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殺人の門



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【この小説が収録されている参考書籍】
殺人の門
殺人の門 (角川文庫)

殺人の門の評価: 3.57/5点 レビュー 163件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全163件 121~140 7/9ページ
No.43:
(3pt)

力作だが・・・

 裕福な歯科医の息子として生まれながら,小学校で出会った悪魔のような同級生に事あるごとに邪魔をされ,コケにされ,転落していくダメ男・田島和幸。
 人はどこまで追い込まれれば殺人を犯してしまうのか・・という非常に重たいテーマで,著者曰く「読者が早く殺してしまえっ,と叫びたくなったとしたら,満足」(「たぶん最後の御挨拶」文藝春秋刊)という狙いは分かるのだが,いかんせん読後感が悪い。
 ストーリーテリングといい,ラストのサプライズといい,「さすが東野圭吾!」とうならされたものの,仕方がないのでしょうか。
殺人の門 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.42:
(3pt)

まぁ面白いです

タイトルと序盤の内容からとんでもない殺人鬼のお話と思いきや、主人公の不幸な話が延々と続きます。
サクサクと読み切ってしまったので面白いは面白いのですが、なんともやりきれない内容というか主人公がどこまでアホなのかと。
特に中盤からの主人公が社会人になってからの騙されっぷりは、もうお腹一杯って感じ。
小学校時代のどこにでもあるような妬みが発端で20年以上も不幸が続くというのはちょっと理解し難い気がした。
なんか意外なきっかけがあるか、単に主人公がアホだったっという方がよかったかも。
殺人の門 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.41:
(2pt)

私は越えられない…いや、越えたくない

 今まで東野さんの作品を約30見てきましたが、一番相性が悪いです。
 やはり主人公の殺人をするまでの経緯が理解できないという点に尽きます。私は殺人というのは引き金があって起こるものだと思っているので、「動機」についてうんぬんかんぬん言っている主人公に感情移入できませんでした。
 「動機」について他の東野さんの作品では『悪意』がありますが、あれは物語の手法(手記、記録、独白)や意外なラスト等等、魅力的な作品であったのですが、こちら(『殺人の門』)はなんとも言えない後味の悪い作品という印象しか残りませんでした。
 
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No.40:
(3pt)

憂鬱になる小説

これだけ、読めば読むほど憂鬱になる作品はありません。
ある男に翻弄された人生って感じの作品ですが、本当に
先に進めば進むほど憂鬱になります。
これだけ、読者を憂鬱にできる作品を書けるのも、東野圭吾
さんの実力・・・。
弱ってるときには読まないほうがいいかも。
殺人の門Amazon書評・レビュー:殺人の門より
4048734873
No.39:
(4pt)

彼は殺人犯にはなれない

東野圭吾の本は「宿命」しか読んだことがなかったけれど、こちらのほうがかなりおもしろかった。
主人公の男は、屈折して悶々としているわりにはおめでたいところがあって、すぐに騙されたり、女を好きになったりする。
愚かかもしれない。でも、そうそう賢明な人間なんているわけはない。
私がわかったことは、彼の倉持に対する気持ちは、結局殺人の動機にはなり得ないものだった、ということだ。
本当にかわいそうなのは騙され続けた彼ではなくて、きっと倉持のほうなんだろう。
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No.38:
(4pt)

主人公がありえない…

主人公、田島がありえないほど馬鹿である。読んでいて、「それは無いだろ」と何度か思った。倉持修は白夜行の雪穂、幻夜の美冬(偽)のように思慮深い人間なのだが、この2人に比べて魅力があまり感じない。さらに、白夜行の園村、幻夜の有子のような魅力的な脇役もいなかった。(父はわりと魅力あったかな。)
最近の流行である資産運用の危険性はよくわかる本です。
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No.37:
(4pt)

東野圭吾

白夜行や手紙に近い作風。
スラスラ読める展開。
ひどく暗い世界観。
得体の知れない倉持修。本当はお前は何を考えているんだ?と、主人公の視点で描かれる。
この手の作品が好きな人にはお勧めしたい一冊。
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No.36:
(5pt)

普通は躊躇し、思いとどまるもの。

どれだけの動機があれば人は人を殺せるのか。
その「臨界点」を探す主人公と20年も騙し続ける主人公の幼馴染。何度ひどい目に合わされても「これでひとつ動機が増えた」と考えなが、一方でなかなか実行に移せない主人公がもどかしくも、これが普通の人間の感覚である、とも思う。
昨今の実子殺しや自殺のニュースを聞くたびに漠然とした違和感があったが、この小説のように葛藤し、実行できずにいる、という感覚を持ち続けるほうがやっぱり人間としては正しい気がする。
緻密さを求める東野圭吾らしい、彼にしか書けない作品だろう。
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No.35:
(3pt)

有り得ない設定を読ませる筆力

金持ちのボンボンの立場から、唯一の友人とも言える人物に騙され続け落ちるところまで落ちていく物語。
通常では、有り得ない設定を読ませてしまう筆力が東野 圭吾の実力ではあるが、救いの無い物語に苛立ちが募り読後感の良いものではない。
殺人の門Amazon書評・レビュー:殺人の門より
4048734873
No.34:
(3pt)

暗いなぁ

東野作品が好きなので、いろいろ読み漁ってるんですが
これは少し問題作の部類にあてはまるのかな?
この作品は好き嫌いがはっきりと分かれると思います。
ちなみに、私は後者で。
厚さを感じさせず、すらすら読めますが
でも全般的に暗く、それに私とはまるで考えの違う
主人公に、少しムカムカしながら読まざるをえませんでした。
私には少し肌が合いませんでしたが
東野作品にはこんな面もあるんだと発見した
小説でもありました。
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No.33:
(4pt)

別な種類と考えてみては?

東野作品は推理ものと心の機微を細かく吐露していく作品に二極化していて、今回のものは後者にあたると思います。「容疑者Xの献身」や「手紙」などが好きな方にはオススメです。内容は、騙され続けた人間は殺人の門を越えられるかという重いテーマです。
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No.32:
(1pt)

タイトル負けです

東野さんの作品はガリレオシリーズを筆頭に好きな部類ではあるのですが、今作はガッカリです。憎くて憎くて仕方の無い人間に、人生を通じてなぜ何度も何度も騙され続けるのか?何故早々にその人と縁を切らないのか?ワケわかりません。異なる人に入れ替わり何度も騙されて・・・というならまだわかりますが、同一人物にですよ?しかもラスト近くまで延々と主人公が騙され続けるだけ。
作者は、人の殺意とはどのように発露するのかに着目したかったのでしょうが、こんなあり得ない、小説のご都合主義の背景ではどのようにも何もないでしょう。完全にタイトル負けの作品です。本当に残念。
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No.31:
(5pt)

面白い!

賛否両論あれど、やはり東野作品で面白かった。程度の差はあれ、こういう人間っていると思うし、結婚した女が豹変するところなんて、ああそういうものか、と妙に納得しました。やはり、東野圭吾は、面白い!
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No.30:
(3pt)

不幸すぎる人生

主人公田島和幸。名前は平和で幸せって意味なのにこんな不幸な人生ありえないっていうくらい不幸の階段を転げ落ちていきます。 小学校時代の同級生倉持修に色々と入れ知恵されたとはいえ、この人生はひどすぎる。倉持修に殺意を抱く前に、自分の精神がぼろぼろになりよく自殺しなったと感心するほど・・・  内容がとてもくらいうえ、ページ数も多く読むのに時間がかかってしまいました。
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No.29:
(4pt)

ちょっと長かった・・・?

文量はありましたが、意外と早く読了。
主人公が古くからの友人に幾度となくハメられてます。友人倉持は「今度は大丈夫」などと言ってますが、中盤から少々物足りなさを感じました。徐々に抜けているピースが埋まる面白さはありましたし、何より東野圭吾作品は好きなので一応☆4つ。
それにしても、最近は簡単に殺人の門を越えてしまう若者が多いですね。そういう私もまだ若者ですが・・・。
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No.28:
(3pt)

田島和幸は殺人の門をいつくぐるのか?

本書を読んでも、ぱっと明るくなることはありません。むしろ、ずっと心の中で悶々としているようなもどかしさを感じます。主人公の田島和幸がいつ倉持修を殺すという殺人の門をくぐることになるだろうか?本書に関していえば、好き嫌いが分かれる作品だと思います。
本書は、人が殺しに至るまでの過程を田島和幸を通して思い描くことになる。つくづく、憎しみというものの動機だけでは人が殺せないということを思い知ることになる。動機だけでなく、臨界点を超えた衝動であり、環境やタイミングというものが兼ね備えていないとなかなか殺しまでには至らない。そのため、田島和幸は、倉持修にだまされ続けていて、殺意を抱くのであるが、なかなか殺人の門をくぐることができないでいる。一線を越えないということだろうか。
本書の感想は、はっきりいって好きではないですね。倉持修は、田島和幸が幸せをつかもうとしたときに現れ、また、結果的に転落するというという繰り返しで邪魔やつなんだろう。田島和幸が倉持修にだまされたということであるが、ねずみ講みたいなやつにだまされたりということは、身から出たさびという感じもするし、自分が愚かだから損をしたり、人にだまされるということではなかろうか。田島和幸の悶々とした暗さというものが、この作品を好きではなれないなあという原因ですね。
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No.27:
(5pt)

腐れ縁の幼馴染への【殺意】

歯医者の父を持ち裕福な家庭に育った田島和幸。
家政婦がいるほど裕福な豪邸に住んでいたのだ。
祖母の死をきっかけに「死」に対する固執が強くなった和幸は
【毒殺】について調べたり「殺意」というものにも興味を強くしていく。
人はどのように「殺意」を育てていくのか、
どこまでいけば気持ちが「殺意」につながるのか。
小学校の幼馴染である倉持修との出会いは
和幸の人生をも左右するほどの腐れ縁。
中学でのイジメや両親の離婚、父の転落の人生、
一人で生きていかなくてはならなかった和幸は
地道に生きようとするのだけど、
そこには、いつも倉持修が歩み寄ってきては不幸を届けていく。
老人を騙す悪徳商法。それを平気でやってのける倉持。
和幸が平穏に暮らし始めると必ず倉持が近づいてくるのだ。
悪魔のような倉持に幼い頃から育ててきてしまった
心の奥に潜む「殺意」はどう育っていくのか??
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No.26:
(3pt)

期待をもって望んだだけに、肩透かしをくった感じがした

悪鬼のような友に魅入られ、転落の人生を歩む男の半生を描いた長編小説。
主人公「田島」の友だち「倉持」は、幼少のころから彼に付きまとい、その都度彼を不幸へと導いていた。おとなになっても、ねずみ講に始まり、金のペーパー商法、株の空取引と、法外な事業へ願ってもいない彼を手引きするのである。そのたびに、田島は倉持へ殺意を抱くのだが、饒舌家である倉持にいつも丸め込まれて、その殺意も霧散してしまうのだった。
物語はこの過程を淡々と描くのであるが、いかんせん物語が長すぎる。これだけの内容に600ページを費やす必要があったのだろうか。
作中、田島も次第に疲労困憊していくのだが、それにあわせて読者も疲労を覚えていくほど、著者が指し示したい方向性をうまく掴みきれない作品だった。
人はどんなときに殺人への一線を越えるのかという、著者がこの作品に託したであろう主題も、あまりに一方的で理不尽なことでもそれを運命として甘受してしまっている、主人公の性格付けによっていまいち伝わってこなかった。
多岐なジャンルにわたって巧くまとめられた作品をたくさん発表している作家だけに、あえて辛口な評価をさせてもらった。
殺人の門 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.25:
(3pt)

ハラハラよりイライラさせられるミステリー・・・

恵まれた家庭に育ち、やがて不幸へと傾いていく主人公・田島和幸と、彼の人生を狂わせる倉持修の物語。
田島はあるきかっけから殺人に興味をもった。その興味が、倉持の出現によって具体化する。小学校時代から大人になってもなお、倉持が現れては田島を不幸へと導く。何度も煮え湯を飲まされ、他人にも平気で酷い仕打ちをする倉持を憎み、殺したいと思う。しかしその憎悪は実際に殺人を犯すまでには至らない。田島はなぜ殺せないのかと自分に問う。そして憎悪が殺意に変わる限界点を知りたいというある種の強迫観念に取りつかれ、倉持との関係を断ち切ることができなくなる。結果、ますます転落の人生を歩む羽目になっていく。
一方で二人を結びつけているのは殺人というキーワードだけではない。「この世の誰もが騙されるであろう真剣な光」が倉持の瞳には宿っており、田島がそれを信じてしまうためだ。そうして二人の歪んだ関係は続いていき、最後には・・・・・
というのがあらましであるが、殺意をテーマに歪んだ関係を描いた問題作と評価する向きもあるだろう。しかし、わたしには、
  ・田島があまりにも簡単に騙されすぎる
  ・騙されてもなお「心底彼を恨んでいる者はいない」という倉持の魅力的な人物像が見えてこない
などの理由でいまひとつ好きになれなかった。何でこんな人にあっさり騙されるのかと、歯がゆくて苛ついてしまうのだ。
本書で改めて感じたのだが、一人称で書かれた東野作品とは、自分はあまり相性がよくない気がする。個人的な好みが入っているが、期待値の高い分、星3つ(弱)とさせていただく。
殺人の門 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.24:
(4pt)

読みやすい

一人の人間のせいで人生が180度変わってしまう。
あいつに会わなければ・・・
ほとんどの作品で思うことですが、同じ東野氏が書いてるとは思えなような作品に仕上がってます。
読み始めたら止まりません。
物語は推理ものではなく、どんどん進んでいきますがおもしろかったです。
ただ、主人公が計算高いところは違和感がありました。
殺すに値するほど憎ければ毒殺や足のつかない方法を選ぶ余裕はない気がしました。
殺人の門 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:殺人の門 (角川文庫)より
4043718047

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