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明日の記憶
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明日の記憶の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全163件 41~60 3/9ページ
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この年で 読むのは辛いですね・・・ 完全に アルツハイマ-になってしまえば 本人は判らなくなって 良いのでしょうが、なりかけの時が辛いですね・・・ よく自死を免れました・・・ これから 別の世界で生きていく 主人公に 幸あれと祈ります・・ 映画の「イメージ」が強いのですが 原作も面白いです・・ 辛いです・・・ | ||||
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萩原 浩さんの作品をもっと読みたいのですが、なかなか見つからないので、困っています。 | ||||
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3つの言葉を覚えてください。前ページに書いてあった。私もしっかり記憶した。次のページで医師が主人公に質問した。私も記憶したつもりが答えられない。4ケタの数字を逆に言えない。私も言えない。主人公と同じだ。 私もアルツハイマーの初期なのかとぞっとする。私も50歳。主人公は、病気発症前がバリバリ仕事ができる優秀な社員に比べ私は仕事のできないダメ人間だ。そこがなにより辛かった。主人公は発症前の力強く生きてきた証がある。私はない。 ラストの余韻が純粋に泣けなかったというか、自分がみじめだった。 | ||||
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ある日主人公が40代にしてアルツハイマーになってゆくお話。 自分が自分じゃない誰かになっていく感覚、必死に記憶を繋ぎ止めようとする私、抗いきれない現実、全ての記憶が自分から離れていった瞬間に私を待っていたものとは… 泣ける小説とかクソじゃね?とか言いかましてる野郎に、居候、三杯目にはそっと出し、の感じでもってお勧めしてあげたい一冊。 | ||||
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切実な暗くなりがちなテーマを、よくもここまで、読み応えのある、物語に出来たものだ、著者の力量文章力は本物、ラストのシーンは映画ともに、名場面中の名場面、読み終えたあと余韻が残る。 | ||||
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安く買えるし、家まで配達してもらえるのでとても気に入っています。 | ||||
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私の知り合いに病気ではないのだけれど、精神的にまいってしまい憔悴しきってしまい、自殺未遂を図った人物がいる。 「病気ではない」と書いたけれど、その一歩手前だったのかもしれない。 だから、少しだけど佐伯や枝実子の気持ちを解らないまでも、考えることはできた。 これは個人的見解だけど、アルツハイマー病など精神的病気はどんな名医でも治せない。 いや、もちろん優秀なドクターの力は欠かせないのだけど、それ以上に家族・友人など周りの人たちの協力が大事だと思う。 周りの人たちが理解し、思いやり、勉強をして関わっていくこと。 これが精神的病の患者に関わる人に必要なことだと思う。 アルツハイマー病など精神的病と患者の方を感がる事ができる作品だと思う。 だから、そんな人やそれに近い人が周りにいる人には是非読んでほしい | ||||
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身内に70歳のアルツハイマー病患者がいます。この本の主人公と重ねてしまいました。もっとこの病気を理解し支えてあげなければと改めて思いました。 | ||||
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「ほら、あの俳優」 「あの映画に出てたじゃない、ほら!」 「映画のタイトルは何だっけ」 僕と妻は最近そんな会話をすることがやけに多くなった。 若い頃に比べて記憶力は明らかにガタ落ちだ。 そしてこの本を手にとった。主人公は偶然にも自分と同じ50歳。 広告会社の第一線で働くバリバリの営業部長がどうも物忘れが激しくなり妻と医者に行ったところ若年性アルツハイマーと診断される。 ネタばれになるのでそれ以上は書かないけれど、じわりじわりと着実に症状が進んでいく様子は他には無い特殊な恐怖感を与える。 身体は健康なのに頭の方が徐々に蝕まれてやがて自我を喪失してしまう病気というのは、頭は普通で身体の方が先に参ってしまう病気よりむしろ恐ろしいかもしれない。 淡々とどこかユーモラスな印象すら与える作者の筆致が主人公の不安・葛藤・覚悟を克明に描き出していくのだが、それが実に見事だ。 主人公自身が日記を書く場面ではちょっと前に記した事をさりげなくまた同じ内容で繰り返したり、当たり前の漢字が少しずつ拙い平仮名になっていったり、そうやって読み手に呆けの進行を体感させる演出も秀逸。 僕と同い年の妻は本書を読み始めて怖くなり、途中は読み飛ばしてラストの部分だけじっくり読んだと言う。 しかしこれから本書を読まれる方々にはそんな読み方はお勧めしない。そこまでの過程があってこそあの素晴らしいラストシーンが生きてくると思う。 渡辺謙主演の映画も良かったけど、自分は原作の方により深い味わいを感じた。 | ||||
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年齢50歳。固有名詞がどうしても出てこない。冒頭の状況描写が自分に重なる。「みんなそんなものさ!」と思いつつ、この本を読み始めるまで半年かかった。無意識のうちに避けていたのだろう。でも、読み始めたら一日で完読。やっぱり思い当たる症状があるような無いような?「とっても不安になった!」と言うのが正直な感想。アルツハイマーが進行しつつも最後まで、主人公の目線で語られている。つまり、周囲が思うような人格破壊は本人的にはないのかな? | ||||
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記憶を失ってしまうことがどれほど恐ろしいことか。 主人公佐伯にとって「記憶の死は,肉体の死より具体的な恐怖」だった。 「以前なら聞き流していたはずの些細な事実でも,少しの曇りも汚れもないように丁寧に埃を払い,磨き,大切にしまっておきたかった」 得意先との約束を忘れ,社員の名前を忘れ,今いる場所が分からなくなる。 そして,何よりも恐ろしいのは,最愛の家族の記憶を失うのではないか,ということでしょう。 それでも本作で印象的なのは,主人公が山の中の窯で焼き物をしながら玉ねぎやジャガイモを食べるシーンです。 「酒がうまい。じゃがいもがうまい。玉ねぎがうまい。火が熱い。風は冷たい。私は生きている」 そうです。生きているということが実感できる。これが大切なのではないでしょうか。 本作は映画化され評判も良いようです。 私はまだ映画を観ていませんが,本作のラストシーンをどう演じているのかぜひ観てみたいと思います。 | ||||
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主人公である佐伯が50歳になったときに若年性アルツハイマーと診断された。最初は受け入れることが出来なかったが、病気が進行するにつれてこの病気を受け入れるしかないと思うんだろう。「私自身が私を忘れても、まだ生命が残っている。そのことを初めて嬉しいことだと思った。」というところは、生きていく覚悟ができたというところかな。 私は30代になってきたので、もしかしたら年を重ねるにつれて主人公の佐伯のようになるかもしれないと思って読んでいった。家族に迷惑をかけるんじゃないかと思いながらも、そのときに家族の支えというものがあるととてもうれしいだろうと思う。 もう少し感情が揺さぶられる作品なのかなと予想しましたが、結構淡々としている作品だなという印象ですね。淡々としていても、何か苦悩しながらも何とか生きていこうという気持ちは伝わった。淡々としているからこそ、段々と記憶が失われていく様子が怖いなあと思いました。素直にいい読書をしたなという印象だ。 ※アルツハイマー:脳の神経細胞が急激に減ってしまい、脳が萎縮して知能低下や人格の崩壊が起こる認知症 | ||||
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この本でアルツハイマーと認知症の違いがはじめてわかりました。 他評価高いですよね それだけの 価値のある内容です | ||||
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若年性アルツハイマーという名前は聞いたことはありますが、正直あまりなじみがありませんでした。 この本を読んで、この病気の怖さと残酷さを知りました。 記憶を失うだけでなく、うつ病、妄想、幻覚、暴力的衝動、被害妄想、嫉妬妄想など二次的な異常も現れるという。 そして最後は死に至るという病気です。 家族がいて、まだまだ働き盛りでそれなりの地位にいる主人公。 若年性アルツハイマーという診断を受け、心を打ちひしがれる様子に、こちらも胸が痛みます。 「なぜ俺なのだ」 自分がこの病気になれば、まったく同じことを言うでしょう。 病気は進行していく、けれどそれを食い止めることができない。 主人公の悔しさ、そして家族の苦悩が強く伝わってきます。 記憶を失うことは人間関係、日常生活、会話が不可能になるということを意味します。 生きることと記憶ということは、ほぼ同じ意味であるかもしれません。 初期症状の段階で物語が終わっていますが、この物語の終わりが、夫婦の病気との本当の闘いとなるのでしょう。 20代、30代でも発症する、自分には関係ないとは言い切れない病気です。 怖くもあり、そして悲しくもある物語、一度読んでみてください。 | ||||
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アルツハイマーにかかった夫、雅之のために30万もする科学的確証のないブレスレットを買い、おっかなびっくり雅之に勧める枝実子の優しさが伝わってきました。本書でイタイ、悲しいと感じた場面。本人に焦りはあるだろうけど責めたら、枝実子がかわいそう。映画を先に見ましたが原作もいいです。 | ||||
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どうして俺なんだ。なにがいけなかったんだ。 この行き場のない怒りの描写がとてもよかった。 いままで記憶を失うということについて真剣に考えたことはなかった。大変だろうなとそれだけだ。 今回、この小説を通じて、記憶を失っていく過程を体感できた。 記憶を徐々に失っていく間も、自我は存在する。アルツハイマーとはこんなにも残酷な病気だったのか。 思いきり感情移入できた分、衝撃も大きかった。 | ||||
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若年性アルツハイマーにより、記憶が失われていく主人公と彼を取り巻く人たちの物語です。誰かに生かされてもらっていることの意味を考えさせられます。難病の理解におすすめの一冊です。 | ||||
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若年性アルツハイマー。誰もが聞いた事のある名前の病気です。 あ、これ「興味ある、面白そう」、などとこの本を軽々しく手に取った私は馬鹿です。 小説と言うよりまるで手記を読んでいる様でした。 この病気の惨さ。苦しいのは本人だけでなく、それは段々と周りの人間への苦しみと変わる。 自分自身である事に必死に食らい付こうとする姿。 その為なら何にでもしがみ付こうとする気持ちは、その人を愛する家族も全く一緒なのだ。 食欲の無い体に無理矢理に魚やかぼちゃを頬張る場面は、子供や大人という年齢を超えて 人間の生きる姿を見せられた気がした。 本人は真面目に書いているつもりの日記の中で現れる病気の進行。 家族に迷惑をかけまいと、無意識の内に手にしているロープ。 本書の中で胸が締め付けられ、居た堪れない気持ちになる場面は数知れません。 自分の人格が崩壊して行くのを自分自身の身を持って自覚する事がどんなに苦しいか、不安か、 私にはとても想像が付かない。 一旦分からなくなってしまえば本人の苦しみは緩やかになるのかも知れないが、 それはイコールそれを支える人間へと移行すると言う事だ。 この先の現実はそうは行かないのは分かっているけれど、 この小説の最後が優しく終わってくれて良かった。 | ||||
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若年性アルツハイマーとなる主人公の生き方を描いた良作。アルツハイマーと痴呆症の違いもわからなかった自分は、どんどん症状が顕著に現れてくる主人公の姿、そして周りの人々の姿に、怖さと悲しさとうれしさを覚えた。 | ||||
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主人公は若年性アルツハイマーにかかって だんだん記憶することができなくなり、過去の記憶も失ってしまう・・・ 最後は。。 最初から最後まで主人公視点で描かれており、記憶のなくなっていく様や感情が 伝わってきた。アルツハイマーについて改めて深く考えさせられた作品。 心の死は身体の死より悲しいのかもしれない。 | ||||
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