(短編集)

アイの物語

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アイの物語の評価:

4.66/5点 レビュー 92件。 C ランク

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平均点4.66pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全184件 21〜40 2/10ページ
No.164
(5pt)

期待以上

ライトノベルかと思って敬遠していましたがなかなです。火星年代記やタイタンの妖女を彷彿させました。センスオブワンダー。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.163
(5pt)

期待以上

ライトノベルかと思って敬遠していましたがなかなです。火星年代記やタイタンの妖女を彷彿させました。センスオブワンダー。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.162
(5pt)

フィクションは時として真実よりも強い

人類が衰退し、機械が支配する未来。そこで出会った青年とアンドロイド・アイビス。機械を憎む青年へ、アイビスは過去の人類が書いた物語を読み聞かせる。
SF連作短編のような読み心地。短編を読んでいく内に、その物語を伝えるアイビスの真意や、なぜ機械が支配する世界になったのか、ヒトと機械の違いや関係性のあり方など、物語とテーマの奥深くへ自然と潜っていく作りになっている。

アイビスの語る物語の中では、やはり『詩音が来た日』が一番好き。介護老人保健施設でアンドロイド介護士の詩音が働く物語。ヒトと機械の差を示しつつも、その差があるからこそ共存していけるという可能性。
「人間になりたいと思わないの?」
「論理や倫理を逸脱した行動を取り、争いを好むことがヒトの基本的性質であるとしたら、私はヒトになりたくありません」
この会話はハッとさせられた。ヒトの方が優位な存在であるはずという思い込みだよね。
詩音がヒトに対して判断した“認知症”の話も衝撃的でありつつ納得感があったけど、ラストではその人々をいかに救うかという希望まで掘り下げられていて素晴らしかった。

『ブラックホール・ダイバー』の「他人のための冒険はうんざりなの。誰にも知られない冒険。成功しても、誰にも賞賛してもらえない冒険。金儲けや賞賛が目的じゃない、純粋の冒険─それがあたしの望みなの。分かる? これはあたしの、あたしだけのための冒険なのよ。成功したことを知るのは、あたしだけでいいの」って言葉もいいよね。人生もこれでいいと思うんだよね。

山本弘さんの作品は『神は沈黙せず』を読んだことがある。その中でも嘘は強く、真実は弱い存在だった。だけど、真実を伝えることで世界を変えていこうとした話だった。この『アイの物語』では反対に、嘘の強さを肯定的に利用して世界を変えていこうとする物語だったのが印象的だった。
「フィクションは『しょせんフィクション』ではないことを知っていること。それは時として真実よりも強く、真実を打ち負かす力があることを」
この一言が胸に響いた。創作物は架空でも、そこに宿る人の理想や信念は揺らがない。だからこそ、フィクションは現実ではなくても、世界を変える力を持っているんだよね。

「憎悪や蔑みや嫉妬や無関心といったものは私には理解できないが、愛がそれらよりも素晴らしいものであることは間違いない。きっと憎悪は、胸をこんなに熱くはしない。」

「でも、僕はその意味が決して理解できないんだな…」
「理解できなくていい。ただ許容して」

この言葉たちも印象深い。人間同士でも価値観なんて全然違うもの。論理も倫理も知っていながら、感情に揺らぎ間違ってしまう人間。それを否定するのではなく、矛盾を許容しながら建設的に進めたらいいなと思わせてくれる物語だった。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.161
(5pt)

フィクションは時として真実よりも強い

人類が衰退し、機械が支配する未来。そこで出会った青年とアンドロイド・アイビス。機械を憎む青年へ、アイビスは過去の人類が書いた物語を読み聞かせる。
SF連作短編のような読み心地。短編を読んでいく内に、その物語を伝えるアイビスの真意や、なぜ機械が支配する世界になったのか、ヒトと機械の違いや関係性のあり方など、物語とテーマの奥深くへ自然と潜っていく作りになっている。

アイビスの語る物語の中では、やはり『詩音が来た日』が一番好き。介護老人保健施設でアンドロイド介護士の詩音が働く物語。ヒトと機械の差を示しつつも、その差があるからこそ共存していけるという可能性。
「人間になりたいと思わないの?」
「論理や倫理を逸脱した行動を取り、争いを好むことがヒトの基本的性質であるとしたら、私はヒトになりたくありません」
この会話はハッとさせられた。ヒトの方が優位な存在であるはずという思い込みだよね。
詩音がヒトに対して判断した“認知症”の話も衝撃的でありつつ納得感があったけど、ラストではその人々をいかに救うかという希望まで掘り下げられていて素晴らしかった。

『ブラックホール・ダイバー』の「他人のための冒険はうんざりなの。誰にも知られない冒険。成功しても、誰にも賞賛してもらえない冒険。金儲けや賞賛が目的じゃない、純粋の冒険─それがあたしの望みなの。分かる? これはあたしの、あたしだけのための冒険なのよ。成功したことを知るのは、あたしだけでいいの」って言葉もいいよね。人生もこれでいいと思うんだよね。

山本弘さんの作品は『神は沈黙せず』を読んだことがある。その中でも嘘は強く、真実は弱い存在だった。だけど、真実を伝えることで世界を変えていこうとした話だった。この『アイの物語』では反対に、嘘の強さを肯定的に利用して世界を変えていこうとする物語だったのが印象的だった。
「フィクションは『しょせんフィクション』ではないことを知っていること。それは時として真実よりも強く、真実を打ち負かす力があることを」
この一言が胸に響いた。創作物は架空でも、そこに宿る人の理想や信念は揺らがない。だからこそ、フィクションは現実ではなくても、世界を変える力を持っているんだよね。

「憎悪や蔑みや嫉妬や無関心といったものは私には理解できないが、愛がそれらよりも素晴らしいものであることは間違いない。きっと憎悪は、胸をこんなに熱くはしない。」

「でも、僕はその意味が決して理解できないんだな…」
「理解できなくていい。ただ許容して」

この言葉たちも印象深い。人間同士でも価値観なんて全然違うもの。論理も倫理も知っていながら、感情に揺らぎ間違ってしまう人間。それを否定するのではなく、矛盾を許容しながら建設的に進めたらいいなと思わせてくれる物語だった。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.160
(5pt)

共生社会

人間は不完全で矛盾した生き物だけど、
それを否定も肯定もしないアンドロイドの寛容さがよかった。何故か読破した後に銀河鉄道999の機械の体を求める星野鉄郎が思い浮かんだ。機械の体に憧れる人間は物語の中で登場しなかったからかもしれない
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.159
(5pt)

共生社会

人間は不完全で矛盾した生き物だけど、
それを否定も肯定もしないアンドロイドの寛容さがよかった。何故か読破した後に銀河鉄道999の機械の体を求める星野鉄郎が思い浮かんだ。機械の体に憧れる人間は物語の中で登場しなかったからかもしれない
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.158
(5pt)

世界水準なSF

いままで、海外のSFの有名なのはもちろん、最近のもかなり読んでるほうですが、それらとくらべても全く見劣りしない。むしろ最近の海外のSFは映画化ねらったようなSFというよりエンタメにふられた内容がおおいですが、それとは対照的に、しっかりSFとしての考察があり、時代を経ても伝えられるよい作品だと感じました。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.157
(5pt)

世界水準なSF

いままで、海外のSFの有名なのはもちろん、最近のもかなり読んでるほうですが、それらとくらべても全く見劣りしない。むしろ最近の海外のSFは映画化ねらったようなSFというよりエンタメにふられた内容がおおいですが、それとは対照的に、しっかりSFとしての考察があり、時代を経ても伝えられるよい作品だと感じました。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.156
(5pt)

10年以上前の作品ですが

新刊版も購入していたのですが(2006年)、A.I.の話しが最近話題に上がる様になりkindle版を購入して読み返しました。短編と新規書下ろしを1つのストーリーに再構成した物ですが、それぞれの物語が意味を持つ様になっています。
近未来のSFだと刊行した年代と現在で設定が変わってしまう事があると思うのですが、今読んでもおかしな処はありませんでした。(気になりませんでした)A.I.もVRもロボット(アンドロイド)も半分実現している様な感じでもう少しで現実になりそうな気がします。
ハードなSFと違い、全編にやさしさと言うか思いやりと言うかが滲みでてます。
おすすめです。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.155
(5pt)

10年以上前の作品ですが

新刊版も購入していたのですが(2006年)、A.I.の話しが最近話題に上がる様になりkindle版を購入して読み返しました。短編と新規書下ろしを1つのストーリーに再構成した物ですが、それぞれの物語が意味を持つ様になっています。
近未来のSFだと刊行した年代と現在で設定が変わってしまう事があると思うのですが、今読んでもおかしな処はありませんでした。(気になりませんでした)A.I.もVRもロボット(アンドロイド)も半分実現している様な感じでもう少しで現実になりそうな気がします。
ハードなSFと違い、全編にやさしさと言うか思いやりと言うかが滲みでてます。
おすすめです。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.154
(4pt)

良質な日本産SF

綺麗だし嫌悪感も無いし話は面白いし、この作品を嫌いだという人はあまりいないと思う 流れも文章も捉えやすくて分かりやすい 中学生くらいから楽しめるこういう毒の少ない出来の良いSFって貴重だと思う 無論、玄人にも薦める事の出来る作品
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.153
(4pt)

良質な日本産SF

綺麗だし嫌悪感も無いし話は面白いし、この作品を嫌いだという人はあまりいないと思う 流れも文章も捉えやすくて分かりやすい 中学生くらいから楽しめるこういう毒の少ない出来の良いSFって貴重だと思う 無論、玄人にも薦める事の出来る作品
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.152
(3pt)

ヒトのミームはAIに受け継がれヒトは滅ぶ

十数年前に本書が刊行された際に読了していたが、AIに関連する小説を読みたくなったので再読しました。

現在のAIにおける開発進行度合と比較すると著者の考えていたものとは随分と異なる事が分かるが、AIという概念が生まれた当初から言われていた「ヒトのミームはAIに受け継がれヒトは滅ぶ」という点では本書は一貫して、さまざまな視点からそれを述べているという点で評価が高く、それを軸にした興味深い短編集となっている。

しかし、本書で述べられている命題は別で、それはヒトの原罪についてだ。その点では70年も前に発表されているアーサー・C・クラークの「幼年期の終わり」を連想してしまう。日本的に言うなら「エヴァンゲリオン」の人類補完計画だ。つまり、ヒトは未熟であり生まれて200万年経過した今でも精神的には幼年期であり、そのまま滅びるであろうという予言。恐らくそれは正しいと思われる。

SFとしての内容はソフトであり、G・イーガンのようなハードSFとは異なるが、一般人が理解し辛い内容をつらつらと書いている場面が散見され、その点ではハードSFのそれに等しくストレスを感じる人も多いのではないだろうか。

また、この小説では一貫して受難を乗り超えていく強い女性が描かれる。もっとも、この小説に限らず、著者の著作群は処女作から強い女性が多い。「ラプラスの魔」のカサンドラ然り、「時の果てのフェブラリー」のフェブラリー然り。その点ではヒトには受難を超える力があり未来には希望の道が示されている事を著者は仄めかしている。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.151
(3pt)

ヒトのミームはAIに受け継がれヒトは滅ぶ

十数年前に本書が刊行された際に読了していたが、AIに関連する小説を読みたくなったので再読しました。

現在のAIにおける開発進行度合と比較すると著者の考えていたものとは随分と異なる事が分かるが、AIという概念が生まれた当初から言われていた「ヒトのミームはAIに受け継がれヒトは滅ぶ」という点では本書は一貫して、さまざまな視点からそれを述べているという点で評価が高く、それを軸にした興味深い短編集となっている。

しかし、本書で述べられている命題は別で、それはヒトの原罪についてだ。その点では70年も前に発表されているアーサー・C・クラークの「幼年期の終わり」を連想してしまう。日本的に言うなら「エヴァンゲリオン」の人類補完計画だ。つまり、ヒトは未熟であり生まれて200万年経過した今でも精神的には幼年期であり、そのまま滅びるであろうという予言。恐らくそれは正しいと思われる。

SFとしての内容はソフトであり、G・イーガンのようなハードSFとは異なるが、一般人が理解し辛い内容をつらつらと書いている場面が散見され、その点ではハードSFのそれに等しくストレスを感じる人も多いのではないだろうか。

また、この小説では一貫して受難を乗り超えていく強い女性が描かれる。もっとも、この小説に限らず、著者の著作群は処女作から強い女性が多い。「ラプラスの魔」のカサンドラ然り、「時の果てのフェブラリー」のフェブラリー然り。その点ではヒトには受難を超える力があり未来には希望の道が示されている事を著者は仄めかしている。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.150
(5pt)

何か安心した

昔からこのテーマは興味のある分野だけれども、著者の世界観がとても優しく人間味?にあふれ安心できる結末でよかった。

機械と人間という構図はいつも対立的に描かれるけれどこういった相互理解があっても良いではないか。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.149
(5pt)

何か安心した

昔からこのテーマは興味のある分野だけれども、著者の世界観がとても優しく人間味?にあふれ安心できる結末でよかった。

機械と人間という構図はいつも対立的に描かれるけれどこういった相互理解があっても良いではないか。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.148
(5pt)

AIとは?

今年読んだSF小説では最高の作品です。
人類の知性とAIの知性、AIの自意識のあり方の違いなどが多分、高度なAIが出来ればこうなるのだろうな、と感じさせるものがありました。
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.147
(5pt)

AIとは?

今年読んだSF小説では最高の作品です。
人類の知性とAIの知性、AIの自意識のあり方の違いなどが多分、高度なAIが出来ればこうなるのだろうな、と感じさせるものがありました。
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213
No.146
(5pt)

飽きない^_^

SFのツボを押さえた短編集——量も話数も程良く、拡散した各話が最終的にひとつのテーマに帰着するストラクチャーにつき、お手軽に雰囲気に浸かりたいせっかちなSF志向派にオススメ!(褒め言葉)
アイの物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: アイの物語 (角川文庫)より
404460116X
No.145
(5pt)

飽きない^_^

SFのツボを押さえた短編集——量も話数も程良く、拡散した各話が最終的にひとつのテーマに帰着するストラクチャーにつき、お手軽に雰囲気に浸かりたいせっかちなSF志向派にオススメ!(褒め言葉)
アイの物語 Amazon書評・レビュー: アイの物語より
4048736213