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(短編集)
浪花少年探偵団
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浪花少年探偵団の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 21~38 2/2ページ
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それほど期待せずに、読み始めました。が、しかし、帰宅する電車の中で読み始めたのを後悔しました。笑いを抑えるのに必死でした。5つの短編それぞれに話は、良く出来ていると思います。この作品を読んで思ったのは、しのぶ先生の推理に付き合わされる鉄平、原田、”しのぶセンセの推理”の福島、”しのぶセンセと家なき子”の少年などの、大阪の小学生は根性があると思ったことです。(笑) | ||||
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殺人事件の謎ときなのか関西漫才だかわからないような愉快な作品だ。読んでいても笑いが止まらない軽快なテンポが面白い。一般文学317作品目の感想。2011/01/10 | ||||
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殺人事件の謎ときなのか関西漫才だかわからないような愉快な作品だ。読んでいても笑いが止まらない軽快なテンポが面白い。一般文学317作品目の感想。2011/01/10 | ||||
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何の気なしに読んでみてビックリ、舞台になった小学校は隣の小学校だけど他人の家の裏の路地までテリトリーだったガキのころ走り回っていた場所 「阪急電車」もそうだったけど風景を知っているとホントに読みやすい 傑作とはいえないけど登場人物が魅力的でテンポ良く読めた 内容としてはしのぶセンセと周りの大人の話に子供がちょいちょい絡むって感じ「少年探偵団」ってのはちょっと偽りアリかな?30年振りに行った今里、新地公園は昔の面影がなくなり 町並みは置屋、町屋が消えマンションだらけかつての花街、今里新地はすっかりコリアンタウンになってしまっていた。 | ||||
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何の気なしに読んでみてビックリ、舞台になった小学校は隣の小学校だけど 他人の家の裏の路地までテリトリーだったガキのころ走り回っていた場所 調べたら中学の先輩だった、納得 「阪急電車」もそうだったけど風景を知っているとホントに読みやすい 傑作とはいえないけど登場人物が魅力的でテンポ良く読めた 内容としてはしのぶセンセと周りの大人の話に子供がちょいちょい絡むって感じ 「少年探偵団」ってのはちょっと偽りアリかな? 30年振りに行った今里、新地公園は昔の面影がなくなり 町並みは置屋、町屋が消えマンションだらけ かつての花街、今里新地はすっかりコリアンタウンになってしまっていた。 | ||||
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主人公は小学校の教師。悪ガキ達をなんとかまとめて指導しながら日々を送っている。そんな彼女の周りに次々と事件が起こる。彼女は持ち前の行動力と推理で事件を解決に導く。刑事の助けも借りながら。…と言っても、全然本格ミステリーなどではない。舞台は大阪。当然関西弁で物語は進行していき、ユーモアも交えられている。私は関西人だが、大阪府大出身の知人がいるので、南海高野線中もず駅などというローカルな地名が出てきたときは親しみを覚えた。大阪の雰囲気もよく出ている。さすがに著者は大阪出身だけあって、大阪人や街の様子もよく描けている。 ただ、気になるのは登場人物の使う関西弁。関西らしさを出そうとしているのは分かるのだが、現代人なら使わないような言い回しがある。たとえば、「しょうむない(つまらない)」という言葉。正しくはしょう「も」ないである。また、「ほんまでっせ」という言い方。こんな言い回しは年寄りかお笑い芸人でなければ使わない。特に最近の若者は、標準語に近付いており、アクセントだけが関西弁というように変わってきている。 この小説のコンセプトは、著者の地元である大阪を舞台に、笑いを取り入れた赤川次郎のようなユーモア・ミステリーを書こうとしているのだと思われる。その試みは、関西人の私から見ても見事に成功している。もう少し、ユーモアの要素が強くてもいいだろうという感じはするが。なかなか楽しめる作品ではある。 | ||||
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主人公は小学校の教師。悪ガキ達をなんとかまとめて指導しながら日々を送っている。そんな彼女の周りに次々と事件が起こる。彼女は持ち前の行動力と推理で事件を解決に導く。刑事の助けも借りながら。…と言っても、全然本格ミステリーなどではない。舞台は大阪。当然関西弁で物語は進行していき、ユーモアも交えられている。私は関西人だが、大阪府大出身の知人がいるので、南海高野線中もず駅などというローカルな地名が出てきたときは親しみを覚えた。大阪の雰囲気もよく出ている。さすがに著者は大阪出身だけあって、大阪人や街の様子もよく描けている。 ただ、気になるのは登場人物の使う関西弁。関西らしさを出そうとしているのは分かるのだが、現代人なら使わないような言い回しがある。たとえば、「しょうむない(つまらない)」という言葉。正しくはしょう「も」ないである。また、「ほんまでっせ」という言い方。こんな言い回しは年寄りかお笑い芸人でなければ使わない。特に最近の若者は、標準語に近付いており、アクセントだけが関西弁というように変わってきている。 この小説のコンセプトは、著者の地元である大阪を舞台に、笑いを取り入れた赤川次郎のようなユーモア・ミステリーを書こうとしているのだと思われる。その試みは、関西人の私から見ても見事に成功している。もう少し、ユーモアの要素が強くてもいいだろうという感じはするが。なかなか楽しめる作品ではある。 | ||||
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丸顔美人で独身なんだが、外見と中身が大違いで、口も早いが手も早い、ものすごくバイタリティあふれる竹内しのぶセンセと子供達が2人の刑事と一緒に大阪を舞台に大活躍する話である。中身は軽いミステリーものだが、何かすごく元気がもらえる話である。やはり東野圭吾さんは作品の幅が広いなあという感じがするなあ。 各5章の概略を紹介します。 しのぶセンセの推理:生徒の福島の父親が殺された。犯人は誰かを推理する。ヒントはたこ焼き。 しのぶセンセと家なき子:ゲームをとられた生徒と共に引ったくりの犯人を捜す。また、引ったくりの犯人についての話もある。 しのぶセンセのお見合い:しのぶセンセはお見合いをする。それに対し悪がき2人が新藤刑事をそそのかしてお見合いの様子を隠れてのぞくのである。しのぶの見合い相手の会社の社長が殺されるのである。その犯人を捜す。しのぶセンセのクリスマス:パーティーの最中に買って来たケーキに血痕入りのナイフが入っていた。それと殺人の因果関係は何か推理する。 しのぶセンセを仰げば尊し:生徒の鉄平のアパートで起こる事件。朝倉町子転落事件の探偵を生徒から頼まれるのである。 | ||||
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丸顔美人で独身なんだが、外見と中身が大違いで、口も早いが手も早い、ものすごくバイタリティあふれる竹内しのぶセンセと子供達が2人の刑事と一緒に大阪を舞台に大活躍する話である。中身は軽いミステリーものだが、何かすごく元気がもらえる話である。やはり東野圭吾さんは作品の幅が広いなあという感じがするなあ。 各5章の概略を紹介します。 しのぶセンセの推理:生徒の福島の父親が殺された。犯人は誰かを推理する。ヒントはたこ焼き。 しのぶセンセと家なき子:ゲームをとられた生徒と共に引ったくりの犯人を捜す。また、引ったくりの犯人についての話もある。 しのぶセンセのお見合い:しのぶセンセはお見合いをする。それに対し悪がき2人が新藤刑事をそそのかしてお見合いの様子を隠れてのぞくのである。しのぶの見合い相手の会社の社長が殺されるのである。その犯人を捜す。 しのぶセンセのクリスマス:パーティーの最中に買って来たケーキに血痕入りのナイフが入っていた。それと殺人の因果関係は何か推理する。 しのぶセンセを仰げば尊し:生徒の鉄平のアパートで起こる事件。朝倉町子転落事件の探偵を生徒から頼まれるのである。 | ||||
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短編だけど、底辺では話がつながっていて、しのぶ先生が二人の男性のどちらを選ぶのか、それともどちらも選ばないのか、それも楽しみの一つになっています。 この本は東野作品の中では初期の作品で、後で書かれた作品と比べると多少見劣りする感じがありますが、十分楽しめます。 私は関東出身なので、大阪弁とかそういうのがなんか新鮮でした。 | ||||
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東野圭吾の初の連作短編集。大阪の小学校教諭の竹内しのぶを主人公とした作品群が収められています。ユーモア・ミステリであること、主人公が女性であるところは前作『ウインクで乾杯』を引き継いでいますが(連載開始はこちらの方が先ですが)、今作ではもうひとつ著者の出身地である“大阪”をキーワードとして導入している点が興味を引きます。単に大阪が舞台であるというだけでなく、盛んに大阪弁が用いられると共に、大阪らしい人柄というものを描きたいとの思いに溢れています。この本が出たのは1988年で、宮部みゆきのデビュー直前ですが、宮部が得意とする子供の描写の巧みさが本作にも出ており、宮部はこの辺りに影響を受けたのかなという気もします。単に文庫版の解説を宮部が手がけていることからの連想ですが。個人的には大阪弁というものは苦手なのですけど、この本では大阪弁の台詞を気持ちよく読むことができました。 | ||||
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東野圭吾の初の連作短編集。大阪の小学校教諭の竹内しのぶを主人公とした作品群が収められています。ユーモア・ミステリであること、主人公が女性であるところは前作『ウインクで乾杯』を引き継いでいますが(連載開始はこちらの方が先ですが)、今作ではもうひとつ著者の出身地である“大阪”をキーワードとして導入している点が興味を引きます。単に大阪が舞台であるというだけでなく、盛んに大阪弁が用いられると共に、大阪らしい人柄というものを描きたいとの思いに溢れています。この本が出たのは1988年で、宮部みゆきのデビュー直前ですが、宮部が得意とする子供の描写の巧みさが本作にも出ており、宮部はこの辺りに影響を受けたのかなという気もします。単に文庫版の解説を宮部が手がけていることからの連想ですが。個人的には大阪弁というものは苦手なのですけど、この本では大阪弁の台詞を気持ちよく読むことができました。 | ||||
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初出誌が1986年というから、かれこれもう20年前の、東野圭吾さん初期の作品集ですが、とにかくキャラクターの造形がうまく、とても個性豊かなな面々が私たちを魅了し、まったく古さを感じさせない良作です。 いちおう事件が起こり推理物なのですが、20年前の作品ということもあって、トリックは斬新では有るが、最近のこりまっくた物に比べるといたってシンプルなものが多く、かえって新鮮さを感じられました。もっともこの作品は推理は味付けに過ぎず、しのぶ先生や彼女を取り巻く人たちの事件をとてもコミカルに描いており、独特の関西弁も手伝って、キャラクターの魅力を堪能する小説だと感じました。 短編の連作ということで、テレビの連続ドラマをあたかも楽しんでいるようなつくりに感じられたのは私だけでしょうか。一遍一遍は短いので、寝る前に一遍読むという楽しみ方がお勧めですよ。 それにしても東野圭吾さんの作風の多岐さは凄いですね。そしてほとんどが傑作ぞろい。コミカルな小説を書くのは実は非常に難しいのですが、この小説の面白さが、氏の才能を語っています。 | ||||
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初出誌が1986年というから、かれこれもう20年前の、東野圭吾さん初期の作品集ですが、とにかくキャラクターの造形がうまく、とても個性豊かなな面々が私たちを魅了し、まったく古さを感じさせない良作です。 いちおう事件が起こり推理物なのですが、20年前の作品ということもあって、トリックは斬新では有るが、最近のこりまっくた物に比べるといたってシンプルなものが多く、かえって新鮮さを感じられました。もっともこの作品は推理は味付けに過ぎず、しのぶ先生や彼女を取り巻く人たちの事件をとてもコミカルに描いており、独特の関西弁も手伝って、キャラクターの魅力を堪能する小説だと感じました。 短編の連作ということで、テレビの連続ドラマをあたかも楽しんでいるようなつくりに感じられたのは私だけでしょうか。一遍一遍は短いので、寝る前に一遍読むという楽しみ方がお勧めですよ。 それにしても東野圭吾さんの作風の多岐さは凄いですね。そしてほとんどが傑作ぞろい。コミカルな小説を書くのは実は非常に難しいのですが、この小説の面白さが、氏の才能を語っています。 | ||||
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東野圭吾氏の作品をいくつも読んだ中で、これは異色の作品でした。とにかく”おもしろい!” 正直いって、推理なんてどうでもいい。(あ、もちろん事件の方も面白いんですよ。)それよりなにより、しのぶセンセと悪がきたち、大阪府警の万年ヒラ刑事コンビが織り成すドタバタコメディーは、笑いあり、涙ありでとにかく飽きない。事件をきっかけに新藤刑事がしのぶセンセにほれてしまうが、センセが見合いをしたことで、恋ガタキがあらわれ、こちらの恋の行方も気なるところ。とはいえ、今の段階では新藤刑事が一方的にほれてるようですが。 なにはともあれ、関西弁というのは不思議なものですね。少々きついことを言ってもきつく聞こえない。この物語を標準語で書いたら、味も素っ気もないでしょうね。関西弁にしか出せないおもしろさがあふれています。 この小説の続編『しのぶセンセにさよなら』もおすすめです。 | ||||
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東野圭吾氏の作品をいくつも読んだ中で、これは異色の作品でした。とにかく”おもしろい!” 正直いって、推理なんてどうでもいい。(あ、もちろん事件の方も面白いんですよ。)それよりなにより、しのぶセンセと悪がきたち、大阪府警の万年ヒラ刑事コンビが織り成すドタバタコメディーは、笑いあり、涙ありでとにかく飽きない。事件をきっかけに新藤刑事がしのぶセンセにほれてしまうが、センセが見合いをしたことで、恋ガタキがあらわれ、こちらの恋の行方も気なるところ。とはいえ、今の段階では新藤刑事が一方的にほれてるようですが。 なにはともあれ、関西弁というのは不思議なものですね。少々きついことを言ってもきつく聞こえない。この物語を標準語で書いたら、味も素っ気もないでしょうね。関西弁にしか出せないおもしろさがあふれています。 この小説の続編『しのぶセンセにさよなら』もおすすめです。 | ||||
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東野圭吾はこんなんも書けるんかいな、というのが第一の感想。もちろん良い意味でに決まってるがな。しかも珍しく女性が主人公で、長編ではなくシリーズの短編集。まあ、この作品にも東野の『本格推理』癖は出ているけど。アリバイ崩し、ダイイングメッセージ、密室…。けれどもそれは今回あくまでも付けたしでんな。ここで書かれているのは「黙っていたらべっぴん」のしのぶセンセと、彼女と対等にやりあう小六のガキどもとの、可愛くて子憎たらしい教育外のやり取りですわ。それがとても生きいきと描かれていて、久しぶりに本を読んでいて元気が出てきましたで。東京下町の代表格宮部みゆきが解説を書いているのもうなずけまっさ。 | ||||
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東野圭吾はこんなんも書けるんかいな、というのが第一の感想。もちろん良い意味でに決まってるがな。しかも珍しく女性が主人公で、長編ではなくシリーズの短編集。まあ、この作品にも東野の『本格推理』癖は出ているけど。アリバイ崩し、ダイイングメッセージ、密室…。けれどもそれは今回あくまでも付けたしでんな。ここで書かれているのは「黙っていたらべっぴん」のしのぶセンセと、彼女と対等にやりあう小六のガキどもとの、可愛くて子憎たらしい教育外のやり取りですわ。それがとても生きいきと描かれていて、久しぶりに本を読んでいて元気が出てきましたで。東京下町の代表格宮部みゆきが解説を書いているのもうなずけまっさ。 | ||||
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