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光る牙
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光る牙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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クマ牧場などで間近で見たヒグマは想像しているよりおとなしい印象だったが、フィクションの中でのヒグマは怪獣そのもので恐ろしい動物扱いされている。 この物語に出てくるヒグマも例外でなく恐ろしく狂暴で手強い。 実際に野生のヒグマはどうなのだろうか? 内容的には悪くなく結構引き込まれました。 | ||||
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我欲の為に人は熊を狩り、犠牲となった熊は復讐の為に人を狩る。手負い獣となり、凶暴化した亜種の巨大白ヒグマは次々と人を襲う。 森を守り、命懸けで仲間を救おうとする森林保護官の樋口孝也。復讐が勝つか使命が勝つか。 復讐の権化と化した白ヒグマは種を受継ぎ、山を守る。白い神となって森の王として君臨する。"人間には森は守れないし、守らせない。自然を守れる俺だけだ"と咆える。 "白い神が天地を揺らす。白き神よ、荒ぶる爪よ" 自然が創り出したこの白き野生の王。彼こそが日高の森を支配し、正義を行使する。人間はこの白き巨神の生贄なる事で、自然の奴隷と化す事で、存在する事を許されるのだろうか。 スリルがあって、アッという間にたのしく読みすすめた。銃と車とブランド物の描写がしつこ過ぎるか。でも、全体的にはよくまとまってた。実体験者らのキツイ意見も多いけど、所詮は小説だからね。自分にとっては知らない事ばかりで、総てが新鮮に映った。 | ||||
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北海道の日高山脈における森林保護官とヒグマとの闘いです。「デンデラ」(佐藤友哉、新潮社)や映画「リメインズ 美しき勇者たち Yellow Fangs」のように村で人食い熊を迎え撃つのも恐怖ですが、山で熊に追いかけられるのも怖いものでした。 デンデラやリメインズは飢餓のため人里まで熊が降りてくるという設定ですが、本書は人間のエゴにより熊を怒らせてしまっています。ストーリー的にはもう少し捻って欲しかったのですが、サバイバルの細かい描写は元自衛官ならではの視点だと思いました。 本の中に入り込むこちができて一気に面白く読むことができました。映画化されれば観てみたいです。 | ||||
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動物パニック好きなら迷いなくかって損はないです。 自然の中で人間と動物の対決が臨場感溢れて、描かれています。 | ||||
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臨場感たっぷりの描写に引き込まれて一気に読みました。 羆に関する本は何冊か読んできましたが、この本には人間として忘れてはいけないことを胸の中に打ち込まれたような気がします。 涙が止まりませんでした。 | ||||
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野生の牙は決して人類を許さない。 地球を破壊し続ける最凶の人類に野生が牙をむく。 撃たれ、抉られ、がれ、叩きのめされ、死の瞬間を迎えても 報復の牙は光り続ける。 背筋が寒くなる野生の恐怖のお話です。 | ||||
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ヒグマとの壮絶な闘い。人間とヒグマとの生死をかけた闘いの全貌! | ||||
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文章や構成力はまだまだだが、新人作家特有の荒々しい魅力を感じられる山岳冒険小説。 北海道の日高山脈で活躍する、森林保護官が主人公。人間に牙を見せる自然の生々しい描写と、羆との死闘の描写がかなりの迫力。 厳しい自然を描く時の瑞々しい筆致と、スピーディな展開は読み応えがあった。 | ||||
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北海道で働く自然保護官が、一部の心無い人間達によって傷つけられた羆と望まない戦いを強いられる。 自衛隊時代に培ったであろう銃火器の扱い、サバイバル術、ロープワークなどの描写がリアルで、機械や道具が生き物のように思えてくる。 雪山や森林など、自然の描写にも力を入れている。 どれだけ文明が発達しても、自然の脅威には敵わない。 大いなる自然に敬意を払っているが、敬意を払っているからこそむやみに近づかない。 山で生き延びるための原始宗教的なジンクスを大事にしている。 「炎」を「焔」、「体」を「身區」と表記することによって、漢字に血が通っているかのように文字から鼓動が聞こえてくるようだ。 デジタルやオートマは簡単で便利だが、いざというときに役に立たないことがある。 アナログやマニュアルの方が確実で信頼できる、という思想が見られる。 | ||||
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新人・吉村隆一が、緻密な描写で挑んだ・・・自然と人間の格闘。と言っても、本書の帯にあるように”日本最強の獣<<羆(ひぐま)>> VS森林保護官、絶望と希望をさまよう鎮魂の死闘!“である。厳寒の北海道日高山脈の深い雪の中で熊と対峙する人たち。物語は、下山しないカメラマンの捜索で、発見された死体から羆の仕業と判断されるところから始まる。捜査に加わった森林保護官・・・ベテランの山崎と(山崎に自然で生きる術を学ぶ)若い樋口。しかし、2人は3メートルを超すような”白い羆”に出くわす。この復讐に狂うモンスター相手の2人のサバイバル死闘が始まる・・・。 このコンビの描き方が実に良く、その場面が脳裏に浮かんでくるようだ。各シーンでの周密な筆致・描写が読む者の気持ちを最後まで離さない。本作は十分な満足感を読む者に与えてくれよう。是非読んで満足感を味わって欲しい。傑作であろう。 | ||||
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北海道日高山脈で活躍する森林保護管・樋口孝也を主人公にした山岳冒険小説。 人間に牙を剥く自然の描写と羆との死闘の描写は非常に迫力があった。厳しい自然を描く筆致とスピーディな展開とデビュー二作目とは思えない佳作。樋口明雄の傑作山岳冒険小説『約束の地』を彷彿させる。 若手の森林保護管・樋口を指導する上司・山崎がまた良い味を出している。 所謂、ヒグマ物なのだが、増田俊也の『シャトゥーン ヒグマの森』、熊谷達也の『邂逅の森』『ウエンカムイの爪』、北林一光の『ファントム・ピークス』、樋口明雄の『約束の地』と並べても全く引けを取らないだろう。 | ||||
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