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まろうどエマノン



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まろうどエマノンの評価: 4.50/5点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(4pt)

今回は2話

今回は2話で、エマノンの兄の話と自分の母親が子供時分にタイムスリップして来た所に遭う少年の話だ。
エマノンの双子の兄が自分は何の為生まれてきたのかという悩みに憑りつかれ、
理由が判って事が終わった後は余生になってしまった。
夏休みに曽祖母(この設定も凄いが)の元へ預けられた小学生の経験する不思議な体験。
東京大空襲からタイムスリップしてきた母親を助けて元の時代に戻すって、時間物のカジシンだ。
まろうどエマノン (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:まろうどエマノン (徳間文庫)より
4198937923
No.5:
(5pt)

じっくりとエマノンとつき合う

小学校時代。
 親から離れて3週間、祖母の下で夏休みを過ごした時のような読後感があった。

 小学四年生の夏休み。
 父親が海外へ仕事で出掛けるため、直樹は曾祖母の住む九州の御所船に行くことになった。
 遠目に心惹かれた女性、エマノンと直樹が巡り合う。
 少年とエマノンのひと夏の冒険。
まろうどエマノン (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:まろうどエマノン (徳間文庫)より
4198937923
No.4:
(4pt)

エマノンシリーズの再版が必要です.

梶尾真治さんのエマノンシリーズ、文庫書き下ろし作品なのですが、絶版でなかなか手に入りません。オークションなどでも高値で取引されています。内容はそこそこ面白いですが、定価の2−3倍で買うほどではありません.エマノンシリーズを読みたいと思っている読者は多いはずです。何らかの形で、再版をお願いしたいものです.
まろうどエマノン (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:まろうどエマノン (徳間文庫)より
4198937923
No.3:
(5pt)

永遠の客人(まろうど)

梶尾真治の人気シリーズ最新作。叙情感あふれる雰囲気は今作でも健在。
在るべき場所へと帰ってゆく「まろうど」と、
永遠の「まろうど」であるエマノンとの対比が今作の見所だろうか。
まろうどエマノン (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:まろうどエマノン (徳間文庫)より
4198937923
No.2:
(4pt)

まずファンなら買い。そうでなくても買い。

書き下ろしの中篇です。
一連のエマノンシリーズの読者ならば安心して読める
クオリティーの作品だと想います。
デュアル文庫の中でもこの作品や前作「かりそめエマノン」
などは短編より長く長編より短い「ノヴェラ」という
カテゴリーに分類されていていますが
2作品ともたしかになんかちょっと物足りないような。
少し中途半端な読後感がある気もします。
話も設定も良いのでこの点が少し残念であり
その点が☆一つ減点、という評価をさせていただきました。
とはいえ、最初に言ったとおりファンなら安心して楽しめる
クオリティーですし、そうでない方もこの機会に
既刊の一連のシリーズを手にとってみることをオススメします。
すこしの物足りなさは「余韻」ということで・・・
まろうどエマノン (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:まろうどエマノン (徳間文庫)より
4198937923
No.1:
(5pt)

私もまろうど(客人)

この作品は今までのエマノンシリーズとは少し趣が異なっています。
たいした事件は起こらないし、エマノンも直樹も、難しい思想は語りません。(直樹って名前はとても好きです。だって私の憧れの先輩のプロデューサーと同じ名前なんだもの)。
その代わり、描写がとても丁寧になっていて、改行や句読点の位置、
文章のリズム感などが非常に優れていると存じます。
地味ではありますが、エマノンが好きな方は必読です。
少し話は変わりますが、鶴田先生の表紙イラストのエマノンは
「なにかに立ち向かって」います。
激しく強い意志を持って、こちらを凝視している、その瞳は何を見つめているのでしょうか?
私は、しばらくして表紙のエマノンに話しかけてみました。
彼女は、まっすぐな視線を反らすこともなく、
静かな、でもはっきりした口調で「私は戦うの」とだけ言いました。
私は「エマノンは誰と戦うの? もしかして私? それともヒカリ?」とおそるおそる訊ねました。
すると、彼女は長い髪をさらりと払って「違うわ、私の相手はセシイさんじゃない」と言い、少しうつむいて銘柄の判らない両切りのタバコに火をつけました。
私もカプリスーパースリムメンソールを出して吸おうとしたら、彼女は慣れた手つきでジッポのライターを出して、火をつけてくれました。
私は、しばしの沈黙に耐えられなくなって、
「華氏451度って本が自然発火する温度だよね」と見当違いなことを言ってしまいました。
エマノンはタバコを口にくわえたまま、しばらく考えている様子でしたが、
「本は焼かれるべきものじゃないわ、本はみんなの思い出なの、それは生きているうちに、自分のお墓を建てておくのに少し似ているわ」と呟きました。
でも、私はお墓に入る気はないです。
私の骨は細かく砕いて、エンパイヤステートビルの屋上から、ばらまいてほしい。
私はジェット気流に乗る細かい灰になって、オレンジとバラ色の黄昏で世界を包むでしょう。
そんなことを想ってぼおっとしていたら、彼女は私に「戦う時は手伝ってくれるわね?」と言ったので、私は黙ってうなずきました。
エマノンは軽く私の頬に唇を寄せて、それから踵を返して、どこかへ消え去ってしまいました。
でも、エマノンは、いつか必ず私に助けを求めてくると思います。
それまで、どのくらいかかるのかは解りませんが、私は待っています、エマノンが来る日を……。
梶尾先生の作品では「エマノン」が一番好きです。
どんどん続編を刊行してくださいネ、それでは失礼します。
まろうどエマノン (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:まろうどエマノン (徳間文庫)より
4198937923

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