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眠りの森
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眠りの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全94件 81~94 5/5ページ
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えっ? 東野圭吾とバレエと最初は思いました。でも、おもしろさにひかれて最後まで一気に読んでしまいました。彼のよさは題材より、やはり中身の濃さにあります。『手紙』とはいっぷう変わった展開で、ミステリーと言うよりも、作者独自の小説の展開のおもしろさに、ただただ脱帽しました。読む価値は大いにありです。 | ||||
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東野さんの直木賞受賞後第一作「赤い指」の主人公、加賀刑事が出ているとても切ない物語で、 私の中では東野作品のベスト5に入る作品です。 この物語に出てくる登場人物は加賀刑事も含めてとてもピュアです。 それ故に、事件の内容・結末は悲劇的です。 東野さんは何度もバレエを観察されたそうですが、大阪府立大学でのアーチェリー部主将と しての経験も活かされた、恋愛物語としても、ミステリーとしても、スポーツ(バレエ)もの としても、誰もが楽しめる非常に安定した高品質な小説だと思います。 | ||||
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バレリーナと刑事の儚い恋物語。ハッピーエンドというわけではなくても ある意味、納得のいく結末に収まるまで、加賀刑事という絶対的に安心できる 登場人物の存在感もあって、安心して読める。 そういう意味では、ライトノベル的なのだけれど、振り返ってみると、 プロット、登場人物の描写、ともに緻密で質は高い。 バレエ団という設定を十分に生かした犯行動機、読んでため息が出ます。 | ||||
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加賀刑事が男らしくて厭味が無く好感が持てる。 ヒロインへの想いもうまく描かれている。バレエ界という閉鎖された空間では、一蓮托生であるという実情もリアルに書かれていると思う。 私も完全にだまされてしまった一人だが、読み終えて意外なくらい爽快である。それは東野作品には珍しくハッピーエンドだからではなかろうか? 確かにああいう終わり方は切ないのだが、先に続く明るい希望が見えて来る気がしたのは私だけではあるまい。 | ||||
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事件の舞台となったバレエ団が予定している公演「眠れる森の美女」とこの小説「眠りの森」はシンクロしていると感じました。私はこの事件の元凶となった"あの人"のエゴと甘えが憎いと感じました。それさえなければ、犯人は罪を犯すことなどなかったと思います。若き敏腕刑事、加賀恭一郎が惹かれる浅岡未緒は公演ではフロリナ姫ですが、この物語の本当のオーロラ姫は浅岡未緒で、デシーレ王子は加賀恭一郎ではないかと思いました。 | ||||
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小説後半、犯人がわかっちゃいました。でも、動機は最後まで読まないとわからなかった。そして今回のは、本当偶然が重なった不幸というか、なんというか。なんか、切ないなあ~と思ってしまった。それにしても、クラシックバレエの世界って厳しいなあ。たった1日練習を休んだだけでも遅れがでるってなんてすごい世界なんだ!とそこが妙に印象に残っています。 | ||||
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今から約6年ほど前に、友人から借りて読んだ初めての東野圭吾さんの本。確か刑事さんとバレリーナの儚い恋物語だったなぁ…という朧気な記憶の中にしかなかった物語が、鮮やかに蘇ってきました。年を経て読むと、それぞれの個性がとても綿密に書かれていることに気づきます。バレエ団の団員達の思惑、感情や過去、事件を追う刑事達を惑わす様々な事件、そして加賀恭一郎の恋…なぜ、バレエ団という苦しく、そして狭い社会の中で彼女たちは踊り続けることをやめないのか。バレエという華やかな世界を描いていた私には衝撃的な作品でした。表舞台が華やかだからこそ、裏はとても厳しいのかもしれないと思わせる…高校生の時に読んでおもしろかったという記憶があるぐらいですから、エンターテイメント性は◎な作品。「卒業」「どちらかが彼女を殺した」で加賀恭一郎の魅力にもっとはまってみたいと思うきっかけになった作品。 | ||||
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バレエ団で起きた殺人事件。正当防衛で決着するかと思われた事件であるが、そのバレエ団で次々と事件が起こる。過酷なバレエの世界で苦しみながらも夢をつかもうとするダンサー達の苦悩、そして事件とそれぞれも素晴らしいのだが、やはり心に残るのは、東野作品の中でも常連として出てくる加賀刑事のエピソードだろう。物語の真相に隠された悲しい恋の物語と、加賀刑事の恋愛物語…。2つの恋の物語が巧く生きて、ストーリー全体に緊張感を持たせているように思う。(加賀刑事は、その後の作品にも出ているわけだが)是非とも、その後も知りたいところではある。…ってそれは野暮な話かな? | ||||
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小粒なんだけど、最後のどんでん返しに「うまいな~」と唸らせてくれる作品。ここまでバッタバッタとひっくり返してくれちゃって、本当に気持ちよいというか。東野さんは、ほんとに読者をあっといわせる術が最高!途中、事件の検証がちんたらしてるなあと感じる部分もありますが、最後まで読んでください、絶対に! | ||||
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バレエ団を舞台とした殺人事件。東野圭吾はこれ以外にも劇団を舞台とした作品をいくつか書いていますが、これは現代において謎解きものに不自然さを感じさせない為に有効な手法だと思います。犯人探しを面白くする為の重要な要素は人間関係が狭い範囲に限られていることですが、現代社会においてはそのような閉鎖的な人間関係が形成されにくいのが難点です。この難点をうまく回避できるのが劇団という閉鎖空間を舞台にすることなのでしょう。本作の探偵役は『卒業』に登場した加賀恭一郎。彼は大学卒業後に教師になったはずなのですが、どうやら教師に挫折したらしく、刑事に転職したという設定です。後に東野圭吾作品のシリーズ・キャラクターとして活躍する彼ですが、この時点ではまだ作者にそういう意識はなかったのだそうで、ちょっといたずら心を出して彼を登場させただけとのことです。ただ、彼の恋愛が大きな比重を占める作品なので、『卒業』を読んでから本作を読むことをお勧めします。 | ||||
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バレエ事務所に押し入った男の死体が発見される。そばで倒れていたダンサーの女性の話からは正当防衛であるように思われたが、バレエ団の中でさらなる事件が起こる。著者の数少ないシリーズ(?)キャラである加賀恭一郎が、関係者の一人の女性に心惹かれながら真相に迫っていきます。事件そのものもとても切ないものですが、加賀さんの恋は、彼が誠実で潔い人であるだけに、さらに胸を締め付けられる想いがしました。読み進むうちに、音楽と映像が行間から湧き出てくるような、美しい小説だと思います。是非続編を!! | ||||
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かつて、こんなに美しく悲しい物語を読んだことはない。隠された事実が1つずつ明らかになる度に、その人間の悲しみが浮かび上がってくる。しかしながら、主人公である2人の心の美しさに、魅せられてしまった。 | ||||
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加賀恭一郎刑事出演作第2段である。閉ざされた、きわめて濃密な人間関係であるバレエ団のなかの殺人事件。東野の本格推理を読みだしてこれで9作目なのだが、今だに推理を当てたことが無い。やっぱりメモと鉛筆を持ちながら時間かけて読まないとだめなのかな。ただ今回の推理少し無理があるような気がする。それはともかく、加賀恭一郎は今回も誠実で不器用な恋をする。 | ||||
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バレエをしている人に限らず、プロを目指している人って、やっぱりほかの人とは違うんだなと感じます。この話の主人公が想いを寄せる人は、バレエをやっているわけですが、やわなのにどこか強い意志の感じられる女の子といったかんじです。刑事である主人公の誠実さとかひたむきさが身にしみます。でも刑事!!犯人は確実に捕まえます。つらい職業かな?でもプロとして格好いいですよね。 | ||||
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