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魔球



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【この小説が収録されている参考書籍】
魔球
魔球 (講談社文庫)

魔球の評価: 3.94/5点 レビュー 87件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.94pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全87件 21~40 2/5ページ
No.67:
(5pt)

あまりに悲しい物語

予想外の犯人と結末でした。謎の多い展開でしたが回収が見事に仕上がってました。それにしても、親を思い弟を思う心が悲しい結末を呼ぶもので切ないラストでした。
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No.66:
(5pt)

やっぱ凄い

読み始めから引き込まれました。

切なく悲しいストーリー。犯人がわかった後も続く後味は

作者の作風でしょうか。

結果わたしの中で、心に残る1冊の小説となるでしょう。

墓参りのシーンはなんともやるせませんでした・・・。
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No.65:
(3pt)

ぐぐっと読み手を引っ張っていく技は流石だが

甲子園出場の立役者であるバッテリー連続殺人。利き腕を切り落とされ殺害されたピッチャー。マキュウというダイイングメッセージ。

ぐぐっと読み手を引っ張っていく技は流石だが、被害者が高校球児であることに抵抗感があり、ミステリとして純粋に楽しむことがでなかった。

犯行の動機は登場人物のキャラクター設定によるところ大であり、ここが響くかどうかで面白いか否かが別れるのだろうと思う。猟奇的であることの必然性に納得ができず、謎解きありきの作品のような印象を受けた。

本作品には、捜査関係者の恋愛事情等、サイドストーリーがいくつか描かれているが、はたして必要なのだろうか。物語の厚みといえばそうなのだろうが。
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No.64:
(5pt)

東野圭吾

東野圭吾シリーズは大好きで全部読んでいます。
東野初期作品の傑作の一つで間違いないでしょう。
ネタばれ注意
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No.63:
(3pt)
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あの日の約束。

大切な人を思う気持ちが、方向性を間違え、やりきれない悲劇を引き起こす。 想いを託された(遺された)方は、苦しみを抱えたまま一生をおくる。

孤独では図にしか乗れない。 仲間を信頼し、頼れば、調子に乗り、さらなる高みも望めたはず。

自我を押し通すことが、幸せを呼ぶことはなく、他人の幸せを犠牲にした幸福は、単なる自己満足に過ぎない。
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No.62:
(5pt)

「重厚さ」「深さ」「面白さ」。強烈なキャラクターと深いドラマにのめり込みます。

ワタクシが本作に触れたのが『11文字の殺人』の読了直後だったこともあってか、『魔球』の重厚さ、深さ、面白さが際立っていたように感じます。

2つの事件が絡み始めると、もう止まらないッ!!といった感じ。
100頁目以降は一気に読み終えてしまいました。

ワタクシ自身に野球経験があることものめりこませた一因かとも思いますが...
やはり、強烈なキャラクターたちがいて、その背景や関係性にドラマや深みがあり、相応の説得力を持って構成されると、作品全体としての「威力」みたいなものが違って感じられる気がします。

時代背景を、あえて古く変更されたそうですが、その「時代」設定も非常に効果的であるのだと思います。

ほんのちょっぴり残酷なシーンはあるけれど、またいつか読んでみたくなる作品です。
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No.61:
(5pt)

面白かった

メディアミックスされてないしマイナーだろうが面白かった。
でも魔球の結末はちょっと冴えない。
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No.60:
(3pt)

「魔球」の意味するもの

東野圭吾さんの作品としては、平凡な内容。 最後まで読んでも意外性はないし、人間ドラマとしての深さも感じられなかった。 人間ドラマとしての深さが感じられない理由としては、事件の背景にある動機が肯定できないことが大きい。 爆弾設置事件の真相、愛犬が先に殺されていた理由、ダイイングメッセージ等のミステリー的仕掛けもそれほどのものではなかった。 「魔球」がこの作品のキーワードなのだが、それが作品の意味として、ピタリとはまっているとは思えない。
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No.59:
(5pt)

いやはや

予想外の結末でした。 悲しく、かつ辛く、そして、スリリングでした。
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No.58:
(4pt)

高校野球特集コーナーにて

夏の高校野球が佳境に入った頃合に図書館にふらっと 立ち寄った際に高校野球特集コーナーで見つけた本。 東野圭吾さんの作品はいくつか読んでいて、だいたい いつも早い段階で犯人に関する描写があるイメージなの だが、本書に関しては、犯人の描写がないまま終盤に 差し掛かり、最後はスピーディーに展開する。 最後は、「なるほどなぁ」と思う一方で、「う~ん・・・?」と 思う冷めている自分もいたが、おもしろく読めた。
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No.57:
(3pt)

元の事件は単純なのに

事件そのものは単純な殺人(傷害致死?)だが、それをこんなに複雑に描くとはねえ。
面白いのだが、複雑にした分「取って付けた」感じが強くなった。
犯行の動機もあまり理解できない。
天才と何とかは紙一重ということなのか?
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No.56:
(1pt)

ネタバレ

ネタバレです。注意です。

事件の発端が不愉快です。
須田武志という人物は本当に素晴らしい人物か?

須田武志はグローブも犬も同じ「物」としての認識であったのでしょうか。それともただただ大切な物を奪い取って思い知らせてやろうとしただけなのでしょうか?だったら大切なものが人であったら同じようにしていたのでしょうかね。
約束を破る事はいけないことですね。けどそれが善意からの約束の反故なら、少しでも北岡の意思を汲み取るべきだったのでは?
高校生にもなって相手の主張を汲み取ることもできず、話しあいもせず、一方的な報復で犬を殺す。そりゃ一応大切にしている命ですから。グローブを切り刻むのとはわけが違いますよ。そりゃ北岡君も怒ってむかってきますよ。
まったく小学生の時の論理展開と変わらない須田武志。なんら成長していない須田武志。グローブと同じ様にいくと思ったのでしょうか?ちょっと考えればわかりそうなものですが。
そのほか、目的の為なら大切な恩人の家族(血はつながらない)に死体損壊の罪も被せても平気な須田武志。
北岡君(と犬)を殺してしまったのにもかかわらず、遺族に何の詫びも配慮もない須田武志。

ちょっと幼な過ぎませんか?須田武志。

もしこの小説を読んで感動した方、

ちょっと待ってください。
須田武志はこういう人間ですよ。
もう一度だけよく考えてください。
水を差すようなことを言いますが、
須田武志はこういう人間ですよ。
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No.55:
(5pt)
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静かに胸を打つ作品

白夜行に似ている作品。須田武志という天才野球少年が物語の軸となっているにもかかわらず、彼の心理描写はほとんど見受けられない。しかし東野圭吾のすごいところは、心理描写を使うことなくその人物がとんな人間だったのかを明らかにすることである。
本作における須田武志はどこまでも強い人間性を持っていると思った。家族のためにすべてを尽くす彼の性格は、明るい人生を送ってきたものには到底得られない精神力を持っていたからこそのものだろう。東野圭吾の作品には社会的弱者による社会への復習というテーマが多い気がする。私が魔球と白夜行を似ていると思ったのは、その点が同じだからだ。さらに前述した通り、白夜行における亮司と雪穂の内面が記されていないのと同じで、魔球における須田武志の内面は誰にも分からない。周囲から見た彼の姿しか想像することが出来ないのだ。この点からも魔球と白夜行は似た作品だと言える。
魔球はミステリーとしてもよく出来た作品だ。一見何の関連性もないような事件が終盤になるにつれて絡み合い、一つの真実を導き出す。これはミステリーとしてもっとも定石だが、中々難しいことで、デビューもしていなかった人間が破綻なく物語を書き上げたことには感服する。素直に素晴らしいと思えた。
しかし、この作品は普通のエンターテイメントのように直接胸を打つものではないことを知っておいて欲しい。登場人物の葛藤などはもちろんあるが、一番大事な人物、須田武志の内面が記されていないからだ。読み手の想像によってのみこの物語は完結するのだと思う。そういう意味では、この作品はエンターテイメントととしては微妙で、ミステリーとしても凡作だと思う。さきほどはよく出来たミステリーと書いたが、それは話に破綻がなかっただけだ。古典のように素晴らしい推理は存在しないし、新本格のように全身を駆け抜ける衝撃はもたらされないため、まとまりが良いだけのミステリーとなっている。
だから、この作品を面白いと思えるか否かは読み手に依存するのだと思う。社会的弱者による社会への復習。そのテーマと、須田武志という一人の少年に共感することが出来たのならば、おそらく傑作となるだろう。逆に言えばそれらに共感出来ない場合は凡作となってしまう。この作品が落選してしまったのにはそういう理由があるのかもしれない。
ただ、私個人の見解としては、静かに胸を打つ傑作だと思った。須田武志の生き様というものが頭から離れない。
最近の東野圭吾はエンターテイメントに寄ってきているよつな気がする。もちろんそれも悪くない。読んでいて面白くて、結末がしっかりしている作品は誰からでも好まれるし、私自身もそういった作品をよく読む。しかしたまにはこういう特殊な作品があっていいと思う。白夜行のように、読み手の心の中にいつまでも残る傑作。
いつかまたこんな作品を読んでみたいと思う。
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No.54:
(5pt)

テーマは青春と家族愛

武志という孤高の天才ピッチャーに巻き起こる事件とその真相を描いた物語。
最初の甲子園のシーンから、事件から24年後の最後の回想シーンまで、全く飽きることなく読めた。
武志が表現した熱い青春を感じ、また、自分も高校時代、罪なくらい真っ直ぐで熱い時期が確かにあったなと懐かしくなった。
青春は情熱と愛、そして幼さゆえの危うさに満ちているいうことなのだろう。
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No.53:
(4pt)
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余韻が残りますね

主人公には大変共感し、ラストには本当に感動しました。

加害者がもっと別の人だったらよかったのにと思いました。

幸せになって欲しかった
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No.52:
(3pt)

一級のミステリー

今から考えるとかなり昔の作品であるが、
読みやすさは一級品。
とてもスムーズに読めました。
題材が野球なので、野球を知らない自分でも読めるか不安でしたが、試合の描写は少なく、メインはミステリーに従事していたので、推理小説として読むことができました。
もっともっと東野圭吾の作品を読み漁ろうと思います。
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No.51:
(1pt)

高校野球児をこういう風に描きますかね

東野氏の作品を手に取ることは、しばらく避けようと思ってしまう作品でした。

容疑者Xは秀逸の作品でそこから東野氏の作品をいくつか手に取ったが、
白夜行は長編だがあっという間に読み切り、、
でも後味の悪さもやもや感は続編の幻夜を読んでも払拭されない。。

「手紙」は面白かったので、またいくつか手を出したが、
どれも後味がいまいち、、どの作品も読みやすいので電車の中でスラスラ読めるが、
容疑者Xを超えるものはない。

で、「魔球」だが、、タイトルのつけ方も気に入らない。
話のオチに納得感がなく、「ついていけない。」と感じました。

悪い言い方ばかり並べましたが、高校野球を題材にする以上、
もう少し健全な精神状態のものが展開されないか、と最後まで少し期待しましたが、
ガッカリです。

東野ワールドは、私には合わない。と結論づけた駄作です。
ファンの方には、不愉快な書き込みで恐縮です。。
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No.50:
(4pt)

感動作だが何か強引なんだな

乱歩賞受賞作の放課後の前年に最終候補まで残っていた作品です。デビュー前の作品を受賞したのだからということで世に出た作品。昭和40年代ごろを舞台にした高校球児達の殺人事件を描いている。この当時から話の展開のうまさが光り、最後に事件の真相が判明すると泣かずにおれない感動作だが、ややこの犯人象が強引で必要以上に悲劇性を強調し過ぎであざといと感じてしまうかもしれない。確実に泣ける感動作だが好きかと言われるとあまり好きではない、そんな作品だ。
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No.49:
(4pt)

犯人は意外や意外

主人公の特異な生い立ちとその特殊技能があるがための
結末という展開でしょうか。
犯人は全く予想もしない人物でしたが、それを
うまくまとめるところが作者の真骨頂でしょう。
それにしても、この作者の作品には
親が子供の頃になくなったとか、離婚したとか
隠し子とか、そんな境遇の子供がよく出てくるのが
ちょっとあれだな。
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No.48:
(5pt)

現代の東野圭吾の小説に通じる

東野圭吾さんの初期の小説。

1964年が舞台となっていて所々に現代との違いと感じることが出来る。
東西電機という会社爆破未遂事件と野球部員2人の死がどうつながるのか
読み始めた当初は全く分からなかった。

しかし最後には意外なオチと共に見事に謎が解けていく快感を味わえる。
武志のあまりにも高校生ばなれした考えには驚くが・・・

作家デビューする前に既に書き上げていた作品とはいえ
現代の東野圭吾の小説に通じると実感。

いわゆる本格推理、館モノではなく当時は異色だったかもしれない。
現代では魔球のような推理小説が王道となっている。(少なくとも自分はそう思う)

伏線とその回収。見事なオチ。これこそが東野圭吾だと改めて思った。
魔球 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:魔球 (講談社文庫)より
406184931X

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