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最終退行
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最終退行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全83件 61~80 4/5ページ
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東京第一銀行羽田支店の副支店長・蓮沼は、支店を最後に出る「最終退行」の常連だった。彼は、不況に苦しむ中小企業と利益優先の銀行とのはざまで、日夜苦しんでいた。そんな状況の中、かつての頭取で今は会長の久遠の裏金問題が浮上する。8億円もの巨額な裏金の行方を追及していた蓮沼の前に、思いがけない罠が待っていた・・・。 貸しはがし、リストラ、そして会長の私服肥し。蓮沼に、次々に難題が降りかかる。自分の保身しか考えない支店長のせいで中小企業の社長が犠牲になる部分では、憤りを感じた。景気のいいときと悪いときとでは、銀行の対応は180度違う。銀行は、弱者を食い物にしてしまうのか・・・。また、リストラされた元行員の復讐劇に裏金が絡んでくる部分は、緊迫感や迫力があった。「悪を絶対に許さない!」そういう思いでどんな権力ーたとえそれが会長でもーにも立ち向かおうとする蓮沼の態度は潔い。会長を追い詰めていく描写は読んでいて小気味よかった。ラストも納得。楽しめる作品だと思う。 | ||||
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この人の作品はほとんど読んだが、駄作が半分ほどあり、これはその一つ | ||||
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本自体綺麗で古書という感じもせず喜んでいます。対応も早く良かったです。 | ||||
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作者の銀行物は 面白いです・・・ あの頃の銀行は このようなことがあったのだろうと 思わせるような 面白い展開です。。 銀行の中間管理職は大変ですよね・・・ 仕事は みんな大変なのですが・・・特に・・ | ||||
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迅速な配達でした。ポストに投函してくれるので単身で留守が多いので便利でした。 | ||||
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副支店長とは名ばかりの激務に追われる蓮沼鶏二。 そんな中、ソリは合わないものの、バンカーとしての実力は認めていた 部下の出向(事実上のリストラ)を命じる辺りから徐々に銀行員としての歯車が狂い始める。 また、蓮沼自身も付き合いの深かった融資先からの貸剥を支店長マターで実行したものの、 結果トラブルになり、その責任を負わされ(私生活の不貞は自業自得ではあるが) 元部下を出向させる会社へ自身が出向する羽目に・・。 また銀行への不満・逆襲のため元部下はM資金を使った詐欺の片棒を担ぐこと人り、 それに気が付いた蓮沼は銀行上層部の闇にも気づき、しかもM資金詐欺を逆手にとって 裏金のマネーロンダリングに利用しようと企んでいることに気が付く。 ・・・と結構お腹一杯の展開なのですが、読んでいて頭が混乱することはなく、 読み進めることができます。 ただ、ほかの作品ほど、主人公に共感するのは難しいかもしれません。 場面場面で、主人公の人物像(読者が受けるイメージ)が変わるのが原因かもしれません。 ですので、☆3つです。 | ||||
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池井戸作品は引き込まれてどんどん読めます。おもしろかったです。 | ||||
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一気に読みました。銀行という社会の理不尽さが色々描かれていて、それに立ち向かい、跳ね返す主人公の姿を見て小気味が良かったです。 | ||||
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読み終わっての爽快感は今ひとつだった。話がなんとなくまとまりのない展開で、誰に焦点が当たってるのか、主人公がはっきりしないっていうか。 | ||||
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池井戸作品をいくつか読んでいますが、 これまで読んだのとは一味違う作品。 いいです。 | ||||
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銀行の融資という著者のお決まりの題材だが、M資金詐欺を仕掛ける側とこれを利用した マネーロンダリングを画策する側の思惑が複雑に絡み合うことで、最後まで展開が読めなかった。 おかげで睡眠不足です。 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算385作品目の読書完。2012/06/17 | ||||
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タイトルを見たときに「なにを退くんだ?」といぶかりながら本を取ったのですが、中身は銀行のヒエラルキーと闇に立ち向かう副支店長の奮闘記。こう書いてしまうと主人公はさも熱血であるように見えますが、実は積極的な動機でもない感じです。 読み進めながら出てきた疑問が「組織の中で出世するっていったい何なんだろう」ということ。現代の管理職登用では当然求められるだろう「出世してあなたはいったい何をするの?」という視点がかけらもありません。そこにあるのは、学歴だの上にこびへつらう態度だの保身だの。役所や銀行など、存在意義が自明である組織において出世することの特徴なのでしょう。だから支店長になっても、大局的な意義もなく下を指導し、権力を見せつける。いったいなんなんだか。 物語自体は悪くないですが、残念ながら主人公には感情移入できませんでした。冒頭にも書きましたが、組織に立ち向かう強烈な動機として私怨以上のものが感じられず、どうも現実感に乏しい気がしてしまうのですよね。 | ||||
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東京第一銀行品川支店の副支店長が主人公。融資課長を兼務する激務に、中間管理職の悲哀を感じている。融資先とのトラブルから支店長に陥れられ、一身に責を負う羽目に。前頭取で現在も厳然たる勢力を持つ会長に、ゼネコンから渡った裏金8億円を追及すべく、密かに調査を始めるが……。 ストーリーとしては、かなり面白く読んだ。本筋と併せて終戦間近に軍が隠匿したとされる巨額の黄金、M資金の探索が絡まり、最期に一つに結実する。 しかし、主人公他の人物造形に疑問が残った。例えば、銀行トップの不正を追及しようとする主人公が、同じ支店の女子行員と不倫の関係にあるのは変に思われた。正義感と相容れないと思うのだが。不倫相手の女子行員もイメージが湧かない。例えば主人公のどこに魅力を感じているのかが分からない。ディテールの詰めの甘さを感じた。差し引き星3つ。 余り期待しないで読み始めると、結構面白く読めるかも知れない。 | ||||
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銀行一筋で勤め上げてきたものの、ちょっと歯車が狂ってしまい、なかなか仕事も私生活もうまくいかなくなっている主人公が、ふとした拍子に自分の部下でリストラされてしまった行員が関わっている銀行への報復事件に気づき、次第にそのリストラ行員に感情移入し、ついに自分も銀行に反旗を翻すというストーリー。最近、筆者は「空飛ぶタイヤ」など素晴らしい作品をいくつか書いているのだが、この作品はそれ以前の作品で、ちょっと構成が粗く、ストーリー展開が単調な印象だった。作品全体を通じて銀行行内の人間関係が生々しく描写されており、おそらくこれは筆者の実体験がベースになっているのだが、本当に銀行の人間関係ってこんなにドロドロしているものなのだろうか。 | ||||
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池井戸さんの銀行もの。痛快小説。一気に読んでしまうので、睡眠不足に注意。背景、登場人物の設定は、大体他の銀行作品と同じような感じ。でも、物語の展開は例によって予想できない。久遠頭取の真の狙いは、どこに。今回は、マネーロンダリングの勉強もさせていたできました。では、じっくり池井戸ワールドを堪能してください。 | ||||
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M資金詐欺とマネーロンダリング、銀行の人事を 漫画を読むような流れで描いた物語だと思います。 結末もスッキリしていてとても良かったです。 池井戸さんの本を読むと、銀行にはあまり縁が無い私には 銀行で働くということが恐ろしいものに感じます。 | ||||
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銀行の支店の一副支店長が、本望ではないものの立場上貸し渋り・貸し剥がしを行なっていく中で、銀行員である前に人間であることに目覚め、銀行の実権を握る会長の不正を暴いていくもの。貸し渋りや貸し剥がしの実態の他、銀行における人事や企画の権力の強さなどやや重い話が書かれている半面、不倫やなんと宝捜しまで話が飛んでいるため(特に、宝捜しについては割とページ数が割かれていたように思います)、よく言えば読みやすく、悪く言えば軽い内容になっており、もう少し重い内容を期待していた私にとってはやや期待はずれでした。そのため、良い悪いは別にして、重苦しい雰囲気を漂わせている表紙とは裏腹に、思っていたよりも短時間で読み終えることができました。しかし、このように銀行が悪いことが書かれるときは、決まってゼネコンが絡んできているように思いますが、ゼネコンばかりが悪者ではないように思うのは私だけでしょうか? | ||||
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ミステリーとしての完成度が高いのはもちろんですが、銀行員の実態 を正確に描いており、現役の現場行員なら自分の銀行員人生とダブっ てしまいます。ワクワクしながら読み続け、後半では戦う主人公になりきった自分を 感じることができ、爽快な気分になれます。また、銀行員の人生が良くわかるという点で、これから就職で銀行を目指す方にも是非読んで頂きたい作品です。 | ||||
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さびしいですが、正直ネタ切れで最終退行?まだ、文春の「卑劣」(この著者こそ卑劣)のほうが文学としては評価する。 | ||||
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