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(短編集)

飲めば都



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【この小説が収録されている参考書籍】
飲めば都
飲めば都 (新潮文庫)

飲めば都の評価: 4.18/5点 レビュー 17件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.18pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(2pt)

単なる日常

日常の謎、というよりは単なる日常。文章もくどく感じられる。お酒の話しもあまりでてこない。
飲めば都 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飲めば都 (新潮文庫)より
4101373337
No.2:
(2pt)

文章は美しいが…

北村薫氏が書かれる日本語、相変わらず美しいですね
人の心情、季節のうつろい、会話のテンポ
落ち着いて読めるのに読み始めたら止まりません(笑)

主役の都は良くも悪くも現代の普通の女性です。
物語もその日常を描いているわけですが
読後感として「普通ってなにさ?」と思ったのでした。
社会人としてスタートしたところから数年にわたって
語られていく物語がどうにも淡白というか
一人称でありながら俯瞰しすぎな視点で語られているような。

そして最後に「この二人大丈夫かなあ…」と読者の視点で
不安を残しながら、楽しく読了しました。
北村薫氏の著作ということで期待値が高かったのもあり
星2つ。
飲めば都Amazon書評・レビュー:飲めば都より
4104066079
No.1:
(2pt)

物語は時間経過にとどまる

軽妙洒脱に物語は過ぎて、巻末に至って、ただ終わる。
職業作家が時間経過を技術で物語と化したかのような印象を受けます。

書き手が肩の力を抜いて楽しんで書いているのが伝わりますので、
読み手も構えずに手に取れば、よい暇つぶしとしての読書になるでしょう。

しかしながら、初期の作品群に接して、
この作家の作品を愛好してきた者としては、一種の危惧を抱かざるを得ません。

常に問題意識をもって己のテーマを追求せよ、とは申しません。
それは読み手にとってもなかなかしんどいことですから。

とはいえ、こだわりなくすっと読み進むことのできる文章に接すると、
その洗練さは、作家性が荒廃していく始まりなのではと恐れるのです。

ただの時間経過を見事に読ませて楽しませるのも立派な文学とは聞きますが、
わがままな一ファンとしては、それをこの作家に期待しているわけではありません。
飲めば都Amazon書評・レビュー:飲めば都より
4104066079

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