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(短編集)
旧怪談 耳袋より
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旧怪談 耳袋よりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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図書館に無かったので購入しました。 ゆっくり読めて文体も新しいので読み易いです。 | ||||
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現代語だが 読んでもあまりにも今風に直し過ぎているように思います | ||||
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怖くはないですが不気味なお話でした、昔話でちょっと不気味なお話が好きな方にはちょうど良いと思います!怖いのが好きな方には物足りないです。 | ||||
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京極さんは大好きなので、入り込んで読みました。読みながら頭の中を登場人物が動いてくれます~♪ いつもそうです~♪ | ||||
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作者の作品の中では一番詰まらない出来ではないか。「耳袋」の各掌編を現代風にアレンジしたものを原文と併記したものだが、原作の趣きが全く消えて、無味乾燥なものに"化けて"いる。原作は仄聞したものを単に綴った<覚え書>なるが故に興趣があるのに、その中の怪談風のトピックスに無理やり焦点を当てて題名としている上に、登場人物をA君、Bさん等と記してはその興趣が台無しである。<怪談実話系>という風潮に悪影響を受けているのではないか。 原文を併記している点が唯一の取り柄。読み手の想像力を掻き立てるという点で原文の方が遥かに面白いのである。もしかすると、「耳袋」の紹介を意図したものかもしれないが、それにしては方法が拙過ぎる。"怪談作家"としての面目丸潰れといった印象を受け、作者の意匠が全く理解出来なかった。 | ||||
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もとになっている古文と京極さんの現代版両方が載っている。 当たり前だけど加筆の部分ですごく良い味が出ていて さりげなく読者に強烈な印象を残してくれる。 お話自体はグロくもないし、そんなに怖いものもない。 もし自分が幽霊に遭い、不思議な体験をしたら、 怖いとか叫ぶとかいう感覚はなく、 どうでもいいところが気になったり、案外冷静に状況分析してしまったり するんじゃないか。 そんな妙にリアルな感情の部分をたいへんうまく表現していると思う。 あえて今の怪談っぽくイニシャル呼称にしていたり、 現代っぽいワードをちりばめたり 時代や制度や見てくれは当時のままだけど、人間の中味は昔からそんなに変わりない。 ちょっとくすっとさえしてしまった。 各話の題字の習字?も美しく、味があってイメージにぴったりだった。 | ||||
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掌編集なので、数編だけ読んで続きは後日と軽い気持ちで読み始めたら、ページをめくる指が止まらず、一気に読了してしまった。 正直、怖かったかと訊かれたらノーである、しかし、怖くないからといって「旧怪談」が駄作であるということはない。異界の存在を感じさせる優れたファンタジーとして読めばどれも傑作である。 DEARSは小泉八雲よりもこっちをCDドラマ化するべきだ。 | ||||
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江戸時代の「耳袋」を現代風に読みやすくアレンジしたものが、本書だ。 短編の話が何編も続く。 怖い話もあれば、不思議な話もある。 少し気になった時に、ぱらぱら読んでも十分に楽しめる。 話の後に、原文も掲載されているので比較して行くのも面白い。 多くの意味で楽しめる本である。 個人的には「プライド」が、一番ゾッとした。 | ||||
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面白くて一気に読破してしまいました。オススメです。 意訳:ただの現代語訳ではなかったです。京極さんが現代の人にも分り易くなるよう 噛み砕いて書いてくれています。行間まで訳すような感じで機微に注意を払った訳でした。 それに「耳袋」らしくアレンジも加えてあります。江戸時代、巷の噂話は こんな風に各々アレンジや解釈を加えられ広まったのかもしれませんね。 心情:ずっと、昔の人は迷信深いのだろう・・不思議なことは全部妖怪のせいにしてたりするのでは? という妙な偏見があったのですが、それも霧散しました。今も昔も十人十色の反応ですよね。 変な現象にあっても豪胆かつ理論的だったり泰然としている昔の武士がカッコよく感じました(笑) 確かに古典の時間に習った侍の中にはアヤカシを切って捨てるような剛毅な人もいました。 見落としていたことを再認識した気分です。 細かい:私なんかが古典を読んでいると当時の人には違和感なく理解できた部分でも 「なんでこんな反応を?」「なぜそこでそう返す?」と現代の私たちとの認識、文化の差から 理解しにくい場面が多くあります。でも京極さんの意訳はその「?」の部分を補佐してくれていました。 江戸時代の人たちを身近に感じることができる作品でした。ぜひ他の古典も訳して欲しいです。 *私には「どすん」「座頭でないなら」が怖かったです そしてプライドは、町人と侍の物の見方の違いがどこまでも悲しいお話でした。 丁寧にお礼を言っている様子からもわかるように別に身分の低いものを 見下す意識はなかったのでしょう。ただ餅売りには、そう見えてしまったのでしょうね 武士は食わねど高楊枝は曽祖父の口癖でした。思えば彼は明治の人でその父親は侍でした 自分には理解できない思想でしたが最近はどうにか想像できるようになってきました・・。 | ||||
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耳袋から、35個の話を現代語訳したものです。 訳での物語りが完結したあとに、原文ものっています。 単に現代の言葉に置き換えてるだけではなく、その雰囲気や舞台が伝わりやすいような言葉の選び方(意訳?)がしてある本でした。 いろいろな怖さが楽しめる本です。 「あの世の怖いものに呪われる、殺される」「気持ち悪い〜」以外にも「不思議な怖さ」「意外性の怖さ」など、いろいろな「怖さ」が楽しめる本です。 ホラー映画では、味わえない、読む「怪談の怖さ」が味わえる本でした。 | ||||
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これは、怖い話というよりは、不思議、若しくは不気味な話といったほうが良いかと思います。論理的解決が無いことが、より不安感を駆り立て、夜中に一人で読んでると、時折ゾクゾクさせられます。 | ||||
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もはや怪談ものの枢軸的古典となってしまった感のある根岸鎮衛の「耳袋」を、京極氏が現代語訳した・・というだけの本かと思っていたので、書店で見かけつつも手に取らなかった。読んでみると大違いである。確かに筋書きだけは耳袋からとった話であるか、まるっきり視点が違う。異なった見方から描写すればこんなに変貌を遂げてしまうのだ、ということを、各話のすぐ後に附されている原文との比較で見せつけられる。「プライド」なんて、まるっきり逆の意図の話にされてしまっているのだから凄い。原作の「耳袋」と全く違った世界・・そこらの物陰から又市が出てきそうながそこにあるのだ。 ルビが振ってあり、少し難しい言葉には注釈がついていることも若い読者に親切であるし、何より自然に古文に親しむことができる可能性があるのが嬉しい。ただ、若年者だけのものにしてしまうのは勿体ない。是非年長者の方々も御一読を。 | ||||
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この本は「耳袋」を京極夏彦が現代語訳したものです。ただ、単なる現代語訳ではないのが、後に付されている原文を見れば良く解ります。この絶妙な解釈による解りやすい作品群に作者の「耳袋」を伝えたいという情熱のようなものを感じます。 タイトルは、簡単な言葉で統一され、ひと言で内容のポイントが解ります。しかも、2、3ページの短い話の連続なので、短い時間に読みつぐこともできます。 なかなか面白い本でした。 | ||||
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江戸時代に書かれた「耳嚢」は何度か手にしたことはあるけれど、読み通そうと思えなかった本だ。全体を通すトーンもないし、どこが面白いのか判らない。書いてあることすら判らないところも多い。 そこで京極夏彦の登場である。「旧怪談 耳袋より」。おかげで物語として読めた。もちろん、これは「耳嚢」のほんの一部であるが。京極の書き改めた物語を読み、続けて江戸時代に書かれた文章で読む。面白がり方が判って読むので、古語も気にならない。 江戸時代の人名をアルファベットで書くというのも面白い工夫だ。おかげで今の時代として読めてしまう。いくつか間違いがあるが、編集者がちょっと手ぬるい気がする。装幀や挿絵の選定もいつもの京極のレベルとはちょっと違う。手ぬるい。 | ||||
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とりあえずは児童書になるらしい。 確かに文字も大きいし、 ルビもふってあるし。 子供が読むにはちょうど良い長さだし。 怪談とはあるけれど、 そこまでおどろおどろしい話が出てくるわけではなく、 不思議な話が多い。 もちろん恐ろしげな話もあるんだけど、 語り口が緊迫した感じではないので 恐ろしいという感じはしない。 よって子供向けにはいいのかも。 大人が読むにはちょっと物足りないかな。 | ||||
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江戸時代に書かれた怪談『耳嚢』を元に京極夏彦が、現代風にアレンジした作品。 ☆感想☆ 怖い話あり、あやしい話しあり、奇妙な話ありです♪ちょっと読み流しちゃうような物もあるけれども…。これからの季節、涼しくなるにはこれでしょう♪ | ||||
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