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未来からのホットライン
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未来からのホットラインの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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| J.P.ホーガンのタイムスリップものということで手に取ったが、読み進めていくとどこかで観たような覚えが。そう思ってググッてみると、昨年アニメ版が放映された「シュタインズ・ゲート」との類似点を挙げるブログがいくつも引っかかりました。 ストーリーは、ノーベル物理学賞も受賞した天才物理学者が、リタイアして帰った故郷のスコットランドの寒村で、仲間とともに「時間をさかのぼって情報を送ることができる装置」を開発し、それによるタイムパラドックスの謎解きをしながら、世界を破滅に追い込む大惨事を食い止めるというものです。前半ではどうやって過去に情報を送ることができるのか、そしてその際に世界はどうなるのかについてストーリーが展開されますが、破綻の無い(少なくとも書いた点では否定のしようのない)緻密な理論の展開はホーガンの小説の醍醐味です。後半では「バゴファント事件」と「センチュリオン事件」の、世界を破滅に追い込む2つの事件を、過去へ情報を送ることで解決しようとしますが、そこに主人公の一人の恋の行方が絡み、いろいろとやきもきさせられます。 本作品に登場する、「時間をさかのぼって情報を送ることができる装置」というのが、シュタインズ・ゲートでいうところの「Dメール」に相当します。未来の情報を受け取った世界がその後どうなるのか、その解釈もこの作品と良く似ています(リーディングシュタイナー能力のある人物は登場しませんが)。ホーガン自体は他にもタイムスリップもの(プロテウスオペレーションなど)を書いており、作品ごとに違った解釈をベースにストーリーを展開していますが、この作品では主人公たちが実験結果を見てそれらの解釈を比較検討したりしていて、ホーガン自身のタイムスリップものの原点ともいえるでしょう。1980年に、そこから30年後の2010年(奇しくもホーガンの没年)を舞台に書かれた作品ですが、ホーガンの想像ほどには現実世界は進歩していない一方、はるかに進歩した部分(本書では最高スペックのコンピューターの記憶容量が50MBないとか)もあったりして、それはそれで楽しめます。 過去に情報を送ることで危機を回避できるということで、基本的にはハッピーエンドですが、その間に起こったことが(送った情報以外は)、全て無かったことになってしまう訳です。それが恋愛関係にある二人の間には悲しい訳ですが(改変された世界では当の本人達にも気付きようが無いのですが)、この作品ではストーリーをうまく運んで、爽やかな終わり方になっていると思います。 「当然のなりゆきというものだ・・・」 「これがシュタインズ・ゲートの選択だよ」 | ||||
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| 無理すれば「夏への扉」と「マホメットを殺した男たち」と「タイムトンネル」と「復活の日」と「さよならジュピター」を足して5で割ったものが本書であると言えるかも知れない。 さすがホーガン、時間論のみの時間SFではないのである。 時間と空間は切り離せないものであり、例によってのこれがSFだ! という感動を与えてくれる宇宙論が展開します。 時間テーマではあるが、人間が乗れるようなタイムマシンは登場しません。 時間を超越したPRINT機能を備えたコンピュータが出てくるだけである。 しかし過去も未来も24時間以内にしか有効でないのだ。 だが過去に情報を伝えることは出来る。 さあパラドックスが生じる! 直列宇宙か多元宇宙か? ま、パラドックスの処理の仕方はよくあるタイプである。 本書はやはりハードSFとして楽しむべきである。 2010年の人類に迫る危機を、一日過去にしか連絡出来ないのに、どうやって回避するかである。 三冊分の事件とアイデアは充分楽しめます。 そしてもちろん猫も登場する。 ハインラインの「夏への扉」が時間SFのベスト1であると同時に猫小説の傑作であったように、 本書においても猫のマックは重要な意味を持っている。 ユリ・ゲラーを科学者さえ騙した世紀のペテン師として例にあげてるのも良い! 「巨人たちの星」でも言っていたが、超能力や神などを信じる事が如何に人類にとって有害であるか、 ホーガンの論理は明確に説明してくれていいね。 科学的に物事を見る目、冷静な論理思考のみが人類を幸福で平和で豊かな社会へと導くものなのだ。 知性こそが人類を救うのである。 神の愛も軍隊の防衛力もなんの解決にはならんのだよ…。 | ||||
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| 最近になってホーガンの面白さに目覚めて、彼の作品を片っ端から読み漁っているのですが、『未来からのホットライン』は翻訳の品質が低すぎて読むのが非常に苦痛でした。 訳者は日本SF小説史に残る(と私が勝手に考えている)『北極シティの反乱』の著者とのことで、本業がSF小説家であれば訳文も綺麗だろうと思ったのが間違いでした。全体が、日本語で普通そういう表現はしないだろうという文章や、元の英文が想像できるような直訳調に満ちていて、一読して理解できないセンテンスを何度も読み返すことを強いられ、とにかく疲れました。 主題のアイデアや物語の展開などは非常に面白そうに思えたので、機会があったら原書で再読しようと思います。 主人公の「一本まいった」という異様な台詞には、こちらが参りました。 | ||||
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| SF作家の登竜門(?)タイムマシン物にホーガンが挑戦します。でも、ただのマシンではありません。ここが並みの作家と一味違うところ。タイムワープするのは人ではなく情報のほうなのです。ご多分に漏れずハードな理論解説つき。最後が超ハッピーエンドになる点が気に入って、すでに10年かけて10回以上読み返し、原語(英語)版も購入してしまった作品です。 | ||||
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