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虚ろな十字架
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虚ろな十字架の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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警察よりも先に真実に辿り着いてしまった。 警察が無能すぎw 主人公の職業が警察か探偵の方が良かったんじゃないかと思うよ。 私は死刑肯定派だが、この本では結局どっちつかず。 まあ、問題提起の役割を果たした本と思えば・・・的な、モヤモヤした終わり方。 遺族の悲しみも加害者の苦しみも何も伝わってこない、淡々とした文章。 読みやすさは相変わらずだけど・・・東野圭吾って、こんなだっけ? 久しぶりに読んだので、ちょっとガッカリ拍子抜けでした。 | ||||
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ある一点を覗いては加賀シリーズでやればいいじゃんという内容です。 その一点が死刑制度に対する考えです。 ある主人公をその位置に据えて物語を進行することがこの作品の肝になっています。 しかしそうすることによって主人公を引き立たせるために警察が無能になってしまう、ここが評価の分かれ目だと思います。 構成があまり上手くいっていない所も目につきましたし、起伏の乏しい展開に作者の主張が浮き彫りになってきて嫌気がさしました。 | ||||
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平易な文章なので一日で読み終わりました。 いったい作者は、物語のキーとなる小夜子をどのように描きたかったのでしょうか。 正義の象徴? それとも偽善の象徴? 本作の位置付けを推理小説だとすると、主人公の推理が飛躍しすぎていて読者は付いていけません。 死刑の是非に踏み込んだ人間ドラマだとすると、全体的に登場人物の葛藤が薄いような感じがします。 それと、精進湖の南側に樹海があって、その近くに富士宮市という説明は、地元の人間からすれば支離滅裂です。 間違ってはいないけれど、それは地球儀レベルの話ですね。 | ||||
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読み終わってまず浮かんだ感想が、 本当に東野圭吾が書いたの? でした。 題材自体はいいと思います。 しかし、所々で設定に疑問を感じました。 まず、一番疑問なのが、一般人の主人公が事件の真相に辿り着いたのに警察はなんでわからなかったの?というところ。 犯人の町村を防犯カメラで追って裏をとったなら、それから自首するまで何をしてたかを普通は調べるはず。 また、亡くなった小夜子がそれまで誰と会ってたか、どういう行動をしてたか、携帯の履歴や遺留品を調べれば仁科と沙織に辿り着くのは必然かと。 ストーリーを主人公の視点で進ませたいがために出来たあまりに安っぽい設定だなと感じました。 それと、話のテーマからして、主人公の苦悩など書かれていくのかと思ったら途中からミステリーのような謎解きの展開に。 この展開のせいで全体的に安っぽい作りになったように思います。 こんな分かり易い構成にしないで、もっと読書に感じてもらって考えさせられるような重厚感があってよかったのでは? まるで新人作家のデビュー作、とても売れっ子作家の作品とは思えなかったです。 まぁ、個人の感想ですし、そもそも小説自体そんなたくさん読んでるわけじゃないのであくまで参考程度に。 | ||||
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死刑問題を提起した小説であるが、それほど難しい話ではない。何人もの人間を残虐な方法で殺し、かつ冤罪の可能性がまったくない殺人犯をも死刑にしない「死刑廃止論」はありえないと考える。たとえ自分の肉親が殺されても「死刑廃止論」を訴える人がいるのだろうか。現在のように何人殺せば死刑、一人では死刑ではないということではなく、人を一人でも殺せば死刑とするという前提から検察側も弁護側も考えるべきである。そこから状況によりどこまで罪を軽くできるかを判断すればよい。一人でも情状酌量の余地なく残虐な方法で殺せば死刑でよいし、通り魔に襲われ過剰防衛でなく相手を殺してしまった場合には死刑という前提からいきなり無罪へといく可能性もある。 | ||||
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