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ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密
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ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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あまり読書をしないので、ミステリー小説としての評価は控えるが、バイオリンに関する点では、勉強になった。 | ||||
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ジャンニというイタリアのオジサンの人柄、それこそがこのシリーズの魅力なんですね。二作目の本作で、更に実感しました。 ミステリーとしては、やはり、一作目程ではないにしても、結末に多少無理が感じられます。ですが、心優しい読者なら皆、こうなって欲しいと思っていたであろうところに落ち着いてくれて、そこに作者本人の人柄も感じられます。 音楽の蘊蓄も半端ないのが、凄いし楽しいです。 この本のバックミュージックのオススメは、ディビッド・ギャレットのアルバム『愛と狂気のヴァイオリニスト』ですね。彼自身がパガニーニ役を演じた同名の映画も、是非ご一緒に! | ||||
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ヨーロッパを旅行した気分にさせてくれました | ||||
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ヴァイオリン職人の探求と推理を先に読むことをお勧めします。 | ||||
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過去の歴史と現在が繋がる筋立てなのは、理解するが、それの何が面白いのか分からなかった。主人公を取り巻く人々のほんのりする感じも良いと思う人も居ると思うが、最後まで読んでも、一体何が主題なのか理解出来ない。 | ||||
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冬の夜長に、ゆったり読める。ミステリーとバイオリン職人というだけでも、ウンチク溢れる雰囲気が感じられる。それもまた楽しい。 | ||||
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ストーリーの展開がテンポ良く読みやすいです。 殺人現場もさらりとした描写で、どぎついのが苦手な者にはありがたいです。 クラシック音楽を聴くのが好きでが、知らなかった舞台裏がいろいろ出てきて、名器の数奇な運命をたどり 18世紀ごろのヨーロッパを垣間見られたような気がしました。 | ||||
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前作よりも面白かった。 主人公ジャンニがパガニーニ愛用の名器“大砲(イル・カノーネ)”を修理した翌日、美術品ディーラーの撲殺したいが発見され、さらに“大砲”を使用していた若き天才ヴァイオリニスト・エフゲニーが失踪する。ジャンニと刑事アントニオは、ディーラーが残した黄金製の箱に秘められた謎の解明に取り組むが… 前作と同じで、ミステリー的な部分だけを考えると物足りないが、パガニーニの生涯、ナポレオン1世の妹のエリーザ・バチョッキ、さらにはロッシーニに関する部分など、クラシック好き、歴史好きには興味深い話が多い。 ただし、解説は大いに不満足。 解説者の青柳いづみこのミステリーに関する著書を読んだことがあるが、それから比べると、この解説は大いなる疑問だ。 | ||||
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よほどストライクゾーンの狭い人で無い限り、オススメできるミステリー。 チョット珍しい職業で、文中の業界知識の面白さもありながら本線のミステリも面白い。犯人造形も現代的。 面白くないポイントが見つからない。 | ||||
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ヴァイオリンという、何となく艶やかな魅力のある誰もが知る楽器とクラシック音楽、それを楽器職人として音楽のより深遠へと探求していく姿は、非常に緻密でフィクションなのかノンフィクションなのか解らなくなりそうなほど。 本書は、読み物としての面白さとともに非常に興味深い知識を得たという充足感を与えてくれる良書である。 適うならばセレナーデ・アパッシヨナータを聴いてみたいものだ。 | ||||
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説明通りの品質で、非常に満足しております。表紙も一度拭いてくださったように思います。少しでも品質のいいものを届けようという感じが見受けられました。 | ||||
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解説は青柳いづみこ氏が書いている。 彼女はヴァイオリンは「よい楽器」がとんでもなく高い、としている。 作者ポール・アダム氏も青柳いづみこ氏もストラディバリウスやガルネリが新作楽器に常に勝るという前提で小説も解説も書かれている点には多少の違和感を感じる。 今年の四月ごろ、米科学誌「米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)」に、プロのバイオリニスト10人に新品のバイオリン6本と古いバイオリン6本(うち5本はストラディバリウス)を渡し、次のツアーのために今のバイオリンから乗り換えるとしたらどれにするかを質問した結果が示されている。製作年代が分かるような資料は見せずにホールやスタジオで時間をかけて試奏した結果だ。 そこでは、6人が新品のバイオリンを選択し、4人が古いバイオリンを選んだ。また各演奏家の選ぶベスト4に基づいて各楽器を採点をしたところ、新品のバイオリンは6対1の比率で古いバイオリンを上回った、ということである。 小説はフィクションなのでどうでもよいが、解説には「よい新作楽器」の実力も分かっている方に書いてもらいたかった。 | ||||
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『ヴァイオリン職人の探求と推理』に続く第二弾。 前作は"メシアの姉妹"と呼ばれる幻の名器を探求した主人公ジャンニが、本作ではパガニーニをめぐる謎に挑む。 第一弾では、謎の解明とともに訪れる"歓喜の歌"とでも呼びたいような、めくるめく祝祭のイメージにすっかり魅せられた。 今作もまた、期待を裏切らないできばえ。 謎そのものも魅力的だが、タレントママ的な母親の支配から逃れられない、ロシアの若きバイオリニストや、共に事件を追う刑事に注ぐジャンニの視線が、実に深く温かい。 | ||||
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人生の折り返しを過ぎた64歳の男やもめ、そこそこ成功したクレモナ在住のヴァイオリン製作・修復家(兼・アマチュアヴァイオリン奏者)が主人公の器楽ミステリ第2弾。 主人公は誠実で熟達した楽器職人であるだけでなく、音楽史の知識と推理力に優れ、弦楽仲間の若い友人である殺人係刑事とコンビを組んで、高価な楽器(ヴァイオリン)がらみの謎を、次々、インスピレーションで解いて行く。 シリーズ2冊目の本書のテーマは、史上最高の天才演奏家と言われるパガニーニ(ニコロ;1782-1840)と、銘器グァルネリ・デル・ジェス。 ヴァイオリニストなら知っていることばかりなのだろうけれど、18−19Cの西洋音楽史(この巻で主に言及される作曲家はパガニーニとロッシーニ)の勉強にもなる一冊である。 前作から引き続き登場する女教授も、じっくり主人公との愛情を育んでおり、微笑ましい。 我々ギタリストにとって不思議なのは、クラシックギターはプロが使うものでも100万円台〜数百万円で200年も経ったものは実演には滅多に使われない。一方、ヴァイオリンは昔の名工が作った現物が実演に使われ、値段も2桁違う。 私はアマチュア木管奏者、(兼)下手の横好きなクラシックギター奏者、そして楽器の修理・調整が好きな者として、この小説で主人公が折々に述べる楽器製作と修理人の心構え、それに、プロアマを問わず奏者の悩みについてのエピソードには同感し、啓発されるところが多い。 本書冒頭で、国際的な演奏家が主人公の工房へ修理に持ち込んできた、値段のつけようがない銘器の駒の微細なひび割れを主人公が発見し修理(駒交換)するシーンは、同じく駒(ギターでは下駒をサドルという)の調整で苦労しているギタリストとしても興味深かった。ヴァイオリンの駒は楓だそうだが、ギターでは牛骨や象牙を使う。ギターの駒調整も厄介で、弦と駒の接触面の断面形状と滑らかさ、駒の高さコンマ1ミリの違いがビビリの原因になる。 このシリーズ2冊を読んで元気付けられた私は、いよいよギターフルキット製作という大仕事に手をつけようとしている。 いい本は、読者をインスパイアしてくれるのである。 【補足】 主人公は調査のため、よく英国とフランスにも赴く。西欧の人たちにとって、互いの「外国」意識は昔から低いようだ。 | ||||
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