夏への扉

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

夏への扉の評価:

4.32/5点 レビュー 500件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,269件 581〜600 30/64ページ
No.689
(4pt)

輝ける50年代アメリカのキュートな残滓

隙なく次を読ませる展開と構成、タイムリープというテーマと相乗して加速するスピード感。
この後に登場した様々な物語に影響を与えたであろう数々の要素も、古さを感じさせない。

冒頭から、猫のピートの「ナーオウ」とか「モーア」とかいう鳴き声に惹かれれば、あとは主人公の軌跡を追いかけずにはいられない。
家事ロボットもコールドスリープも時間旅行も、この小説の中ではぴかぴかと輝きを放っているし、ユーモアがあふれている。

冬、猫用の扉の向こうに雪を見つけたピートは、全ての人間用の扉を開けろとせがむ。
どの扉を開けても雪だけど、ピートはどれかが雪のない「夏への扉」に繋がっていると信じている。
主人公もまた「夏への扉」をこの物語で探し続けるし、読み手もまた探し続ける。

主人公が「夏への扉」へと近づいた頃、読み手は自分にとっての「夏への扉」とは何か考えることになるだろう。
その時、この小説が持っている深い優しさと、物語の喜びに触れることとなる。
梅雨が明ける前にこの物語を読み終えることができて、本当に良かった。

しかし本当に50年代のアメリカというのは、輝いていたんだろう、その意味でも『夏への扉』はタイムリープできる小説だ。
そのセンチメンタリズムが生むキュートさで結構持っている小説ではあるし、そこに文句の一つでも言いたくなる人がいるかもしれないけど、それはそれで一つの愛すべき欲望なのよ。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.688
(4pt)

輝ける50年代アメリカのキュートな残滓

隙なく次を読ませる展開と構成、タイムリープというテーマと相乗して加速するスピード感。
この後に登場した様々な物語に影響を与えたであろう数々の要素も、古さを感じさせない。

冒頭から、猫のピートの「ナーオウ」とか「モーア」とかいう鳴き声に惹かれれば、あとは主人公の軌跡を追いかけずにはいられない。
家事ロボットもコールドスリープも時間旅行も、この小説の中ではぴかぴかと輝きを放っているし、ユーモアがあふれている。

冬、猫用の扉の向こうに雪を見つけたピートは、全ての人間用の扉を開けろとせがむ。
どの扉を開けても雪だけど、ピートはどれかが雪のない「夏への扉」に繋がっていると信じている。
主人公もまた「夏への扉」をこの物語で探し続けるし、読み手もまた探し続ける。

主人公が「夏への扉」へと近づいた頃、読み手は自分にとっての「夏への扉」とは何か考えることになるだろう。
その時、この小説が持っている深い優しさと、物語の喜びに触れることとなる。
梅雨が明ける前にこの物語を読み終えることができて、本当に良かった。

しかし本当に50年代のアメリカというのは、輝いていたんだろう、その意味でも『夏への扉』はタイムリープできる小説だ。
そのセンチメンタリズムが生むキュートさで結構持っている小説ではあるし、そこに文句の一つでも言いたくなる人がいるかもしれないけど、それはそれで一つの愛すべき欲望なのよ。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.687
(3pt)

面白いのは面白いが・・・

SF古典という意義は評価できます。1950年代にこの内容でしたら、さぞかし衝撃的で面白かったと思います。
しかし、今となってはSF的な斬新さは感じられませんし、では内容はというと、今の時代、この恋愛ストーリーは駄目だろうと。
読む時代を間違えなければもっと楽しめたと思うと残念です。
と、少々厳しい事を書きましたが、「じゃあ面白くなかったのか?」と言われるとそうではなく、普通に楽しめます。
ご都合主義なんて言葉も聞かれますが、これはタイムトラベル物なので全て必然なのです。そう考えるとよく出来たストーリーだと思います。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.686
(3pt)

面白いのは面白いが・・・

SF古典という意義は評価できます。1950年代にこの内容でしたら、さぞかし衝撃的で面白かったと思います。
しかし、今となってはSF的な斬新さは感じられませんし、では内容はというと、今の時代、この恋愛ストーリーは駄目だろうと。
読む時代を間違えなければもっと楽しめたと思うと残念です。
と、少々厳しい事を書きましたが、「じゃあ面白くなかったのか?」と言われるとそうではなく、普通に楽しめます。
ご都合主義なんて言葉も聞かれますが、これはタイムトラベル物なので全て必然なのです。そう考えるとよく出来たストーリーだと思います。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.685
(3pt)

面白いのは面白いが・・・

SF古典という意義は評価できます。1950年代にこの内容でしたら、さぞかし衝撃的で面白かったと思います。
しかし、今となってはSF的な斬新さは感じられませんし、では内容はというと、今の時代、この恋愛ストーリーは駄目だろうと。
読む時代を間違えなければもっと楽しめたと思うと残念です。
と、少々厳しい事を書きましたが、「じゃあ面白くなかったのか?」と言われるとそうではなく、普通に楽しめます。
ご都合主義なんて言葉も聞かれますが、これはタイムトラベル物なので全て必然なのです。そう考えるとよく出来たストーリーだと思います。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.684
(5pt)

SF小説の金字塔と言っても過言ではない

SF小説でおすすめを聞くと真っ先に挙げられることが多い本作。なので読む前からハードルが上がりきっていたのですがその高々としたハードルもポンと余裕で飛び越えてしまう面白さに人気の高さも納得です。
もともと海外小説という時点で翻訳独特の読みにくさがあって苦手なのですが、こちらはその欠点を補って余りある展開の面白さ・スピード感にページを捲る手が止まりませんでした。
なにより主人公のキャラがとにかく素晴らしい!主人公は物語のだいぶ早い段階で世間知らずからくる人の良さにつけこまれ大きな挫折を味わうのですが、ここでドン底に落ちてウジウジせずえいくそと逆境に立ち向かう姿がいいのです。海外小説ということもあるからでしょうか、絶望的な状況なのはわかるのに、ユーモアとアメリカンジョークを交えているため読んでいる方もそこまで暗い気持ちになりません。
そして構成力もさることながら中盤からの怒涛の伏線回収に舌を巻きました。前述した通り主人公の置かれた状況はかなり絶望的で、なんとか復讐は遂げられたとしても多少の後味の悪さは残るだろう…と覚悟していましたがこれがとんでもない。最後まで読んで「やられた!」と思いました。こんなに綺麗に畳まれた物語は今も昔もそうそうないでしょう。
後味の悪さなんて一片も残さない、かといって納得できないほど無理やりな展開でもない、夏の風のように爽やかな読後感になんでこれを早く読んでおかなかったんだろうと思いました。最初から最後まで文句なし。素晴らしいです。
心に残るシーンは無数にあるのですが、人間は人間を信じなければ生きていけない、個人的にはこの主人公のセリフに強く心を打たれました。セリフ自体は古今東西どこの物語でも使われているようなありふれたものですが、人に騙され辛酸の限りを舐めた主人公が最後の最後に出した結論がこれだったからこそここまで胸に響いたんだと思います。人と人との繋がり、信じることの大切さを改めて見つめ直すことのできるラストが秀逸。
そしてなんといってもピートですね!読み終わったあとも夏への扉を探して歩き回るピート、その姿が眼前に浮かんでくるようでした。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.683
(5pt)

SF小説の金字塔と言っても過言ではない

SF小説でおすすめを聞くと真っ先に挙げられることが多い本作。なので読む前からハードルが上がりきっていたのですがその高々としたハードルもポンと余裕で飛び越えてしまう面白さに人気の高さも納得です。
もともと海外小説という時点で翻訳独特の読みにくさがあって苦手なのですが、こちらはその欠点を補って余りある展開の面白さ・スピード感にページを捲る手が止まりませんでした。
なにより主人公のキャラがとにかく素晴らしい!主人公は物語のだいぶ早い段階で世間知らずからくる人の良さにつけこまれ大きな挫折を味わうのですが、ここでドン底に落ちてウジウジせずえいくそと逆境に立ち向かう姿がいいのです。海外小説ということもあるからでしょうか、絶望的な状況なのはわかるのに、ユーモアとアメリカンジョークを交えているため読んでいる方もそこまで暗い気持ちになりません。
そして構成力もさることながら中盤からの怒涛の伏線回収に舌を巻きました。前述した通り主人公の置かれた状況はかなり絶望的で、なんとか復讐は遂げられたとしても多少の後味の悪さは残るだろう…と覚悟していましたがこれがとんでもない。最後まで読んで「やられた!」と思いました。こんなに綺麗に畳まれた物語は今も昔もそうそうないでしょう。
後味の悪さなんて一片も残さない、かといって納得できないほど無理やりな展開でもない、夏の風のように爽やかな読後感になんでこれを早く読んでおかなかったんだろうと思いました。最初から最後まで文句なし。素晴らしいです。
心に残るシーンは無数にあるのですが、人間は人間を信じなければ生きていけない、個人的にはこの主人公のセリフに強く心を打たれました。セリフ自体は古今東西どこの物語でも使われているようなありふれたものですが、人に騙され辛酸の限りを舐めた主人公が最後の最後に出した結論がこれだったからこそここまで胸に響いたんだと思います。人と人との繋がり、信じることの大切さを改めて見つめ直すことのできるラストが秀逸。
そしてなんといってもピートですね!読み終わったあとも夏への扉を探して歩き回るピート、その姿が眼前に浮かんでくるようでした。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.682
(5pt)

SF小説の金字塔と言っても過言ではない

SF小説でおすすめを聞くと真っ先に挙げられることが多い本作。なので読む前からハードルが上がりきっていたのですがその高々としたハードルもポンと余裕で飛び越えてしまう面白さに人気の高さも納得です。
もともと海外小説という時点で翻訳独特の読みにくさがあって苦手なのですが、こちらはその欠点を補って余りある展開の面白さ・スピード感にページを捲る手が止まりませんでした。
なにより主人公のキャラがとにかく素晴らしい!主人公は物語のだいぶ早い段階で世間知らずからくる人の良さにつけこまれ大きな挫折を味わうのですが、ここでドン底に落ちてウジウジせずえいくそと逆境に立ち向かう姿がいいのです。海外小説ということもあるからでしょうか、絶望的な状況なのはわかるのに、ユーモアとアメリカンジョークを交えているため読んでいる方もそこまで暗い気持ちになりません。
そして構成力もさることながら中盤からの怒涛の伏線回収に舌を巻きました。前述した通り主人公の置かれた状況はかなり絶望的で、なんとか復讐は遂げられたとしても多少の後味の悪さは残るだろう…と覚悟していましたがこれがとんでもない。最後まで読んで「やられた!」と思いました。こんなに綺麗に畳まれた物語は今も昔もそうそうないでしょう。
後味の悪さなんて一片も残さない、かといって納得できないほど無理やりな展開でもない、夏の風のように爽やかな読後感になんでこれを早く読んでおかなかったんだろうと思いました。最初から最後まで文句なし。素晴らしいです。
心に残るシーンは無数にあるのですが、人間は人間を信じなければ生きていけない、個人的にはこの主人公のセリフに強く心を打たれました。セリフ自体は古今東西どこの物語でも使われているようなありふれたものですが、人に騙され辛酸の限りを舐めた主人公が最後の最後に出した結論がこれだったからこそここまで胸に響いたんだと思います。人と人との繋がり、信じることの大切さを改めて見つめ直すことのできるラストが秀逸。
そしてなんといってもピートですね!読み終わったあとも夏への扉を探して歩き回るピート、その姿が眼前に浮かんでくるようでした。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.681
(4pt)

ストーリーとして色褪せない名作。お薦めです!

1957年に書かれた、「猫(ピート)好きの技術者であるダニエル・ブーン・ディヴィスが1970年を舞台に騙されて30年後の2000年まで冷凍睡眠(コールドスリープ)し、時間転位装置によって過去に戻り、改めて冷凍睡眠の上2000年代に戻り、成人した当時11歳の少女と結婚して幸せに暮らす」物語。この様に言われても何のことかサッパリ判らないでしょうが、文化女中器(ハイヤード・ガール)、窓拭きウィリイ、万能フランク、護民官ピート、製図機ダンなどのロボットが登場するファンタジックな物語と言えば、多少なりとも判って頂けるかも知れません。猫のピートは、人間用のドアの、少なくともどれか一つが、夏に通じているという固い信念を持っている、夏への扉を探すのを、決して諦めようとしないという表現は、また何とも不思議で魅力的な書き方だと思う。SFとしては、翻訳の上手さ、訳者福島正美さんの技量がとても冴えて、国内では多くの支持者を得ている本です。でも、2015年の今日では、文化女中器という表現はさすがに古いなと思います。女中という言葉は現代の日本では死語に近いかも知れません。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.680
(4pt)

ストーリーとして色褪せない名作。お薦めです!

1957年に書かれた、「猫(ピート)好きの技術者であるダニエル・ブーン・ディヴィスが1970年を舞台に騙されて30年後の2000年まで冷凍睡眠(コールドスリープ)し、時間転位装置によって過去に戻り、改めて冷凍睡眠の上2000年代に戻り、成人した当時11歳の少女と結婚して幸せに暮らす」物語。この様に言われても何のことかサッパリ判らないでしょうが、文化女中器(ハイヤード・ガール)、窓拭きウィリイ、万能フランク、護民官ピート、製図機ダンなどのロボットが登場するファンタジックな物語と言えば、多少なりとも判って頂けるかも知れません。猫のピートは、人間用のドアの、少なくともどれか一つが、夏に通じているという固い信念を持っている、夏への扉を探すのを、決して諦めようとしないという表現は、また何とも不思議で魅力的な書き方だと思う。SFとしては、翻訳の上手さ、訳者福島正美さんの技量がとても冴えて、国内では多くの支持者を得ている本です。でも、2015年の今日では、文化女中器という表現はさすがに古いなと思います。女中という言葉は現代の日本では死語に近いかも知れません。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.679
(4pt)

ストーリーとして色褪せない名作。お薦めです!

1957年に書かれた、「猫(ピート)好きの技術者であるダニエル・ブーン・ディヴィスが1970年を舞台に騙されて30年後の2000年まで冷凍睡眠(コールドスリープ)し、時間転位装置によって過去に戻り、改めて冷凍睡眠の上2000年代に戻り、成人した当時11歳の少女と結婚して幸せに暮らす」物語。この様に言われても何のことかサッパリ判らないでしょうが、文化女中器(ハイヤード・ガール)、窓拭きウィリイ、万能フランク、護民官ピート、製図機ダンなどのロボットが登場するファンタジックな物語と言えば、多少なりとも判って頂けるかも知れません。猫のピートは、人間用のドアの、少なくともどれか一つが、夏に通じているという固い信念を持っている、夏への扉を探すのを、決して諦めようとしないという表現は、また何とも不思議で魅力的な書き方だと思う。SFとしては、翻訳の上手さ、訳者福島正美さんの技量がとても冴えて、国内では多くの支持者を得ている本です。でも、2015年の今日では、文化女中器という表現はさすがに古いなと思います。女中という言葉は現代の日本では死語に近いかも知れません。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.678
(5pt)

ずっと持っておきたい一冊

SFで何かいい本ないかな~とWEBで探していて、評価の高さに興味を持ち、
書店で即買い。休日1日使って読み切りました。
構成が素晴らしく、最初から最後まで引き込まれました。
人に裏切られてもまた人を信用し、猫にも人にも深い愛情を持つ
主人公の人柄の良さには勉強させられます。
そして、一度転落したからといって諦めない主人公に勇気をもらい、
困難があっても、自分で人生を切り開くことの大切さを学びました。
最後にある、過去は振り返らず未来へといった描写も同感しました。
読むとパワーをもらえる生涯離したくない作品です。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.677
(5pt)

ずっと持っておきたい一冊

SFで何かいい本ないかな~とWEBで探していて、評価の高さに興味を持ち、
書店で即買い。休日1日使って読み切りました。
構成が素晴らしく、最初から最後まで引き込まれました。
人に裏切られてもまた人を信用し、猫にも人にも深い愛情を持つ
主人公の人柄の良さには勉強させられます。
そして、一度転落したからといって諦めない主人公に勇気をもらい、
困難があっても、自分で人生を切り開くことの大切さを学びました。
最後にある、過去は振り返らず未来へといった描写も同感しました。
読むとパワーをもらえる生涯離したくない作品です。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.676
(5pt)

ずっと持っておきたい一冊

SFで何かいい本ないかな~とWEBで探していて、評価の高さに興味を持ち、
書店で即買い。休日1日使って読み切りました。
構成が素晴らしく、最初から最後まで引き込まれました。
人に裏切られてもまた人を信用し、猫にも人にも深い愛情を持つ
主人公の人柄の良さには勉強させられます。
そして、一度転落したからといって諦めない主人公に勇気をもらい、
困難があっても、自分で人生を切り開くことの大切さを学びました。
最後にある、過去は振り返らず未来へといった描写も同感しました。
読むとパワーをもらえる生涯離したくない作品です。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.675
(1pt)

駄目でした

別物過ぎて全く感情移入できませんでした。
なんだろう登場人物の心情が伝わって来ません。
確かに旧訳は古い表現はあるかも知れませんが一気に読ませる文章力には遠く及ばない感じです。
新訳は児童文学?と思ってしまいます。
思わず旧訳を読み返してまいました。
やっぱり素晴らしい。
夏への扉[新訳版] Amazon書評・レビュー: 夏への扉[新訳版]より
4152090596
No.674
(5pt)

王道のSF設定で描かれた希望の物語(ご都合主義にも片目をつぶって)

SF名作アンケートで何度も1位を獲得するロバート・A・ハインラインの代表作。
著名な福島正実・訳のほう1963年の出版で、約半世紀も前の出版になる。
そして、21世紀の2009年にあらたに小尾芙佐によって翻訳しなおされたのが、
この「夏への扉」の[新訳版]だ。

まず、判型がハヤカワ文庫サイズではなくノベルズタイプの縦長版である。
背綴や製本はペーパーバックっぽいが、紙は上質紙である。
判型が大きいので活字も大きめのフォントだ。文庫の約2倍くらいありそうだ。
表紙も写実的な福島版とは対照的にパステル調で、
アメリカ西海岸をイメージさせる海の見える海岸通り、
パーキングメータにのる、リッキー(猫)とその向こうをある「ぼく」(ダン・ブーン・デイヴィス)。
青春小説としての内容にそった新装だといえそうだ。

新訳とはいえ、オリジナルは同じ文章であるのだから、まったく別物にはならない。
巻末の訳者あとがきにもあるように、きちんと福島正実版を念頭に置きつつ訳されている。
いちばん変わったと感じるのははなし口調と、やや堅苦しかった発明品の名前を、現代的に軽くしたことだ。
福島版「文化女中器(ハイアード・ガール」 → 小尾版「おそうじガール」
福島版「万能(フレキシブル)フランク」 → 小尾版「ばんのうフランク」
訳者小尾芙佐氏の代表的な翻訳は「あるジャーノンに花束を」だが、あの文体の邦訳文だと思えばいい。
小尾芙佐訳の『アルジャーノン』を気に入ったひとならば、こちらも気に入ることまちがいなしだ。

大きくネタバレしない程度に物語りのあらすじを。
『夏への扉』は冷凍睡眠(コールドスリープ)と復讐(リベンジ)と幸福(サクセス)に関する物語だ。
主人公の「ぼく」ことダン・デイヴィスは友達と恋人に裏切られ、
失意のうちに冷凍睡眠(コールドスリープ)で30年後の未来2000年まで飛ばされ、
そこで呪われた人生へのリベンジを開始する。
そこで登場するのが、SF小説の定番の設定であるが、それは読んでのお楽しみ。
ダン・デイヴィスはその手段でいまではありがちな過去改変をやってのける。
過去改変があたりまえになったSFズレした読者には、歴史的時間軸の矛盾が生じるけれど、
そこは目をつぶってご都合主義を楽しんで欲しい。
友人を信じて裏切られたダン・デイヴィスが、新しい仲間を信じて成功を手にするハッピーエンドな物語だ。
とくに大好きな猫のピートと小さなガール・フレンド「リッキー・ティッキー・タヴィ」と2000年に再会する結末は、これぞ王道といったような大団円だ。

なお、日本ポップス界の雄である山下達郎が、本作のために書き下ろした「夏への扉」という1曲があるので、本書を読み終えたらそちらも一聴の価値あり。(アルバム『ライド・オン・タイム』に収録)

本作以降のSF作品にかなり似通ったオマージュ設定が頻繁に登場するのは、
本作「夏への扉」の傑作の証明だろう。
私がいちばん類似性を感じたのは、映画「ドラえもん のび太の大魔境」のクライマックスだ。
これ以上いうと読書の楽しみを奪いそうなのでここまで。
ただ青春小説といっても主人公の年齢設定は30歳なのであしからず。
初読の人は福島版よりも読みやすさに配慮された小尾芙佐版のほうがおすすめ。
夏への扉[新訳版] Amazon書評・レビュー: 夏への扉[新訳版]より
4152090596
No.673
(5pt)

本もありますがKindleでも

二度目の購入です。海外SFでまずどれを読んだらいいか、と聞かれたら、迷わずこれを勧めます。是非読んでみてください。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.672
(5pt)

本もありますがKindleでも

二度目の購入です。海外SFでまずどれを読んだらいいか、と聞かれたら、迷わずこれを勧めます。是非読んでみてください。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.671
(5pt)

本もありますがKindleでも

二度目の購入です。海外SFでまずどれを読んだらいいか、と聞かれたら、迷わずこれを勧めます。是非読んでみてください。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.670
(5pt)

スピーディーなストーリー展開

ここまで引き込まれた本は、久々でした。ハラハラドキドキの展開とすべての辻褄が合わさった時の、爽快感、たまりません!
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X