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代理処罰



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【この小説が収録されている参考書籍】
代理処罰
代理処罰 (光文社文庫)

代理処罰の評価: 3.75/5点 レビュー 12件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

採点以上に面白いかも

日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
 真相には触れませんが、ややネタバレ気味の部分が最後にあるので、未読の方は注意して下さい。
 営利誘拐をテーマとしたミステリーです。☆は3個としましたが、なかなか面白く読めます。特に、
主人公がブラジルに渡ってから、いろんな事件が次々とめまぐるしく起こる場面では、ハラハラドキ
ドキ、「なぜこんなことが起きるのだ」と読者を翻弄し、次を読ませる力があります。また、ブラジ
ルの風物などの描写がかなり巧みです。作者はブラジルでの生活経験があるのかも知れません。
 最近は他の賞の受賞作等で文章が稚拙なものが良くあるのですが、この作品に関しては水準以上と
言って良いでしょう。但し、前後の結びつきが不自然な部分や、台詞の話者が誰であるか分かりにく
い箇所等がいくつかありました。それでも文章は悪くなく、全体的には、とても面白く読めます。
 なのに敢えて辛く採点したのには理由があります。他の方のレビューにもありますが、犯人の要求
は「娘の母親に金を持って来させろ」というだけなのに、その時点でブラジルに行って母親を連れ帰
そうなどとは、普通思わないでしょう。その不自然さをカバーするためか、「少しでも犯人に余計な
ことを言うと、人質にペナルティーを科す」という設定をしていますが、それでもまだ不自然です。
具体的なペナルティーは、人質悠子の頭を丸刈りにするということで、これはかなりショッキングな
ペナルティーではあります。しかしこれは、主人公がブラジルに着いてから初めて知らされることで
すから、ブラジル行きを正当化させる自然な理由にはなり得ません。
 この致命的な瑕疵のために、その後がどんなに面白くても、感情移入できない、という人も多いと
思います。私が辛く採点したのもそのためです。なお、犯人の声のトリックなども、かなり無理があ
ります。そのあたりがちゃんとフォローできていれば、☆は4~5を与えて良いと思います。
代理処罰 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:代理処罰 (光文社文庫)より
4334772552
No.2:
(3pt)

底が浅い

うーん。 なんか人気たかいんですが、正直途中で80パーセント以上 想像がついちゃって。 ああ、案の定で。 そうならなかった人にはおもしろいのかもですが・・・ でも、ネタばれしてもおもしろい本はおもしろいので、 そうじゃないこの本は底が浅い気がします。 好き好きなんでしょうけどね。 私はあまり楽しめませんでした。
代理処罰 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:代理処罰 (光文社文庫)より
4334772552
No.1:
(3pt)

話の流れがおかしなことろがいくつかありました

父親の娘に対する感情などがよく書けていると思います。

しかし、その娘が誘拐されている最中に、身代金の運搬役に指名された、ブラジルのどこかにいるはずの妻を捜しに行くでしょうか。父親本人が片道25時間もかけて。

このように話の流れがおかしなところが何箇所かありました。本の中では、上手く読者をだましてほしいものです。

この場合なら、身代金の要求の時に「我々日系ブラジル人に大いに恥をかかせた母親に、必ず運搬役をさせること」などと入れればよいのでは。

その後父親は「母親は、現在ブラジルにいて所在不明なので不可能だ」などと返信するが犯人に拒否される、という展開があって、やっとブラジルに行くとなるのでは。
代理処罰 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:代理処罰 (光文社文庫)より
4334772552

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