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(短編集)

嗤う名医



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【この小説が収録されている参考書籍】
嗤う名医
嗤う名医 (集英社文庫)

嗤う名医の評価: 3.73/5点 レビュー 26件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(1pt)

読むだけ無駄

この著者は一定の筆力があり、そこそこ読ませるものを書ける人だと思う。あ
まりに衒いがひどすぎるきらいがあるが、(私の勝手な名付けだが)「筆の悪達者
な作家」。「廃用身」でも感じたが、かなりアクの強い表現を好み、なかなか他の
作家が取り扱わないような題材で小説を書く。
 「廃用身」などは、もう少しで「身体障がい者差別」につながるようなことを、
ギリギリの線で何とかエンタメ小説として成立させている。テーマでも著者以外
にはなかなかストーリーが立てにくい、現代医療に関わるストーリーを描いてい
る。

 医者との触れ込みだが、正直「まともな医者?」と疑うこともある。特に医師
の労働条件(生産手段を自分で持っているので、通常の労働者の定義には入らな
いが)に関しては、意味不明のことを上から目線で寝言を言う(医者に労基法を
適用するのはおかしくて、超過勤務が当たり前らしいが、意味づけが説得力がな
く、大きな声でがなり立てているだけ。かなり「権利」というものを勘違いして
いる)。

 さて本書は、著者の医療をめぐる(と言うより医療に関係ない著作があるのだ
ろうか)、取り立てて褒めるところもない雑文集。

 「寝たきりの殺意」。数ページで「落ち」が分かる。この類いの手法は使われ
尽くしていて、「またか」とうんざりする。描写も薄く興趣がわかない。習作レ
ベルの作品。

 「シリコン」。これも文字通りのストーリー。豊胸手術で酷い目にあう患者を
面白おかしく描こうとして失敗。「運がとことん悪い」主人公のエピソードが、
犬の糞とかカラスの糞とかが出てくる。説得力がなく、いい加減に幾つかの思い
つきを出しているだけ。女性は誰でも胸が大きいのを望むと思っている単調な想
像力。モデルさんを見てみれば、そうでないのはすぐに分かる。平面的思考と重
みのないストーリー。

 「至高の名医」。漫画の「ブラックジャック」のような仕立てが好みらしい。
糖尿病から肝硬変、胃がん、こんな医者が大病院の中にいる訳がない。文中でHIV
感染に関する医師とも思われぬ誇大な恐怖心の描写がある。これはさすがに頂け
ない。

 「愛ドクロ」。頭蓋骨で人の美醜を測る人。それだけの物語。何のつもりで書
いたのかさえ不明。
 「名医の微笑」。よくあるストレスによる人間行動を笑うもの。味もない。
 「嘘はキライ」。面倒なので斜め読み。

 まあ、適当に書き散らした雑文をそのまま書籍化したもの。多分数日で書いた
ものだろう。著者も偉くなった者で、内容の全くない雑文を(赤川次郎のように)
推敲もなく上梓したのだろう。酷い作文を出版するなどは、「勇気」があります
ね。

 ☆?   ある訳がない。  時間を返してほしい。
嗤う名医 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:嗤う名医 (集英社文庫)より
4087454762
No.3:
(2pt)

嗤う名医

脊柱管狭窄症で尿道に管を入れられ自宅で寝たきりの状態を強いられている男性は、嫁に浣腸を頼むのが憂鬱だ。あげくに嫁は看護婦や医師にわたしが痴呆だと嘘をついて嫌がらせをしている。きっと施設送りにしようと企んでいるに違いない。そんなことはさせないと叫ぶが――「寝たきりの殺意」。豊胸手術に失敗した運の悪い女を描いた「シリコン」他。
嗤う名医 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:嗤う名医 (集英社文庫)より
4087454762
No.2:
(2pt)

好みが分かれる作品

医師にまつわる「もしも」のウラ面を想像した短編集。
自分にはブラック、エログロが合わずすぐ売ってしまった。
嗤う名医 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:嗤う名医 (集英社文庫)より
4087454762
No.1:
(1pt)

少しもの足りない

どの話も、ストーリーがもの足りず。少し不満が残る一冊でした。
嗤う名医 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:嗤う名医 (集英社文庫)より
4087454762

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