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群青のタンデム
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群青のタンデムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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エピローグに驚愕の真実が待ち受ける長岡弘樹さんの意外性に満ちた連作長編小説。本書を読んだ後の正直な感想は、あまりにも駆け足に過ぎて茫然自失している途中であっという間に事件が幕を閉じてしまう性急という他ない慌ただしさでしたね。常に第2位に甘んじて来た主人公・戸柏耕史はライバルの陶山史香と競争しながらも彼女と仲違いする訳でなくまた恋愛感情があるのでもない誠に不思議な関係性だなと思いますね。また戸柏は善人が悪人に成り得る事を本能的に察し許容していた節がありますね。耕史と史香には蟠りを捨てて何時か結ばれて欲しい。 | ||||
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「血縁」が面白かったので、「同じ作者の同じような短編集」ってことで読み始めた作品でした。 血縁同様に、短編だからどこでも途中で止めやすいにも関わらず、ついつい、次の章に進んでしまい、またまたイッキ読みしてしました。 ましてや、今度はエピローグが初読では理解できずに、「えっ?どういうこと?」って最初に戻って読み直してしまいました・・・。 結局、キーポイントになるシーンを再度、読み直して、エピローグまで辿り着いたら、「あ~あなるほどね~」って感じでスッキリ。 とはいえ、主人公の二人の長期間に渡る関係には、モヤモヤしたものが残ってしまいますが。 それでも、やはり、この作者の短編はなかなか、面白いです。 | ||||
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ばっちり快適です。 誰もサンダルを履いていると気づかないぐらい上品です | ||||
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途中からその張り合い方に耕史の方から変化が生じる。 独身を通したってことで理由は簡単に分かるんだけど、史香は最後になるまでそれに気付かなかったのか気になった。 第6話最後の布施の一言が泣ける。長岡作品によくある伏線を挟んだあっと驚く展開よりも、この耕史の心境の方が作品の中で大きなウェイトを占めているのだと読み終えて思った。 エピローグで明らかにされる薫の義父を殺した犯人については、第2話の時点で耕史、そして布施も目星を付けていたのだろう。ていうか普通に捜査線上に浮かんでたのでは? 評者が手にしているのは第一刷なんだけど、長期間にわたる連載を単行本化するに当たり、キャラクターの設定や年齢を統一しなかったのか疑問に思った。 ・p.74第2話で史香が追っていたのは金星になる強請り屋殺し? ・薫も犯人を知っていて黙ってたのか? ・第6話「陶山部長」って?陶山が部長職(警視か警視正)なら耕史は警部位なので、少なくとも現場で張り込みをする地位にはいないような?陶山が巡査部長の階級というなら第3話と第4話の間にくるはずですが。 ・第1話から第8話の間が30年あまり。薫と史香の年齢差が19歳、第1話では耕史と史香は卒配3年目、薫は中学生とある。そしたら二人とも採用ギリギリの年齢で警察官になったんですかね。 無駄にドロドロすぎる展開ではないんだけど、最後は耕史があかねちゃんをDV親から引き取って終わるという形にしてもよかったんじゃないかと思う。 横山秀夫の真似してひねりすぎ、とってつけたようなエピローグという感がしなくもないのが惜しまれる。 | ||||
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