■スポンサードリンク
ブルータスの心臓-完全犯罪殺人リレー
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ブルータスの心臓-完全犯罪殺人リレーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 21~33 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物がそれぞれ個性を持って小説世界を生きている。 主人公の驚きや恐怖、疑心暗鬼は、東野圭吾の巧みな筆力によって、 ダイレクトに伝わってくる。 ハラハラドキドキの展開で一気に読めてしまうだろう。 でも、この小説の本当のテーマって「ブルータス」なんですよね。 信じていた人に裏切られる……ブルータスおまえもか。 ネタバレになるから詳しいことは書けないが、 信じていた人に裏切られ、殺される登場人物が数人いるのである。 東野圭吾は問うているように思う。 信じられるものは何か?と。 そこで最後の弓絵の行動が明るく光っている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ドラマ化されて、注目されましたが、私は東野さんの数々の作品の中でも、好きな作品の一つでした。 つかみがスゴイです。一人目の死体発見のところですが、引き込まれます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
おもしろかったです。 6/17にテレビドラマが放送されていましたが、 この本の方がゼッタイにおもしろいです。 ドラマを見て、「う〜ん」と思った方は是非原作を読んでみてください! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
世界に冠たる日本のメーカーの工場には、いずれ、 ここで描かれる様な「ロボット工場」が出現するのかもしれない。 そこは、完璧な作業工程で進む世界。 一転、完璧な殺人を目指す登場人物達の計画はいかに。 作者の文明批判のような側面も見られ、 また執筆当時の、浮かれて、上昇志向の日本と、 それを構成する人物達のバッックボーンも興味深い。 現代に生きる人気作家の的確な視点が感じられた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
世界に冠たる日本のメーカーの工場には、いずれ、 ここで描かれる様な「ロボット工場」が出現するのかもしれない。 そこは、完璧な作業工程で進む世界。 一転、完璧な殺人を目指す登場人物達の計画はいかに。 作者の文明批判のような側面も見られ、 また執筆当時の、浮かれて、上昇志向の日本と、 それを構成する人物達のバッックボーンも興味深い。 現代に生きる人気作家の的確な視点が感じられた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初期の作品のなかではかなり秀作である。計画は完璧を極めたがやがて徐々に崩れ始める。複数犯の難しい所が良く表れている。一般文学321作品目の感想。2011/01/16 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やっぱり東野圭吾はドキドキする話を作るミステリー作家としては高いセンスを持っているなあと、この作品を読めば感じる。 かなり昔の作品なんで文章も初々しいが展開は最高。 唯一、不満がのこるとすると約一名を覗いて主人公含む登場人物全てが利己的で高飛車で嫌な人間ばっかりってことだな。 殺人以前に、どんだけ職場の雰囲気悪いんだよって突っ込みたくなる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こういう展開が著者らしく好きです。 睡眠不足になりますよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
産業機器メーカーでロボットの開発を手がける末永拓也は、オーナーの末娘星子の婿養子候補になるが、恋人康子の妊娠を知り、困惑する。そんな時、星子の異母兄弟の直樹から、同僚の橋本と共に康子殺害計画を持ちかれられ実行に移すが、実は直樹が何者かに殺されたのである。もうこの段階で計画が破断しているのである。そのとき、真犯人は誰だ?ということがキーポイントになる。誰にも知られていないはずのそのプランに乗じて別の殺人を犯した人物は誰なのかというのが主眼になります。 私は最後まで真犯人がわかりませんでした。最後になってやっと、序とのつながりが出てくるのである。まあ、少なくとも機械よりも人間のほうが優れているとは限らないですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
将来を期待されているロボット開発者末永拓也は、職場の関係者と結託して愛人である康子を殺害しようとする。ところが、結託した仲間が逆に次々死んでいく。いったい誰が殺したのか・・・ 東野圭吾のサスペンスの中でも特にスリリングなストーリ展開であり、ハラハラしっぱなしです。 本書は、一体犯人は誰なのだろう、と思いながらどんどんページをめくる、そんな興奮を味わいたい方にぜひお勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の拓也は産業ロボットの技術者である。 不幸な生い立ちの彼は専務の娘・星子の花婿候補になるが、恋人の康子が妊娠し、責任を取るように言われ、殺意を覚える。 そんな時、星子の異母兄弟の直樹から、同僚の橋本と共に康子殺害計画を持ちかれられ実行に移すが、直樹が何者かに殺されてしまい・・・。 私には真犯人がだれなのかなかなかわかりませんでした。なかなかよくできたストーリーです。さすがは理系出身の東野圭吾って感じがしました。 作中に出てくる登場人物の連絡を取る方法が公衆電話なので、時代の流れを感じました。(89年著) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品には「完全犯罪殺人リレー」という副題が付いています。これは主人公たちが考えだした、完全殺人のプランを意味しているのですが、このプランがとても魅力的です。しかし、このプランは前半で早くも狂ってしまいます。それ以降は、誰にも知られていないはずのそのプランに乗じて別の殺人を犯した人物は誰なのかというのが主眼になります。これによって、犯罪者の側から事件を描いた悪漢小説であるにもかかわらず、かつ犯人の正体や意図がわからない謎解き小説でもあるという魅力を狙ったのでしょうが、元々のプランが魅力的なだけに、それを早々と崩してしまったのは惜しいという気がしました。 ロボットと人間の関係という、元技術者の東野圭吾らしいテーマも設定されているのですが(ブルータスというのは主人公が作ったロボットの名前)、こちらはちょっと邪魔に感じました。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、作者自身の気持ちは主人公に近く、ラストに暗示されている機械文明に対する批判的なスタンスを作者はちっとも信じていないように感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本格長編推理である。大企業の美人社員に手を出した3人の男達はそれぞれのやりかたで、出世を狙い、邪魔になった女を排除しようとし、アリバイ工作のため殺人、移動、遺棄の3段リレーを計画するが、最後にバトンをとった男は、死体が殺人を担当するはずだった最初の男であることを知り、愕然とする...大企業を運営する仁科家の複雑な人間関係と、権力にもてあそばれる無力な工員と女子社員の純粋な恋愛の対比が、本格トリックに小説としてのおもしろさを添えている。小説の冒頭にロボット事故が唐突に描かれているが、その話は最後にならないとつながらない。星5つにしてもよいほどの東野の本格であるが、4つにしたのは、警察の捜査が、読者が知っている部分をトレースしているだけのように思え、どうも冗長に思えてしまったところ。主人公の末永拓也にもっと捜査させたほうが、物語にもっとテンポがついたのではないだろうか。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!