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ドラゴンの眼
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ドラゴンの眼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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上巻を持っていて探していました。手に入り嬉しいです。 | ||||
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下巻がなかなか見つからなくてAmazonで頼みました!綺麗だし面白い!!冒険系が好きな人おすすめ | ||||
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とある王国の王子が主人公で、彼の父親である国王は老齢で、悪い魔術師に半ば傀儡とされている。 王子には弟が一人いるが、少々鬱屈した性格であり、兄に対するコンプレックスがある。 魔術師は聡明な兄王子を排除し、弟王子を擁立しようと企て、王を毒殺しその罪を兄王子に負わせ幽閉してしまう。 兄王子は幽閉場所からの脱出を企てるが。。。 キングが自分自身の娘のために書いた物語が反響を呼び、加筆されてこの本となった。 「子供向け」と聞くと、おとぎ話のイメージで、勧善懲悪の教訓めいた話が思い浮かぶ。 しかし、キングはこの物語を12歳になる娘の為に書いた。 そろそろ単純な善悪二元論から卒業すべき年頃だろう。 聡明であるが故に濡れ衣を着せられた不幸な兄王子は、おとぎ話の主人公に的確なキャラクターだが、そんな兄に嫉妬する鬱屈した弟の描写がしつこいほど書かれていることに注目したい。 本作を読む子供達が、弟王子の「父や兄を憎みながらも愛している。」という一見相反する複雑な心情に理解と同情を示せれば、キングにとって面目躍如ではないだろうか。 前半は人物紹介的な面に終始する嫌いはあるが、後半のストーリー・テリングにはキング流の仕掛けがあり、大人も十分に楽しめる物語に仕上がっている。 「自分の子供の為に物語を書く」というと母性愛的なイメージを受けるが、キャロル然り、トールキン然り、父性愛の範疇にも含まれるのだろうか。 ハリーポッター・シリーズは女性の作家によるが、やはり子供の為に書いたのがきっかけということで、色々と読み比べると母親が伝えたいメッセージと父親が伝えたいメッセージの違いについて何か判るのかも知れない。 | ||||
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スティーブンキングが書いた童話とのことで読んでみました。何が言いたいのかわからず、表現も特筆すべきところが感じられませんでした。期待しすぎたんでしょうか…。子供向けにしても中途半端だと思います。あえてこれを読ませなくてもいいかなと。 | ||||
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やはり、子供向けかな~と。 愛娘に捧げてるから、しょうがないですねぇ。 | ||||
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舞台となる王家の三代に渡る人々を、伏線と共に周到に描写する前半と 用意された人物と事象が解れるように展開するスピーディーな後半に分かれています。 悪の魔術師に滅ぼされた両親、父母の性質それぞれ受け継いだ兄弟、彼らを支える人々… 描かれた登場人物はみな人間的な厚みを持って生き生きとし、児童書に有りがちな薄っぺらいキャラクターとは一線を画しています。 反面、時間がバラバラに跳ぶ語り口や、暴力から処刑、夫婦の性的な関係にまで及ぶ物語は 「子供向け」を謡いながら子供にはちょっと難しいかなとも思います。 | ||||
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心理的にも怖い作品が多いキングですが、ドラゴンの眼は娘さんのために書いたという異色の作品で、子どもが眠る前におとぎ話を父親が語りかけるような文体です。善良な老王と若くて賢い王妃の間に生まれた2人の王子。外見も良くて、大抵のことに秀でていて、人望が厚い兄に対して、嫉妬を抱く弟はやがて憎悪さえ感じるようになります。邪悪な王室付き魔法使いの差し金で大事件が起き、塔に幽閉される長男のピーター王子と、真実を知りながら王位を継ぐ次男のトマス。絶望的な状況からピーターがどうはい上がっていくか楽しみです。 | ||||
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キングのファンタジーというと色々言われてしまうのは必至だろうと思う。けれど私はとても面白いと思った。 確かに若干読みづらいけれどこれって日本語だからではないかな。多分、英語だと読みやすいんだと思う。 行きつ戻りつする構成は時にもどかしいけれどそのもどかしさも良かったりする。ラスト近くはテンポ良く、グイグイ読ませます。 長い本をなかなか読みきれない子供には、映像が浮かびやすく良いのじゃないかと思われる。 | ||||
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人間関係や人の中の闇、そしてスリリングな展開は さすがスティーブンキングといった感じ。 冗長で読みにくい感も否めませんがノってくるとぐいぐい引き込まれます。 キーワードはやはり「ドラゴンの眼」ですね! | ||||
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なんかB級サスペンスとB級ファンタジーを 足して2で割ったような感じの中途半端な出来。 読みづらさも天下一品。 いやぁ、読む前からいやな予感したけど やっぱりスティーブン・キングはファンタジーは書けないと思った。 | ||||
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「子ども向け」というのはどういうことか? と考えさせられる。内容的には、そういう理屈はともかく、キングらしい隙のないストーリーテリングでぐいぐいひっぱられてしまう。ハリーポッターに夢中になり、本のおもしろさにめざめた子どもには、次に読ませてみたい。 | ||||
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スティーブン・キングのペットセメタリーが大好きで、かつ児童文学も大好き。もしかしてこの本の最良の読者たり得るかと思い手に取った。 しかし残念ながら本書は(解説にもあるように)「子供向け」の本であって「児童文学」ではない。話もあくまでもありきたりで、用いられる小道具も興味深いものではない。 大好きな作者である筒井康隆氏が「子供向け」の小説を書いたときにも非常にがっかりしたものだが、本書もやはり大きな失望を味わった作品だった。ハードカバーで上下巻、本書に投資する見返りは少ないと思う。 「ホラー」のレッテルからの脱出を模索しているように思われるキングだが(あるいは本人は脱出に成功したと考えている?)、脱出の必要などないと感じている。少なくとも現在までのところ、ホラー以外の作品で気に入ったものは皆無だ。 | ||||
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凡庸な王様と気高い王妃様の間に生まれた二人の王子、兄は賢く、気高く、そして弟は凡庸。このまま行けば平和を享受するはずの王国に悪い魔法使いが悲劇と混乱を巻き起こすために罠を仕掛ける…と物語はよくあるパターンを踏襲していますが、そこはS・キングのこと、手慣れたストーリーテラーの顔をそこここに見せながら一気に読ませてしまいます。 なんと言っても素晴らしいのは、昔のヨーロッパあたりの王族の粗野で酒浸りな生活が見事に書かれていることでした。このあたりはケルトの伝承の「ブリクリウの宴会」を彷彿とさせる楽しさです。 キングはアイリッシュ系だけあって、ジョイスにも似た突発的なイカレ具合を時折噴出させつつ、遊び心もたっぷり。ストーリーテリングのスタイルを取っているのも大変おしゃれで心憎いばかりです。 闇と光の二元的な世界は、他の作品をお読みの方にはちょっとあっさりした感もあるかも知れませんが、少し大きい子供が読む本として、非常によくできた本であると思いました。もちろん大人も充分楽しませてくれます。 | ||||
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凡庸な王様と気高い王妃様の間に生まれた二人の王子、兄は賢く、気高く、そして弟は凡庸。このまま行けば平和を享受するはずの王国に悪い魔法使いが悲劇と混乱を巻き起こすために罠を仕掛ける…と物語はよくあるパターンを踏襲していますが、そこはS・キングのこと、手慣れたストーリーテラーの顔をそこここに見せながら一気に読ませてしまいます。 なんと言っても素晴らしいのは、昔のヨーロッパあたりの王族の粗野で酒浸りな生活が見事に書かれていることでした。このあたりはケルトの伝承の「ブリクリウの宴会」を彷彿とさせる楽しさです。 キングはアイリッシュ系だけあって、ジョイスにも似た突発的なイカレ具合を時折噴出させつつ、遊び心もたっぷり。ストーリーテリングのスタイルを取っているのも大変おしゃれで心憎いばかりです。 闇と光の二元的な世界は、他の作品をお読みの方にはちょっとあっさりした感もあるかも知れませんが、少し大きい子供が読む本として、非常によくできた本であると思いました。もちろん大人も充分楽しませてくれます。 | ||||
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“キングが彼の娘のために書いた、たったひとつの子ども向けファンタジー”。この宣伝文句とキング作品らしからぬファンタスティックな美しい装幀。キング・ファンならずとも手にとってみた人は多いと思います。 でも、この作品の対象年齢は意外と高いような気がしました。なにせ出だしからキングらしい(?)ちょっと品のない話で始まるのだから……。 また、タイトルには“ドラゴンの”となっていますが、ドラゴンを倒しにいったりする胸躍る冒険活劇タイプのファンタジーではありません。陰険な魔術師が王国を影で牛耳っていて、王子たちをねちねちと――。 こう書くとあまりおもしろくなさそうですが、良作であるのは間違いありません。友情、人の心、人の強さ弱さといったことを子どもたちに伝わらせようと奮闘しているキングの姿が目に浮かんでくるようなキング印の子ども向けファンタジーでした。 | ||||
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