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名探偵の呪縛
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名探偵の呪縛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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普通でしたので | ||||
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新たな局面を切り開いていくには、過去の遺産との決別が。 執着より否定。 求めよ、さらば与えられん。 尋ねよ、さらば見出さん。 門を叩け、さらば開かれん(マタイによる福音書)。 | ||||
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2013年の今の時点で5つある「シリーズ」物の内、『天下一大五郎』シリーズと呼ばれる物。その2作目。 3冊目の構想は当初あったみたいだけど今は未定。どこいった… さておき前作の『名探偵の掟』の対なる本作。と、いうのも前作がコミカル風だったのに対し、こちらは真面目。本格ミステリ推理が主旨なんだけど、前作が起承転結の起・承に当たるなら、今回で転結と終えましたっていう捉え方でもできそうだ。 最後に、哀愁感が漂った。それは読んでからの…と言っておこう。 ある意味、混沌としているなと思った。 作家自身に触れるなら。 読者にとっては、『掟』の方が滑稽で、いいかもしれない。 ただ、『掟』の方はコミカルなので、人によっては「くだらねえ〜w」と思ってしまう危険あり(笑)。 名探偵の掟 (講談社文庫) | ||||
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傑作・名探偵の掟の続編となっていますが、雰囲気は全く異なります。名探偵の掟はファンも多く、好きな人が多いと思われますが、本作は主人公の名前こそ同じ(キャラは同じでありません!)だが、前作のような本格推理のお約束をことごとく茶化すような展開はなく、かろうじて本格推理の概念のない世界という設定はあるが、本格推理の概念がないことを最大限活かしたギャグや伏線などは殆どなく、どちらかというと作者の本格推理を書いていくことへの迷いや心労などが吐露されている作者投影型の変則私小説みたいなテイストになっています。事件の真犯人も変則私小説ですからもう読む前から分かるでしょう?私は途中でオチがもう分かってしまいました。どうも作者の迷いまばかり感じられる爽快感のない作品になっています。これなら別にわざわざ書き下ろしで続編なんか書く意味もなかったのではと感じてしまう。 | ||||
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「名探偵の掟」の続編。 「名探偵の掟」が面白く気に入ったので、本書を手に取りました。 しかし、本書は本格推理小説というテーマを扱っていることや、 同じ登場人物が出てくることは共通していましたが、タッチとしては 全く違う印象でした。 つまらない、ということは決して無いのですが、「掟」の軽快コメディを 求めていた私には、ちょっと期待はずれでした。 他のレビュアーも書かれていますが、後半の著者の本格推理小説に対する 思いには心を揺さぶられました。 飾らず率直に著者の胸のうちを書いているからなのだと思います。 しかし、その思いを綴るのは名探偵の掟の続編という形ではなくとも 良かったのではないか…と思います。 | ||||
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「本格推理小説」の概念が無い世界―。そんな世界に送り込まれ、「本格推理」をしなければいけなくなる。 序章は面白かった。ただ、その勢いが後半は全く感じられない。 「名探偵の掟」の続編としては甚だ納得いかない作品。天下一を主人公に起用する必要性も、特に感じない。出版社に急かされて、やむを得ず書き下ろしたと思わせる作品。 作者自身が小説家の呪縛に陥ってしまったのではないだろうか。 | ||||
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この作品は「名探偵の掟」の続編です。当然ですが前作を読んでない方は、まずそちらをおすすめします。そしてこれは前作にも言える事かもしれませんが・・・・作者の初期の本格推理小説をいくつか読んでいる・作者が本格推理小説と離れてからの作品をいくつか読んでいるこの2つを満たしている方(要するに東野圭吾ファン)でないと、たぶん読んでもつまらないと思います。特にこれから東野圭吾の作品を読もうと思っている方は、このシリーズではなく他の作品をおすすめします。 | ||||
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図書館を訪れた「私」は、いつの間にか別世界に迷い込み、探偵天下一になっていた。 そこは、「本格推理」という概念の存在しない街だった。 前作「名探偵の掟」とはまったくスタンスが違う。長編だ。 しかし、テーマは同じ。本格推理小説とはなんのか。 「本格推理」という概念の存在しない街を通じて、本格推理小説とはなんなのかを再考する。 全体的にシュールというか、盛りあがりに欠けるというか、なんだかおとなしい。 いつものようなガツンとくる物語ではない。 しかし、作者の本音が生に載っている。 ラスト数十ページなんて、もはやエッセイに近い。 ここまで情熱を持って書いているのか。 ここだけでも読む価値はあると思います。 | ||||
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軽いコメディータッチの読み物。推理小説のお約束や、常套手段、ご都合主義などを、半ば暴露的に書き綴った作品で、素直に読んでおもしろい。一見自虐的にも思えるが、実はきちんとした分析のもと、系統立てて書かれており、なかなか興味深いものがある。 | ||||
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『名探偵の掟』の続編。形としては、本の中の名探偵にされてしまった主人公がそこで起きる事件を解決していく、というものだが、この本のテーマはそんな謎解きではない。前作が、「本格推理モノへの決別宣言」であるなら、今作は「本格推理モノへの想い」だと思う。いずれにせよ、前作を読んでこその今作だろう。ちなみに、前作と違って今作にはあまり笑いの要素はないのでご注意を。 | ||||
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