夏への扉
評判
夏への扉の評価:
4.32/5点 レビュー 500件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1,269件 681〜700 35/64ページ
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夏への扉の評価:
4.32/5点 レビュー 500件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
もっと若い頃に読んでいてもおかしくはなかったが、オジサン世代になって、初めて読んでみました。
内容は、コールドスリープとタイムトラベルを組合せたもので、SF作品全体でも、タイムパラドックスをテーマに描いた初期の作品とのこと。
文章的には、古めかしさはないのですが、やはり時代設定が、現代(2014年)の視点からすると、違和感があります。
作品が発表されたのは、1956年なのに対し、物語は、1970年。
主人公のダンはコールドスリープで未来を目指すのですが、目覚めるのが、2000年。
この時点の不都合な状況を打開するため、タイムマシンで1970年に逆戻りし…というストーリー。
発表時からすると、すべて「未来」を描いています。
ところが、2014年の現代では、逆にすべて「過去」を描いていることになります。
発表時に本作品を手に取った読者は、1970年という未来なら、少しは科学が進歩し、ましてや2000年なら、もっと進んでいるだろうと想像し、そうした未来予測も本作品の楽しみのひとつであったでしょう。
しかし、今ではその楽しみはありません。
せいぜい、未来予測のどこが当たり、どこがハズレかを確認するくらいしかなく、あまり楽しい作業ではありません。
結果として、本作品は、1970年は過ぎていたとしても、2000年に到達する前には読んでおくべきだったと思います。
そうすれば、純粋にタイムトラベルによる過去改変という、ファンタジックなストーリーに、主人公への共感を覚え、好印象のまま、自分の胸のうちに留めておくことが出来たのではないか、そんな気がします。
実際、1980年前後に読んだ「2001年宇宙の旅」(アーサー・C・クラーク著)は、2001年が過去となった現在でも、私の心の中では、傑作であり続けています。
つくづく物語とは、出会うタイミングが重要だな、と感じさせられた作品でした。