦い方も楽しめた。

これだけの大事件をどう収束するのかと思ったが、無理なく納得できる形で描かれており、読後感も非常によかった。
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4101212716
No.9:
(5pt)

極上のエンタメ

冒険小説界の最注目作家、月村氏の新作。
女性ジャーナリストと裏社会の男たち。そして謎の「カーが―」がウイグル族の人たちを守るために、己の命をかけて戦う。
話題作となった「土漠の花」は自衛隊の男たちであったが、今度は真逆のアンダーグラウンドの男たちが描かれている。それだけに、一人一人の抱える闇と、それぞれの闘う理由などがより奥行きと凄みがあった。
月村氏の作品は実は非常にシンプルだ。言ってしまえばハリウッドの映画のよう。だがしかし、これだけ極上のエンタメに特化した作品を書ける人は実は非常に少ないように思う。
まさに本に没頭させられる素晴らしい作品であった。
影の中の影 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:影の中の影 (新潮文庫)より
4101212716

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