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予知夢



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【この小説が収録されている参考書籍】
予知夢
予知夢 (文春文庫)

予知夢の評価: 3.84/5点 レビュー 100件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.84pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全72件 61~72 4/4ページ
No.12:
(5pt)

東野作品の真骨頂

数々の難事件を物理学者の湯川が解決していきます。 東野さんの作品はやはりこのようなミステリーものが一番です。 ついつい物語の中に引き込まれていきます。 このようなトリックを次々と考え付く東野さんはすごいです。
予知夢Amazon書評・レビュー:予知夢より
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No.11:
(4pt)

オカルティックな事件を鮮やかな科学的推理で解決

「探偵ガリレオ」(文春文庫)シリーズの2冊目。直木賞受賞作「容疑者Xの献身」(文藝春秋)で湯川助教授の存在を知った方もいるかも知れない。私がそうだ。連作短篇集。毎回説明がつかないような不可思議な事件を一見関係のないような事象を手がかりにして見事に解決してしまう彼の手腕に舌を巻く。本作の場合はとくに、単純な事件だと思われていたものの、実は複雑な要素をはらんだ殺人事件だった・・・という驚きの連続に満ちた展開が多く含まれている。科学の力を応用した推理に最初は度肝を抜かれ、じわじわと納得の心が満ちていく。「解説」において言及されていたが、まさにオカルトとミステリーの奇跡的な素晴らしき融合だと思う。新作の発表が待ち遠しい。
予知夢Amazon書評・レビュー:予知夢より
4163192905
No.10:
(4pt)

名コンビの活躍♪

一見怪奇とも思われる事件の数々。その事件を、刑事の草薙と、友人で物理学者の湯川とが解決していく。草薙が述べる事実を組み合わせ、湯川が謎を解くという形になっている。予知夢、心霊現象、怪奇現象など、人が不思議に思う現象にも、必ずそういうことが起こる理由が隠されているというのが面白い。この2人の名コンビぶり、もっと続いてほしいと思っているのだけれど・・・。
予知夢Amazon書評・レビュー:予知夢より
4163192905
No.9:
(4pt)

『探偵ガリレオ』と比較すると・・・

一見、「超常現象!?」と思えるような事件を、物理学者の湯川が解決していく『探偵ガリレオ』の続編。前作同様に、キャラクターの魅力は損なわれていないし、テンポも良い。落ちも含めて上手いと思う。が、今作に関しては、正直なところ、湯川が解く必然性を感じないものが多かった。「夢想る」「霊視る」「絞殺る」の3編などは、それぞれ物理学の要素は使われているものの、物理学者でなければ解けなかったか?と言えば、そうではないように思えてならない。(変な言い方ではあるが)そんじょそこらの名探偵が主人公でも、十分に推理可能だろう。そういう部分で、『探偵ガリレオ』に比べると、劣るかなぁ…という感じ。と言っても、十分に面白いのだが。
予知夢Amazon書評・レビュー:予知夢より
4163192905
No.8:
(4pt)

表紙に魅かれた。

「探偵ガリレオ」に続く、連作ミステリー第二弾。相変わらず草薙刑事と湯川教授が「オカルト」と思われる事件を、合理的に科学を生かして、紐解いていきます。それぞれの物語は安定した面白さを持っていて、事件が解かれていく進行と共に、よくできてるな~と感心させられます。ミステリー好きは是非一読あれ。
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4163192905
No.7:
(4pt)

さくさく読めます!

 タイトルに惹かれて買ってみました。幻想的な感じの表紙といい初めての東野作品だったので、もっとオカルトっぽいのかと思いましたが、見事に裏切られました。 内容は他の皆さんのレビューが詳しいので、言葉を足すことはありませんが、好きだけど苦手な物理・化学音痴の私としては、自分で想像しながらの謎解きが面白かったです。 捜査一課刑事でありながら頼りなげな草薙と、飄々としてお茶目な湯川の掛け合いが楽しい。真相が暴かれるにつれ明らかになる、人間の欲望・残酷さが悲しく余韻を残します。
予知夢Amazon書評・レビュー:予知夢より
4163192905
No.6:
(4pt)

オカルトとミステリーを上手に調和させた話

予知夢、幽霊、ポルターガイスト…超常現象を扱う雑誌ではよく見かける言葉。この作品を見るまで、オカルトを否定する存在がミステリーだと思っていました。草薙刑事が出会う事件は、みなオカルト…現実では理解できないものばかりです。それらを物理学者・湯川の視点から見ると、きわめて現実的な話が浮き上がってくる。昔から「視点を変えてみれば…」と言うけれど、その観点を上手に利用している作品だと思いました。予知夢とか、ポルターガイストとか…そういった非現実的な事件の裏側には、浮気とか、相続狙いとか…きわめて人間臭い現実的な真実が隠れていてます。その両極端な対比構造に親近感を覚えるとともに、人間であることの寂しさのようなものも感じました。うまく言葉では表現できませんが、何となく得した気分になれる推理小説です。
予知夢Amazon書評・レビュー:予知夢より
4163192905
No.5:
(4pt)

超常現象VS科学!!

 本書は、「探偵ガリレオ」に続く草薙刑事と湯川物理学助教授が活躍するシリーズの第2弾。五編からなるオムニバス形式の作品である。 冒頭の「夢想る」は、ストーカー行為で逮捕された坂木は、十七年前から結ばれる運命にあると自供する。その女性は十六歳の女子高生で、十七年前には生まれてさえいないのだ‥‥。これは予言なのか?「霊視る」は、デート後、細谷は友人宅で、家に送ったはずの彼女の姿を目撃する。驚き、不安を感じた細谷は清美の友人に連絡する。友人が清美の家を訪れるとそこには清美の死体が‥‥。細谷が見たのは清美の霊なのか?「騒霊る」は、草薙が姉の友人から夫の失踪で相談を受ける。聞き込みでは、夫が親身にしていた老婆の家に立ち寄った後の足取りが掴めない。老婆の家を訪れると亡くなった老婆の変わりに甥夫婦とその友人夫婦が。草薙が家の中を調べていると、ポルターガイスト現象が‥‥。「絞殺る」は、工場経営者矢島が絞殺体で発見される。保険金殺人としてアリバイのない妻が疑われるが、数日後にアリバイが判明する。一方、首の絞め傷に疑問を抱いた草薙は湯川に相談する。湯川の出した答えとは!?「予知る」は、不倫相手の富由子は、菅原が見ている前で首を吊って死亡する。その後、退職と離婚という憂き目に会う菅原。一方、聞き込みをする草薙は事件の二日前に富由子が同じように首を吊るのを見たという目撃証言を掴む。目撃証言が正しいとなると富由子は2度死んだことに‥‥。 著者は電気工学科出身というだけあってかなり質の高いトリックとなっている。予知夢を見るらしい少女の意味深な発言で最後を締め括っているあたりがさすがだと思わせる。本シリーズの次回作が楽しみ。
予知夢Amazon書評・レビュー:予知夢より
4163192905
No.4:
(4pt)

眼差しの優しさ

天才物理学è€...・湯川学が、オカルトっぽい事件ã‚'ç§'学のè¦-点で解決する。いくら不思議な事件が出てきたとã"ろで、それはç§'学的な裏づã'があるのだ。そういう風に物語の構成が決まっているので、いくら推理にç-Žã„私でもã"の連作だã'は半分以上トリックã‚'å½"てるã"とが出来た。それならつまらない作å"ã‹ã¨ã„うとそうではなく、最後の数行で「うーむ」とå"¸ã‚‰ã›ã‚‹ã"と毎回。基本的に東野の「眼差ã-」は優ã-い。それが私にはとても心地よかった。例えば「絞殺(ã-め)る」では、絞殺のトリックとは別に、ある女性のアリバイ工作が重要なファクターになる。私は女性がアリバイ工作ã‚'ã-ているのだとはæ-©ãã‹ã‚‰æ°-がついていたが、その「意図」についてはまったくæ°-がつかなかった。最後の数行で「本å½"はいã'ないã"ã!¨ãªã®ã ãŒã€ã€Œå„ªã-いæ°-持ち」になったのは多分私だã'ではないだろうと思う。
予知夢Amazon書評・レビュー:予知夢より
4163192905
No.3:
(4pt)

オカルト満載

 東野作品は自分はこれが初めて。何かと最初に手をつける作家は大体が長編なのに連作短編になってしまったが。 その分、東野氏の全部を読める小説ではないのだろう。これを読んだことで、彼の小説に興味を持つことは、確かだが。 それでも、ネタにはサスペンスの要素十分入ってるし、結末が湯川の叙述なしでは読めない。オカルト物が殆どのため読めないのは仕方ないか。 面白いのは1章と5章か。 1章は17年前に結ばれる夢を見ていたという男の話。発展性は5章にも劣らない。犯人が捕まったところから話はスタートする。まあ、それ自体はほかのいくつかの収録作品にもあった。設定が一番不可思議で、興味はまず惹くし一番完成度はあるかと。 5章は男女関係の果てに生まれた複雑な話。なんとなく中途半端に終わってしまったし、少女の最後の言葉が面白い。あれは、湯川でも片づけられないかもしれない。と言ってもあそこでとぎれているのは故意だろう。あとは想像にお任せしますって事になるのだろう。 全部科学で片づけられると言うことは現実ではあり得ないが、そういうオカルトを題にした作品。出来はなかなか。 湯川学が途中言っていた「極めて低い確率で起きる偶然というものが生じる。それについて理屈を付ける必要はないと思うがね」と言った事にちょっと目を止めた。偶然も必然のうちだが、理屈は決してないというのがよく分からない。元々理屈を付ける必要性がない?何故と言えば何故?などと、考えさせられたがこの言葉の意味が自分にとっては一番のオカルトだったように思う。
予知夢Amazon書評・レビュー:予知夢より
4163192905
No.2:
(4pt)

パクリのパクリ

湯川登場の第二弾。多分、湯川秀樹からパクったと思われるが、最近流行った映画「トリック」は完全にこのシリーズのパクリ。圭吾さんは学部卒にもかかわらず、理科系研究室の雰囲気がよくわかってるなぁ
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4163192905
No.1:
(4pt)

軽~いタッチの短編集。寝る前に最適!

東野圭吾の本を多く読んでいる読者ならご承知の通り、彼の文体は長編と短編とではかなり違う。この短編集もご多分に漏れず、非常に軽いタッチで最後にひねりを利かせた作品が収録されている。彼の作品を数多く読んでいる私は、今回「ははぁ~ん、きっと最後の結末はこうだな、作者もついにネタ切れか?」と思いつつ、結局、「えっ、そうなの?」と作者に小気味好くはめられてしまった。彼の長編しか読んだことのない読者は、予知夢のような彼のコミカルタッチの短編集もお試しになってはいかがでしょうか?
予知夢Amazon書評・レビュー:予知夢より
4163192905

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