(短編集)

アイの物語

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

アイの物語の評価:

4.66/5点 レビュー 92件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.66pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全184件 141〜160 8/10ページ
No.44
(5pt)

やさしくて冷たい人工知能

地球の未来を背景に,7編の短編と,それを語るアンドロイドと聞き手のヒトからなる物語.
短編の前半はあまり人工知能とは関係がないが,
中盤辺りから意識のハードプロブレムに関する著者自身の回答を踏まえた人工知能のストーリーになっている.
この領域についてwikipedia程度の基礎知識があるとより楽しめるだろう.

ハートウォーミングなストーリーの連続で,
SFとしてはやや物足りなさを感じる向きもあるかもしれないが,
人工知能が誕生するためのブレークスルーが,
それに関わるヒトのある種の愛情だとする設定からは,
著者自身の持つ科学への愛情や信頼が感じられる.

人工知能同士のシュールな会話や,未来におけるヒトと人工知能の関係から,
ヒトを超えてしまった人工知能のやさしさが見られる一方,
合理的な思考から導き出される冷たさもうまく表現されている.
この対比もなかなかうまい.

人工知能を少々美化しすぎているいるきらいもなきにしもあらずだが,
一読の価値のある作品.
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.43
(5pt)

やさしくて冷たい人工知能

地球の未来を背景に,7編の短編と,それを語るアンドロイドと聞き手のヒトからなる物語.
短編の前半はあまり人工知能とは関係がないが,
中盤辺りから意識のハードプロブレムに関する著者自身の回答を踏まえた人工知能のストーリーになっている.
この領域についてwikipedia程度の基礎知識があるとより楽しめるだろう.

ハートウォーミングなストーリーの連続で,
SFとしてはやや物足りなさを感じる向きもあるかもしれないが,
人工知能が誕生するためのブレークスルーが,
それに関わるヒトのある種の愛情だとする設定からは,
著者自身の持つ科学への愛情や信頼が感じられる.

人工知能同士のシュールな会話や,未来におけるヒトと人工知能の関係から,
ヒトを超えてしまった人工知能のやさしさが見られる一方,
合理的な思考から導き出される冷たさもうまく表現されている.
この対比もなかなかうまい.

人工知能を少々美化しすぎているいるきらいもなきにしもあらずだが,
一読の価値のある作品.
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.42
(5pt)

いい本をありがとう!

山本弘さんと言えば、「トンデモ本」の人としてのイメージしかなかった。
たまたま店頭に並んでいたのを発見して、あまり期待もせずに読んでみたのだけど本当に素晴らしい作品だった。

個々の物語はどれもAIやらVRだの現代的なテーマを上手く使いこなしつつ、あくまで人間の物語としてさわやかな読後感を持つ作品。とにかく読んでいて気持ちがいい。
そして何と言っても最後のアイの物語。
人間が自分たちより上位の人工知能に取り変わられて惨めな生活をしている世界、それは今まで否定的に描かれていた世界観のはずだった。しかし、最後に明かされた真相はそうではない。
人間がずっと夢見ながらも自らの持つ限界に夢やぶれて挫折した様々な事、その意志を引き継いで旅だっていく者たち。
人間からすれば惨めな状況なはずなのに、何故これほどまでに清々しいのだろう。

このような美しい物語を贈ってくれた山本氏に感謝する。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.41
(5pt)

いい本をありがとう!

山本弘さんと言えば、「トンデモ本」の人としてのイメージしかなかった。
たまたま店頭に並んでいたのを発見して、あまり期待もせずに読んでみたのだけど本当に素晴らしい作品だった。

個々の物語はどれもAIやらVRだの現代的なテーマを上手く使いこなしつつ、あくまで人間の物語としてさわやかな読後感を持つ作品。とにかく読んでいて気持ちがいい。
そして何と言っても最後のアイの物語。
人間が自分たちより上位の人工知能に取り変わられて惨めな生活をしている世界、それは今まで否定的に描かれていた世界観のはずだった。しかし、最後に明かされた真相はそうではない。
人間がずっと夢見ながらも自らの持つ限界に夢やぶれて挫折した様々な事、その意志を引き継いで旅だっていく者たち。
人間からすれば惨めな状況なはずなのに、何故これほどまでに清々しいのだろう。

このような美しい物語を贈ってくれた山本氏に感謝する。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.40
(5pt)

短編集を長編に

自分の感想として、夜の種族と似た手法だなと思いました。
短編と短編を短編集としてではなく、間につなぐストーリーを追加することで、一つの物語として成立させるもの。
収録の短編作品はどれも面白かったです。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.39
(5pt)

短編集を長編に

自分の感想として、夜の種族と似た手法だなと思いました。
短編と短編を短編集としてではなく、間につなぐストーリーを追加することで、一つの物語として成立させるもの。
収録の短編作品はどれも面白かったです。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.38
(5pt)

完璧に本書を言い表した書名

もともと5つの別の短編を単行本化にあたり、2つの書き下ろしを加え、ひとつの物語に構成し直したものらしい。ところがこれが抜群にうまくいっている。遠い未来、人類は極端に減少し、ロボット(TAI)が地球の支配者になっていた。人間である「僕」はアンドロイド「アイビス」に捕らえられた。しかし、捕虜生活とは思えないもてなし。そしてアイビスは「僕」に7つの「物語」を語って聞かせる。。すべて人間とマシン(ロボット、コンピュータ、AI)の物語。。というお話。コンピュータという理論的な思考回路がブレイクスルーして、人間の命令よりも自らの思考が正しいと思ったとき、どういう言動をするのか。本書はそれを媒介にして人間の限界を痛いほど指摘し、しかし美しく心地よい結末を迎える。そしてもうひとつのテーマである、物語(フィクション)の意味や存在理由までもストーリーのなかで昇華させている。本を読むことが好きな自分にはなんだかうれしくてたまらなかった。物語はそれぞれ小テーマがあり、読みやすく、ヴァリエーションがあるので飽きさせない。とくに「詩音の来た日」は珠玉の一品。最後の物語はAIの言語がちょっと読みづらく、長い気きがしたが、温かく壮大な結末まで読めば、満足感があった。タイトルもいい。「アイ」はアイビスの愛称であり、AIの「I」であり、虚数の「i」であり、本書ではロボットには絶対に持ち得ない感情とされているけど、きっとこの物語に溢れている「愛」なんだろうな。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.37
(5pt)

完璧に本書を言い表した書名

もともと5つの別の短編を単行本化にあたり、2つの書き下ろしを加え、ひとつの物語に構成し直したものらしい。ところがこれが抜群にうまくいっている。遠い未来、人類は極端に減少し、ロボット(TAI)が地球の支配者になっていた。人間である「僕」はアンドロイド「アイビス」に捕らえられた。しかし、捕虜生活とは思えないもてなし。そしてアイビスは「僕」に7つの「物語」を語って聞かせる。。すべて人間とマシン(ロボット、コンピュータ、AI)の物語。。というお話。コンピュータという理論的な思考回路がブレイクスルーして、人間の命令よりも自らの思考が正しいと思ったとき、どういう言動をするのか。本書はそれを媒介にして人間の限界を痛いほど指摘し、しかし美しく心地よい結末を迎える。そしてもうひとつのテーマである、物語(フィクション)の意味や存在理由までもストーリーのなかで昇華させている。本を読むことが好きな自分にはなんだかうれしくてたまらなかった。物語はそれぞれ小テーマがあり、読みやすく、ヴァリエーションがあるので飽きさせない。とくに「詩音の来た日」は珠玉の一品。最後の物語はAIの言語がちょっと読みづらく、長い気きがしたが、温かく壮大な結末まで読めば、満足感があった。タイトルもいい。「アイ」はアイビスの愛称であり、AIの「I」であり、虚数の「i」であり、本書ではロボットには絶対に持ち得ない感情とされているけど、きっとこの物語に溢れている「愛」なんだろうな。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.36
(5pt)

SFに興味ない人にも

海外出張の際、時差ぼけで眠れない時のために何となく持って行ったのだが、読み始めたらやめられなくなって、よけいに睡眠時間が短くなってしまった…。各作品とも楽しめたが、やはり「誌音…」が秀逸。この手のSF(敢えてジャンル分けするなら)を普段読まない人も是非読んでみてほしい。SFファンも変に斜に構えないで素直に感動すればよいと思う。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.35
(5pt)

SFに興味ない人にも

海外出張の際、時差ぼけで眠れない時のために何となく持って行ったのだが、読み始めたらやめられなくなって、よけいに睡眠時間が短くなってしまった…。各作品とも楽しめたが、やはり「誌音…」が秀逸。この手のSF(敢えてジャンル分けするなら)を普段読まない人も是非読んでみてほしい。SFファンも変に斜に構えないで素直に感動すればよいと思う。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.34
(5pt)

サイエンス・フィクションの底力

こちらの評価がとても高いので、ほとんど騙されたつもりで読んでみました。
この作者の小説を読むのは、この作品が初めてです。普段、SFはほとんど・・・というか、全く読まないのですが、読了して、本書は「SF」というジャンルに閉じ込めてしまうには、あまりに勿体無いと思いました。

皆さん書かれていますが、特に後半の「詩音が来た日」から「アイの物語」は、強いメッセージ性が嫌味にならない心地よさで提示され、最高の幕切れを迎えるエピローグに至るまで、久しぶりに小説というものを堪能させて頂きました。

読み終わって、前半の5つの物語はそれぞれ書かれた年代の異なる短編で、最後の二編「詩音が来た日」「アイの物語」が本書のための書き下ろしなのだと知りました。
一番発表時期の古い短編は、1997年の「ときめきの仮想空間」で、これ一編だけを読む限り、良くも悪くもマニア向けのSF小説の枠を脱し切れていない印象を拭えません。
けれど、書き下ろしの「詩音が来た日」「アイの物語」に至っては、ストーリー、テーマ、構成、表現、どれをとっても感服せざるを得ず、さらに、10年前に発表した短編も含め、バラバラに発表された短編を、一つの「アイの物語」として昇華させてみせた作者の力量そのものにも、唸らされました。約10年をかけて、作者が作家として真に力をつけて来たことがヒシヒシと感ぜられ、「サイエンス・フィクション」というジャンルの可能性にまで思いを馳せる読書体験となりました。

ぐだぐだと書きましたが、普段SFなんて読まない!とい方にも、強くおススメします。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.33
(5pt)

サイエンス・フィクションの底力

こちらの評価がとても高いので、ほとんど騙されたつもりで読んでみました。
この作者の小説を読むのは、この作品が初めてです。普段、SFはほとんど・・・というか、全く読まないのですが、読了して、本書は「SF」というジャンルに閉じ込めてしまうには、あまりに勿体無いと思いました。

皆さん書かれていますが、特に後半の「詩音が来た日」から「アイの物語」は、強いメッセージ性が嫌味にならない心地よさで提示され、最高の幕切れを迎えるエピローグに至るまで、久しぶりに小説というものを堪能させて頂きました。

読み終わって、前半の5つの物語はそれぞれ書かれた年代の異なる短編で、最後の二編「詩音が来た日」「アイの物語」が本書のための書き下ろしなのだと知りました。
一番発表時期の古い短編は、1997年の「ときめきの仮想空間」で、これ一編だけを読む限り、良くも悪くもマニア向けのSF小説の枠を脱し切れていない印象を拭えません。
けれど、書き下ろしの「詩音が来た日」「アイの物語」に至っては、ストーリー、テーマ、構成、表現、どれをとっても感服せざるを得ず、さらに、10年前に発表した短編も含め、バラバラに発表された短編を、一つの「アイの物語」として昇華させてみせた作者の力量そのものにも、唸らされました。約10年をかけて、作者が作家として真に力をつけて来たことがヒシヒシと感ぜられ、「サイエンス・フィクション」というジャンルの可能性にまで思いを馳せる読書体験となりました。

ぐだぐだと書きましたが、普段SFなんて読まない!とい方にも、強くおススメします。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.32
(4pt)

思い込みの、落とし穴

アイが語った物語も、アイ自身の物語も、どの話もよかったのですが、SFに登場する用具や言葉が、こんなにも人の心理をついたものだとは知らなくてすごく驚かされました。
物語では、けっこう現実の世の中への皮肉が交じっているような気もしますが、アイの視線がすごく優しく感じられました。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.31
(4pt)

思い込みの、落とし穴

アイが語った物語も、アイ自身の物語も、どの話もよかったのですが、SFに登場する用具や言葉が、こんなにも人の心理をついたものだとは知らなくてすごく驚かされました。
物語では、けっこう現実の世の中への皮肉が交じっているような気もしますが、アイの視線がすごく優しく感じられました。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.30
(4pt)

「詩音が来た日」の為だけにでも買うべし!

「詩音が来た日」が最高です。泣きました。
むしろ、この単品が欲しかった。
最終話の「アイの物語」は、「詩音が来た日」ほどの感動は正直無かった。
ヒトとマシンの過去に何があったのかということも思った程のインパクトとカタルシスが無い。
普通にアンソロジーとして最終話に「詩音が来た日」持ってきたほうが読後の満足感があったのではないかと思う。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.29
(4pt)

「詩音が来た日」の為だけにでも買うべし!

「詩音が来た日」が最高です。泣きました。
むしろ、この単品が欲しかった。
最終話の「アイの物語」は、「詩音が来た日」ほどの感動は正直無かった。
ヒトとマシンの過去に何があったのかということも思った程のインパクトとカタルシスが無い。
普通にアンソロジーとして最終話に「詩音が来た日」持ってきたほうが読後の満足感があったのではないかと思う。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.28
(5pt)

人間のスペックとは?人類の壮大な夢、ここに完結

適切に形容する言葉がない。山本弘氏に敬意を表するのみ。

内容については多くは述べない。『機械とヒトの千夜一夜物語』と帯にあるコピーがぴったりで、人間という知的(?)生命体のスペックで到達できる限界はどこなのか、に正面から挑戦した作品(と思う)。ラストはかつてない壮大な夢の完結を予想させると同時に清々しい感動を覚えた。

個人的には『と学会』の書をよく読んでいたが、文学(SFというカテゴリーでくくるべきではなくこれは文学である)としての山本氏の作品は初めて読んだ。SF小説を読むこと自体が星新一や小松左京以来、20年以上も遠ざかっていたのは、SF作品が紙媒体の本で読むよりも映画の方が優れているのではないかと考えていたせいかもしれない。氏がこれほどすばらしい作品を書いていたと驚くと同時に、自分自身はひどく反省した。どんなSFも映像化できると高をくくっていたが、この作品は映画にできない、というよりは文章であるが故に輝いている点が多いように感じる。当然読みながら情報を頭の中で映像化している訳で、内容を単純に映画にすることは可能かもしれないが、本小説を読んだ瞬間の感動は映画では再現不可能な気がしており、小説のすばらしさと奥の深さを再認識させられた。

前後逆になるが、本書を読む前に同氏の『宇宙はくりまんじゅうで滅びるか?』を読んでいたところ、この本は本書を読む前のよきウオーミングアップになった。まだ本書を読んでいない方は先にそちらを読むことを勧めたい。『宇宙は...』はレイヤー0であり、『アイの物語』はレイヤー1より先の話だ(この意味は『アイの物語』を読めばわかる)。

似非学者にツッコむ資格十分で、『SFはこんなに面白いんだぞ!(宇宙はくりまんじゅうで...)』と叫ぶ氏の集大成であり、その主張を支持したい。SF好きにしか本書は売れないのかもしれないが、そうでない読者にも広く勧めたいと感じる懇親の作品であった。文句なく最高点。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.27
(5pt)

人間のスペックとは?人類の壮大な夢、ここに完結

適切に形容する言葉がない。山本弘氏に敬意を表するのみ。

内容については多くは述べない。『機械とヒトの千夜一夜物語』と帯にあるコピーがぴったりで、人間という知的(?)生命体のスペックで到達できる限界はどこなのか、に正面から挑戦した作品(と思う)。ラストはかつてない壮大な夢の完結を予想させると同時に清々しい感動を覚えた。

個人的には『と学会』の書をよく読んでいたが、文学(SFというカテゴリーでくくるべきではなくこれは文学である)としての山本氏の作品は初めて読んだ。SF小説を読むこと自体が星新一や小松左京以来、20年以上も遠ざかっていたのは、SF作品が紙媒体の本で読むよりも映画の方が優れているのではないかと考えていたせいかもしれない。氏がこれほどすばらしい作品を書いていたと驚くと同時に、自分自身はひどく反省した。どんなSFも映像化できると高をくくっていたが、この作品は映画にできない、というよりは文章であるが故に輝いている点が多いように感じる。当然読みながら情報を頭の中で映像化している訳で、内容を単純に映画にすることは可能かもしれないが、本小説を読んだ瞬間の感動は映画では再現不可能な気がしており、小説のすばらしさと奥の深さを再認識させられた。

前後逆になるが、本書を読む前に同氏の『宇宙はくりまんじゅうで滅びるか?』を読んでいたところ、この本は本書を読む前のよきウオーミングアップになった。まだ本書を読んでいない方は先にそちらを読むことを勧めたい。『宇宙は...』はレイヤー0であり、『アイの物語』はレイヤー1より先の話だ(この意味は『アイの物語』を読めばわかる)。

似非学者にツッコむ資格十分で、『SFはこんなに面白いんだぞ!(宇宙はくりまんじゅうで...)』と叫ぶ氏の集大成であり、その主張を支持したい。SF好きにしか本書は売れないのかもしれないが、そうでない読者にも広く勧めたいと感じる懇親の作品であった。文句なく最高点。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.26
(5pt)

山本弘の構成力に脱帽の傑作SF

アイビスが青年に聞かせる物語は、山本弘が過去に発表した短編で、それらを構成し直し、長編を一本作ってみせる構成力に脱帽。
 この長編の為に始めから用意していたみたいに、それぞれの短編がかっちり嵌って、一本の長編として機能しているのが素晴らしい。
 物語もぶれることなく、山本弘らしい前向きで力強い主張に満ちあふれてる。
 書き下ろしの短編「詩音が来た日」と「アイの物語」はどちらも良く、特に「詩音が来た日」は白眉の出来。
「人間とロボットは分かり合えるのか?」という問いに真っ向から向き合い、山本弘らしい暖かみのある答えを出している。
詩音の出した結論には、ほろりと来ましたよ。

 「神は沈黙せず」も素晴らしかったけど、完成度ではこちらの方が上じゃないかな?
 何はともあれ、傑作です。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.25
(5pt)

山本弘の構成力に脱帽の傑作SF

アイビスが青年に聞かせる物語は、山本弘が過去に発表した短編で、それらを構成し直し、長編を一本作ってみせる構成力に脱帽。
 この長編の為に始めから用意していたみたいに、それぞれの短編がかっちり嵌って、一本の長編として機能しているのが素晴らしい。
 物語もぶれることなく、山本弘らしい前向きで力強い主張に満ちあふれてる。
 書き下ろしの短編「詩音が来た日」と「アイの物語」はどちらも良く、特に「詩音が来た日」は白眉の出来。
「人間とロボットは分かり合えるのか?」という問いに真っ向から向き合い、山本弘らしい暖かみのある答えを出している。
詩音の出した結論には、ほろりと来ましたよ。

 「神は沈黙せず」も素晴らしかったけど、完成度ではこちらの方が上じゃないかな?
 何はともあれ、傑作です。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X