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光る牙



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【この小説が収録されている参考書籍】
光る牙
光る牙 (講談社文庫)

光る牙の評価: 3.36/5点 レビュー 22件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.36pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

惜しい作品

作者の自衛隊員時代の経験に基づくと思われる描写が随所に織り混ぜてあり、
それが創作されたストーリーにそこはかとない真実味を加える。
ヒグマからの逃亡劇一辺倒ではなく猟友会を引き連れてヒグマ狩りに向かうなど積極的な攻勢も見られる。
安全な事務所から危険な日高の山奥に何度も駆り出される主人公の森林保護官らは大いに迷惑なはずだが、使命感に燃える彼らは一向に気にしない。公僕の鑑である。
またヒグマのみを悪く描写するのではなく、むしろヒグマに襲われてしまえと読者が思うような人間を登場させることでエンターテイメント性を高める工夫が見られる。
そのような点で、シャトゥーンのように弱い人間が次々殺されていくだけのしょうもない作品とは違っていた。
ただ、最後のオチがそれまで積み上げたこの作品の雰囲気から少々乖離していた感があったのが残念。
しかし作者の経験則や知識に基づく描写は面白いので一読の価値はあり。
光る牙Amazon書評・レビュー:光る牙より
406218236X
No.2:
(3pt)

映画で観たい

良かった、映像で観てみたいと思った。
ビデオがあれば借りるかも、
光る牙Amazon書評・レビュー:光る牙より
406218236X
No.1:
(3pt)

テンション高すぎ

北海道日高山脈を舞台に森林保護官とヒグマの闘いを描く。滑らかな筋運びに乗って冒頭から一気に引き込まれる。山岳小説に必須の自然・身体描写も密度が高くて秀逸。

残念なのは、物語が佳境に入るにつれ文章や比喩が過剰になること。たとえば、「〜なのだ」とマッチョ文の連発。落雷の描写は、「白樺林に一気に突き刺さった電気集合体が、怒りをまぶしながら太刀筋を解き放った」…シラフか?作者のテンションが高すぎて僕は引いた。何かが起こる度に「そのとき」なんて書くのも安っぽいドキュメンタリーだろ。

まだデビュー2作目。新人が過大評価で潰されないためにも星3が妥当。
光る牙Amazon書評・レビュー:光る牙より
406218236X

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