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(短編集)
その日のまえに
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その日のまえにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全258件 121~140 7/13ページ
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定年をまじかに控えて、今は、元気な夫婦ですが、その日を思うとすごーく身近に思えました。今度は印刷本を手に入れようと思っています。重松さんの、「定年ゴジラ」も考えさせられました。 | ||||
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40を過ぎてそもそも涙腺が緩くなっている所にこの作品は追い打ちをかけてきます。 通勤電車で読もうと思ったのが失敗でした。 家でじっくり、誰に気兼ねするでもなく読み耽りたい作品です。 | ||||
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病や死をテーマにした小説は、基本的に苦手だ。ずるいとすら思っている。 しかし、この作品には、薄っぺら感傷や、ありきたりのお涙ちょうだいがない。 なんだかやけにリアルで、もし私なら?と何度も自分に問いながらの読了となった。そして、今も考え続けている。きっと答えにたどり着けることはないだろうと、薄々理解しながら...。 | ||||
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重松さんのものは間違いない。 小説ベタな自分でも、送った相手に好評であった。 | ||||
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もう号泣!!最近読んだ作家さんの中で一番文章が泣ける。子供が大きくなってきて、私自信も子供とともに成長していろいろ深く考えるようになってきたということもあり、重松さんの描く家族の物語は本当に心が熱くなります。 | ||||
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重松先生の本は今まで何冊か読ませていただきましたが、この作品が一番良かったと思います。 | ||||
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ザッツ重松ワールド!電車で読みながら涙しちゃった短編もありました | ||||
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死というテーマ重いテーマを重松流に料理した作品。 さらっとも読めてしまうが、読み終えても後を引く。 僕の義妹も昨年52歳で「その日」を迎えてしまいました。 僕もその日を弟とその子供たち、そして親とともに見届けました。 僕の中ではとても人事として読めない作品でした。 弟の喪失感は傍でみていても誰も支えきれないほどのものでした。 この作品では「その日のあと」も書いてくれています。 弟が、子供たちが立ち直ってくれることを祈っています。 僕の気持ちを和らげてくれた一冊でした。 | ||||
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うーん、感動はするけど何か自分には足りませんでした。泣くほどではありませんでした。でも、さすがに安定感があり、最後まで一気に読みました。 賛否が分かれるかもしれませんがおすすめです。 | ||||
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死は誰もが迎えるもの。 わかっていてもいざ自分がその時が目の前に迫っていたら、一体何ができるのか。泣いて喚いて終わってしまうかもしれない。でも、この小説に出てくる人たちのように自分が生きてきた意味や誰のために生きるのかを見つめていきたい。その日のあと、の和美さんの最後の手紙に鳥肌が立ち、そして泣いた... | ||||
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普段フィクションは読まないのですが、とても楽しめました。 電車で読むのにちょうどいい感じの構成ですが、涙ぐまないように、要注意。 | ||||
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通勤電車の中で、涙で目の前が滲んでいました。 自分もそのような年齢になったということもありますが、 いろいろな出来事を自分と重ねて胸がギュッと締め付けられました。 最後に、ひとまとまりになる感覚もよかったです。 | ||||
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私は44歳。13年前に母を末期ガンで亡くしました。いま二人の子供と妻の4人家族で毎日を生きています。この本の登場人物とものすごく共通する部分が多く、まるで自分のことのように感情移入してしまいました。周りの人に優しくなれる1冊でした。 | ||||
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「その日」って何の日だろうと思いつつ本を購入しました。それぞれの人の最後の日に向かういろいろなエピソードは、私の心に迫りました。最後は一気に読みました。心に響く物語でした。 | ||||
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読み終わってレビューを書くのは習慣なのだけど、さて何を主題にして書こうと思った時に一番最初に頭に浮かんだフレーズが「選んではいけない『その日』」というものだった。 今現在地球の人口は約60億だという。 本作のタイトルにある「その日」というのはそれと同じ、いやそれ以上あるといっていい。 それを「考えること」が大事だと山本美代子は言っていたが、中にはそんなことを考えられないほど過酷な状況の人も数多くいる。 そういった意味で、多くの日本人は幸せといえるだろう。 それは置いておいて、「その日」には様々なケースがある。 苦しまずに静かに迎えることもあれば、事故や災害など、十人十色、同じものはないといっていい。 どれになっても、それを迎える人は受け入れなくてはいけない。 ただ一つ、選んではいけない「その日」がある。 それは、誰に告げず、断りもせず、自分自身で「その日」を決めることだ。 それを決行する人には悩むことも、苦労することはないだろう。 だが残された人はどうだろう。 すんなりと受け入れることができるだろうか、そんなことはないだろう。 きっと、いつまでも苦悩し後悔を続けるのではないだろうか。 だから、この「その日」だけは絶対に選んではいけない。 だが、頭では分かっていても本当に追い込まれた時、人間は何をするのか分からない。 そんな人には是非、本作を読んでもらいたい。 きっと踏みとどまるだろうし、違う方法がないかを考えるだろう。 | ||||
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ひこうき雲 朝日のあたる家 潮騒 ヒア・カムズ・ザ・サン その日のまえに その日 その日のあとで の7編。 それぞれ短編で、完結するが、つながりあっている。 人に勧められて読んだのだが、楽しめた。 重松清はなかなかうまい。 | ||||
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父親の訃報は、子どもたちと『ミッキーマウス・マーチ』に合わせて、ポンポンを振り回している時に聞きました。あまりに突然で目まぐるしくて、喪主になった私は、見送りの日の挨拶で何を言ったのかさえ、全く覚えていません。 体調の変化を知らせる母親の電話から三日後に、密かに病院に呼ばれ、主治医の余命宣告を受けました。それから半年。毎日色んな事を考えてたはずなんだけど、浮かんだ言葉は端から消えていきました。やがて来る見送りの日のために、精一杯の思いで紡いだ、二度目の喪主の言葉さえも、今ではうろ覚えです。 連作短編集です。 ・ひこうき雲 ・朝日のあたる家 ・潮騒 ・ヒア・カムズ・ザ・サン ・その日のまえに ・その日 ・その日のあとで 誰にでも『その日』はいつか訪れて、『その日』を迎えた者なら分かる思いが綴られていました。 『その日』の連作の前に置かれた短編の題名には、ある共通項があって、それらが『その日』とリンクする仕掛けがさり気なく施してありました。 本に涙する自分も悪くないなと、思えるようになりました。 | ||||
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本書は、「ひこうき雲」「朝日のあたる家」「潮騒」「ヒア・カムズ・ザ ・サン」「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」の7編の短編 を収録されていて、それぞれが独立した体裁になっていますが、「ひこう き雲」から「ヒア・カムズ・ザ・サン」までの4編が、最後の3編につな がっていく体裁をとっています。また、いずれの作品も、生と死をテーマ にしたものになっています。 著者の作品は、これまで何冊か読み、その度に感動や感銘をえてきました が、本書はその中でも出色の出来といっていいのではないでしょうか。特 に、「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」の一連の作品は、 涙なしには読めませんでした。 人の命は、かくもはかなく、しかしそのための心の準備は難しく、残され る家族や友人たちに与える影響も大きい。本書を読んで、改めてこの事実 を、心に染み入るものとして捉えることができました。 生と死―どんな生物でも必ず直面するこのテーマは、書くのが非常に難し いのではないのでしょうか。変にドラマ仕立てにすればかえって軽くなる し、シリアスに書きすぎても、それはそれで本当のメッセージが伝わりに くくなったりする。この、扱いづらく難解なこのテーマを、これほどまで に正面から、多くのメッセージを込めながら書き上げてしまう著者に、今 回も敬意を表さざるを得ません。これまでの重松作品よりも繊細な描写や 例示が増えた気がするのは、私だけでしょうか? なお本書は、『別冊文藝春秋』に2004年から2005年にかけて発表し、単行 本として刊行されたものを、2008年に文庫化したものです。 | ||||
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連作短編集。泣ける。以下の七編が収められている。 - ひこうき雲 - 朝日のあたる家 - 潮騒 - ヒア・カムズ・ザ・サン - その日のまえに - その日 - その日のあとで 全て、人の生と死がテーマになっている。「文庫版あとがき」によると、「その日のまえに」「その日」をまず発表し、恩人の死を境にして予定していたより微妙にトーンを変えて「その日のあとで」を書き、さらに単行本にするときにも元々は独立した短編集にする予定だったものを全面的に作り直して連作短編集という形にしたという。 最初は1日で一気に読む予定だったが、自分にはそれは無理だとすぐに悟った。「潮騒」には、特にやられた。見事に涙腺タンクが崩壊して、半日くらい立ち直れなかった(苦笑)。後半の3編も良かったし、考え続けることが答えなのかもしれない、というのも心に残った。 | ||||
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本書はもともとは独立した短編を全面的に作り直し,個々の作品が「その日のまえに」「その日」「その日のあとに」へと繋がっていく形になっています。従って短編集ではありますが,前から順番に読むことをお奨めします。 本書に収録された短編の中での私の一番のお気に入りは「ヒア・カムズ・ザ・サン」。 ビートルズ後期の作品で,ジョージハリソンの優しい歌声が心地よい名曲「Here comes the sun」 なぜ,この作品のタイトルが「ヒア・カムズ・ザ・サン」なのかは後半明らかになりますが,それが分かると本当に良いタイトルだなと思います。 幼くして父親を事故で失い,母一人子一人でも元気に育った高校一年生の息子トシの視点で物語りは進行します。 遅くまで仕事をして帰ってきた母親がぽろりとこぼした「お母さん今度胃カメラのもうかと思ってるんだけど」の言葉。 そして最近母親がはまっているというストリートミュージシャンの話。 友人からはストリートミュージシャンの前で涙を流しながら聞いているおばちゃんがいるとの話を聞いた息子トシは,いてもたってもいられない。 「走れ,俺。チャリとばせ,俺」 軽快な文章でかかれた作品ですが,それだけに息子と母親の愛情が強く感じられ,もっとも心を揺さぶられる作品となりました。 | ||||
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