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光る牙
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光る牙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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動物系のパニックムービーや小説が好きで色々見ています。 自然の描写は臨場感があって良かったのですが、銃や車の描写がくどく感じるくらい詳細で読むのがめんどくさくなりました。 羆がメインの物語のはずが、車の描写の方が詳しく書かれているくらいでした。 正直、車の詳細はどうでも良かったです。作者の方がお好きなんでしょうね。 肝心の羆の登場回数も少なく、被害者の人数も少なくて特殊で強大なはずの羆の恐怖がイマイチ伝わってこなかったです。 作者さんの元々詳しかった分野に関する表現は詳細だけど、そうでもない分野の掘り下げが足りないように感じました。 | ||||
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クマ牧場などで間近で見たヒグマは想像しているよりおとなしい印象だったが、フィクションの中でのヒグマは怪獣そのもので恐ろしい動物扱いされている。 この物語に出てくるヒグマも例外でなく恐ろしく狂暴で手強い。 実際に野生のヒグマはどうなのだろうか? 内容的には悪くなく結構引き込まれました。 | ||||
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作者の自衛隊員時代の経験に基づくと思われる描写が随所に織り混ぜてあり、 それが創作されたストーリーにそこはかとない真実味を加える。 ヒグマからの逃亡劇一辺倒ではなく猟友会を引き連れてヒグマ狩りに向かうなど積極的な攻勢も見られる。 安全な事務所から危険な日高の山奥に何度も駆り出される主人公の森林保護官らは大いに迷惑なはずだが、使命感に燃える彼らは一向に気にしない。公僕の鑑である。 またヒグマのみを悪く描写するのではなく、むしろヒグマに襲われてしまえと読者が思うような人間を登場させることでエンターテイメント性を高める工夫が見られる。 そのような点で、シャトゥーンのように弱い人間が次々殺されていくだけのしょうもない作品とは違っていた。 ただ、最後のオチがそれまで積み上げたこの作品の雰囲気から少々乖離していた感があったのが残念。 しかし作者の経験則や知識に基づく描写は面白いので一読の価値はあり。 | ||||
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獣害内容であるが、全体的にこちら側が狩られる立場であることの描写がが乏しく、天候や山岳環境等の厳しさが前面に出すぎていた。また、三毛別事件に触れていたが、事件概要を知る読者であれば、本作品のに対し、それ以上の恐怖、不気味さを期待してしまうのではないか?「羆」と「熊」は一線を画す、絶対的な表現がほしかった。 | ||||
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我欲の為に人は熊を狩り、犠牲となった熊は復讐の為に人を狩る。手負い獣となり、凶暴化した亜種の巨大白ヒグマは次々と人を襲う。 森を守り、命懸けで仲間を救おうとする森林保護官の樋口孝也。復讐が勝つか使命が勝つか。 復讐の権化と化した白ヒグマは種を受継ぎ、山を守る。白い神となって森の王として君臨する。"人間には森は守れないし、守らせない。自然を守れる俺だけだ"と咆える。 "白い神が天地を揺らす。白き神よ、荒ぶる爪よ" 自然が創り出したこの白き野生の王。彼こそが日高の森を支配し、正義を行使する。人間はこの白き巨神の生贄なる事で、自然の奴隷と化す事で、存在する事を許されるのだろうか。 スリルがあって、アッという間にたのしく読みすすめた。銃と車とブランド物の描写がしつこ過ぎるか。でも、全体的にはよくまとまってた。実体験者らのキツイ意見も多いけど、所詮は小説だからね。自分にとっては知らない事ばかりで、総てが新鮮に映った。 | ||||
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北海道の日高山脈における森林保護官とヒグマとの闘いです。「デンデラ」(佐藤友哉、新潮社)や映画「リメインズ 美しき勇者たち Yellow Fangs」のように村で人食い熊を迎え撃つのも恐怖ですが、山で熊に追いかけられるのも怖いものでした。 デンデラやリメインズは飢餓のため人里まで熊が降りてくるという設定ですが、本書は人間のエゴにより熊を怒らせてしまっています。ストーリー的にはもう少し捻って欲しかったのですが、サバイバルの細かい描写は元自衛官ならではの視点だと思いました。 本の中に入り込むこちができて一気に面白く読むことができました。映画化されれば観てみたいです。 | ||||
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ハードカバーを数年積読しやっと読了したが、すぐに古本屋行き。クオリティが全体にイマイチ、よくある穴持たずクマ話のひとつ。 荒探しをしたくはないが。小生は猟歴は内地での猪猟も含めると24年。日高山脈のふもとで鹿を主に狩猟し13年、ライフルも使用している。ヒグマについては某施設で6年ほどの飼育、管理、ガイドの経験あり。ヒグマは能動的に自分からは猟をしないポリシー、なのでヒグマは獲ったことがない。逆にそのことを誇りにしている。 ストーリーについては語らないように気をつけるが、ご了承いただきたい。 まず、深山にバブアーを着ていく人間は素人だと思う。そういう意図が作者にあったのか??狩猟用の代表モデルビューフォートでも5万円前後、10万円超えのモデルがバブアーにあることは小生はしらない。袖などがぼろぼろになり、一度、英国にリペアで里帰りさせたが、そのビュ-フォートは20年前は4万円強の価格だった。使用用途は、本来が0度前後でのシトシト雨といった、最悪の環境が多い英国のフィールドでの使用を想定している。小生は鴨撃ちに使っているが、非常に具合がいい。大汗をかくような深山には、重いので着ていかない。ジッと待つような猟につかうのが、本来の用途ではなかろうか。 大汗をかく現場には、藪こぎでも使用に耐えるものを選択する。具体的にはビアスポという国産衣料メーカーのヤッケタイプを愛用する。小生がこの小説の状況なら同社のベンタイル生地のものを選択するかもしれない。各国の野外活動の服の設計思想をみると、その国の気候風土がわかるというのが、小生の持論だ。 あとは、銃の描写が寸足らず。どんな銃の種類だからジャムるのか。ヒグマ相手にジャムの可能性があるものを持参すること自体、自殺行為。ちなみに小生は12番はポンプ銃。ライフルはボルト式のオーソドックスなもの、ライフルにつけているスコープも、月給ひと月分の価格だが、シンプルなもの。 あとは狩猟現場での山スキーだが、うちの猟友会は木のものが主流。秀岳荘の相当古いものをベテランの先輩は使い続けている。小生も知人の納屋に捨ててあった、アオダモ製の40年ほど前のモデルを大切に使っている。ちなみに、元陸上自衛隊関係の方から官給品ではないが、自衛隊さんの使用しているのと同様のスキーをいただいたのだが、ゴム長をとめるカンダハーの金具が不要なときに外れないように、ジャージなどに使うごくふつうのウェストのゴム紐でちいさいゴム輪をつくりつけて仮固定してあるのに、プロを感じた。分厚い手袋(猟場ではポリエステルの薄手の手袋だけしかしないが)でも脱着も楽だし、あれならゴム部分が凍ってもすぐに指の体温で溶かせる。 こういった描写がないのが残念だった。 また、銃の描写で、妙に木製の銃床にこだわったものが続くが、ことライフルに関して言えば、氷点下では小生は選択しない。寒さで木製品には影響がわずかだが考えられるので。銃器メーカーも弾道に影響しないような仕組みにはしてあるが、この小説の主人公たちのような多忙な人間なら、なおのこと雑な扱いでメンテフリーなプラ製銃床を選択すべきと思う。 これは実体験からだが、プラ製のほうが寒い時期には木よりも冷たく感じないことも記しておく。 また、現場で銃のメンテナンスをするシーンも、自衛隊さんは現地でのそれを推奨するのかもしれない。が、実猟の現場ではまずやらない、せめて車に戻ってから。 各部の目視による点検は現場でもすれども、雪のある環境でろくな準備もしないでそんなことをすれば、メンテの道具を雪に落とし、春先に探しに再度いかないといけないというのが実際で、雪のない時期でも似たりよったり。現場でメンテナンスが必要な状態では、そもそも猟にならないと思う。 加えて、1グラムでも装備重量を軽くしたいのに、わざわざメンテの道具をかついでいくというのもナンセンス。ちなみに小生は「遊歩大全」の影響で、服の洗濯の仕方のタグも切り取って軽量化する。そうでないと困るのは、現場での自分。 猟具全般が大切だが、特に大切にしないといけないのはスリング(負い皮・・・であっているかな)。4キロ前後の長い鉄の棒を、どう足元の悪い猟場で安全に、そして木などにぶつけないように(ぶつけるとスコープに影響がある、と考えるのが普通)運搬し、無事に車まで下りるか。もっとも重要な装備はスリングを銃にとめる金具、とも言える。 それらの点検も非常に重要と思う。これは自衛隊さんの小銃でも同じではないかな?? ヒグマについていくつか。 巷間にいうヒグマが時速50キロで走る、というのは本当。ただし長距離は無理だと思う。また、草藪に入って隠れる、寝ると横3メートルからでもあの巨体が視認できない。ヒグマの呼吸で胸部がうごく、笹のわずかな音でしか認識できないのも、本当。どちらかというと小生としては、体臭のほうが先に知覚される。ちなみに飼育個体のヒグマはよく寝、イビキもかく。 また、ヒグマは成獣オスは小さいもので220~飼育個体の中でも大きいもので430キロぐらい。これは目の前で自分たちで精密測りで計測した実測値。その個体の足跡をもとにしフィールドの野生の個体も見るが、500キロというのは昔の話。富良野某所でみたのが最大の足跡だが、450キロほどではなかろうか。 メスは実際の計測の経験はないが、150~200キロほどではないだろうか。 ただし、山形県で聞いた話。県境(どことのとは言わない)のまさに秘境、テレビカメラも入らないようなところには、「500キロクラスのクマ(この場合はもちろんツキノワグマ)の足跡がある」という噂を聞いたことがある。これはありえると思う、つくり話とは断言できないポテンシャルが日本の山とクマという生き物にはあると思う。ロマンだけの話ではないので念のため。通常のツキノワの雄はいいところ150キロ・・・うーん昔でも200キロぐらいだと認識しているが。 逆に鹿(エゾジカ)については巷間に言われている200キロというのはほぼありえない、オスのでかいものでも180キロが限度ではなかろうか。 あと、小生の猟場ではくくり罠は見たことがないことも記しておく。が、くくり罠に捕まったまま絶命し風化しているエゾジカの、非常に残念で言語道断な話が道内であることは聞いてる。狩猟者としてありえない行為。バチが当たるべき。 以上、もちろん、フィクションとして楽しむ分には小説なのでどんな内容でもいいのだろうが、昨今、若手の狩猟志願者が増えている印象がある。小生自身も文献渉猟をしつつ猟歴を重ねてきたので、僭越ながら上記、意見した。 小生の推す狩猟を題材にしたファンタジーは稲見一良氏の著作。「ダブルオーバック」「ソーザップ!」「ダックコール(の”密猟志願”は必読)」「猟犬探偵」も素晴らしい。残念ながら遺作の「花見川のハック」。「ガンロッカーのある書斎」など。 またギャビン・ライアルの「もっとも危険なゲーム」といった作品を、若い方はご存じないのだろうか。かつては古本屋で100円であの素晴らしい作品が購買できたもの・・・。 まあ、小説についても銃の選択と同じで、それぞれの嗜好があるので、以上、参考までに・・・。 | ||||
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自衛官の経験を生かし銃などの描写は細かく知識も豊富そうだが、本自体の内容、迫力がまったく無く 無駄な描写がだらだら続き読むに値しない。作家の力量不足が感じられこの作家の本は2度と読まない。 はるかに久保俊治さんの羆撃ちのほうが上. こんな内容の本を出す出版社にも疑問を持つが、お金を払ってまで読む本ではない (無料でも読むに値しない)。時間の無駄だった | ||||
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余りにもコテコテも描写が、読むに堪えない 作者の自己満足でストーリーも稚拙。吉村昭の作品はよく拝読しますが。これは・・・ | ||||
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良かった、映像で観てみたいと思った。 ビデオがあれば借りるかも、 | ||||
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動物パニック好きなら迷いなくかって損はないです。 自然の中で人間と動物の対決が臨場感溢れて、描かれています。 | ||||
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臨場感たっぷりの描写に引き込まれて一気に読みました。 羆に関する本は何冊か読んできましたが、この本には人間として忘れてはいけないことを胸の中に打ち込まれたような気がします。 涙が止まりませんでした。 | ||||
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動物パニック物の定番、ヒグマ。 本作のはもはやクマではない、エイリアンのような存在にしかみえません。 フィクションと割り切れば、娯楽性はありましたが、本作を読後にヒグマに対してあらぬ偏見を持たない様に注意しましょう。 | ||||
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最後まで読むのがきつかったです。あまり長くない話ですが、筋が見えるし、芝居がかった大仰な文章に気持ちがどんどん退けていきました。 セリフに「?」と思う言い回しが多いせいか、登場人物にも魅力を感じませんでした。 気になったのは、日高や三毛別の事件の犠牲者に対する心配りについてです。野獣の餌 食い殺された大学生、といった表現や犠牲となった方たちに非があったかのような言い方に違和感を感じました。 日高で亡くなった大学生も、ヒグマの習性を知っていたならリュックを放棄したでしょう。しかし彼らの残した日記で私たちはヒグマの習性を知ることができたのです。 自然界のモンスターを作るのは人間の仕業だと言う事には同意します。しかし過去の実話を持ち出す際は配慮が必要だと思います。 またヤクザ口調の山崎が渋い男とは私には思えませんでしたが。。。。 | ||||
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野生の牙は決して人類を許さない。 地球を破壊し続ける最凶の人類に野生が牙をむく。 撃たれ、抉られ、がれ、叩きのめされ、死の瞬間を迎えても 報復の牙は光り続ける。 背筋が寒くなる野生の恐怖のお話です。 | ||||
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展開はスピーディーでドラマチックな出来事が次々起こりますが、 盛り上げよう、盛り上げよう、という思いが強すぎ、 後半はかなり冷めた感じで読み終わりました。 著者がヒグマをただの獰猛な猛獣として書いているのではなく、 本当にヒグマや自然が好きで、それらを尊敬しているのは感じました。 でもたぶん2回は読まない・・・。 | ||||
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ヒグマとの壮絶な闘い。人間とヒグマとの生死をかけた闘いの全貌! | ||||
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文章や構成力はまだまだだが、新人作家特有の荒々しい魅力を感じられる山岳冒険小説。 北海道の日高山脈で活躍する、森林保護官が主人公。人間に牙を見せる自然の生々しい描写と、羆との死闘の描写がかなりの迫力。 厳しい自然を描く時の瑞々しい筆致と、スピーディな展開は読み応えがあった。 | ||||
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北海道日高山脈を舞台に森林保護官とヒグマの闘いを描く。滑らかな筋運びに乗って冒頭から一気に引き込まれる。山岳小説に必須の自然・身体描写も密度が高くて秀逸。 残念なのは、物語が佳境に入るにつれ文章や比喩が過剰になること。たとえば、「〜なのだ」とマッチョ文の連発。落雷の描写は、「白樺林に一気に突き刺さった電気集合体が、怒りをまぶしながら太刀筋を解き放った」…シラフか?作者のテンションが高すぎて僕は引いた。何かが起こる度に「そのとき」なんて書くのも安っぽいドキュメンタリーだろ。 まだデビュー2作目。新人が過大評価で潰されないためにも星3が妥当。 | ||||
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北海道で働く自然保護官が、一部の心無い人間達によって傷つけられた羆と望まない戦いを強いられる。 自衛隊時代に培ったであろう銃火器の扱い、サバイバル術、ロープワークなどの描写がリアルで、機械や道具が生き物のように思えてくる。 雪山や森林など、自然の描写にも力を入れている。 どれだけ文明が発達しても、自然の脅威には敵わない。 大いなる自然に敬意を払っているが、敬意を払っているからこそむやみに近づかない。 山で生き延びるための原始宗教的なジンクスを大事にしている。 「炎」を「焔」、「体」を「身區」と表記することによって、漢字に血が通っているかのように文字から鼓動が聞こえてくるようだ。 デジタルやオートマは簡単で便利だが、いざというときに役に立たないことがある。 アナログやマニュアルの方が確実で信頼できる、という思想が見られる。 | ||||
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