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光る牙



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【この小説が収録されている参考書籍】
光る牙
光る牙 (講談社文庫)

光る牙の評価: 3.36/5点 レビュー 22件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.36pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(2pt)

羆の登場が少ない

動物系のパニックムービーや小説が好きで色々見ています。
自然の描写は臨場感があって良かったのですが、銃や車の描写がくどく感じるくらい詳細で読むのがめんどくさくなりました。
羆がメインの物語のはずが、車の描写の方が詳しく書かれているくらいでした。
正直、車の詳細はどうでも良かったです。作者の方がお好きなんでしょうね。
肝心の羆の登場回数も少なく、被害者の人数も少なくて特殊で強大なはずの羆の恐怖がイマイチ伝わってこなかったです。
作者さんの元々詳しかった分野に関する表現は詳細だけど、そうでもない分野の掘り下げが足りないように感じました。
光る牙Amazon書評・レビュー:光る牙より
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No.7:
(2pt)

狩猟小説に近い

獣害内容であるが、全体的にこちら側が狩られる立場であることの描写がが乏しく、天候や山岳環境等の厳しさが前面に出すぎていた。また、三毛別事件に触れていたが、事件概要を知る読者であれば、本作品のに対し、それ以上の恐怖、不気味さを期待してしまうのではないか?「羆」と「熊」は一線を画す、絶対的な表現がほしかった。
光る牙Amazon書評・レビュー:光る牙より
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No.6:
(1pt)

実猟の経験の有無を問いたくないが・・

ハードカバーを数年積読しやっと読了したが、すぐに古本屋行き。クオリティが全体にイマイチ、よくある穴持たずクマ話のひとつ。

荒探しをしたくはないが。小生は猟歴は内地での猪猟も含めると24年。日高山脈のふもとで鹿を主に狩猟し13年、ライフルも使用している。ヒグマについては某施設で6年ほどの飼育、管理、ガイドの経験あり。ヒグマは能動的に自分からは猟をしないポリシー、なのでヒグマは獲ったことがない。逆にそのことを誇りにしている。

ストーリーについては語らないように気をつけるが、ご了承いただきたい。

まず、深山にバブアーを着ていく人間は素人だと思う。そういう意図が作者にあったのか??狩猟用の代表モデルビューフォートでも5万円前後、10万円超えのモデルがバブアーにあることは小生はしらない。袖などがぼろぼろになり、一度、英国にリペアで里帰りさせたが、そのビュ-フォートは20年前は4万円強の価格だった。使用用途は、本来が0度前後でのシトシト雨といった、最悪の環境が多い英国のフィールドでの使用を想定している。小生は鴨撃ちに使っているが、非常に具合がいい。大汗をかくような深山には、重いので着ていかない。ジッと待つような猟につかうのが、本来の用途ではなかろうか。

大汗をかく現場には、藪こぎでも使用に耐えるものを選択する。具体的にはビアスポという国産衣料メーカーのヤッケタイプを愛用する。小生がこの小説の状況なら同社のベンタイル生地のものを選択するかもしれない。各国の野外活動の服の設計思想をみると、その国の気候風土がわかるというのが、小生の持論だ。

あとは、銃の描写が寸足らず。どんな銃の種類だからジャムるのか。ヒグマ相手にジャムの可能性があるものを持参すること自体、自殺行為。ちなみに小生は12番はポンプ銃。ライフルはボルト式のオーソドックスなもの、ライフルにつけているスコープも、月給ひと月分の価格だが、シンプルなもの。

あとは狩猟現場での山スキーだが、うちの猟友会は木のものが主流。秀岳荘の相当古いものをベテランの先輩は使い続けている。小生も知人の納屋に捨ててあった、アオダモ製の40年ほど前のモデルを大切に使っている。ちなみに、元陸上自衛隊関係の方から官給品ではないが、自衛隊さんの使用しているのと同様のスキーをいただいたのだが、ゴム長をとめるカンダハーの金具が不要なときに外れないように、ジャージなどに使うごくふつうのウェストのゴム紐でちいさいゴム輪をつくりつけて仮固定してあるのに、プロを感じた。分厚い手袋(猟場ではポリエステルの薄手の手袋だけしかしないが)でも脱着も楽だし、あれならゴム部分が凍ってもすぐに指の体温で溶かせる。

こういった描写がないのが残念だった。

また、銃の描写で、妙に木製の銃床にこだわったものが続くが、ことライフルに関して言えば、氷点下では小生は選択しない。寒さで木製品には影響がわずかだが考えられるので。銃器メーカーも弾道に影響しないような仕組みにはしてあるが、この小説の主人公たちのような多忙な人間なら、なおのこと雑な扱いでメンテフリーなプラ製銃床を選択すべきと思う。

これは実体験からだが、プラ製のほうが寒い時期には木よりも冷たく感じないことも記しておく。

また、現場で銃のメンテナンスをするシーンも、自衛隊さんは現地でのそれを推奨するのかもしれない。が、実猟の現場ではまずやらない、せめて車に戻ってから。

各部の目視による点検は現場でもすれども、雪のある環境でろくな準備もしないでそんなことをすれば、メンテの道具を雪に落とし、春先に探しに再度いかないといけないというのが実際で、雪のない時期でも似たりよったり。現場でメンテナンスが必要な状態では、そもそも猟にならないと思う。

加えて、1グラムでも装備重量を軽くしたいのに、わざわざメンテの道具をかついでいくというのもナンセンス。ちなみに小生は「遊歩大全」の影響で、服の洗濯の仕方のタグも切り取って軽量化する。そうでないと困るのは、現場での自分。

猟具全般が大切だが、特に大切にしないといけないのはスリング(負い皮・・・であっているかな)。4キロ前後の長い鉄の棒を、どう足元の悪い猟場で安全に、そして木などにぶつけないように(ぶつけるとスコープに影響がある、と考えるのが普通)運搬し、無事に車まで下りるか。もっとも重要な装備はスリングを銃にとめる金具、とも言える。

それらの点検も非常に重要と思う。これは自衛隊さんの小銃でも同じではないかな??

ヒグマについていくつか。

巷間にいうヒグマが時速50キロで走る、というのは本当。ただし長距離は無理だと思う。また、草藪に入って隠れる、寝ると横3メートルからでもあの巨体が視認できない。ヒグマの呼吸で胸部がうごく、笹のわずかな音でしか認識できないのも、本当。どちらかというと小生としては、体臭のほうが先に知覚される。ちなみに飼育個体のヒグマはよく寝、イビキもかく。

また、ヒグマは成獣オスは小さいもので220~飼育個体の中でも大きいもので430キロぐらい。これは目の前で自分たちで精密測りで計測した実測値。その個体の足跡をもとにしフィールドの野生の個体も見るが、500キロというのは昔の話。富良野某所でみたのが最大の足跡だが、450キロほどではなかろうか。

メスは実際の計測の経験はないが、150~200キロほどではないだろうか。

ただし、山形県で聞いた話。県境(どことのとは言わない)のまさに秘境、テレビカメラも入らないようなところには、「500キロクラスのクマ(この場合はもちろんツキノワグマ)の足跡がある」という噂を聞いたことがある。これはありえると思う、つくり話とは断言できないポテンシャルが日本の山とクマという生き物にはあると思う。ロマンだけの話ではないので念のため。通常のツキノワの雄はいいところ150キロ・・・うーん昔でも200キロぐらいだと認識しているが。

逆に鹿(エゾジカ)については巷間に言われている200キロというのはほぼありえない、オスのでかいものでも180キロが限度ではなかろうか。

あと、小生の猟場ではくくり罠は見たことがないことも記しておく。が、くくり罠に捕まったまま絶命し風化しているエゾジカの、非常に残念で言語道断な話が道内であることは聞いてる。狩猟者としてありえない行為。バチが当たるべき。

以上、もちろん、フィクションとして楽しむ分には小説なのでどんな内容でもいいのだろうが、昨今、若手の狩猟志願者が増えている印象がある。小生自身も文献渉猟をしつつ猟歴を重ねてきたので、僭越ながら上記、意見した。

小生の推す狩猟を題材にしたファンタジーは稲見一良氏の著作。「ダブルオーバック」「ソーザップ!」「ダックコール(の”密猟志願”は必読)」「猟犬探偵」も素晴らしい。残念ながら遺作の「花見川のハック」。「ガンロッカーのある書斎」など。

またギャビン・ライアルの「もっとも危険なゲーム」といった作品を、若い方はご存じないのだろうか。かつては古本屋で100円であの素晴らしい作品が購買できたもの・・・。

まあ、小説についても銃の選択と同じで、それぞれの嗜好があるので、以上、参考までに・・・。
光る牙Amazon書評・レビュー:光る牙より
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No.5:
(1pt)

読むに値しない

自衛官の経験を生かし銃などの描写は細かく知識も豊富そうだが、本自体の内容、迫力がまったく無く
無駄な描写がだらだら続き読むに値しない。作家の力量不足が感じられこの作家の本は2度と読まない。
はるかに久保俊治さんの羆撃ちのほうが上.
こんな内容の本を出す出版社にも疑問を持つが、お金を払ってまで読む本ではない
(無料でも読むに値しない)。時間の無駄だった
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No.4:
(1pt)

読んで後悔した

余りにもコテコテも描写が、読むに堪えない 作者の自己満足でストーリーも稚拙。吉村昭の作品はよく拝読しますが。これは・・・
光る牙Amazon書評・レビュー:光る牙より
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No.3:
(2pt)

羆嵐>>>>>>>>本作>シャトゥーン

動物パニック物の定番、ヒグマ。
本作のはもはやクマではない、エイリアンのような存在にしかみえません。
フィクションと割り切れば、娯楽性はありましたが、本作を読後にヒグマに対してあらぬ偏見を持たない様に注意しましょう。
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No.2:
(2pt)

コテコテの文章

最後まで読むのがきつかったです。あまり長くない話ですが、筋が見えるし、芝居がかった大仰な文章に気持ちがどんどん退けていきました。
セリフに「?」と思う言い回しが多いせいか、登場人物にも魅力を感じませんでした。
気になったのは、日高や三毛別の事件の犠牲者に対する心配りについてです。野獣の餌 食い殺された大学生、といった表現や犠牲となった方たちに非があったかのような言い方に違和感を感じました。
日高で亡くなった大学生も、ヒグマの習性を知っていたならリュックを放棄したでしょう。しかし彼らの残した日記で私たちはヒグマの習性を知ることができたのです。
自然界のモンスターを作るのは人間の仕業だと言う事には同意します。しかし過去の実話を持ち出す際は配慮が必要だと思います。
またヤクザ口調の山崎が渋い男とは私には思えませんでしたが。。。。
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No.1:
(2pt)

残念...

展開はスピーディーでドラマチックな出来事が次々起こりますが、
盛り上げよう、盛り上げよう、という思いが強すぎ、
後半はかなり冷めた感じで読み終わりました。

著者がヒグマをただの獰猛な猛獣として書いているのではなく、
本当にヒグマや自然が好きで、それらを尊敬しているのは感じました。
でもたぶん2回は読まない・・・。
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