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光る牙



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【この小説が収録されている参考書籍】
光る牙
光る牙 (講談社文庫)

光る牙の評価: 3.36/5点 レビュー 22件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.36pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 21~22 2/2ページ
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No.2:
(5pt)

自然と人間の格闘をここまで鮮やかに描いた作品は少ないであろう。命のための壮絶なる闘い。

新人・吉村隆一が、緻密な描写で挑んだ・・・自然と人間の格闘。と言っても、本書の帯にあるように”日本最強の獣&lt;&lt;羆(ひぐま)>> VS森林保護官、絶望と希望をさまよう鎮魂の死闘!“である。厳寒の北海道日高山脈の深い雪の中で熊と対峙する人たち。物語は、下山しないカメラマンの捜索で、発見された死体から羆の仕業と判断されるところから始まる。捜査に加わった森林保護官・・・ベテランの山崎と(山崎に自然で生きる術を学ぶ)若い樋口。しかし、2人は3メートルを超すような”白い羆”に出くわす。この復讐に狂うモンスター相手の2人のサバイバル死闘が始まる・・・。
このコンビの描き方が実に良く、その場面が脳裏に浮かんでくるようだ。各シーンでの周密な筆致・描写が読む者の気持ちを最後まで離さない。本作は十分な満足感を読む者に与えてくれよう。是非読んで満足感を味わって欲しい。傑作であろう。
光る牙Amazon書評・レビュー:光る牙より
406218236X
No.1:
(5pt)

人間に牙を剥く自然と羆との死闘!

北海道日高山脈で活躍する森林保護管・樋口孝也を主人公にした山岳冒険小説。

人間に牙を剥く自然の描写と羆との死闘の描写は非常に迫力があった。厳しい自然を描く筆致とスピーディな展開とデビュー二作目とは思えない佳作。樋口明雄の傑作山岳冒険小説『約束の地』を彷彿させる。

若手の森林保護管・樋口を指導する上司・山崎がまた良い味を出している。

所謂、ヒグマ物なのだが、増田俊也の『シャトゥーン ヒグマの森』、熊谷達也の『邂逅の森』『ウエンカムイの爪』、北林一光の『ファントム・ピークス』、樋口明雄の『約束の地』と並べても全く引けを取らないだろう。
光る牙Amazon書評・レビュー:光る牙より
406218236X

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