■スポンサードリンク
幻海 The Legend of Ocean
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
幻海 The Legend of Oceanの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 著者の最初に読んだ作品の「戦国奇譚首」は派手さはないがどれもよく出来た短編集であったので、本書についてもかなり期待して読んだが、正直言ってがっかり。 主人公は秀吉の小田原攻めの時代に日本に布教に来た宣教師で、キリスト教禁止令を解くという言葉に乗せられて北条氏の支配する伊豆半島攻略に同行することになるが、この設定自体にまずかなり無理がある。その後の北条氏との海戦シーンはそれなりに面白いのだが、終盤の海人国の設定がありえない上に、クライマックスであるはずの海人国における展開が陳腐で先が読めて全く楽しめなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 「この著者は山田風太郎、遠藤周作、吉村昭、白石一郎が好きなのではないか」 読みだしてすぐそう思った。だとすれば、私と趣味嗜好が同じである。 ならば期待して良いはずだ。 話は次のように始まる。 1588年、長崎に布教のために訪れたイエズス会宣教師レンヴァルト・シサットは、 かの狒々退治で知られる戦国時代の武将、岩見重太郎らとともに、秀吉の命を受けて 伊豆にその勢力を広げる北条早雲の水軍を打倒すべく西伊豆に向かう。 彼らが、その海域で戦いに臨むうちに耳にしたのは、日本人とは違う海人が住む国が奥伊豆にあり、 大量の黄金を産するという噂であった。 しかし読み進むうちに私の期待は少しずつ裏切られてゆく。 主に会話文で進んでゆく、物語は、だんだん深みのない冒険譚に堕してゆく。 戦いの中で、宣教師シサットは神に疑問を感じてゆくのだが、その描写は取ってつけたようである。 アトランティスを彷彿とさせる海人国は,描写が薄っぺらで,ファンタジイーには絶対に必要な実在を思わせる描写に乏しい。 なんだか少し残念な思いのする読後感である。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!





