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甘栗と金貨とエルム
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甘栗と金貨とエルムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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このシリーズのスピード感がとっても気持ちよくて どんどん読み進めてしまいます お気に入りのシリーズです。。。 | ||||
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仁礼淑子さんのあだ名をエルムとかつけちゃう主人公にひたすら脱帽。 内容はハードボイルド物のパロディでなかなか楽しく仕上がっている。 続編が楽しみになる作品だと思う | ||||
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とても太田先生らしい作品と思いました。 少年探偵という格好良い響きにはそぐわない、むしろ現実感のあるような、それでいてやはりファンタジーな世界観。 そして、過激でもなく過剰でもない、でものめり込める構造と、魅力的な登場人物たちが織りなす物語。 けして優しくはないですが、どこか柔らかい作品だと思います。 舞台が名古屋なためか、やはりより近い感じがするのは、地元の在住者だからでしょうねw 霞田兄弟シリーズでもそうでしたが、より具体的に脳裏に描けるので、読んでいて没入感が阻害されません。 | ||||
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ほろ苦いだけではない、やはらかな余韻が残る作品。 急逝した父親の探偵事務所の整理中に父親が存命中に依頼していたという少女がやってきた。彼女の母親は父親とも少なからず関係があるようで…。 ハードボイルド(年寄りじみた?)口調ですが甘栗くんは高校生、父親が亡くなったことで学校を辞める予定。けれどそれを阻止すべく動く同級生や美術部員、彼は彼で何か事情もありそうですが本作でそれは語られません。 作品は中盤以降に依頼人の母親の過去が紐解かれていく緊張感からエンディングへの筆致が鮮やか。 あと「ころうどん」食べてみたい。名古屋に行きたくなります。 | ||||
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太田忠司さんの描く少年は、どこか心に暗い影が ある少年が多いと思います。 それがひねている所がなく、純粋で、『実際にこんな 少年いないよ!』とは思いながらも、昔の少年少女 マンガで育った世代にはたまらない魅力があります。 今回の主人公はその中でも、割と普通の少年ですが、 探偵だった父が亡くなり、その父が最後に引き受けて いた捜索願の依頼主と会う事で始まります。 その依頼主も少女。 ライトノベルのような設定ですが、さすがに本格派 推理小説の著者が書かれると、こうも読み応えある 作品になるという感じです。 テンポの良いストーリー展開、関わって行く過程での 主人公の心の移り変わり。 実際に自分がそこにいて、主人公と共に行動している 楽しさを実感できる小説だと思います。 カバーを描かれたミギーさんも大変好きなのですが、 その私ですら、この作品に関しては、主人公の顔を 断定してしまうようなイラストはない方が良かったな、 と感じるほど、『私の中の主人公の顔はこうなんだよ ー』って、主張したくなるくらいだったです。 | ||||
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表紙の絵が良かったので、手にとってみたのですが、いやあ、楽しかったですね。登場人物も魅力的だし、物語も主人公のちょっと背伸びした視点で語られていて、笑いを誘う描写も… 作者さんのことをよく知らないのですが、若者の心理や考えを描くのが上手いですね。読んでいて思わず頷いたり、時には「えー?そうかなあ」なんて思ったり。共感したり反発したりして、一人忙しく(笑)けれど楽しく読めました。 ストーリーも○。やや社会派且つ青春なミステリー。大人も子供も読めるとはこういった作品のことを言うのではないでしょうか? とはいえ、主人公周辺の人間関係にやや消化不良な部分があった気もします。というわけで(?)続編を希望します。あ、でも続編がでたらタイトルは変わりますよね… エルムは変わらず出てほしいです。 | ||||
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主人公は探偵の父親を亡くした高校生。「(父親の代わりとしての)ミステリ」の部分と「(高校生としての)青春」の部分が分けて書かれています。「謎説き」は、父親のツテや運や偶然に頼って進行した印象が強く、主人公のキャラクターも曖昧にしか捉えられなかった気がします。それとは関係のない「高校生」としての面が描かれる場面に寧ろ魅力を感じました。主人公の同級生、幼馴染みの二人のキャラクターが気に入ったというのもその理由ですが、彼らを通して描かれる主人公の方が青春しているというか、人間っぽいです。残念なことに、「高校生」の部分よりも「にわか探偵」の場面の比重が多くて、主人公がよくわからないし、ミステリとしては微妙な所だと思うので、物足りない感があります。けれど、主人公に構ってくれる同級生と幼馴染み、彼らによって明かされていく(であろう)主人公の正体に魅力を感じているので、続きが出たら読みたいと思ってます。期待を含めて☆4個で。 | ||||
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太田忠司さんの探偵作品(狩野俊介シリーズ、霞田兄妹シリーズ)っていうのは、 変わっていると思っています。 他の作家さんの推理小説・探偵作品も読んで楽しんでいます。 太田作品もその辺りでもいっしょなのですが、 思うに 普通の推理小説って言うのは「君が犯人だ!」的な ある種のヒロイックなモノが多いと思うのです。 もちろん、主人公である狩野君や霞田さん、そして今回の甘栗晃にしても、 そんなヒロイックな部分がないわけではありません。 でも、そんなヒロイックな部分以上に、 主人公達自身が、謎をとく度に、犯人を明らかにする度に 心に傷を負っていないか、とそんな心配をしてしまうのです。 どうして、そんな心配するんだろう、といつも疑問です。 その疑問は解けていません。 主人公達に共感以上のモノを感じ入るのでしょうか? そんな感じを持たせるくらい物語もしっかりと伝わってくる作品で、 できたら、シリーズ化を希望します。 | ||||
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