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私が殺した少女
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私が殺した少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 21~40 2/3ページ
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日本版ハードボイルドの秀作 原寮の沢崎シリーズ 練られたプロット しゃれた語り口 テンポよく驚きのラストへ持って行くまで 読者を飽きさせません。 販売店さんの 本の保管状況も非常も素晴らしく こちらでまた本を購入したく思います。 | ||||
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私立探偵である沢崎が捜査の依頼を受けに出向くと、いきなり誘拐事件に巻き込まれる、という奇抜な冒頭から物語が始まり、読み手を捉えます。タイトルからミステリーなのかと思ったら、そうではなく、沢崎の会話や人物描写を楽しむハードボイルド小説でした。 独特な描写が長たらしく思えたり、読み手によって好き、嫌いが分かれる作品かもしれません。他の方がレビューされているとおり、大沢在昌のような疾走感は無いですし、キザったらしくもないです。物語は訥々と進みます。結末はあっさりかと思いきやどんでん返し。私は日本にもこんな小説を書く作家が居たのか、と驚きました。ハードボイルド小説が好きな方でしたらおすすめです。 | ||||
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結末の意外性を期待しちゃうと肩透かしを食らいます。 ただ、この作品の醍醐味はそこではないでしょう。 文体、主人公のキャラ、セリフ、物腰、思想等々、ハードボイルドの世界を思う存分堪能できること、これに尽きると思います。 大沢在昌ほどのエンターテイメント性はありませんし、馳星周ほどのバイオレンスもありません。 そういう意味では、若い読者には受け入れがたいとこがあるのかもしれませんね。 沢崎をカッコいいと思えるかどうか、結局はそこで読後感がかなり違ってくるでしょう。 因みに僕は読後の晩酌に、わざわざバーボンを買ってきてロックで飲みました(笑) | ||||
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昔、家にあり、弟が読んでいて気になってました。今、読んでいて続きが気になります。 | ||||
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身代金事件に巻き込まれた私立探偵が、事件の真相に迫る。犯人らしき容疑者が特定されたときに、動機が薄いと思ってたら、さらに、真相がありましたね。それでも動機が薄い気がしました。 | ||||
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会話も描写もハードボイルドで素晴らしい。 最後のどんでん返しが切なくて辛い。 | ||||
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原さんの本は初めて読みましたが面白かったです。他も読んでみます。 | ||||
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ハードボイルドって、強火でゆでた海老やイカのことと思っていた自分が愛おしい。 原先生の、巧みな比喩表現とリアルな情景描写に脱帽致しました。 生まれ変わった なら私(オレ)は求人誌を見るとき最初に『探偵』を探すに違いない。 路地裏のバーで静かに流れるジャズを聞き流しながら、煙り草を燻らせバーボンを 嗜みながら使い古した手帳を皺くちゃの脳味噌で眺めるオレ。 ハッと何かに気づき 釣りはいらねえぜと、夜霧の中に颯爽と消えてゆくのさ。 あばよ。。。 | ||||
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あかあかあかあかあかあかあかあかあかあなあかあかあかあかあか | ||||
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チャンドラーより好き です。というかやはり日本が舞台なので読みやすく、どんでん返しも面白かったです! | ||||
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原さんの本は初めて読みました。確かに様々なトリックや登場人物で色をつけられ、ミステリーらしいミステリー小説だと思います。主人公の探偵さんが一生懸命犯人を探すのは読みごたえがあります。ただ、最後のほうではたぶん犯人はあの人だなと想像でき、また兄妹の確執も想定できたので、この評価にさせていただきました。どちらかというと好き嫌いの分かれる作品かもしれません。 | ||||
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作者の経歴も、凝った文章も、チャンドラーに負けないと思います。 | ||||
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個人的にはハードボイルドものは好きではないが、本作は直木賞も受賞したハードボイルドミステリーの名作として名高いだけあり、読みだすと止まらないサスペンスフルな展開である。 誘拐事件が題材だが、誘拐事件自体のプロットで読ませるのではなく、その事件の関係者をじっくりこ描き込んでいくのがハードボイルドたる所以だが、ミステリー的などんでん返しもうまく織り込んであり、ミステリー的なネタの弱さを雰囲気だけでごまかしている通俗ハードボイルドものとはやはり次元が違う完成度である。 ハードボイルドものだと敬遠して読まずに済ませるのは勿体ない。 | ||||
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繊細によく練り上げられてていて、 物語としてもよくできていて楽しめる。 思いつきやアイデアだけが鼻につくだけの 昨今の作品に比べたら、とても丁寧な 熟練職人の手仕事を感じさせる作品。 翻訳調の文体は、内容とは裏腹にとても シルキーな手触りで、文字をおう読書の 快感を堪能させてもらいました。 | ||||
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想定したものと違いはありませんでした。今後も期待しております。 | ||||
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原りょうの「私が殺した少女」を読了。出張の往復の新幹線と往復2時間の在来線で読了。タイトルは「私」が誰を指すのか、それで物語が変わる。ここでも沢崎は変わらない。変わらないからこそ、私は沢崎に心酔するのである。今回はロス・マクドナルドの生み出したアーチャーのような沢崎を感じることができる。それは家族の問題を扱っている物語だからかもしれない。 本書は2回目の読了。読むたびに沢崎が作り出す世界にドップリと入っていく。それが楽しいひと時となっている自分がいる。沢崎は次に何を私に見せてくれるだろか。 | ||||
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1989年 下半期 直木賞受賞作。 1989年「このミステリーがすごい」1位である。 おそらく、今ならば、直木賞は取れないだろう。 ミステリー小説が、文学界において、中心を占め始める 時代の金字塔である。歴史的に意味がある作品だ。 現在のミステリーは、さらに高度化、複雑化している。 翻訳ミステリを彷彿とさせるハードボイルド感。 「初夏の一日は借金の申し込みの前置きのように だらだらと長く、・・・」(355ページ) 「人間のすることはすべて間違っていると考えたほうが いい。すべて間違っているが、恕される間違いを選ぼうと する努力はあっていい」(420ページ) 犯人判明の手がかりを得る流れに、やや無茶な印象を持つが、 全体としては、良質なエンターテイメントに仕上がっており 読み応えがある。 桐野夏生や伊坂幸太郎など、現在のミステリー作家を 読んでいる方には、物足りないかもしれないが、この20年間 の日本におけるミステリー小説の変遷を知る上でも、 格好の作品である。 | ||||
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原りょう2作目にして、1989年の直木賞受賞作。 当時初めて読んだ時の衝撃を良く覚えている。 これはまぎれもない日本のチャンドラーだ。 そう思った。 そして今読み返してみても、その感想は変わらない。 といってもチャンドラー自体はもう20年以上も読んでいないのだが。 沢崎が依頼人の家を訪れると、どこか雰囲気が違った。 その家庭では、バイオリンの才能が豊かで、将来を期待されている少女が誘拐されていた。 そして、そこには誘拐犯を待つ警察がいた。 沢崎はその誘拐犯の一味と間違えられる。 訳もわからず事件に巻き込まれ、身代金の受け渡し役にされてしまう沢崎。 とあるファミレスの駐車場で殴られ、まんまと身代金を奪われてしまう。 それでも、着実に、淡々と事件の核心へ近づいていく沢崎。 犯人はこいつか、と思ったその矢先。 読者を待つ大どんでん返し。 といっても、騙された!というトリックではなく、とことんオーソドックスな展開。 そう、とことん「オーソドックス」。 だから読んでいて気持ちがいいし、落ち着ける。 ミステリーとはこれほど面白いものなのか。 いや、ハードボイルドだから面白いのか。 その両方だ。 文体がしっかりしていて、キャラクター構成が確実で、ストーリー展開が緻密で隙がなければこんなにすばらしいミステリーが出来上がるのだ。 ただ難点としては作者が寡作であること。 しかし、それなりの作品を多数生み出すよりも、原りょうには傑作を生み出す寡作の作家のままででいていただきたい。 勝手な読者の意見です。 | ||||
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ここ数年読んだエンターテイメント系の本の中では一番面白い。このような作品に出会えた事をうれしく思う。 まだ原りょうを知らないのなら、すぐに読んだほうがいい。 | ||||
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あまり書くと、これから読む方は面白くなくなるので簡単に。最終的には人間の悲しさ、葛藤が感じた。それを克服するために、結果的に犯罪となってしまった。探偵も読者も作者も私も、推理小説に係わる者は因果なものだなっと思ってしまった。いまだに余韻が残っている。やはりいい作品なのだろう。 | ||||
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