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名探偵の呪縛
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名探偵の呪縛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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誰が犯人で何故殺人を犯したのか特に考えなくて読めた。 | ||||
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いつもの調子で読めるが東野作品には もっと面白く興味深い作品が多数あると感じました | ||||
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この街の、殺人事件は、天下一探偵の、夢の中の、出来事。? | ||||
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冒頭から、いきなり作者の序文? と思わされる凝った出だし。すぐに引き込まれやりたい事が見えて来たが、本格ミステリ愛好家ならニヤニヤしっ放しではないか。自虐っぽい東野圭吾自身の立ち位置を振りかえるような内容で、読んでいて楽しいオアソビだった。でもちゃんと謎解きミステリの体裁を取っていてさすがである。 本格ミステリ愛好家の頬を緩ませる、楽しい東野圭吾のセルフパロディと評価する。 | ||||
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内容は確かに意外な犯人であったが特に言う程のものではなかった。しかし全く別の観点から思う所が出てきた。噴き出た。それはこの本の中の「この街は何かが足りない、欠落している。書いてあるような出来事が実際に起こる必要があった」と言う件である。これが当てはまった。某有名球団に。ハッキリ言って(死んでもらいたい)である。かつ二人いる。但し球団関係者ではない。それ以上触れるとわかりそうなので止める。だがもうそうなったら惜しまれ力が分散してよいのではないか。又テレビ業界にも有名な人で死んでくれたらと願う人がいる。これも二人だ。但し俳優やアーティストやアナウンサーではない。だが仮にそうなればあの顔や話が現れなくなると思うとどんなにすっきりしてよいか。出来ればこの本のように突然起こるのがいい。次々に。ショックで追随者も当面出ないだろうしどこの局もやり難くなるだろう。見事な位に想像してみた。 | ||||
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これ以降、東野作品は、別人のように作風が変わってしまった。もちろん確信犯。どちらが良いかは好みの問題だけど、客層にあわせて売り物を変えるのは悪いことではない。ただ、これ以前のこじんまりとしていた頃のほうが好きなだけ。しかし、あの頃がただひたすらに懐かしい。 | ||||
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題名どおり、探偵小説だが、幻想小説でもあって、作者の本格推理小説への郷愁と現時点での訣別の想いが感じられる作品。 作家が図書館で不思議な体験をする序章に始まり、第一章では、暮礼路市に案内されて、記念館の地下室で盗掘されたものを取り戻すことを市長から依頼される。 第二章では密室殺人、第三章では人間消失、第四章では館の連続殺人と、本格推理小説でお約束の謎が示されるが、いずれにおいても、探偵天下一は鋭い推理を披露する。 第一の事件における「壁に寄せられた家具の謎」、第二の事件における「凶器の状態から導かれる推理の論理性とその真相の意外性」、第三の事件における「実行可能性からの犯人特定と動機のユニークさ」など、いずれもよくできている。 「そして誰もいなくなった」、「Xの悲劇」等のパロディーと思われる遊び心も感じられる。 さらに、この作品には次のような謎も盛り込まれている。 「盗掘されたものは何であったか。また、それが象徴するものは?」 「市長が天下一に依頼した本当の目的は?」 「クリエイターとは誰のことか?」 「ミイラの正体は?」 本格推理小説として見ても良作だが、さらに本格推理小説に対する作者の想いが感じられる作品であった。 | ||||
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前作は様々な殺人事件とその解説、メタ発言、ギャグとコメディ風の作風で楽しく読みました 今作はストーリー中心でギャグやメタ要素はほぼ無く、推理物で探偵は天下一ですが前作の天下一探偵ではないので残念でした 大きな事件は3つほどしかありませんがそこそこ凝っている作りです 名探偵の掟のような内容を求めていたので不満がありましたが最後は綺麗に終わりこれはこれでアリだなと納得してしまいました 最後の語り手の言葉は作者自身の言葉なのかなと思うと感慨深いものを感じます | ||||
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東野ワールド、幅広い!引き込まれてしまいます。 一気に読みたいくらい! | ||||
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本格推理小説への風刺に満ちた前作、名探偵の掟について作者がどういう思いで書いたのかが披露される作品。 推理小説を愛するがゆえに抱いてしまった「不満」、それに対する葛藤。 クライマックスで明かされる作者の心の声は、ミステリファンの心にしんみりと響いてくる。 ただ、そのクライマックスまでが長いとは感じた。 前作は、テンポの良いメタ的面白さが短編1章毎に挟まれていたが、それを長編に引き伸ばしたよう。 そのため、面白さの観点から☆をマイナス1させて頂いた。 | ||||
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東野圭吾さんの小説。天下一探偵シリーズではある・・ 以前名探偵の掟を読んだ。 古今東西の推理作品にありがちなおかしな点を笑った作品だ。 てっきりそういう型で本書も書かれているんだろうなと思っていた。 だが、本書は著者東野圭吾さんの内面を描いた作品であった。 1996年出版の本であり、ちょうど天空の蜂の後くらいだろうか。 最終部の本格推理小説の世界への思いを読み 東野作品の移り変わりを考えてみると納得感があった。 いつか新しい東野圭吾の本格推理小説を読んでみたい。 本書冒頭では核ジャックの小説に取り組んでいるとあった。 実際にはまだその作品は登場してないのだろうか。 原発問題には並々ならぬ関心を寄せているようだ。 核関連の東野圭吾さんの新しい作品にも期待したい。 | ||||
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前作はジョーク満載の作品でしたが 今作は少しシリアスな雰囲気で物語が進行していきます。 読み終えたときに東野圭吾が 「なぜ」このシリーズを描いたのか良く分かります。 現実で書きたいことと、 小説家として書いていかなければいけない苦悩が このシリーズを通して描かれ、 ラストで繋がるストーリーはとても良かったです。 | ||||
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出だしがプルトニウム239が出て来たので、 かなり科学小説を期待しました。 残念ながら,図書館から本の世界に入って行って科学ネタはおしまい。 携帯電話のない世界。なるほど,時代を限定して書きたいときに使う手だと思いました。 本格推理小説のない世界で,本格推理小説について説明するという 東野圭吾が自分の得意分野で相撲を取っている。 たしかに一人勝ちのような気がした。 本の世界なら,「魔法の声」「魔法の文字」の方が面白い。 | ||||
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名探偵の掟を読んで、おもしろかったのでさらにこの本も読んだ。 ギャグ路線の「掟」とは根本的に違う本。 こちらは、「本格推理小説」を客観視しながらも、 「本格推理小説」としての謎解きを実施している。 主人公はリアリティを重視する推理小説作家であり、 「本格推理小説」への軽蔑と憧れが見えかくれする。 若い頃に抱いた一途で愚直な思いを見つめなおさせてくれる本。 | ||||
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前作『名探偵の掟』が面白かったので、期待して読みました。『掟』よりはスラスラと淀みなく読む事が出来ましたが、しかしなんとなく落ちは読めてしまってた…。恐らくそれは東野さんの筆力のせいではなく、私が漫画家の諸星大二郎のファンであるせいかと思います。つまり今回の作品は諸星大二郎の描く世界観と同種の匂いだったという事です。というわけで、けして嫌いな作品ではありません。テーマも明確で破綻がなく、すっきりとした物語だったなと思います。 一方で、この序盤ならばもっと壮大な展開と結末にする事も出来た筈!という個人的な思い込みが…。そうすると本来のテーマがどこかへ行ってしまうのでしょうが、「発見された150年前のミイラ」という設定は充分わくわく感をそそるので、今回のようなシュールな落ちではなく、そういう内容の現実的なミステリーを読みたかったなぁとちょっと惜しく感じました。 | ||||
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本作の姉妹本「名探偵の掟」では作者は本格推理小説への苦言を並べていて、「東野圭吾はもう本格推理小説への愛情はないのかな?」と思わされた。 しかし、本作はそれとほぼ180度違う、「本格推理小説への愛」がメッセージとして込められた作品となっている。 それは、本格推理小説が存在しない街とその世界を作った人物の正体がわかる点で感じることができる。 「本格推理小説」は確かに非現実的な話なのかもしれない。 しかし、それに夢中になりページをめくっていた時のことは忘れてはいけない。 それが、「名探偵の呪縛」を読み終わった後に強く感じたことだ。 | ||||
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名探偵の掟は短編みたいなもので、面白いけどとても推理小説といいがたいものだったが 名探偵の呪縛は長編だからよみごたえがあってよかった。 どっちもあまり関連性がなく、主人公と警察のひとが一緒というだけだったのが意外だった。 | ||||
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「名探偵の掟」がドラマ化され、原作の方がおもしろいと聞き原作を読み、おもしろかったので続編である本作を読みましたが、意外にまじめな内容にがっかり。我慢して読んでると、途中からこの小説世界の謎に引き込まれ一気に最後まで。P269から先を読んで、自分の子供時代のことを思い出し、最後まで読んで、自分でも意外だったが泣けてしまった。作者の思いが伝わる一作。前作「名探偵の掟」を読んでからの方がいいでしょう。もしあなたが、前作が本格推理小説を笑いものにしたパロディーだったので不快に感じた本格ファンなら、本作は涙ものでしょう。本格ファンでない私でも泣けたんですから。 | ||||
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『名探偵の掟』同様、「名探偵:天下一」と「大河原警部」が登場するお話です。 ただ、『名探偵の掟』では語り手は大河原警部でしたが、こちらでは名探偵:天下一が主役です。 文庫はこちらが先に出たようですが、作品自体は『名探偵の掟』→『名探偵の呪縛』の順番に出ています。 私も他の方同様、『名探偵の掟』を読んだ後、こちらを読むことをお勧めします。 なぜなら、『名探偵の掟』を読み、天下一のキャラクターをある程度頭の中で作り上げておいた方が理解が速くなる個所がいくつかありましたし、「壁紙家殺人事件」「斜面館殺人事件」という名前を聞いた時、『名探偵の掟』を読んでその内容と解決に至るプロセスを知っていないと、深く楽しめないというのがあるからです。 また、一応、天下一が数々の事件を解決する流れとなっていますが、ここで本当に東野氏が書きたかったのは、東野氏自身の「本格小説」に対する思いであると感じました。 この作品は、特に269ページ以降が読み応えがあります。 特に269〜270ページの天下一の思考は、そのまま東野氏自身の執筆に対する思いであるように思え、こちらにせまってくるものがありました。 東野氏自身、ただ「突拍子もないトリックで読者を驚かせる」だけでなく、推理小説界全体や自分の執筆に関して、深く思いをめぐらしているのだなと、それまで「単なる流行の作家」ととらえていた自分の考え方を、ちょっと反省したくなりました。 | ||||
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東野作品初心者の私が『名探偵の掟』の次に読んだのがこの作品です。 『名探偵の掟』とは違いコメディー要素はありません。 この作品に笑いを求めてはいけないと思います。 また、本格的なミステリー要素も求めてはいけません。 『名探偵の呪縛』は、作者の「本格推理小説」に対する思いが強く込められた作品になっています。 作者自身の思いが述べられている最後のページでは、胸が熱くなりました。 この作品は「初心に帰るための一冊」といっても良いのではないでしょうか。 読者の方もいろいろと考えさせられる作品です。 | ||||
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