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塞の巫女 甲州忍び秘伝
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塞の巫女 甲州忍び秘伝の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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伝奇アクション時代劇でして、そうそうたる歴史上の有名人たちが活躍する中、主人公は無名の女忍者。特に秀でた忍びではありませんが、仰天の秘密を抱えていた素晴らしいヒロインでした! そして、小学生時代から横山光輝の忍者漫画と山田風太郎の忍者小説に夢中になった僕には、好みど真ん中の名作でしたが、 ヒロインは特殊な忍術を使わず、邪悪な輩たちがちょこちょこ使うものの、結局はメインの人外魔術ばかり目立つ作品でして、おおまかに言えば『魔界転生』のような方向性でしたし、 武田信玄と、長野の諏訪家の関わり・同じく長野の真田家との関わりの文量も多く、今は長野県に住む僕には興味深く楽しめましたが、忍者作品としては決して派手ではありません。 それでも一気に惹き付けて読ませる展開と魅力は素晴らしく、山田風太郎の忍法帖シリーズ以降では、忍者作品の最高傑作に感じました! ラストもほっこり感動しましたし、喜兵衛は最初から最後までカッコ良すぎますし、凶神は予想通り有名邪神モチーフだし。 武田信玄関連の武将作品や、伝奇忍者作品が好きな方には絶賛オススメの神作品です(^-^*)/ 加えて、今作品はバス旅行の車内で読書しましたが、窓から見える自然の風景や見知らぬ田舎が作中の舞台と重なって、より新鮮な気持ちで楽しめました! | ||||
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読んでいて何だか既視感があるなあ……と思ったら、六年前に読んだ『忍び秘伝』の改題文庫版であります。何てこったい。でも、展開をすっかり忘れていたこともあって楽しめました。よいんだか、悪いんだか……。 以前の感想は厳しいものでしたが、再読してみてその理由が判明。武田くノ一大活躍の忍法合戦風戦国活劇を期待して読んだら、そうした要素は希薄で、実は戦国伝奇オカルト小説だったのですね。 まだ平和?だった頃のヒロイン小梅の巫女修行に物語の半分近くを割いていたのもホラー物の日常描写だったと思えば納得。 文庫版はタイトルといいイラストといい、単行本にまして誤認を誘う方向に変更されているのでこれから読む方々は御注意を。いかにも小梅が大活躍するような印象を受けますが、実際に事態の解決のために奔走するのは白馬の王子様ならぬ真田の三男坊武藤喜兵衛(若い頃の真田昌幸)。まあ、これもホラー物の定番ですね。 でも、最後の最後で金髪白人巫女(!)の桔梗に奪われてしまい、何だかなあ。いっそ桔梗が主役でもよかったんじゃないか。 | ||||
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ヒロインは武田家に仕える女忍者「歩き巫女」の見習いだ。諸国を回って情報を集め、資金稼ぎのため売春もする。 過酷な環境でまっすぐ生きる彼女の姿は、純粋で愛らしい。 史実とリンクしながらホラ話を繰り広げる。展開がスリリングで、ストーリーに牽引力もある。前作より数段優れている。 伝奇的なのは良いが、オチのタイムスリップ?ネタは不要だ。 使いこなせないアイデアには手を出さないほうがいい。 | ||||
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「機巧のイブ」に唸ってからの引き続きの乾作品。 大殺戮を引き起こす禍々しい神を宿らせ出現させる可憐な九ノ一の少女の活躍を描いています。 この九ノ一の少女は不憫な出生ながらも血筋は折り紙付き、下忍として生きていくつもりが、 不本意に秘伝の呪文で凶神を出現させられる非常の業を背負い、天下を我が物にしようと画策する 武将達から拉致を目的に執拗に追われることになる。それを救う真田昌幸の活躍も爽快で気持ちが良い。 凶神との大決戦は手に汗握りますよ。そしてラストは憎い演出も・・・ メインストーリ、サイドストーリは読み込ませるし個性的な登場人物達も魅力的です。 とにかく読んで損はしない佳作級の作品ではないでしょうか。 星4つの理由は、幻想・夢の世界に視点が変わるシーンが 少々わかりづらいというか唐突に出てくるので戸惑ってしまうからなんですね。 節や章で区切れば良いのになあと感じてしまいましたね。 | ||||
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