夜また夜の深い夜

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夜また夜の深い夜の評価:

3.63/5点 レビュー 40件。 B ランク

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平均点3.63pt

Amazonレビュー一覧

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未読の方はご注意ください

全42件 41〜42 3/3ページ
No.2
(5pt)

平和日本に生まれて育ったことのありがたさ

ナポリのスラムに母親と二人で住む舞子が七海に書き送る、
Dear Nanami,で始まる手紙からはじまります。
一緒に暮らす母親の名前もわからず、
母親が出生届をださないために国籍もなく、
たまに母親が姿を消すとろくに物も食べられなかったり。
そんな舞子が家を飛び出し、
もっと過酷な人生を送ってきたエリスとアナに知り合い、
三人で苛烈な現代を生きていくサバイバル物語・・・
中でも、
それこそほんの幼女の頃から、常に虐殺の最中におかれて、
生きていくためにはなんでもせざるを得ない状況にあるという
究極のサバイバルを乗り切ってナポリまで逃げてきたエリス。
アフリカ南部の激烈な戦いは、ニュースでは聞いていたけど、
こんな風に小説で読むと
ほんとに身の毛がよだつような過酷さで。
平和日本に生まれて育ったことのありがたさを
もっと感謝しなきゃなとマジに思いました。
ところで、七海は「重信房子」の娘「メイ」がモデルと思います。
テルアビブ空港乱射事件をリアルで知っている年代の方は
ご存知と思いますが、
数奇な運命をたどったこの二人のことを知らないで読むと
面白さが半減しますから、
もし知らないのでしたら是非その前に、
この親子のことを調べてから読んでみてください。
夜また夜の深い夜 Amazon書評・レビュー: 夜また夜の深い夜より
4344026500
No.1
(3pt)

こういう設定で人物描写を掘り下げてみたかったのだろうなあ、と思いました

世の中から隔離されてきた主人公が、MANGAを通して別の世界を知ったことをきっかけに自分の足で外に踏み出したものの、様々な体験を重ねることと、壮絶な過去を持つ友人との交流を通じて、世界観が徐々に変わっていく様は読み応えがありました。特に友人のエリスの生き様は、主人公以上に魅力的でしたね。
一方で、最終的に明らかになるストーリーラインは、主人公の心理をプレーンな状態からスタートさせる為にこのような設定にしたのだと思いますが、ちょっと納得感がなく、主人公が手紙を書き続ける相手の掘り下げも不十分で物足りなさを感じました。
それでも一気に読んだのですから、書き方うまいんですね、この方は。
夜また夜の深い夜 Amazon書評・レビュー: 夜また夜の深い夜より
4344026500