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松谷警部と三鷹の石
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松谷警部と三鷹の石の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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シリーズ2作目。 前作は登場人物が多すぎるのと、ヒロインの描写に魅力がないことが不満であったが、その点が本作では解消されていると感じた。 登場人物は適度に要領よく配置され、ヒロインの心理はミステリ的驚きを伴いつつ説得力をもって描かれている。 勘で犯人の見当はついたが、行動原理が丁寧に描かれているので不満はない。 また、推理面においては、凶器に付着した土埃に関する考察が鮮やか。 全体として、確実に前作よりは出来が良く、次作への期待が高まった。 | ||||
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無事に届きました。 | ||||
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シリーズ第2作。 今回はカーリングがテーマとなっている。舞台は河口湖周辺。 なんというか、とても佳作な作品である。いささか地味だが、ミステリとしてよくできている。とんがったところや派手さはないが、満足できる読後感。 退官後に創作活動を本格化させたようだが、このままがんばってほしい。 | ||||
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松谷警部(白石巡査?)シリーズの第一作は、とても複雑に組み合わさったパズルを解きほぐすようなストーリーでしたので、最終局面の謎解きの段階で、少し無理が有るように感じました。 対象的に、第二作となった本作品は、最初のシーンから、どの辺りが謎解きのキーになるか、朧気ながら推察することができ、犯人も、蜃気楼のように浮かび上がっていましたので、第一作より、自然に楽しむことができました。 取り敢えず、第二作まで読んだ感想ですが、警部・警部補・巡査のかけあい漫才でストーリーが進行していきますので、各人のセリフが少し冗長になるところが、気にかかりました。 個人的な趣味としては、セリフの一部をナレーション(背景説明)に変えていただくと、もっと楽しめるように思います。 素晴らしい作品、ありがとうございます。 | ||||
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帯の文句が、そのまま読後の感想になる、のは、希有なこと。 読み返しても、しっかり先を楽しみでき、最後まで読ませるのは、 大したもの!(なのか、単に小生の記憶力の減衰の故か) 実際に白石巡査の足跡を追って、一日観光をしてみるのも、面白そうだ。 3時間は楽しめた。 | ||||
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だいぶ前に読んだので詳しい内容は覚えてませんが、読後が良かったのを覚えてます。 また再読しようかなと考えてます。 | ||||
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ネット上のレビューを読むと、犯行動機に対して異議を持たれた方が多いようですが、当方、むしろ動機に気づき、アリバイを確認し、犯人を特定しました(物語中盤の、犯人の最大の特徴を示す伏線が、きっかけでした。 さすがに、犯行方法はわかりませんでしたが。 )。 振り返ると、この作品、設定や登場人物の言動がコメディ仕立てであるだけで、「犯人探し型ミステリー」として極めてフェアかつ緻密に書かれた、オーソドックスな一作です。 但し、同傾向の作品としては、「真相の破天荒さ」が加わった、霞流一の紅門福助ものの方が好みです。 | ||||
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三鷹の刺殺事件と河口湖町の撲殺事件になんらかのつながりがあるとみて 本庁の白石巡査、松谷警部、山口警部補が奔走する本格ミステリ。 ホームズ役は白石巡査で、松谷警部はワトソン以下、置き物のような存在だが、 部下に出し抜かれても飄然と笑う懐の持ち主である。 ふたつの事件をつなぐポイントとなったのは殺害動機で、直接的ではなく、 間接的なところがユニークだし、結局自己の利益のためといえども将来を見込んでの 殺人などめずらしいだろう。 その前提で弥生の曖昧模糊とした性格が伏線として頻繁に語られる。 軽妙洒脱で思わずニヤリとさせられる数々のユーモアは、ときに重要場面でも 駆使され、ふざけているのかまじめなのか判らなくなる。 爽やかな文体ながら、梁田春道と弥生・真央のねじれた純愛関係を密に語るなど、 きわどく切ない描写もみられる。 終章、白石巡査の快刀乱麻を断つ解説は圧巻! | ||||
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現在では(おそらくトリックを考えることの辛さのせいで)書いている人がごく少数になっている本格推理小説の秀作。 おまけにカーリングなんてマイナーな(失礼)スポーツを題材にしている推理小説はこれだけなんじゃないだろうか。 本格も本格のド直球なので、おどろおどろしくもないし、恋愛描写が延々と続くわけでもないし(ものすごく変わった恋愛要素は盛り込んである)、昨今の推理小説なんだか大衆小説なんだかよくわからない小説を読みなれていると地味に映るかもしれないが、その分、作者と読者との知的勝負という推理小説本来の醍醐味が十二分に味わえる。 ちなみに筆者は二回くらい「やられた」と叫ばされた末に完敗しました。 まあ作者の経歴を考えると、知的勝負で負けてもしょうがないかとは思わなくもなかったり。 そして前作のアメフト、今作のカーリングときて、次はいったいどこに行ってしまうんだろうと思わなくもなかったり。 | ||||
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物語は主に会話で進行していき、リアルな言葉が楽しめます。会話が多いぶん、展開はまるで映像を見ているようです。 犯人はわかってしまえば、なるほど、こう来たかって感じ。犯人がわかれば、作者は冒頭から親切でした。 私の登場人物のお気に入りはスポーツ店の店主でしたが、なんといっても、ちょっと大人になった以愛が冷静でいい感じです。 次はどんな活躍が読めるのかしらと、楽しみにしています。 | ||||
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