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サニーサイド・エッグ
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サニーサイド・エッグの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全76件 61~76 4/4ページ
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これまた面白い!恥ずかしいけど、電車の中でニヤニヤしながら読んでしまった。 相変わらす、笑いのつぼをつかんでますよねえ。 でも、"人前では読まないで下さい。涙がポロポロ。。”というイントロダクションに構えて読んでいたからか、涙を流すほどではなかった。 これまで読みまくってきた荻原作品の方ががぜん泣かせただけに、ちょっと拍子抜けだったかな。 面白かったけど、ミステリーとしての意外性はあまりなく、オモシロ小説として読んだ方がいいかも。 で、今回は星は三つ半ってとこかな。 | ||||
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カッコつけてるのにカッコ悪い探偵と、元気なバアサンと、くっさいホームレスのドタバタコメディだと思って読んでましたが、最後の一行で熱いものが頬を伝い、しばらく止まりませんでした。 | ||||
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主人公の最上俊平はレイモンド・チャンドラー原作のハードボイルド探偵『フィリップ・マーロウ』に憧れる33歳の私立探偵。探偵と言っても依頼される仕事は動物探しが8割、浮気調査が2割。この小説はマーロウみたいに格好付けるも、ことごとく滑り続けるダメなおっさんの話だ。 一応ミステリー小説と言う体裁はとっているものの、大どんでん返しがある訳でもないし、事件の切っ掛けも安易である。話が深くない分、普段あまり読書をしない人でもサクサクとテンポ良く読む事ができるが、ミステリーファンからすれば相当に平凡なストーリーかもしれない。エンディングも無理矢理泣き落としに持って行ってる様な強引さが目立ってしまう。 とは言え作品全体が滑るおっさんの雰囲気で書かれていて、その駄目さ加減が笑いを誘うし、テンポよく読める理由だろう。秘書の女を始めとして他の登場人物とのやり取りは十分笑わせるし、最後はしんみりとしてしまうものの、この主人公が最後まであまり変わらないと言うところが説教臭くなくて良い。 | ||||
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おもしろかったです。主人公・俊平がフィリップマーロウにあこがれているせいか、文章が独特の文体でそれが逆に笑えます。 俊平が募集した秘書募集に広告を見て応募してきた綾とコンビを組んで殺人事件を解決するのですが、この二人がお互いの持ってないものを補い合いまさに絶妙です。この殺人事件の犯人にははっきりいって驚きます。当然ここでは書きませんが・・・ 最後の結末は泣けます。 涙あり、笑いありの荻原作品健在!って感じです。 | ||||
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本書の帯に『電車の中で読まないでください』とあったが・・・本当にそのとおり。抑える間もなく声に出して笑うこと数十回。どうしてこんなに面白い文章が書けるんだろう?ところどころ、ちょっとわかりにくい部分もあるにはあったが、最後までテンポよく読める。ミステリーとしてもなかなか。特に登場人物がよく描けており、愛着がわく。しかも、これほど笑わせておいて、本当に泣かされてしまうとは・・・。まいりました。 | ||||
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この作者の作品の登場人物はまことに愛すべき人たちだ。人生を軽やかに楽しむことを知っている作者そのものを投影している。軽く気持よく読める作品です。 | ||||
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笑いのセンス抜群ですが、そればかりでなくしっかりミステリーしている ところがすごい。 ハードボイルドの代名詞、フィリップ・マーロウに憧れ、事あるごとにセリフ を引用したり、真似してみたりするものの、相手が80過ぎのばあさんでは 締まらない。そんなユーモアがちょっと感動のラストに繋がったりもします。 軽いノリで最後まで行くのだろうなと思ったら、どんでん返しが用意されて ました。あなどれませんこの作者は。術中にはまって他の作品も読み始めて います。 | ||||
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おそらくジャンル分けが困難であろうが、ミステリーになるのだろうか。 格好のつかない探偵という題材も面白いが、彼がことあるごとにマーロウを持ち出し、しかもそれがことごとく肩透かしをくうのが面白い。 話の展開も悪に対する正義という見せかけから、全てが主人公の逆へと転がっていく。 しかしそれに不快感、不条理感を伴わないのは、やはり作者の力だろう。 サブキャラクターもウィットにとんでおり、決して大活躍をするようなこともないが、存在感を確かに示してくれる。 そしてヒロイン(?)だ。 おそらくこの手の作品としては希有だろうが、彼女もまた大活躍をすることはない。驚くべき特技も持ち合わせてはいない。 しかし主人公を支える役目をしっかりとはたしていて、それが作品のラストにおいて、どこか切ないが悲しみだけで終わらない要素を醸し出している。 アウトローに徹しきれず、しかし救世主にもなれず、現実の冷たさを味合わせながら、しかし読後の清涼感を感じさせるこの作品はまさに傑作であろう。ハードボイルドではないけれど。 | ||||
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タイトルとカバーに惹かれて読み始めました。 初めの方は、主人公と動物とのやり合いで少し退屈でしたが 最終的にはやっぱり最後まで読んでよかったなと思いました。 主人公と婆さんのやり取りはテンポがよくて素直に楽しめます。 時に笑えて、時にシリアスで、最後は涙…。 荻原さんの他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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フィリップ=マーロウにあこがれて、探偵となったものの、ろくな仕事は来ない。でも、気分は、マーロウの私立探偵が、ダイナマイトな(??)相棒の女性と、本物の事件に遭遇、本物の私立探偵となれるのだろうか・・・?マーロウになろうと現実の中でもがく、主人公の姿が、時には滑稽であり、時には悲しく、そして清清しい。そんな、主人公と、その相棒の魅力で最後まで、一気に読ませる本です。最後に、ホロっとくる本です。プロットやトリックは、そんな複雑なものではないです。その分、主人公の一挙一動や心情が、丁寧に描かれている印象です。脇役も巧みな配置です。 | ||||
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この作品が荻原さんの初読のものであるが、たしかにくすぐりは上手いし、物語の雰囲気の出し方(ハードボイルドではこれ重要)もいいが、ハードボイルドエッグみたいなラインの作品は東直己の初期作品のほうが上手いし面白い。ハード~は笑いとハードボイルド(ミステリー?)な面白さを混合しようする試みは買えるものの、ハードボイルド部分の面白さが弱い為に、ちょっと腰砕け気味の作品になっている(その風情も良いといえば良いが)。荻原浩にとっては変化球でしょう。その後読んだ傑作『母恋旅烏』や現在読んでいる『なかよし小鳩組』ラインの作品の方を私は買いたい。笑いと濃い人情の融合した作品、というのが荻原浩の持ち味なんじゃないかと思う。 | ||||
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コンスタントに新作を発表してくれる作者ですが本格的なブレイクも近い気がします。早めに読んでおきましょう。で、本作ですが一応ミステリーなのかな。でも何よりもユーモアと愛情あふれる登場人物たちへの視線がたまりませんね。特に押しかけ秘書と主人公のやり取りがラストになって涙腺を直撃するのは確実かと・・・。私はソフトカバーで読んだのですが読み終えてから裏カバーのイラストを見直すと思わず号泣してしまいました(読んだ方ならお分かりなのではないでしょうか)。気持ちのいい作品です。是非っ! | ||||
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『オロロ畑‥‥』のときもよかったんだが、あのとき以上だ。著者の、書けといわれても書けそうで書けない文章。軽いタッチのなかにきちんと織り込まれている人間に対する愛‥‥。タイトルどおり、ハードボイルドな男の、孤独やら、愛やら、弱さやら、かわいらしさやらが、てんこもりだった。老人やら、動物やら、ホームレスやら、泣けそうな材料をがんがんに転がしている。だから、そんなものに落ちたのか?と言われれば、なんとなく、わたしが『ねぎカモ』に思えなくもない。でも、それでもいいか、と思った。小説はそれでいいんじゃないか、と。虚構だよなぁと思いつつ、心が揺らされてしまう。そういうんでいいんじゃないか、と。当たり前と言えば、当たり前の展開に(でもそんなに簡単なストーリーにはなっていません!念のため)、でもやっぱり、じーんとしてしまったのだ。文句あっか?!ないよね。 | ||||
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1ページ目をめくり、失踪事件が始まりかと思い、文庫の裏には、「泣けるから人前で読むな」と書いてあった。だから、買ったのだ。そして、それは、真実だった。。。峯不二子のように、しなやかで、タフな、謎の秘書、片桐綾に、魅了され、そして泣ける。 | ||||
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一人称の主人公があまりに情けないハードボイルドで,あんましおもしろくないかもと疑いながら読み始めたものの,気がつけば手放せなくなり,終いにはバスの中で読みながら号泣という1冊でした。当たり前のよくいる人たちです。自分のイメージと現実のギャップを,全てひっくるめて自分なのだなぁと思える本です。 | ||||
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さして格好が良くもなく、スマートにモテるでもなく、非常に親近感が沸く普通の探偵が、コンビを組むことになるおばあちゃんと展開していく掛け合いがとてもおもしろい。さくさくと読める。探偵ものとしてはさして奥深くもないが、どこにでも居そうな探偵に妙に共感が沸き、一緒にいるように感じることができる。軽く読みたい時にはぴったり。 | ||||
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