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魔球
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魔球の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全87件 41~60 3/5ページ
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【ネタバレあり!?】 (2件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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【ネタバレあり!?】 (2件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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貧しい家庭で育ちながらも、今を立派に生き、家族愛に満ちた作品。 自分だったら、ここまでして家族の事を想い、行動することが出来るだろうかと思ってしまった。 読後感も非常に良く、最後の結末の余韻に浸れた、優れた東野作品だと思えた。 | ||||
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つい最近読みました。他にも東野さんの作品はたくさん読んでますが、普通に面白いけど他の作品に比べるとトリックなどの点において少し弱いしなーと読み終えた直後は思いました。しかし読んで少したつと須田武志というあのキャラクターがとても印象に残ってるのに気づきました。彼の動機や家族にたいする思いなどがほんとに切ないしかっこいいなーと思いました。他の部員たちの描き方もまあ少しイラつくけど自分の高校時代やってた部活と少しかぶってリアルでうまいなーと思います。武志と北岡のバッテリーの描き方もなんかバッテリーって感じでよかったです。 なんか青春って感じ。いま思えば個人的には東野さんの作品のなかで5本の指に入るくらいの出来だと思います。余韻では一番ですかね。普通に今思い返せば泣けます。おすすめですよー | ||||
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作者の書籍化された本としては最初の本ということもあり、粗っぽさが多少ある。 しかし、豆をペースト状にする時に完全に磨り潰すよりも少しくらい粒が残っていたほうがいいように、粗っぽさがそういった良さを醸し出している。 作者の「型」は最初から作り上げられていたんだなと感じる一冊。 | ||||
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主題となっている運動競技は好きではありません。 具体的な運動競技に関する記述は読み飛ばしました。 本書が,本当に,東野圭吾が投げた魔球であることが分かりました。 運動競技を除くと、企業における安全、事故への対応を警告するものであるとともに,大企業病におちいっている組織への警鐘にもなっています。 略歴から,著者が電気装備会社に勤務していたことがわかります。 物語にどのような影を投げかけているだろか。 ガスバーナのゴム管が劣化していて起きた事故を, 操作ミス、手順ミスとして事故報告書を作成し, 個人の責任に押し付けたという関係者1。 電気の仕事をしていた父親が感電死したあとの 処理が不十分で苦労したという関係者2。 子供ができたのに,組織の上司の娘と結婚するために 分かれ,その後,関係者2に引き取られる関係者3。 関係者1から魔球を教えてもらう関係者3。 うまく組み立てている,大企業病と安全に関する社会派小説だと読めます。 | ||||
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全く関係のないように見える、いくつかの事件が 読み進めていくうちに繋がっていく。 事件の全貌が分からないまま、序盤から終盤まで 小説の中へぐいぐい引き込まれていった 理由は、須田武志の人並み外れた強い信念と 人を寄せ付けない尖がった性格に惹きこまれたからだ。 主人公以外にも野球部の人間関係の描き方に感心した。 ただ事件の動機についてどうしても理解できない部分があってこの評価になった。 須田武志の考え方や人間性に違和感を感じる方も多いと思う。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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東野さんの幻のデビュー作といわれるのが「魔球」です。 一番最初の作品にこそ、その作家のすべてが体現されている、と言われますが、その後の東野作品につながる いろいろな要素を感じることができるでしょう。 レビューをされている方の中にはネタバレもありましたので、様々な方のレビューを全部読んで判断するのでなく、 是非、一度まっさらな気持ちで手にとって、この本を読んでみてほしいです。 人間描写のうまい作家さんですけど、初期作品として、テクニックに走るのでなく、荒削りな部分もありつつ、 しかしなお心に響くものがある作品です。 推理小説に何を求めるのかは人それぞれですし、私も複数の要素を求めます。ロジックの完璧さや人間描写のうまさ、… いろいろあると思いますが、夢中になって読める没頭感は半端じゃないですよ。 私はこの作品の主人公に共感しましたので、いろいろな作品の中でも特に心に残る作品となりました。 | ||||
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第30回江戸川乱歩賞最終審査にも残った東野圭吾初期の作品。25年以上前のものですが、東野らしいさりげない伏線と見事な回収が成されており、現在の作品と比較しても遜色ないと思います。ただ、基本的なストーリーの部分が私の好みではなく、それほど心に残りませんでした。東野作品を例にとって言うと、私の場合、『容疑者Xの献身』『秘密』『時生』などが好きですが、『赤い指』は良い作品ではあると認めつつも、それほど好きではありません。『魔球』も『赤い指』と同様で、人に勧めてもイイほどの文学的価値があるものと認めつつも、私はそれほど好きではないという好みの問題で★3つという感じです。あえて言うなら、家族愛作品が好きな方、かつてスポーツの夢を怪我などで断念した方にお勧めしたいです。 | ||||
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30代、男です。10数年ぶりに、再読しました。10数年の間、結婚したり、子供を持ったりと自身の状況が変わったせいもあるのでしょう、すっかりストーリーも忘れていて、さっぱり先が読めず、前回以上に楽しめました。10数年前、東野氏の作品を読みつくし、「知ってしまった哀しさ」に打ちひしがれていた時期がありました。氏の作品を未読の人たちが羨ましくて仕方がありませんでした。あれから年を取って「忘却」の恩恵にあずかる・・・生きてて良かった!これは「神様からの気まぐれなプレゼント」です。 | ||||
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高校野球と企業の爆破未遂、そして殺人事件。これらの謎が一つにまとまっていく過程が自然で良かったです。主人公の野球にかける強い信念、そして家族への愛・・・彼の幸せを願わずにはいられない気持ちになりました。明るいラストではありませんがとても感動できた物語です。読み終えた後に深い余韻に浸りました。 | ||||
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全体的には面白い感じはしたけど、東野圭吾らしい最後のどんてん返しが ちょっと物足りなかったかな。 えっー!って言う意外な感じじゃなくて、なんとなくオチが読めてしまいました。 そこだけがちょっと残念。 | ||||
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「この作品で作家としてやっていける自信がある程度ついた」と作者が語る作品。ただし、これは 『幻のデビュー作』と呼ばれる。それだけに状況設定が強引であり、構成も突っ込みどころは多い 1964年と言う時代設定。東京オリンピック年のドラマであり、日本は高度成長期の真っ最中。 この背景の理由はこのドラマと事件はこの時代だからこそリアリティがあり、現在では起き得ないから。 高校で殺人事件が起こる衝撃。対照的な健全スポーツ野球がそのカギとなり『魔球』というキーワー ドがちらつきはじめる。 強引と言った理由は武志が弟に出す「最後の命令」だったり、細かいところではかなり危うい設定 を強引に進めている印象があるから。その意味では冒頭の通り『プロへのプレ作品』なのだと思う。 そして魔球の根拠が案外中途半端でタイトルになるかが微妙であること。 賛辞が多いのは逆に違うと思いますのでモンスター作家になる東野圭吾の足跡たどる最初の一作と 読んで戴くのが正解と思う。この頃から作者の傾向性がよく出ていますし。 | ||||
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開陽高校のエース須田武志が甲子園1回戦の9回裏二死満塁で投げた「魔球」の謎を巡って展開されるミステリ。大手電機会社に仕掛けられた爆弾を巡る事件と、高校の野球部員が殺害された事件、全く関係ないと思われる事件が物語の後半からうまく絡んできて、1つにつながるのは見事だった。武志の家庭は父親がおらず裕福ではなく、お金を稼ぐ手段として野球をやっている事情もあるため、全体的に暗い雰囲気で展開され、事件も悲しい結末だった。それでも、家族に対する想いがきちんと伝わってきたのがよかった。 | ||||
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とある会社への脅迫事件と高校生球児殺害事件。 一見無関係に見える2つの事件が、魔球のキーワードを核に収束していきます。 物語が進むにつれて新たな事実が発覚していきますが、どうも警察の努力の賜物といった現実感がついてまわり興が削がれてしまい、かと思えば中心人物である須田武志の考えはおよそ現実離れしていて、後先を考えない彼には現実感を感じませんでした。 しかし事件を脇においてみてみると、彼の尖った性格と青臭い台詞回しはとたんに魅力的に見えてきます。 この少年が夢をかなえるために努力し、およそ常人が乗り越えられないだろう試練を越え、最後に輝いている姿を見て見たいと思いました。 謎解きのカタルシスは無く、ミステリーとしてはどうにもしっくりこない部分が多かったですが、夏の夜のような淡い切なさと爽やかな読後感は魅力です。 | ||||
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良質の作品を多数輩出している作者であるが、初期はミステリー色が非常に強いことは有名である。本作品もミステリであるが、現在の作風に通ずる人間的な機微を大いに含んでいる。高校生の登場人物の心理描写など、実にうまい。 舞台は昭和であるが、その当時の雰囲気がうまく出ている。「巧い」と言わしめるテクニックがある。ファンなら必読。 | ||||
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この「魔球」の裏の柱として僕らの見えないとこで存在し続けたのは明らかに武志の過剰でありしかし魅力的な性格だ たった一人の人物から表も裏も展開されるこの魔球は東野圭吾さんの作品の中でも傑作と呼ばれる一つではないかという印象を受けました 個人的にはこの武志の約束ということに対する尋常でない執着心が一つの魅力でもあり、まさにこの物語全てを作り上げているのは事実です 魔球というタイトルも個人的には好きでした! | ||||
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まったく関係なさそうな事件が2つ発生する。 それがだんだんと繋がる。 そして巧みな描写。 これらがこの作品の面白さだろう。 しかし、あまり楽しめなかった。 というのは、主人公である須田武志がどうもうまくイメージできなった。 彼の性格がいまいちしっくりこなかった。 ミステリーの方も、どんどんと後付けの情報が出てきて解決した印象。 ただ展開はとても面白い。 中盤の展開には、思わず「えっ?」と声が出るほど驚かされた。 最後に明かされたライトの件や、右腕の件も面白かった。 きちんとすべてがつながる。完成度は高い。 ただ、主人公の性格に納得できるかどうかで、評価がガラッと変わりそうな作品です。 | ||||
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ミステリーだけど、泣けます。 あまりに哀しい展開に涙しました。 やっぱり東野圭吾の小説ってただの推理ものじゃなくて、背景にしっかりと“人間”が描かれているからすごい魅力的だと思います。 「魔球とは?」「犯人は誰か?」という事よりもここに描かれた“愛”が一番印象的。 それも恋愛じゃなくて、家族愛。 なので読み終わったあとも「犯人がわかってすっきり!」ではなくいつまでも切ない余韻が心に残りました。 映像では見たくないけど、またいつか読み返してみたい一冊です。 | ||||
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