あねのねちゃん
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2007年に出た単行本の文庫化。 分身というか、もうひとりの自分をテーマとした長篇SF小説である。 前半は寓話的というかホラー小説というか。 もうひとりの自分が引き起こす事件が次第に不安を高めていく。 それが中盤からぐんぐんSFっぽくなっていくのが不思議であり、いかにも梶尾作品っぽくて楽しい。 ラストも切ない感じで心に残る。 | ||||
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作者の作品は好きでよく読んでいたが、久しぶりに手にとったこの本には、少し入り込めなかった。ある意味でこれもSFと思って読めば、読めなくはないのだと思う。ただ、設定に無理があるような気がして、読後すっきりしないものがあった。心理学ものと思い込んで読んでしまったからなのかもしれない。 ファンタジー、SFとしてもう一度読みなおせば、納得できるのかな・・・というのが正直な感想。 | ||||
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表紙もタイトルもかわいいから心温まるファンタジーかと思いきや、意外とブラックでした。 お母さんの正体やお母さんとあねのねちゃんの戦いの場面あたりは完全にマンガかB級映画です。 映像ならまだしもこれを大人に活字で読ませるとは・・・。 これってもともとはケータイ小説の単行本化らしいし、 これじゃやっぱり一般の読書ファンから「所詮ケータイ小説なんか」って思われるのも仕方ないですね。 無邪気だけどきちんと筋が通っていて、 100%自分の味方をしてくれるあねのねちゃんに再会したことで成長した玲香。 最後の彼女は見違えるほど強く、自分をもった女性になっていて、終わりは気持ちのいいものでした。 あねのねちゃんのためにも玲香には幸せになってほしいです | ||||
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あねのねちゃんは、主人公の分身であり、寂しい時や辛い時に現れて、励ましてくれる。 これだけだと、ほのぼのとした、ファンタジックな物語という事になるが、実は、そうではない。 本作品は心理学的知識を、大幅に駆使して書かれた、壮絶な物語だ。 そういう意味では、ある程度の心理学的知識が無ければ、少々難解でもあるが、本文の解説を読めば理解出来る。 もっとも、あくまでフィクションなので、学術的ではないが、心理学的な、興味深い現象が、随所に取り入れられている。 そして、終盤の展開の凄まじさには、手に汗握る。 しかも、通常のバトルではなく、心理戦が繰り広げられるのだ。 カバー表表紙の女の子は、主人公の幼少時で、裏表紙は、あねのねちゃんだ。 こんな雰囲気のカバー絵からは、この、壮絶な内容を、想像も出来ない。 心理学的現象が、ふんだんに取り入れられて、物語が組み立てられている点では、斬新な作品だ。 物語の幕引きも、印象に残り、非凡な作品として、大変面白い。 | ||||
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