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眠りの森
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眠りの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全94件 21~40 2/5ページ
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加賀恭一郎シリーズの二作目、内容がすんなり頭に入ってくる文章運びは流石、東野圭吾です。最後まで、どんな結末が待っているのか気になってすぐに読み終えてしまいました。間違いなくオススメです。 | ||||
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身命をかけ、情熱をかけ、すべてをなげうった上に、手に入れたものは何? 人を庇い、身代わりになることは、相手の為というより、単なる自己満足。 やんぬるかな! 努力をしても、誰でもが栄冠を手中に収めることができない。 それでも、思いの丈をぶつけなければ、才能の有無すら解らない。 人には、向きと向きしかない。 何にも向かない人はいない。 | ||||
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商品のコンディションが非常に良いとあったので購入を決めたのに、本が届いて本当にがっかり。他店の物と比べると確実に古くてあまり良いコンディションとは言えず、最後のページにはシミがついていました。とても残念です...。 | ||||
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加賀恭一郎シリーズのひとつ。 いくつもの出版社を横断して展開されているシリーズなので、書店で見かけるたびに、そうか、そうでないか、確認している。 さて、本作品は、加賀がまだ捜査一課に所属しているころのエピソードである。 加賀恭一郎シリーズは「新参者」「赤い指」「麒麟の翼」劇場版など映像化されている。本作もスペシャルドラマとして映像化している。 レビュアーは、映像を観て、かなり時間が経過してから、原作である同書を手にすることができた。 頭の中では、実写ドラマのキャストたる阿部寛さんのイメージとともにストーリーが繰り広げられていった。ドラマ版ではなく、原作に忠実に、である。 そして、読後。とても切ない思いで胸がいっぱいになった。 ヒロインが置かれた不条理。それに向き合う加賀の思い。 刑事と被疑者。現実世界では、結ばれることはとても困難なケースではある。現実にこんなことがあったら…。それも思うと、より切なくなる。 時間が経ってから、贖罪が終わってから、ふたりがどうなったのか。願わくは、後日談を読みたい。 | ||||
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『卒業』に続く加賀恭一郎シリーズ第2弾。 加賀恭一郎については、従前はTVシリーズ「新参者」の阿部寛的イメージが強かったものの、少し前に『卒業』を読了し、若々しさ、お侍さん的で紳士的で、チームの一員で、モテそうな雰囲気を有する加賀恭一郎に触れ、この人物像にすっかり虜になってしまったワタクシ。 学生だった前作からは、様々に変化している加賀恭一郎。 本作のなかでは、この主人公の環境変化や心持ちに触れられている場面がいくつかあり、そういった部分に触れた際に、加賀恭一郎という作品上の人物ながら一人のヒトとの関係をより深められる喜びや、懐かしい人と再会したようななんとなくの安心感が得られる感覚があります。 個人的に好きなのは、美緒への恋心が見え隠れする部分はもちろんのこと、剣道について語る際の照れたような仕草、表面的には決して好意的でないもののなぜか自分が父親の語り口に似ていると気づく父親とのやり取り、そして、「俺が生徒のためだと信じてやったことは、何ひとつ彼等のためにはならなかった」との中学教師時代の振り返りなど。 女性への気遣い、目配り、仕草、ふるまい、しかも高身長など、異性に対するモテ度も相応に高いことは容易に想像できますが、推理の際の客観性・合理性や落ち着きぶりに加え、上記の男クサさや熱さ、ある種の可愛らしさ(?)などの人間の香りがする部分は、我々男性視点からのモテ度の高さにつながっているのでしょう。 ストーリーとしても、大好きな作品の一つとなりました。 講談社文庫版の解説で山前譲氏が書いておられるように、本作においては、「作中の犯人が仕掛けるトリック」とともに「作者が読者に仕掛ける小説上のトリック、いわゆる叙述のトリック」が用いられているとのこと。 密室や特殊な殺害方法といった複雑怪奇なトリックは、それはそれで解決への道筋をたどる、That' mystery的な興奮といったものがありますが、そのトリックが複雑怪奇であればあるほど、その解決に関する説得力を高めるための説明がどうしても多くなってしまい、その分、ストーリーの流れやリズムを崩してしまいがちなのではなかろうかとお察しします。 その点、個々の登場人物の心情・言動や登場人物同士のつながり、そしてその総体としての人間模様・ドラマを、より深く描写することによって、作品の広がりや深度がより一層高まるように感じます。 少なくともワタクシはそういった作品が好きです。 で、本作はそういった作品の一つではなかろうかと思います。 ひとつ前に読了した『十字屋敷のピエロ』で学んだ「視点」という観点においては、本作もおおまかには3つの視点(場、加賀恭一郎、浅岡美緒)で描かれており、その切り替わりによって、心地よいリズム感が生まれていたように思います。 あと、かのガリレオ先生の場合もそうですが、加賀恭一郎のような「ヒーロー」がいると、面白い現象が起きるなぁとあらためて実感しました。 それは、それほど名もない探偵の場合、彼らが行う推理についていくらかの説明を添えないと、読者に対して一定の説得性は与えにくいのではなかろうかと思われる反面、ヒーロー的探偵が語る推理は、それがヒーローから発せられるということだけを持って、ほぼ自動的に一定の説得性が与えられるということが少なからず点です。 おおっ!この時点でそんなことまで分かっちゃう(推理できちゃう)の!?的な(笑) これって、ワタクシがヒトを信じやすいタイプだからなのでしょうかねぇ。 でも、それを、何の疑いもなく許させてしまうのが、こういった魅力的なヒーローを軸にした作品なのでしょう。 いずれにせよ、よい作品に出逢いました。 加賀恭一郎シリーズはまだまだ続きがあるようですので、今後もますます楽しみです♪ | ||||
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ドラマにもなった加賀恭一郎が謎解き役を務めるシリーズの二作目です。私はドラマは見ておらず、シリーズ一作目の『卒業』を読んで興味を持ち、本作も読んでみました。 前作の『卒業』でどうやって殺人を犯したのかという点が犯人あてにも繋がる大きな謎でした。今作では犯人あてに主眼が置かれており、私の場合はわかった気で最後まで読んでいって外してしまいました。物理的なトリックなんて何もありませんが、うまくミスリードされてしまったという印象です。最後の最後に犯人が明かされるところもきちんと説得力があると思います。 他の東野圭吾作品とも共通していることだと思いますが、文章が読みやすく、主人公の加賀恭一郎や周りの人物の心や思考の動きがわかりやすい作品だと思います。また、前作と同様に加賀恭一郎の恋という要素も含まれており、エンターテイメントとして楽しみやすい作品になっていると思います。 | ||||
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後続の加賀恭一郎シリーズの加賀とは別人のようで大いに違和感を感じます。 最後の謎解きの展開もバタバタした印象ですっきりしませんでした。 | ||||
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本に関しては、個人の主観が入りますので統一コメントで行います。 問題がなければ、星は5とします。 | ||||
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バレエ団に忍び込んだ男を驚いたダンサーの女の子が誤って死なせてしまう。正当防衛が問われる中、第二の死が発生。ダンスの顧問で今度は明らかな他殺。閉ざされたバレエ団の錯綜した人間関係が犯人の動機と背景を遠ざけてしまう。 若手刑事、加賀恭一郎が得意の推理と人間観察力で事件の真相に少しずつ切り込んでいく。 加賀恭一郎シリーズの初期の作品で教師を辞めて刑事になった時の事件を描いている。謎解きは緻密で面白さはあるものの、バレエ団という閉鎖的な世界の出来事で盛り上がりに欠けるところは否めない。 あと変だなと思ったのは、劇場内で殺人事件が発生したのに関わらず、そのままお客さんを入れてバレエを続行してしまうところ。犯人も分からないし、事件を客に知らせず、もし誰かが公演中に殺されたら警察の大失態になるだろう。 | ||||
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バレエに情熱をささげる団員たちの話です。 その団員が起こした殺人事件について加賀恭一郎が捜査を行います。 団員の一人に恋をする加賀恭一郎は一途です。 特に、西武ドームで野球観戦した後の会話が気に入っています。 バレエ、恋愛、掟、ダイエット、ニューヨーク、交通事故がキーワードな作品です。 | ||||
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話がニューヨークに飛んだ辺りからよく分からなくなってしまった。 人間関係とか時系列が入り乱れていたので把握するのに苦労したせいで、 謎解きの驚きがほとんどなくなってしまった。 途中からどうでもよくなってしまって惰性で読んだ感じです。 | ||||
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テンポ良くすいすい読めます。 前作ほど複雑な仕掛けなどがないので読みやすいです。 ちょっとだけ切ない感じです。 | ||||
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小説はものすごく読みにくかった…。 東野圭吾の初期の作品は苦手かも…。 ある意味ドラマっぽいんだけど、何か説明ばっかりで気持ちがのっていかない。 ドラマで涙したあのラストもなかったし。 メインの登場人物の女性の三人が「○子」「○子」「○○子」……考えるのめんどくさかったの?(笑) 期待してただけに残念でした(><) | ||||
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TV化するとの事でしたので、急遽読みましたが、まあまあ楽しめました。 、 | ||||
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読み終わっての感想は、『加賀さーん・゜・(つД`)・゜・』でした。 なんとなく、展開はよめる丁寧な伏線だったけど、加賀さんの男気には最後の最後で衝撃を受けました。 途中、いろいろな出来事を脳内で時系列に整理するのに疲れて、諦めかけたけど最後の加賀さんの一言で、読んで良かった!!と思えました。 今までに読んだ加賀恭一郎シリーズの中で一番哀しい終わり方かも。 | ||||
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正当防衛と思われる事件で幕開けする。 その後 事件解決に至らないうちに次々と事件が起こる。 物語としての展開の速さと足踏み状態の捜査 そして加賀刑事の微妙な恋心まで描かれていて 飽きるところがない。 唯一 残念に思ったのはニューヨークで青木と恋に堕ちたのが靖子ではなく 亜希子だったとわかるあたりからの展開がやや強引な感じがしてしまったことである。 加賀刑事は青木が描いた絵の体型で気づいたと言ったが それは少し無理があるかな、と感じた。 テレビドラマでは回転の方向が違った、ということになっていたが、そちらのほうが説得力はあるかなと思う。 冷静に考えれば 舞台のために無関係の人間を留置場に送り込むなんて 恐ろしく非道なことなのに 最後までそれを感じさせない 美しい作品です。 | ||||
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面白かったです。 後にテレビでも見ましたがやはり原作はすばらしかったです。 | ||||
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加賀恭一郎の第2弾です。警視庁捜査一課に所属する加賀刑事が、バレエ団での殺人事件を扱うという設定です。他の作品同様中身には引き込まれてどんどん読み進むことができ、ラストもそう来たか、なかなかその終わり方はいいんじゃないか?という感じはしました。ただ読み終わって何日か経ってから、ふとレビューを書くために本書を思い返すと、どうも微妙な読後感となってしまいました。なぜ微妙かつやや不満があるかというと、本書内では高柳バレエ団のバレリーナが複数登場しますが、主役級の浅岡未緒の記述に集中しすぎていて、その他のバレリーナの描写が極めて少ないことでしょうか。偏り過ぎという印象です(もちろん偏る正当な理由はストーリー上あるのですが)。アガサ・クリスティを例にとると、彼女の小説にももちろん主役級の登場人物はいるにせよ、それ以外の人物描写もかなり細かくやります。性格描写というのでしょうか。このあたりはやはり女流作家の方がうまいのかな、と感じました。そしてアガサ・クリスティの作品の場合、最終的に事件にほとんど関係ない脇役だと分かった場合でも、いい味を出していたなあと読後感に思うわけです。しかし残念ながら本書ではこのあたりの満足感は不足していました。全部分かった後の脇役の個性不足と言う意味ですね。ただ一気に読めましたし、面白さはあると思います。 | ||||
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バレエ団の事務所で起きた侵入者への正当防衛と引き続いて生じる殺人事件. 加賀刑事が行き着いた真相とダンサーへの想いの行方は? バレエという特殊な世界を舞台にしたミステリー. ダンサーたちがバレエに懸ける情熱が十二分に描かれ またそれが動機として真相の一部に生かされている. 単なる舞台設定としてだけでない計算がおもしろい. 加賀刑事の不器用な恋愛像にも好感が持てる. とはいえ,最初の事件が正当防衛かどうかが焦点であったり, 事件の背景に過去の海外留学での出来事が深く関わっているのに そちらの捜査はただ断片的に流れてくる情報としてしか描かれておらず, ミステリー小説としてはやや焦点が散漫になってしまっている. 印象的なラストシーンの後日談も(私の知る限り)描かれた作品はなく, 作者としてはなかったことになっているのか? | ||||
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■ 1989年作品、加賀恭一郎シリーズ。バレリーナとして完全な美を追究する生き方は、ときとして多くのものを犠牲にしていく。ある日、押し込み強盗犯がバレー団施設で、正当防衛で殺された。その背後に隠された憎しみと愛、過去の過ちが浮かび上がってくる。加賀恭一郎は、その隠された人の悲しみ、苦しみ、憎しみをひもとく中で、さらに続く殺人、自殺の真相へと迫っていく。 □ 古い作品であるために、特別なアット驚くような仕掛けはない。しかし、殺人というあってはならない事件の背後には、バレーに人生をかけた人間たちの生き方を貫くための、究極の選択があった。事件が起きてしまった背景、そして、どうして殺したのか、動機を探る中で、決して、悪人ではない、しかし、人をかばった一つの嘘が、殺人につながってしまうという、人間性の本質を描く、推理小説として、人間性喪失・脆弱化の「今」だからこそ、この小説の価値を見出すことができる。 | ||||
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