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殺人の門
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殺人の門の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全163件 41~60 3/9ページ
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殺意について書かれた小説ですが、読んでいくうちに主人公の行動原理には疑問を感じます。倉持修を絶対的な悪と断じながら、殺すどころか接近しようとする場面が何度もあります。しかし最後まで読むと、この不可解な行動を周囲に取らせる倉持こそ、作者が描きたかった人物だと思えます。。 結構長い小説であるにもかかわらず、ひたすら救いのない話です。主人公が何度も倉持に騙されるのも間延びした印象を与えます。しかも倉持にも主人公にも共感しがたいです。 しかしこのような不可解さ、不明確さこそ「悪意」と同様、作者の考える人間像なのかもしれません。 | ||||
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不思議なんだよね。最初は主人公の田島に「お人よしで騙されてバカだな」って思いながら読み進めてたんだけど、 いつのまにか田島に感情移入してて、最後の結末も読みながら自分は完全に「田島」になってた。 自分でもゾッとした。 この小説って、作者が、「殺人なんて自分がするわけない」と思ってる読者にどう殺人を起こさせたいと思って仕掛けた小説だと思う。 自分は見事にハマッてしまったわけであるが 「擬似殺人」で本当よかった。。 | ||||
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東野ワールドっぽいです、この暗さが!でも面白くて楽しめました。 | ||||
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長い長い物語の果てに「もうやってしまいなさい」と、遅すぎるくらいだと思ってしまいました。 怖いです。 | ||||
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一人の男の嫉妬から、ことごとく人生を狂わされていく様が圧巻。 女性が男の奥底にある感情を理解できることはないだろうな。 | ||||
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ふつう、女友達を寝取られてあんな目に遭わされた時点で倉持とは絶縁だよねw | ||||
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※削除申請(1件)
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あまりにつまらなく、読了するのも時間の無駄だと思ったのでやめる。 読むのなら倉持を主人公だと思いながら読む事だな。田島とその父親がゴミ過ぎてイライラするだけ。 話に展開がありそうならば嫌々ながらも読むんだけど、最初の殺人のチャンスを自分で潰した時点で終わりだろ。あそこで締めるべきだったな。小心者には殺人なんて犯せません。完。ってな。 初恋の人を自殺に追いやったとかなんとか無理矢理殺意を作ってたけど、生活の激変で一回完全に忘れたじゃねえか。あとからぶり返したって?知らねえよ。そのくせ、殺人の道具の入手は偶然かい。ホントもう、こんな主人公に付き合ってられん。どうせこの後もこんな事を繰り返すんだろ? 白夜行も評判高かったけど、個人的にはただダラダラダラダラ長ったらしいという感想でしかなかった。東野の昔の作品はダメだな。 | ||||
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主人公(田島)は、資産家で腕のいい歯科医を父に持つお坊ちゃまだったが、 そんな境遇の子でも、没落すると惨めになるもんだと思った。 主人公は、自分の家を破滅させた相手(倉持)を憎み、殺そうとするが、言葉巧みに言い逃れられ、 結局は悪事の片棒を担がされてしまう。主人公の人の好さと優柔不断さにはイラついた。 主人公にとって、殺人を行うということは、かなりハードルの高い難しいことなのだった。 一方の倉持は、一攫千金を狙って、次々と典型的な悪徳商法に参加し、他人の破滅など意に介さず 金を騙し取っていく。 この倉持を主人公した方が、面白い小説になったのではないかと思う。 | ||||
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非常に後味の悪い嫌な話です。 歯医者の息子・田島、もちろんお金持ちのお坊ちゃんが、 祖母の死をきっかけに家庭が崩壊し、 どんどん堕ちていく物語。 ようやくなんとか落ち着いたかと思うと、 また足元をすくわれて転落して 最後の最後に切れます。 その切れ方がまた不幸でね・・・ これだけ嫌な話を長々紡ぐ東野さんってすごいな(藁 もちろん褒め言葉ですよ。っと。 | ||||
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こういう場面は少なからず誰しも人生であるような気がして、 主人公の殺人に対する考えに賛同してしまいそうになるが、恨む事が何も自分自身に良い結果をもたらさない。 人を恨む、その結果、「殺してやりたい」という衝動に駆られる。 それ以外にもっと頭使って、見返してやるとか自分なら考えるが、 この主人公はその時々の境遇だったり不運も重なり、落とし穴にまんまと落ちてしまう。 それでも人生、生まれながらに裕福だというだけで、本人の責任無いところで妬まれて虐められる事もあり、 不平等というテーマがつきまとうものなのでしょう。 倉持は生まれながらの境遇に不平等を感じて、引きずり下ろしたい一心で主人公につきまとう。 戦後に共産主義が勃興していた時代には、こうした話しはどこにでもあったのではと想像しました。 共産主義=嫉妬というと反感あるかもしれませんが、ブルジョアに対してプロレタリアートが起こした反乱、 他人を「妬む事」からスタートし、仕返しに「恨む事」がゴールとなり、それが悲劇を生むだけだと理解しました。 血で血をあらう共産革命闘争という歴史が証明しているとおり。 主人公が出会う人物との現実的な場面の描写がよいためか、 読み物としては面白く、また次々起こる展開に引き込まれる楽しめた本でした。 | ||||
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完全に因果応報ですね、これ。 田島は幼少の頃から人を殺すことばかり考えてるような人間。 しかし、いざとなると実行はできないチキン。 不幸は自ら招いたものがほとんど。 思うに、倉持は鯛焼きの件を後から知ったのではないでしょうか? ただ単に妬みだけであそこまでやるとは思えません。 結局、殺人の門を最後まで超えられなかったのは 倉持ということなのでしょう。 | ||||
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倉持は確かに癖が悪く悪知恵が働くかもしれないが、ほとんどの策略には主人公自らが飛び込んで行っている。 倉持が唐沢雪穂や桐原亮二程には危険に感じられないから、あまりハマらなかった。 | ||||
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※削除申請(1件)
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東野圭吾の作品、それなりに読んでますが 読み終えるまでの間に、何度となく、すっきりとしない気持ちにさせられたのはこの作品だけです。 主人公が殺人を決行できる、できない、最後の決め手 ここいら辺の理由を作中、あーだこーだ主人公が自問自答するんですけど。 その理由が私には説得力がまったくなく。 「ていうか、それ作者の都合でしょ」そうとしか感じえませんでした。 もちろん物語なんてものは、登場人物の思考から、行動まで、作者が動かしているものなんですけど それにしても、この主人公の思考パターンは極まって作者の御都合だと思います。 「よし!倉持を殺そう」→→→→「やめた」このくりかえされる展開、もはやギャグでした。 倉持が口がうまいというより、そういう流れに作者がつくってるだけ 本物のプロ詐欺師はどうかわかりませんが、今作の倉持のごとき言い訳では、それほど周囲をあざむけるとは思えません そう、読み手となる私にとって、倉持の狡猾さ、その説得力がないんです 「こりゃ、騙されるわぁ~」なんて場面ほとんどない 騙されすぎる主人公、このやりとりがもう、作者の強制力としか思えず 不自然で不自然で でも騙されまくってくれないと、全体のテーマがなりたたない それにしても、作者にとって便利な思考と行動をしすぎる主人公だなあ、としか思えませんでした | ||||
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何年かぶりに読んだけど、やっぱ傑作だと思った。 主人公の何度も同じような騙されようにイライラするけど、 この話って「シニカルなコメディ」だと思うんだよね。 同じようなことを積み上げながら徐々に危険な感情が高まってくる。 最初はバカにしつつ客観的に読み進めていたけど、いつのまにか主人公の気持になってくるから不思議だ。 結末は決して明るくはないが 東野圭吾にしてやられた!、という爽快感も感じる。 | ||||
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東野さんのほんしか読んでいない 頑張って 頑張って 頑張って 頑張って | ||||
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いつも騙される主人公にイライラしてしまう人もいるかと思いますが、 考えさせられることも多く、東野圭吾さんの本の中でいちばん好きな本です。 私にとっては、読み終わった後にすぐ、 きっとこの先、何度も読み返すだろうな、と思えた本でした。 | ||||
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ほぼ同じ導入により しかし、手が正確にどのように認識していない見ていない | ||||
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とても面白かった!主人公の成長と幼馴染とのつながりが切っても切れないままエンディングまで延々と続くストーリーは じれったくもあり、でも興奮するものでした。 | ||||
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この本を中学生の時に読みました。 僕は東野圭吾の作品が好きで数多くの本を読みましたが、その中で作風が全く違います。 正直好きではありませんが、しかし強く心に残っています。 「幸せになって欲しいが自分より幸せになって欲しくない」など、エゴイズムを全面に押し出してきます。 やはり人間の暗い部分を見せつけられるのは気分が良くはないですが、評価の仕方は好き嫌いだけではないと思ったので星4にしました。 | ||||
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主人公が堕ちていく経緯を描いた導入部分は、昭和の湿った情景とともに大いに引き付けられた。 子どもというものは、時に残酷で非情だ。学校でありがちな苛めの描写は共感を呼ぶのに十分で、主人公が「殺人の門」をくぐる瞬間を今か今かとページを繰った。 だが、中盤から徐々に間延び感が増していった。騙されるたびに倉持に言いくるめられて、殺人を思いとどまってしまう脈絡に説得力を欠いている感じがしたからだ。職を転々としながら、それなりに人間的に成長していくのとは裏腹に、倉持に対してだけはいつまでも初心な主人公の描き方に最後まで違和感を否めなかった。 | ||||
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